ネコ日記(ΦωΦ)

黒山羊

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ニャン月ニャン日、はれ

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「こんにちはーー!」

「にゃにやーん」
(逃げなきゃー)

ドタドタドタ

「とらちゃーん、あっちゃんだよ!
 もう忘れちゃったの!」

「にゃ?」
(誰だったかにゃー?)

ペットを待っていたぼくの縄張りに、ママが小さいペット連れてきた。
小さいペットを確認する為に近づくぼく。
その様子に安心したのか、小さいのはニコニコと話し出す。

「良かった、覚えてて。」

その笑顔を裏切れないぼくは、とりあえずスリスリして目印をつける。


ぼくと小さいのは、鳥で一緒に遊んだり、ゴロゴロしたり、とにかく幸せな時間を過ごしていた。
そんなぼくたちの耳に、恐ろしい声が聞こえてくる。


「たっだいまー!
 あっちゃん、こんにちはー♪」
ペットの声と、

「お邪魔しまーす。
 おっ、ミニあきじゃん!
 久しぶりだね。」
ペットの友達の声、


それから、
「にゃんにゃぉぉん!」
(久しぶりに戻ってきたぜ!)

...毛玉の声だ!



怯えるぼくを、小さいペットは抱きかかえてナデナデしてくる。
逃げるタイミングを逃したまま、毛玉たちを受け入れることとなった。


「あきちゃん、この前は あまり遊べなかったから、早めにコテツちゃんも出してあげようよ。」

「にゃ!?」
(何を言ってるのか、分からないニャン)

「いいけど、ミニあきもいるし、大丈夫かなぁ?」

「大丈夫大丈夫!
 あっちゃんも、遊びたいよねー」

「うん!」


「にゃにやー」
(早く出せにゃー)


ペットの友達が、バックから毛玉を取り出すと同時に、毛玉はその手から飛び降り、一目散に向かってきた!
慌てて逃げようとした ぼくの目に、信じられない光景が飛び込んできた!

バシッ!

「ダメー!
 赤ちゃんをいじめたら、ダメー!」

なんと最弱と思われていた小さいペットは、毛玉を取り押さえている。

「こら!
 コテツ!!!」

その様子を見ていたペットの友達は、毛玉を抱きかかえ、小さいペットから引き離す。

「ミニあきー、ごめんやでー。」
「あっちゃん、大丈夫?」

暴れる毛玉を、ペットの友達は取り押さえている。
しばらくたつと、おとなしくなった毛玉にヒモをつけて地面に離した。

「にゃー!」
(ヒモを取ってくれ!)

毛玉についたヒモは遊ぶためのものではなく、捕まえるヒモみたいだ。
ヒモがついた毛玉の届かない位置から、ぼくは毛玉に声をかけた。



「にゃにゃーん♪」
(またまたぼくの勝ちー♪)


「とらは、一緒に遊びたいんだね♪」

「にゃ?」
(何を言ってるのか、分からないニャン)




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