4 / 39
第4話 初めてのどりょく
しおりを挟む
俺がここにきてから一年――そう、俺は一歳になった。
ハイハイすらできなかったが、今では気合を入れると2足歩行で歩けるようになっている。
成長と共にメアリーミルクが飲めなくなったのは残念だが、フルーツのような少し噛み応えのある食事はとても美味しい。
魔印は、俺の目からはハッキリと視えるようになっていた。
ぐるぐると渦巻いているが、タトゥーみたいでちょっとおそろしい。
「ぐるぐるぅ」
「おもちっもちっ」
目がハッキリしてきたことで、おもちの姿もより濃く見える。
両翼にほどよく硬い鱗、肉球は健在だが、これはもう間違いないだろう。
おもちは猫ではなく、ドラゴンだ。
おそらくおもちも生まれ変わった。俺と同じタイミングなのはびっくりだが、これも運命と言わざるを得ない。
そして俺の流れている、指先をも圧迫するナニカが、魔力だということもわかった。
最初は耳を疑ったが、何度も両親たちの口から魔力や魔法という言葉が飛び交うので聞き間違いではない。
そしてこの痛み、魔印のことだが、どうやら実際に死ぬ可能性があるみたいだった。
聞けば隣街の子供が亡くなったらしい。
それを聞いて、俺は怖くて泣き叫んでしまった。
死にたくない、あの炎に包まれたときを思い出したのだ。
だからこそ今は、必死に戦っている。
そして俺が頑張りたい理由の一つに、父親リルドも関係していた。
「魔物はどうなの? 侵入経路はわかった?」
「ああ、一つ一つ潰してはいるが、おそらく数十年前の魔結界が弱まっているらしい。全てを張り替えるのに時間がかかる。そもそも従者が足りない」
「そう……無理しないでね。あなたにもしものことがあったら――!」
「大丈夫だ。領主様に連絡もしている。援軍を寄越してくれるだろう。――それにクライン、お前の活躍を楽しみにしているぞ」
リルドはおそらく辺境貴族で、魔結界? という何かの力で危険な魔物を閉じ込めているらしい。
正直、創作物の言葉が飛び交っているのは恐ろしくもあったが、それよりもリルドの力になりたいと思った。
二人は困っている。俺の魔印とやらが少しでも力になるのなら手助けがしたい。
そんなことを考えるようになっていた。
◇
それからまた時が立った。
「おもち、とってこいっ」
「ぐるぅ!」
木の棒を投げると、おもちは両翼をはためかせて取りに行く。
見事空中でキャッチ、旋回しながら俺の元に戻ってくる。
「おっきくなったねおもち」
「ぐる?」
おもちも俺と同じく成長している。
以前の姿とは大きく違う。だが関係性は何も変わらない。
リルド曰く、この世界は美しくも危険で溢れている。
俺たちはもう誰にも屈しない。
自分も、周りも守れる男になるんだ。
「ね、おもち」
「ぐる!」
おもちは、前世の時と同じように頭を擦りつけてきた。
安心する。心がポカポカする。
「あら、また遊んでるのね」
「うん!」
メアリーは相変わらず優しい。リルドはやはり忙しいのであまり帰ってこないが、帰宅するといつも真っ先に俺の元へやって来てくれる。
四肢を引き裂くような痛みは相変わらずだ。だがもう痛みを口に出す必要はないくらいに慣れていた。
毎日拷問を受けていたようなものだ。
そして魔印の意味がようやくわかった。
それは、能力《スキル》だ。
魔印、いわゆる指の箇所によって一つ使えるらしい。
人差し指の場合、魔結界が扱えるらしく、リルドの指にも刻まれている。
魔物はこの世界各地に存在し、父はその能力を使って領民を守っているそうだ。
おもちは魔獣とのことだが、これは俺の手の甲の印が関係しているらしい。
よくわからないが、いつも紋章が浮かび上がっている。
どうやれこがおもちとの契約の証? というもの。
他の指に魔印が出現していることはまだ話していない。
一つだけでも凄く騒がれている。まだあるといったら、なんだか大変なことになりそうだからだ。
それにメアリーは一本でもいいと言っていた。急いで伝える必要はない。
「それじゃあクライン、ちょっとお庭に出てくるから、おもちと仲良くしててね」
「うん!」
メアリーはよくお庭に出る。窓からのぞくと綺麗な色とりどりの花があり、いつも愛でている。
俺が少し大きくなったことで余裕もできているみたいで、ちょっと嬉しかった。
そして俺とおもちは、窓からメアリーが外に出たことを確認して、二人で顔を見合わせた。
「やるぞ、おもち」
「ぐるぅ!」
秘密の特訓開始だ。
「魔結界!」
人差し指を立てながら頭に描いたイメージでおもちを捕まえようとする。
空中にジジジジと小さな音が響き、四角い透明な箱のようなものが現れた。
これは一度だけだが、父から見せてもらったものだ。
見様見真似でやってみたところ、なんと一発で出来てしまった。
おそらくだが、これを使って魔物を閉じ込めたり、壁を作ってるのではなかろうか。
「ぐるぅ!」
「おしい……」
俺たちは遊びながら練習をしている。
おもちは俺の魔結界を必死でよける。俺はおもちを捕まえようとする。
魔力が尽きて囲えなければ俺の負け、逆にそれまでに捕まえれば俺の勝ちだ。
それと――。
「やった、捕まえた!」
「ぐるぅ……――ぐぅ!」
おもちを捕まえたはずが、力業で抜けられることもある。
ズルい……。
けどこれはかなり重要なことなんじゃないかなと思う。
たとえ成功しても抜け出されたら意味がない。
――強度、それも両立させるべきだ。
父はいつも仕事が大変だと言っていた。
ならば今から努力しておけば、力になれるかもしれない。
それに二人を驚かせたいという気持ちもあった。
更に毎日の訓練のおかげで、強くなっていっているのもわかった。
そしてなにより楽しい。
俺は、俺たちは、もっともっと強くなれるはずだ。
ハイハイすらできなかったが、今では気合を入れると2足歩行で歩けるようになっている。
成長と共にメアリーミルクが飲めなくなったのは残念だが、フルーツのような少し噛み応えのある食事はとても美味しい。
魔印は、俺の目からはハッキリと視えるようになっていた。
ぐるぐると渦巻いているが、タトゥーみたいでちょっとおそろしい。
「ぐるぐるぅ」
「おもちっもちっ」
目がハッキリしてきたことで、おもちの姿もより濃く見える。
両翼にほどよく硬い鱗、肉球は健在だが、これはもう間違いないだろう。
おもちは猫ではなく、ドラゴンだ。
おそらくおもちも生まれ変わった。俺と同じタイミングなのはびっくりだが、これも運命と言わざるを得ない。
そして俺の流れている、指先をも圧迫するナニカが、魔力だということもわかった。
最初は耳を疑ったが、何度も両親たちの口から魔力や魔法という言葉が飛び交うので聞き間違いではない。
そしてこの痛み、魔印のことだが、どうやら実際に死ぬ可能性があるみたいだった。
聞けば隣街の子供が亡くなったらしい。
それを聞いて、俺は怖くて泣き叫んでしまった。
死にたくない、あの炎に包まれたときを思い出したのだ。
だからこそ今は、必死に戦っている。
そして俺が頑張りたい理由の一つに、父親リルドも関係していた。
「魔物はどうなの? 侵入経路はわかった?」
「ああ、一つ一つ潰してはいるが、おそらく数十年前の魔結界が弱まっているらしい。全てを張り替えるのに時間がかかる。そもそも従者が足りない」
「そう……無理しないでね。あなたにもしものことがあったら――!」
「大丈夫だ。領主様に連絡もしている。援軍を寄越してくれるだろう。――それにクライン、お前の活躍を楽しみにしているぞ」
リルドはおそらく辺境貴族で、魔結界? という何かの力で危険な魔物を閉じ込めているらしい。
正直、創作物の言葉が飛び交っているのは恐ろしくもあったが、それよりもリルドの力になりたいと思った。
二人は困っている。俺の魔印とやらが少しでも力になるのなら手助けがしたい。
そんなことを考えるようになっていた。
◇
それからまた時が立った。
「おもち、とってこいっ」
「ぐるぅ!」
木の棒を投げると、おもちは両翼をはためかせて取りに行く。
見事空中でキャッチ、旋回しながら俺の元に戻ってくる。
「おっきくなったねおもち」
「ぐる?」
おもちも俺と同じく成長している。
以前の姿とは大きく違う。だが関係性は何も変わらない。
リルド曰く、この世界は美しくも危険で溢れている。
俺たちはもう誰にも屈しない。
自分も、周りも守れる男になるんだ。
「ね、おもち」
「ぐる!」
おもちは、前世の時と同じように頭を擦りつけてきた。
安心する。心がポカポカする。
「あら、また遊んでるのね」
「うん!」
メアリーは相変わらず優しい。リルドはやはり忙しいのであまり帰ってこないが、帰宅するといつも真っ先に俺の元へやって来てくれる。
四肢を引き裂くような痛みは相変わらずだ。だがもう痛みを口に出す必要はないくらいに慣れていた。
毎日拷問を受けていたようなものだ。
そして魔印の意味がようやくわかった。
それは、能力《スキル》だ。
魔印、いわゆる指の箇所によって一つ使えるらしい。
人差し指の場合、魔結界が扱えるらしく、リルドの指にも刻まれている。
魔物はこの世界各地に存在し、父はその能力を使って領民を守っているそうだ。
おもちは魔獣とのことだが、これは俺の手の甲の印が関係しているらしい。
よくわからないが、いつも紋章が浮かび上がっている。
どうやれこがおもちとの契約の証? というもの。
他の指に魔印が出現していることはまだ話していない。
一つだけでも凄く騒がれている。まだあるといったら、なんだか大変なことになりそうだからだ。
それにメアリーは一本でもいいと言っていた。急いで伝える必要はない。
「それじゃあクライン、ちょっとお庭に出てくるから、おもちと仲良くしててね」
「うん!」
メアリーはよくお庭に出る。窓からのぞくと綺麗な色とりどりの花があり、いつも愛でている。
俺が少し大きくなったことで余裕もできているみたいで、ちょっと嬉しかった。
そして俺とおもちは、窓からメアリーが外に出たことを確認して、二人で顔を見合わせた。
「やるぞ、おもち」
「ぐるぅ!」
秘密の特訓開始だ。
「魔結界!」
人差し指を立てながら頭に描いたイメージでおもちを捕まえようとする。
空中にジジジジと小さな音が響き、四角い透明な箱のようなものが現れた。
これは一度だけだが、父から見せてもらったものだ。
見様見真似でやってみたところ、なんと一発で出来てしまった。
おそらくだが、これを使って魔物を閉じ込めたり、壁を作ってるのではなかろうか。
「ぐるぅ!」
「おしい……」
俺たちは遊びながら練習をしている。
おもちは俺の魔結界を必死でよける。俺はおもちを捕まえようとする。
魔力が尽きて囲えなければ俺の負け、逆にそれまでに捕まえれば俺の勝ちだ。
それと――。
「やった、捕まえた!」
「ぐるぅ……――ぐぅ!」
おもちを捕まえたはずが、力業で抜けられることもある。
ズルい……。
けどこれはかなり重要なことなんじゃないかなと思う。
たとえ成功しても抜け出されたら意味がない。
――強度、それも両立させるべきだ。
父はいつも仕事が大変だと言っていた。
ならば今から努力しておけば、力になれるかもしれない。
それに二人を驚かせたいという気持ちもあった。
更に毎日の訓練のおかげで、強くなっていっているのもわかった。
そしてなにより楽しい。
俺は、俺たちは、もっともっと強くなれるはずだ。
18
お気に入りに追加
1,021
あなたにおすすめの小説
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
幼少期に溜め込んだ魔力で、一生のんびり暮らしたいと思います。~こう見えて、迷宮育ちの村人です~
月並 瑠花
ファンタジー
※ファンタジー大賞に微力ながら参加させていただいております。応援のほど、よろしくお願いします。
「出て行けっ! この家にお前の居場所はない!」――父にそう告げられ、家を追い出された澪は、一人途方に暮れていた。
そんな時、幻聴が頭の中に聞こえてくる。
『秋篠澪。お前は人生をリセットしたいか?』。澪は迷いを一切見せることなく、答えてしまった――「やり直したい」と。
その瞬間、トラックに引かれた澪は異世界へと飛ばされることになった。
スキル『倉庫(アイテムボックス)』を与えられた澪は、一人でのんびり二度目の人生を過ごすことにした。だが転生直後、レイは騎士によって迷宮へ落とされる。
※2018.10.31 hotランキング一位をいただきました。(11/1と11/2、続けて一位でした。ありがとうございます。)
※2018.11.12 ブクマ3800達成。ありがとうございます。
巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
HOT 1位!ファンタジー 3位! ありがとうございます!
父親が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
その他、多数投稿しています!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
転生獣医師、テイマースキルが覚醒したので戦わずしてモンスターを仲間にして世界平和を目指します
burazu
ファンタジー
子供の頃より動物が好きで動物に好かれる性質を持つ獣医師西田浩司は過労がたたり命を落とし異世界で新たにボールト王国クッキ領主の嫡男ニック・テリナンとして性を受ける。
ボールト王国は近隣諸国との緊張状態、そしてモンスターの脅威にさらされるがニックはテイマースキルが覚醒しモンスターの凶暴性を打ち消し難を逃れる。
モンスターの凶暴性を打ち消せるスキルを活かしつつ近隣諸国との緊張を緩和する為にニックはモンスターと人間両方の仲間と共に奮闘する。
この作品は小説家になろう、エブリスタ、カクヨム、ノベルアッププラスでも連載しています。
攫われた転生王子は下町でスローライフを満喫中!?
伽羅
ファンタジー
転生したのに、どうやら捨てられたらしい。しかも気がついたら籠に入れられ川に流されている。
このままじゃ死んじゃう!っと思ったら運良く拾われて下町でスローライフを満喫中。
自分が王子と知らないまま、色々ともの作りをしながら新しい人生を楽しく生きている…。
そんな主人公や王宮を取り巻く不穏な空気とは…。
このまま下町でスローライフを送れるのか?
食うために軍人になりました。
KBT
ファンタジー
ヴァランタイン帝国の片田舎ダウスター領に最下階位の平民の次男として生まれたリクト。
しかし、両親は悩んだ。次男であるリクトには成人しても継ぐ土地がない。
このままではこの子の未来は暗いものになってしまうだろう。
そう思った両親は幼少の頃よりリクトにを鍛え上げる事にした。
父は家の蔵にあったボロボロの指南書を元に剣術を、母は露店に売っていた怪しげな魔導書を元に魔法を教えた。
それから10年の時が経ち、リクトは成人となる15歳を迎えた。
両親の危惧した通り、継ぐ土地のないリクトは食い扶持を稼ぐために、地元の領軍に入隊試験を受けると、両親譲りの剣術と魔法のおかげで最下階級の二等兵として無事に入隊する事ができた。
軍と言っても、のどかな田舎の軍。
リクトは退役するまで地元でのんびり過ごそうと考えていたが、入隊2日目の朝に隣領との戦争が勃発してしまう。
おまけに上官から剣の腕を妬まれて、単独任務を任されてしまった。
その任務の最中、リクトは平民に対する貴族の専横を目の当たりにする。
生まれながらの体制に甘える貴族社会に嫌気が差したリクトは軍人として出世して貴族の専横に対抗する力を得ようと立身出世の道を歩むのだった。
剣と魔法のファンタジー世界で軍人という異色作品をお楽しみください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる