39 / 176
39.マルタン会談-3
しおりを挟む
「あとは米についての話だが」
「はい」
「まずは、今まで通りにただで提供しようと思う」
マルタンは3人を見て、ニコリと笑った。
「マルタンさん!」
ロナはマルタンのありがたい提案に感激した。
「利益がでるようになったら、その時は遡って請求させてもらうよ。だから、一日も早く利益を出してくれたまえよ」
「はい!ありがとうございます!」
「「ありがとうございます。マルタンさん」」
テオとリナも深々と頭を下げた。
「ところで、この計画書にある『梅干しとシャケの有無についての確認』とは何かね?」
マルタンは運営計画書の備考に書かれている『確認事項』に目を留めた。
「はい。先日マルタンさんに試食して頂いたのは塩にぎりでしたが、おにぎりというのは中に具が入っていて、更に表面を海苔で包んでいるものが一般的なのです」
「中に具とは?」
「代表的なのが梅干しとシャケです。梅干しというのは梅の木の実を塩漬けした後に日干ししたものです。シャケは鮭のいう魚の身を塩を振り焼いてほぐしたものです」
「具が中に入っている、海苔がまいてある…食べ物…」
「どうされましたか?」
「それは、おむすびというものではないのか?」
「そう!そうです!」
「東の国からくるものたちが、丸い黒いものを食べているのを見たことがあるのだ。その黒いものは何かと聞いたら、海苔だと言われたことがあってな。中には酸っぱい木の実を入れていて、酸っぱい酸っぱいと食べていたのだよ」
「梅干しはとても酸っぱいものなのです。しかし、腐食防止の効果があるのでおにぎりの中にはよく入れるのです」
「おにぎりとおむすびは同じものなのか?」
「はい、呼び方が異なるだけで、同じものです」
「おそらく、海苔、梅干し、シャケは東の国から手に入れることができるだろう。そちらは私が確認しておく。他には何かあるかな?」
「おにぎりと一緒に汁物も提供したいのです。その為に味噌という調味料も欲しいのです」
「あい分かった!」
ロナはテオ、リナと見つめ合い、今回の会談が予想以上のものであったことを喜びあった。
「はい」
「まずは、今まで通りにただで提供しようと思う」
マルタンは3人を見て、ニコリと笑った。
「マルタンさん!」
ロナはマルタンのありがたい提案に感激した。
「利益がでるようになったら、その時は遡って請求させてもらうよ。だから、一日も早く利益を出してくれたまえよ」
「はい!ありがとうございます!」
「「ありがとうございます。マルタンさん」」
テオとリナも深々と頭を下げた。
「ところで、この計画書にある『梅干しとシャケの有無についての確認』とは何かね?」
マルタンは運営計画書の備考に書かれている『確認事項』に目を留めた。
「はい。先日マルタンさんに試食して頂いたのは塩にぎりでしたが、おにぎりというのは中に具が入っていて、更に表面を海苔で包んでいるものが一般的なのです」
「中に具とは?」
「代表的なのが梅干しとシャケです。梅干しというのは梅の木の実を塩漬けした後に日干ししたものです。シャケは鮭のいう魚の身を塩を振り焼いてほぐしたものです」
「具が中に入っている、海苔がまいてある…食べ物…」
「どうされましたか?」
「それは、おむすびというものではないのか?」
「そう!そうです!」
「東の国からくるものたちが、丸い黒いものを食べているのを見たことがあるのだ。その黒いものは何かと聞いたら、海苔だと言われたことがあってな。中には酸っぱい木の実を入れていて、酸っぱい酸っぱいと食べていたのだよ」
「梅干しはとても酸っぱいものなのです。しかし、腐食防止の効果があるのでおにぎりの中にはよく入れるのです」
「おにぎりとおむすびは同じものなのか?」
「はい、呼び方が異なるだけで、同じものです」
「おそらく、海苔、梅干し、シャケは東の国から手に入れることができるだろう。そちらは私が確認しておく。他には何かあるかな?」
「おにぎりと一緒に汁物も提供したいのです。その為に味噌という調味料も欲しいのです」
「あい分かった!」
ロナはテオ、リナと見つめ合い、今回の会談が予想以上のものであったことを喜びあった。
25
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
【完結】旦那様、どうぞ王女様とお幸せに!~転生妻は離婚してもふもふライフをエンジョイしようと思います~
魯恒凛
恋愛
地味で気弱なクラリスは夫とは結婚して二年経つのにいまだに触れられることもなく、会話もない。伯爵夫人とは思えないほど使用人たちにいびられ冷遇される日々。魔獣騎士として人気の高い夫と国民の妹として愛される王女の仲を引き裂いたとして、巷では悪女クラリスへの風当たりがきついのだ。
ある日前世の記憶が甦ったクラリスは悟る。若いクラリスにこんな状況はもったいない。白い結婚を理由に円満離婚をして、夫には王女と幸せになってもらおうと決意する。そして、離婚後は田舎でもふもふカフェを開こうと……!
そのためにこっそり仕事を始めたものの、ひょんなことから夫と友達に!?
「好きな相手とどうやったらうまくいくか教えてほしい」
初恋だった夫。胸が痛むけど、お互いの幸せのために王女との仲を応援することに。
でもなんだか様子がおかしくて……?
不器用で一途な夫と前世の記憶が甦ったサバサバ妻の、すれ違い両片思いのラブコメディ。
※5/19〜5/21 HOTランキング1位!たくさんの方にお読みいただきありがとうございます
※他サイトでも公開しています。
ヒロインですが、舞台にも上がれなかったので田舎暮らしをします
未羊
ファンタジー
レイチェル・ウィルソンは公爵令嬢
十二歳の時に王都にある魔法学園の入学試験を受けたものの、なんと不合格になってしまう
好きなヒロインとの交流を進める恋愛ゲームのヒロインの一人なのに、なんとその舞台に上がれることもできずに退場となってしまったのだ
傷つきはしたものの、公爵の治める領地へと移り住むことになったことをきっかけに、レイチェルは前世の夢を叶えることを計画する
今日もレイチェルは、公爵領の片隅で畑を耕したり、お店をしたりと気ままに暮らすのだった
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
弁えすぎた令嬢
ねこまんまときみどりのことり
ファンタジー
元公爵令嬢のコロネ・ワッサンモフは、今は市井の食堂の2階に住む平民暮らしをしている。彼女が父親を亡くしてからの爵位は、叔父(父親の弟)が管理してくれていた。
彼女には亡き父親の決めた婚約者がいたのだが、叔父の娘が彼を好きだと言う。
彼女は思った。
(今の公爵は叔父なのだから、その娘がこの家を継ぐ方が良いのではないか)と。
今後は彼らの世話にならず、一人で生きていくことにしよう。そんな気持ちで家を出たコロネだった。
小説家になろうさん、カクヨムさんにも載せています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる