12 / 89
一章・成長日記
13歳
しおりを挟む
「よし、あと2年で大人になるな。」
部屋の中央の机上には、水晶玉が置かれていて、それを取り囲むように、主父と、エイト、レヴィア、ルシファーが勢ぞろいしている。
「そこで、お前たち二人のスキルを確認させてもらうことにした。」
主父がそういうと、ルシファーが補足を入れてくる。
「では、説明しますね。この水晶に手をかざして。しばらくすると見えてくるから、私がそれを書き写します。ただそれだけ。」
「それだけ?」
「ああ、簡単だね!」
「では、エイトから。」
エイトが水晶に手をかざす。
【エイト】
通常技能:超高位魔法使用
:超高位魔法解除
:高位変身術
特殊技能:呪い耐性 100%
:猛毒察知
:危険察知
:
:
「超高位魔法を使える人間は、エイトくらいじゃないか?高位変身術も普通は使えないだろ。」
エイトの結果に満足したのか、主父は、満面の笑みを浮かべた。
「はい。主父様の指導のおかげだと思います。私が教えた防御魔法も、呪い耐性という形で反映されていると思いますよ。」
「危険察知は、女神との戦闘訓練からだろうな。」
「でしょうね。しかし、猛毒察知とは、どういった経緯で獲得したスキルですかね。あまり意味がなさそうなスキルですよね。」
(お前が言うな。)
エイトとレヴィアは思った。
「主父様、次は、レヴィアの番です。」
ルシファーに促され、レヴィアが水晶に手をかざす。
【レヴィア】
通常技能:全状態異常耐性 1000%
特殊技能:錬金術
:命名士
:変質者
:
:
「・・・。」
「・・・。」
「・・・。」
「・・・。」
4人とも、言葉を失い、無言の時間が流れる・・・。
「ちょ、ちょっと、何か言いなさいよ!」
ルシファーが、口を開く。
「変質者、命名士、錬金術、全状態異常耐性・・・。変態紳士ですね。」
「このバカドラゴンは、何の修行をしていたんだ?」
部屋の中央の机上には、水晶玉が置かれていて、それを取り囲むように、主父と、エイト、レヴィア、ルシファーが勢ぞろいしている。
「そこで、お前たち二人のスキルを確認させてもらうことにした。」
主父がそういうと、ルシファーが補足を入れてくる。
「では、説明しますね。この水晶に手をかざして。しばらくすると見えてくるから、私がそれを書き写します。ただそれだけ。」
「それだけ?」
「ああ、簡単だね!」
「では、エイトから。」
エイトが水晶に手をかざす。
【エイト】
通常技能:超高位魔法使用
:超高位魔法解除
:高位変身術
特殊技能:呪い耐性 100%
:猛毒察知
:危険察知
:
:
「超高位魔法を使える人間は、エイトくらいじゃないか?高位変身術も普通は使えないだろ。」
エイトの結果に満足したのか、主父は、満面の笑みを浮かべた。
「はい。主父様の指導のおかげだと思います。私が教えた防御魔法も、呪い耐性という形で反映されていると思いますよ。」
「危険察知は、女神との戦闘訓練からだろうな。」
「でしょうね。しかし、猛毒察知とは、どういった経緯で獲得したスキルですかね。あまり意味がなさそうなスキルですよね。」
(お前が言うな。)
エイトとレヴィアは思った。
「主父様、次は、レヴィアの番です。」
ルシファーに促され、レヴィアが水晶に手をかざす。
【レヴィア】
通常技能:全状態異常耐性 1000%
特殊技能:錬金術
:命名士
:変質者
:
:
「・・・。」
「・・・。」
「・・・。」
「・・・。」
4人とも、言葉を失い、無言の時間が流れる・・・。
「ちょ、ちょっと、何か言いなさいよ!」
ルシファーが、口を開く。
「変質者、命名士、錬金術、全状態異常耐性・・・。変態紳士ですね。」
「このバカドラゴンは、何の修行をしていたんだ?」
0
お気に入りに追加
20
あなたにおすすめの小説
転生したら神だった。どうすんの?
埼玉ポテチ
ファンタジー
転生した先は何と神様、しかも他の神にお前は神じゃ無いと天界から追放されてしまった。僕はこれからどうすれば良いの?
人間界に落とされた神が天界に戻るのかはたまた、地上でスローライフを送るのか?ちょっと変わった異世界ファンタジーです。
異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
俺は善人にはなれない
気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
(完結)足手まといだと言われパーティーをクビになった補助魔法師だけど、足手まといになった覚えは無い!
ちゃむふー
ファンタジー
今までこのパーティーで上手くやってきたと思っていた。
なのに突然のパーティークビ宣言!!
確かに俺は直接の攻撃タイプでは無い。
補助魔法師だ。
俺のお陰で皆の攻撃力防御力回復力は約3倍にはなっていた筈だ。
足手まといだから今日でパーティーはクビ??
そんな理由認められない!!!
俺がいなくなったら攻撃力も防御力も回復力も3分の1になるからな??
分かってるのか?
俺を追い出した事、絶対後悔するからな!!!
ファンタジー初心者です。
温かい目で見てください(*'▽'*)
一万文字以下の短編の予定です!
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる