ネコ日記(ΦωΦ)

ニャン月ニャン日、はれ

大きな動くキノコに襲われたあと、ぼくは、低い空の静かな場所を縄張りにすることにした。
ここは快適な場所で、冷たい水が降ることもなく、黒い鳥に怯えることもなく、とても素晴らしい場所みたいだ。

最近、覚えた言葉だけど、きっと異世界転生したんだと思う。
ただ、素晴らしい場所にも、一つだけ問題がある。それは...。


「お母さーん、おやつ買ってきたから、あげていい？」

「あんまり あげすぎないでよ。
　野生動物って、食べ過ぎちゃうらしいから。」

「はーい。
　とらー、ごはんだよー。」


「にゃー」
(何を言ってるのか、分からないニャン)

この部屋の同居人で、ぼくのペットたちが煩いことだ。
まあ、その煩いのを我慢すれば、ご飯にありつけるから、素晴らしい場所に違いないんだけどね。



ぼくは、ペットが狩ってきたご飯を、ペロペロと食べる。
うん、コレは美味しい！

「どう？
　ちゅーるだよー。」

「にゃ、にゃーん」
(何を言ってるのか、わからないニャン)

どうやら ぼくの名前は、ちゅーるらしい。
ご飯を食べ終わったぼくは、いつものように、パパの座る椅子を占領する。

パパってのは、この場所のボスで、好きな場所で眠る権利をもっている。
ぼくのお気に入り椅子も、パパが縄張りの監視に来ると、椅子の上から追い出されてしまう。



ちなみに、
パパの次に偉いのがぼくだからね！