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66.拙者は宗長と申す-3
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「みんな座って~ごはんですよ~」
ロナとリナがテーブルに料理を並べている。
「これは…」
「宗長さんも食べやすいように、ごはんと『牡丹味噌汁』と玉子焼きと、野菜の浅漬けです」
「『牡丹味噌汁』はまだお店で出してないんだよ。ね~ママ」
「ムネナガ様は、猪肉は食べられる?駄目なら塩味スープがあるけど」
「お兄ちゃん優しい♪」
まるで、東の国のような献立に宗長は胸がつまった。
「まるで、故郷の飯のようでござる」
宗長の目に涙が浮かぶ。
それを見たリナは、明るく声をかけた。
「さぁさぁ、宗長様も食べて!ママの玉子焼きは美味しいよ!びっくりしちゃうよ!」
「そうそう、食べてみて下さい、母さんの得意料理なので」
「かたじけない、いただくでござる」
玉子焼きに箸をのばす宗長。
一口食べると、目を閉じた。
「美味いな!美味い!」
「「でしょ~」」
「おかわりもあるので、沢山食べてね。宗長さん」
宗長は溢れる涙を拭いながら、美味い美味いと繰り返した。
食事のあと、宗長は自分のことを語り始めた。
宗長は、東の国で武家の息子であったが幼馴染の娘が女衒に売られそうなっているのを知り、刃傷沙汰をおこしてしまったのだと、ポツリポツリと話した。
売った金は返せないと、親に無理矢理女衒に引き渡された娘の行方は知れず、また、刃傷沙汰をおこした息子を置いていてはおけぬと勘当されてしまったのだ。
「宗長様は、悪くないじゃん」
「昔は、貧しい家の娘は遊廓に売り飛ばされたものらしいわよ?それは酷い扱いだったらしいわよ」
「昔?」
「向こうではそういうこともあると、聞いたことがありましたの。ほほほ」
「じゃあ、ムネナガ様はもう、帰らないのですか?」
「皆に迷惑がかかるゆえ、帰れないのでござる」
「じゃあ、ずっとウチにいればいいじゃん♪」
ロナとリナがテーブルに料理を並べている。
「これは…」
「宗長さんも食べやすいように、ごはんと『牡丹味噌汁』と玉子焼きと、野菜の浅漬けです」
「『牡丹味噌汁』はまだお店で出してないんだよ。ね~ママ」
「ムネナガ様は、猪肉は食べられる?駄目なら塩味スープがあるけど」
「お兄ちゃん優しい♪」
まるで、東の国のような献立に宗長は胸がつまった。
「まるで、故郷の飯のようでござる」
宗長の目に涙が浮かぶ。
それを見たリナは、明るく声をかけた。
「さぁさぁ、宗長様も食べて!ママの玉子焼きは美味しいよ!びっくりしちゃうよ!」
「そうそう、食べてみて下さい、母さんの得意料理なので」
「かたじけない、いただくでござる」
玉子焼きに箸をのばす宗長。
一口食べると、目を閉じた。
「美味いな!美味い!」
「「でしょ~」」
「おかわりもあるので、沢山食べてね。宗長さん」
宗長は溢れる涙を拭いながら、美味い美味いと繰り返した。
食事のあと、宗長は自分のことを語り始めた。
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売った金は返せないと、親に無理矢理女衒に引き渡された娘の行方は知れず、また、刃傷沙汰をおこした息子を置いていてはおけぬと勘当されてしまったのだ。
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「皆に迷惑がかかるゆえ、帰れないのでござる」
「じゃあ、ずっとウチにいればいいじゃん♪」
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