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36.【リノの知っている神話】
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36.
【リノの知ってる神話3】
「龍神ヴォラティアスは、再び世界に君臨するのさ。
もちろん子供たちにも世界を守らせる役目を与えてね。
だけど、ヴォラティアスは知ってしまったんだ。自分の強すぎる力は世界に留まってちゃダメな事を...。
そこでヴォラティアスは、妻である女神オキロンの力を借り、その強すぎる力を分ける事にした。
最初に分けたのは、その破壊の力。破壊の力は強すぎるから、更に六つに分けられた。」
「まさか、それが...?」
「そう!
兄ちゃんたち 六勇者だよ!
で、次にヴォラティアスが分けたのが再生の力。
再生の力は、その身をヴォラティアスの復活に捧げた一族に与えられた。
最後に女神オキロンは、最も純粋で凶暴、凶悪な破滅の力を取り出した。その力にはトライアスと言う名を与え、常世の世界を護らせた。
全ての力を解き放ったヴォラティアスだったものは、神器として女神オキロンに奉納されたんだ。」
「龍神ヴォラティアスは、自ら進んで破滅を選んだのか?」
「ヴォラティアスの死。
うん、そうなるよね。
でも 完全に消滅したわけじゃないよ。その器に力を注げば、ヴォラティアスは蘇る。
・
・
・
でね、女神オキロンは、大地の中に住む全ての生き物と約束したのさ。愛した夫、龍神ヴォラティアスが死を受け入れる事で手にした平穏を守る為、眠らなかったことで引き起こしてしまった、失敗を反省し、全ての生き物に守らせる決まり。」
『全ての生きとし生けるものに命ずる。
夜の眠りを妨げる事なかれ。
罪には罪を、死には死を、与えた痛みを引き受けるべし。』
【リノの知ってる神話3】
「龍神ヴォラティアスは、再び世界に君臨するのさ。
もちろん子供たちにも世界を守らせる役目を与えてね。
だけど、ヴォラティアスは知ってしまったんだ。自分の強すぎる力は世界に留まってちゃダメな事を...。
そこでヴォラティアスは、妻である女神オキロンの力を借り、その強すぎる力を分ける事にした。
最初に分けたのは、その破壊の力。破壊の力は強すぎるから、更に六つに分けられた。」
「まさか、それが...?」
「そう!
兄ちゃんたち 六勇者だよ!
で、次にヴォラティアスが分けたのが再生の力。
再生の力は、その身をヴォラティアスの復活に捧げた一族に与えられた。
最後に女神オキロンは、最も純粋で凶暴、凶悪な破滅の力を取り出した。その力にはトライアスと言う名を与え、常世の世界を護らせた。
全ての力を解き放ったヴォラティアスだったものは、神器として女神オキロンに奉納されたんだ。」
「龍神ヴォラティアスは、自ら進んで破滅を選んだのか?」
「ヴォラティアスの死。
うん、そうなるよね。
でも 完全に消滅したわけじゃないよ。その器に力を注げば、ヴォラティアスは蘇る。
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でね、女神オキロンは、大地の中に住む全ての生き物と約束したのさ。愛した夫、龍神ヴォラティアスが死を受け入れる事で手にした平穏を守る為、眠らなかったことで引き起こしてしまった、失敗を反省し、全ての生き物に守らせる決まり。」
『全ての生きとし生けるものに命ずる。
夜の眠りを妨げる事なかれ。
罪には罪を、死には死を、与えた痛みを引き受けるべし。』
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