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その世界に降臨する者
055・その後
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~魔王城~
魔王城に着いたマリーとジャスの姿を見た、皆が歓声をあげる。
そんな中、使い魔のポチ、ケーン、エンマやドン・キホーテ、ノーサたちが、マリーに近寄ってきた。
マリーは、何かを理解しているのか、皆に視線を送ると、目を閉じ、ゆっくりと首を横に振った。
次に、マリーの元に マダム・オカミがやってきた。
「マリーちゃん、ジャスちゃん、おめでとう。
お祝いムードなのに、言いづらいんだけど。
一つ報告しないといけないことがあるのよ。
・
・
・
それは、ある使い魔が帰魂の儀を申し出てきたわ。」
「ノブナガのことだよね?
うん、気付いたよ。」
「・・・。」
「ありがとう、マダム・オカミ。
ノブナガの最初で最後の願いだったから。
まさか、こんな繋がりがあるとは思わなかったけどね。」
悲しそうな表情を見せるマリーをジャスが見つめる。
そんなジャスに心配をかけまいと、マリーは微笑み説明した。
「ノブナガは、過去の記憶がある状態で転生できる、特異性質を持っていたのよ。
そんなノブナガの願いが、父を救うこと。」
「お父さんが見つかったんですね。
寂しくなるけど、ノブナガさんの願いなら仕方ないですよね。」
「うん。そうだね。
仕方ない・・・よね。」
ジャスの目に映るマリーは、いつもの元気がないようにも見えた。
【エンドロール・後日談】
『マリーさんは その後も大勢の悪魔や天使、使い魔たちと話をしました。
そして、一通り話し終えると、魔王城の前に 悪魔や天使、使い魔だけでなく人間たちも招集し、天界であったこと。
今後の天魔界の事を話し始めました。』
~魔王城バルコニー~
魔王城のバルコニーに立つ魔界姫マリーの眼前には、天使や悪魔、使い魔に人間。
この天魔界に住む、全ての住人が集まっていた。
「まず最初に、今回の戦いで散っていった多くの戦士たちに祈りを捧げましょう。」
祈りを捧げる中、マリーは ゆっくりと目をあけると、思いが一つになった天魔界の住人たちに 透き通るような声で語り掛けた。
「今回の事件は、お互いがお互いのことを理解していなかった為に起きてしまった悲しい事件よ。
だけど、この事件のおかげで、天魔界が一つに成れたことも事実。
美化するつもりはないけど、この戦いがあったからこそだと言える部分もある。
・
・
・
それから、知っての通り、事件の発端となった諸悪の根源と共に、この世界から大気を覆う魔法の概念が消滅したわ。
魔法が使いづらくなることで、これから先、出来ること出来ないことが増えてくるはずよ。
お互いに助け合えなければ、苦労することもたくさんあると思う。
・
・
・
だからこそ、この戦いを乗り越えた 私たちは、より一層、互いが理解し尊重しあい、共に助け合い、生きていく必要があるわ。
みんな、私に力を貸して!
みんなの力で共に天魔界を発展させていきましょう!
きっと素晴らしい未来が待っているはずよ!
・
・
・
いまここに、真実の愛の女神マリーが命ずる。
今後、幾千幾億年の月日が流れても、全ての天魔界の住人が幸せであれ!」
『マリーさんの言葉に、天使も悪魔も使い魔も人間も、皆が手を繋ぎあい喜んでいました。
それから、いいこともあったんですよね。
マリーさんに笑顔が戻る大事件!
この演説の数日後の事でしたね。』
~数日後~
魔王城に、天魔界に新しく転生してきた使い魔たちが集められた。
そんな使い魔の集団の中から、マリーが一人の使い魔を見つめ、目に涙をためている。
「マリーさま、いま戻りましたニャン。」
「まったく・・・たくさん仕事が溜まってるわよ!」
「大丈夫ニャン!
俺に任せるッス ニャン!」
END
・君は、彼から貰った笛を吹いたか?
YES
NO
→ To be continued...
魔王城に着いたマリーとジャスの姿を見た、皆が歓声をあげる。
そんな中、使い魔のポチ、ケーン、エンマやドン・キホーテ、ノーサたちが、マリーに近寄ってきた。
マリーは、何かを理解しているのか、皆に視線を送ると、目を閉じ、ゆっくりと首を横に振った。
次に、マリーの元に マダム・オカミがやってきた。
「マリーちゃん、ジャスちゃん、おめでとう。
お祝いムードなのに、言いづらいんだけど。
一つ報告しないといけないことがあるのよ。
・
・
・
それは、ある使い魔が帰魂の儀を申し出てきたわ。」
「ノブナガのことだよね?
うん、気付いたよ。」
「・・・。」
「ありがとう、マダム・オカミ。
ノブナガの最初で最後の願いだったから。
まさか、こんな繋がりがあるとは思わなかったけどね。」
悲しそうな表情を見せるマリーをジャスが見つめる。
そんなジャスに心配をかけまいと、マリーは微笑み説明した。
「ノブナガは、過去の記憶がある状態で転生できる、特異性質を持っていたのよ。
そんなノブナガの願いが、父を救うこと。」
「お父さんが見つかったんですね。
寂しくなるけど、ノブナガさんの願いなら仕方ないですよね。」
「うん。そうだね。
仕方ない・・・よね。」
ジャスの目に映るマリーは、いつもの元気がないようにも見えた。
【エンドロール・後日談】
『マリーさんは その後も大勢の悪魔や天使、使い魔たちと話をしました。
そして、一通り話し終えると、魔王城の前に 悪魔や天使、使い魔だけでなく人間たちも招集し、天界であったこと。
今後の天魔界の事を話し始めました。』
~魔王城バルコニー~
魔王城のバルコニーに立つ魔界姫マリーの眼前には、天使や悪魔、使い魔に人間。
この天魔界に住む、全ての住人が集まっていた。
「まず最初に、今回の戦いで散っていった多くの戦士たちに祈りを捧げましょう。」
祈りを捧げる中、マリーは ゆっくりと目をあけると、思いが一つになった天魔界の住人たちに 透き通るような声で語り掛けた。
「今回の事件は、お互いがお互いのことを理解していなかった為に起きてしまった悲しい事件よ。
だけど、この事件のおかげで、天魔界が一つに成れたことも事実。
美化するつもりはないけど、この戦いがあったからこそだと言える部分もある。
・
・
・
それから、知っての通り、事件の発端となった諸悪の根源と共に、この世界から大気を覆う魔法の概念が消滅したわ。
魔法が使いづらくなることで、これから先、出来ること出来ないことが増えてくるはずよ。
お互いに助け合えなければ、苦労することもたくさんあると思う。
・
・
・
だからこそ、この戦いを乗り越えた 私たちは、より一層、互いが理解し尊重しあい、共に助け合い、生きていく必要があるわ。
みんな、私に力を貸して!
みんなの力で共に天魔界を発展させていきましょう!
きっと素晴らしい未来が待っているはずよ!
・
・
・
いまここに、真実の愛の女神マリーが命ずる。
今後、幾千幾億年の月日が流れても、全ての天魔界の住人が幸せであれ!」
『マリーさんの言葉に、天使も悪魔も使い魔も人間も、皆が手を繋ぎあい喜んでいました。
それから、いいこともあったんですよね。
マリーさんに笑顔が戻る大事件!
この演説の数日後の事でしたね。』
~数日後~
魔王城に、天魔界に新しく転生してきた使い魔たちが集められた。
そんな使い魔の集団の中から、マリーが一人の使い魔を見つめ、目に涙をためている。
「マリーさま、いま戻りましたニャン。」
「まったく・・・たくさん仕事が溜まってるわよ!」
「大丈夫ニャン!
俺に任せるッス ニャン!」
END
・君は、彼から貰った笛を吹いたか?
YES
NO
→ To be continued...
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014話の続きが気になります、続きを書いたりはないんでしょうか。
もちろん本編も楽しく読ませてもらってます。