8 / 31
8
しおりを挟む輪投げ、ボール投げ入れ、ボーリング、的当て、紐くじ、コイン落とし、ビンゴ。
とりあえず思い付いたのをルーにぃに耳打ちした。言葉だけでは伝わりにくかったから絵に書いて見る。
「すごいね、フィ。このビンゴは大人も楽しめるね」
褒められて尻尾が揺れる。
「まだ日数もありますので十分作製できると思います。景品は何にするかが悩みますね」
子供も大人も喜ぶ一等景品。お米十キロとか無理だもんね。高すぎずでも当たったら嬉しい物。
「ルーにぃ、初めてだから、お祭りの催しの宣伝も一緒に、みんなに希望をきいてみたら?」
小声で伝えるとルーにぃと町長が驚きながら頷いた。
「それもそうだね」
「希望をきいて景品候補を絞る。当日のお楽しみにもなります。フィーリィー様、ありがとうございます」
良かったとホッと息をつく。
その後もゲームについての話を続けて、ビンゴは事前に町民に紙を配って時間になったら参加したい人だけ集まる。
喧嘩にならないようにルールをきちんと決める。子供はこの線から大人はここからとか。景品が気に入らなくても文句は無し。など色々と話していたらお昼の時間になった。
食事がすんで、精神的疲労にルーにぃの膝の上でグッたりしながら尻尾を撫でて貰った。
「フィーリィー、昼からは休む?」
ほんの少しの時間で倒れそうになっててごめんなさい。
「竜さんに会いたいの」
その為に頑張った!とグッたりしながらも力強く主張する。
「警備の兵舎の近くに竜舎があるからこれから行こうね。向こうは抱っこされていてもいいから」
その言葉に甘えて抱っこ移動になった。兄達は細いのに力持ちでベッドも余裕で動かしていたのにビックリした。
ちなみに僕は力もない何もかも平凡。
「馬車で数分でつくよ」
馬車に揺られて着くと抱っこされたまま降りた。警備兵って事は大人がたくさん。
竜さんに会うまで目を瞑る。
「リカルド様、フィーリィー様、警備隊長のレイと申します。本日は案内役をさせて頂きます」
ルーにぃが゙よろしくお願いしまずと言った後に続いて小さぐお願いしまずと声に出した。
何とか聞こえたみたいで隊長さんはハイと明るく返してくれた。
「竜舎の見学と伺っています。こちらです」
芝生の中を歩いて建物の裏手に案内された。ルーにぃに抱っこされたまま、竜舎に着いた。
3
お気に入りに追加
164
あなたにおすすめの小説


どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は無い
・悲しい過去🐜
・話の流れが遅い
・作者が話の進行悩み過ぎてる

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる