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大魔王
039・第二次 天魔大戦
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魔界評議会から数日、魔王城の前に魔界の戦士たちが集結していた。
この数日で世界樹を奪取する作戦が練られていた。
その作戦は・・・。
【目的】
世界樹の奪取、及び、天使長(大魔王)ベルゼブイの討伐。
【部隊編成】
(世界樹奪取部隊)
1、美少女魔界天使ジャス、混血のノーサ、暗黒騎士ドン・キホーテ
2、白狛犬の獣人 イヌ、炎を纏った鳥 キジ、赤い顔の夜叉 サル
(ベルゼブイ討伐部隊)
3、大魔王ロロノア、魔戦長ベッチ
4、魔王マダム・オカミ、黒い巨人 ゴリアテ、青き狼ジョチ
(戦闘部隊)
5、魔王ドライン、魔王シゼット、魔王バベル
6、魔王ミセリア、魔王シューヘルト、魔王シベリアス
7、魔王ネルロペス、魔王ダーバッハ、魔王ピポリウ
8、魔王ファングファングファンゴ、魔王アルグレア、魔王ミリアス
9、魔王テプラ、魔王バリアドス、魔王アクセル
以上、26名の将校と、戦闘部隊に100人程の悪魔の戦士を配備した部隊編成。
【作戦】
1、ベルゼブイ討伐部隊と戦闘部隊による先制攻撃による正面突破からの開戦となる。
2、ベルゼブイ討伐部隊と世界樹奪取部隊は、速やかに 世界樹が保管されていると思われるベルゼブイタワーへと進入を開始し目的を達成させる。
3、ベルゼブイ討伐部隊は、ベルゼブイを消滅、もしくは捕縛する。
世界樹奪取部隊は 世界樹を見つけ次第、指標玉を起動して魔王城へと帰還し世界樹を持ち帰る。
以上!
悪魔らしいシンプルな作戦だが、悪魔たちは 個々の戦闘力で悪魔1人に対して天使10~20人程度の力量の差があり、戦い方は連携を取らない戦いの為、下手な小細工を行うより正面突破が確実な作戦となったようだ。
もちろん、魔王クラスの悪魔になれば、天使兵50~60名程度と同等の戦闘力もあり、大魔王ロロノアや魔王マダム・オカミに至っては、他の魔王の10倍程度の相手でも問題なく戦える戦闘力があるからであるからである。
~魔王城 城門前~
集結した悪魔の戦士たちにジャスが、透き通った声で号令をかける。
「みなさん、いまから作戦を決行します。」
「「「ウオォォォ!」」」
「私から一つだけ お願いがあります。
この戦いは 殺戮をするための戦いではありません。
抵抗しない天使への攻撃はやめてください。
それは 私たち、悪魔も天使も使い魔も人間も みんな手を取り合って生きていけるからです。
この戦いは、間違った道へ進んでしまった天使を元に戻すための戦い、天魔界を一つの世界にするための戦いでもあります!
さあ、武器を取りましょう!」
「「「ウオォォォ!」」」
「天魔界を一つの世界に、差別のない世界を築きましょう!」
ジャスの号令に呼応し、集結した悪魔たちも 一斉に声をあげる!
「「「天魔界を一つの世界に!
差別のない世界を!」」」
「「「天魔界を一つの世界に!
差別のない世界を!」」」
「「「天魔界を一つの世界に!
差別のない世界を!」」」
「さあ、わしに続け!!
天魔界を一つの世界にする為に立ち上がるぞ!」
悪魔たちの気持ちが最高に高まった時を見て、大魔王ロロノアがジャスに無言で合図を送り、戦闘開始の号令をかけ飛竜に乗り込んだ。
大魔王ロロノアに続き、ベルゼブイ討伐部隊が一斉に空へと舞い上がる。
ジャスは飛び立つ飛竜を見上げていた。
そんなジャスにノーサが声をかける。
「ジャス、何を考えてるの?」
「あ、あの・・・。
いえ、別に何も・・・。」
「ジャスが 何も考えてないわけないじゃない。」
「・・・。」
「ジャス、マリーなら きっと賛成すると思うの。
きっとマリーだってそうしたわ。」
「本当は、私はマリーさんを助けたかっただけなのに、戦争とかになってしまって・・・。」
「仕方がないの。
先に仕掛けてきたのは、ベルゼブイなの。
ベルゼブイを倒さなければ、天使も悪魔も・・・。
ジャスやマリーだって幸せになれないの。
自分を信じて バカバカしく行動すればいいの。
ノーサもマリーも、ジャスの味方だから。」
「・
・
・
ノーサさん、ありがとうございます。
そうですよね。バカバカしく行動しましょう!
だって、私も魔界天使に生まれ変わったんですから。」
ノーサの一言で ジャスも気持ちの整理がついたのだろうか、ジャスも魔王城を見つめると 飛竜に乗り込み天界を目指し 空へと舞い上がっていった。
→040へ
この数日で世界樹を奪取する作戦が練られていた。
その作戦は・・・。
【目的】
世界樹の奪取、及び、天使長(大魔王)ベルゼブイの討伐。
【部隊編成】
(世界樹奪取部隊)
1、美少女魔界天使ジャス、混血のノーサ、暗黒騎士ドン・キホーテ
2、白狛犬の獣人 イヌ、炎を纏った鳥 キジ、赤い顔の夜叉 サル
(ベルゼブイ討伐部隊)
3、大魔王ロロノア、魔戦長ベッチ
4、魔王マダム・オカミ、黒い巨人 ゴリアテ、青き狼ジョチ
(戦闘部隊)
5、魔王ドライン、魔王シゼット、魔王バベル
6、魔王ミセリア、魔王シューヘルト、魔王シベリアス
7、魔王ネルロペス、魔王ダーバッハ、魔王ピポリウ
8、魔王ファングファングファンゴ、魔王アルグレア、魔王ミリアス
9、魔王テプラ、魔王バリアドス、魔王アクセル
以上、26名の将校と、戦闘部隊に100人程の悪魔の戦士を配備した部隊編成。
【作戦】
1、ベルゼブイ討伐部隊と戦闘部隊による先制攻撃による正面突破からの開戦となる。
2、ベルゼブイ討伐部隊と世界樹奪取部隊は、速やかに 世界樹が保管されていると思われるベルゼブイタワーへと進入を開始し目的を達成させる。
3、ベルゼブイ討伐部隊は、ベルゼブイを消滅、もしくは捕縛する。
世界樹奪取部隊は 世界樹を見つけ次第、指標玉を起動して魔王城へと帰還し世界樹を持ち帰る。
以上!
悪魔らしいシンプルな作戦だが、悪魔たちは 個々の戦闘力で悪魔1人に対して天使10~20人程度の力量の差があり、戦い方は連携を取らない戦いの為、下手な小細工を行うより正面突破が確実な作戦となったようだ。
もちろん、魔王クラスの悪魔になれば、天使兵50~60名程度と同等の戦闘力もあり、大魔王ロロノアや魔王マダム・オカミに至っては、他の魔王の10倍程度の相手でも問題なく戦える戦闘力があるからであるからである。
~魔王城 城門前~
集結した悪魔の戦士たちにジャスが、透き通った声で号令をかける。
「みなさん、いまから作戦を決行します。」
「「「ウオォォォ!」」」
「私から一つだけ お願いがあります。
この戦いは 殺戮をするための戦いではありません。
抵抗しない天使への攻撃はやめてください。
それは 私たち、悪魔も天使も使い魔も人間も みんな手を取り合って生きていけるからです。
この戦いは、間違った道へ進んでしまった天使を元に戻すための戦い、天魔界を一つの世界にするための戦いでもあります!
さあ、武器を取りましょう!」
「「「ウオォォォ!」」」
「天魔界を一つの世界に、差別のない世界を築きましょう!」
ジャスの号令に呼応し、集結した悪魔たちも 一斉に声をあげる!
「「「天魔界を一つの世界に!
差別のない世界を!」」」
「「「天魔界を一つの世界に!
差別のない世界を!」」」
「「「天魔界を一つの世界に!
差別のない世界を!」」」
「さあ、わしに続け!!
天魔界を一つの世界にする為に立ち上がるぞ!」
悪魔たちの気持ちが最高に高まった時を見て、大魔王ロロノアがジャスに無言で合図を送り、戦闘開始の号令をかけ飛竜に乗り込んだ。
大魔王ロロノアに続き、ベルゼブイ討伐部隊が一斉に空へと舞い上がる。
ジャスは飛び立つ飛竜を見上げていた。
そんなジャスにノーサが声をかける。
「ジャス、何を考えてるの?」
「あ、あの・・・。
いえ、別に何も・・・。」
「ジャスが 何も考えてないわけないじゃない。」
「・・・。」
「ジャス、マリーなら きっと賛成すると思うの。
きっとマリーだってそうしたわ。」
「本当は、私はマリーさんを助けたかっただけなのに、戦争とかになってしまって・・・。」
「仕方がないの。
先に仕掛けてきたのは、ベルゼブイなの。
ベルゼブイを倒さなければ、天使も悪魔も・・・。
ジャスやマリーだって幸せになれないの。
自分を信じて バカバカしく行動すればいいの。
ノーサもマリーも、ジャスの味方だから。」
「・
・
・
ノーサさん、ありがとうございます。
そうですよね。バカバカしく行動しましょう!
だって、私も魔界天使に生まれ変わったんですから。」
ノーサの一言で ジャスも気持ちの整理がついたのだろうか、ジャスも魔王城を見つめると 飛竜に乗り込み天界を目指し 空へと舞い上がっていった。
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