18 / 30
第18話 俺を信じろ。
しおりを挟む
「ギャギャギャッス!」
「――ハァアッ!」
空中でワイバーンの群れが襲いかかってきたので、エマとルビィが排除する。
二人がいなければ、ドラゴンに辿り着く前に落ちていたかもしれない。
何とか視認できる距離まで近づいたので、魔力を弱めて森に落下する。
魔力察知をしてみたが、幸い地上の魔物は逃げたらしい。
まあ、目の前のドラゴンを見れば当たり前だが。
「――すげえな」
個体としてはそこまで大きくない。
それでも十メートルは超える大きさ、深淵を見据える瞳、深緑で鋼のような鱗、爪なんて凄まじいほど鋭利そうだ。
……勝てんのか?
「なんて、泣き言を言っても始まんねえか」
村はすぐ近くで鐘が鳴り響いていた。
さすがに気づいたのだろう。
何でドラゴンが怒ってるのかはわからないが、下手に攻撃した可能性もある。
「ルビィ、エマ。まずはこっちに引き付けるぞ。作戦通りに」
二人が左右に分かれる。
まず大事なのは戦場の位置を変えることだ。
つまり、ドラゴンに下りてきてもらう。
その為には両翼を狙わなきゃいけない。
まず左の森から空に向かって炎の玉が飛んだ。
俺の指示した通り、初めから全力だ。見事ルビィの攻撃はドラゴンにぶち当たると、視線が地面に向いた。
続けて二激目、エマが巨大な岩を見つけたらしく――投げ飛ばした。
それ自体にダメージはないが、打ちどころが良かった。
思い切り右足に当たり、悲鳴を上げた。
「グオオオオオオオン」
けどこれは、全部囮だ。
「よお、ドラゴン」
飛行魔法を使って、俺はドラゴンの近くに移動していた。
こいつらは魔力に鋭い。だからこそ気を引いてもらったのだ。
目の前で対峙すると、改めて化け物だとわかった。
魔力が、まるで重低音を奏でていたときのように皮膚に突き刺さる。
しかし俺は、既に魔剣を振りかぶっていた。
「――オラァッ」
硬質を最大限まで高めた上で、属性を付与している。
現状まだ魔法自体は上手く使えないが、できるかぎりの研鑽を積んできた。
ドラゴン退治の為じゃないが、気持ちはそれ以上だ。
気持ちとしては一か八かだった。
だが――俺の剣は――ズブズブとドラゴンの翼を切り裂いていく。
――ハッ、今までの俺の時間は無駄じゃなかったらしい。
「グォオォオォオォン」
だがドラゴンもバカじゃない。
自らの領域で戦っている相手をやすやすと逃がすわけがない。
口を開く。のどの奥から炎が見えた。
まともに食らえば跡形もなくなるほどの魔力の炎。
だが俺は魔剣をそのまま構えた。
二撃目の用意だ。
――俺は、仲間を信じてる。
ドラゴンノブレスが俺に降り注ぐ瞬間、目の前に赤い盾が出現した。
それは全ての炎を完全に防ぎ、離散させる。
俺も驚いたが、ルビィは俺と出会ってすぐに才能を開花させた。
なかったのは自信だけだったのだ。
それを乗り越えた彼女に炎は、一切利かない。
「悪いな。お前には仲間がいないのに」
そのまま二激目、両翼を傷つけられ飛行ができなくなったドラゴンは、回転しながら堕ちていく。
だが俺も飛行魔法の限界だ。
急いで背に乗ると、そのまま剣を突き立てる。
とはいえ、流石はドラゴン。
思い切り魔剣を突き刺すも、抵抗力を最大限まであげていたらしい。
まるで鉄に刺したかのようにはじき返される。
「ハッ、お前もやるな」
そのまま地面に落ちて轟音を響かせ、砂埃が舞う。それが消えていくと同時に姿を現したのは、ルビィとエマだ。
魔力を炎に変えて放つ。
エマも武器はないものの、手ごろな木を見つけたのだろう。
といっても、すげえデカい木だが。
それをそのまま、ドラゴンに叩きつける。
「グオオオオオオオン」
そのとき、ドラゴンは全力でバリアを展開した。
全方位ガード。
無敵の防御。
原作でも、これがこいつの最大の魔法だった。
ここからが本番だ。
三人で横並びで構える。
「ルビィ、エマ、ドラゴンの攻撃パターンは伝えた通りだ」
「はいですわ」
「わかりました」
二人にはドラゴンについての原作知識をすべて与えている。
心の底から信頼しているからこそ、疑いもなく動いてくれる。
「さあいくぜ」
瞬歩で近づく。炎はルビィが防いでくれた。
魔剣で一撃、だがシールドで無効化。
続けて俺に放たれた、かぎ爪の攻撃はエマが蹴り上げて防いでくれた。
そのまま連続で魔剣で切りつけまくるも、無敵シールドのエフェクトだけが発生する。
「デルクス、効きません――」
「ルビィ、俺を信じろ!」
それでも俺は振り続けた。
一撃でも食らえば死ぬとわかっている最大攻撃もギリギリで回避していく。
だがそのとき、まだ残っていた魔物がいた。
魔力感知に反応がなかったのは、本来冬眠していたはずの魔熊だからだ。
それが、エマに襲い掛かる。
彼女は攻撃を仕掛けた後で防御が間に合わない。
「エマ!」
魔剣を支点にドラゴンの攻撃を回避しながら助けようと急ぐ。
だが間に合わない。
そのとき――魔熊が何者かに殴られて飛んでいく。
現れたのは――。
「大丈夫か兄弟たち」
「遅くなったな兄弟たち」
まさかの――誤解兄弟だった。
「お前ら……なんでいるんだ?」
「そりゃトランプしたいからだろ。なあ兄者」
「弟者、そりゃ決まってるよな」
ハッ、原作にはないエピソード。けど、良い時もあるんだな。
「ありがたい。――けど、もうすぐ終わりだ。二人とも、思い切りシールドを殴ってくれ。後は俺がやる」
「おうよ」
「任せろ!」
最後は全員で突撃した。ドラゴンも限界だったのだろう。
誤解兄弟、ルビィ、エマが吹き飛ばされる。
だが俺だけはふみとどまり、渾身の一撃をヒットさせた。
シールドが――ガラス塊を割り割くような大音響とともに、微細な欠片となって飛散した。
「凄い……」
「デルクス様!」
「ああ、――けど、まだだ」
俺は、シールドの消えたドラゴンに追い打ちをかけようとした。。
自らの敗北を喫したのか、ドラゴンが吠える。
最後に思い切り炎を吐いたが、ルビィが俺を守ってくれた。
俺は、残り少ない魔力を使って、イケメンヴォイスを発動させた。
「悪いな、原作はこうじゃなかったろうに」
そして、ドラゴンの首を切り落とした。
――――
――
―
「デルクス殿、それは――もらった」
「マジかよ……兄者つよすぎるだろ」
「弟者さんもなかなかですわ」
「みんな強すぎですよ」
「ク、お前たちも強いな……」
冒険者ギルド、俺たちはトランプをしていた。
返り血を浴びているの関わらずだ。
「あいつらドラゴン倒したらしいぜ」
「すげえな。でも何で……トランプしてんだよ」
「わかんねえ、逆に怖くねえか?」
「怖い……。」
誤解兄弟自体は思っていたよりも強かったが、でもトランプは弱かった。
本当にただ好きなだけらしい。
「じゃあな、トランプ兄弟」
「またなデルクス。いつでもトランプ呼んでくれ」
「さよならだ」
俺たちが倒したドラゴンは王都で研究材料として持ち帰られた。
相応の報酬が後日頂けるとのことだ。
原作では成し遂げられなかった偉業を制覇したのだ。
これほど誇らしいことはない。
近くの護衛商人たちは村に非難していたという。
おそらくあの時助けに入らなければ、原作よりもひどい事になっていただろう。
原作ではないことが起きている。
視野を広げておかないなと、心に誓った。
だが――。
「――魔剣。ふふふ、ふふふふ」
「デルクス、嬉しそうですねえ。どんなスキルなんですか?」
「そうですね。そういえばまだ聞いてませんでした」
二人には俺の魔剣のことを伝えている。
スキルを得るのはランダムだ。
だが、俺は得た。
それもすさまじいスキルを。
これがあれば、今後の困難にも打ち勝つ可能性が高くなっただろう。
――ったく、おもしろいぜ。ファクトファンタジーめ。
「俺に炎と攻撃を仕掛けてみな。ルビィ、エマ」
「え、どういうことですか?」
「?」
そして俺は、二人の攻撃を完璧に防いだ。
「す、すごすぎます」
「……デルクス様、さすがにこれは凄いになりますよ」
「なんか俺も、そんな気がしてきたな。……大丈夫かな?」
New:完全無敵防御(10秒間の間、全ての攻撃を無効化する。再使用時間は従者の魔力に比例する。現在:10分)
「――ハァアッ!」
空中でワイバーンの群れが襲いかかってきたので、エマとルビィが排除する。
二人がいなければ、ドラゴンに辿り着く前に落ちていたかもしれない。
何とか視認できる距離まで近づいたので、魔力を弱めて森に落下する。
魔力察知をしてみたが、幸い地上の魔物は逃げたらしい。
まあ、目の前のドラゴンを見れば当たり前だが。
「――すげえな」
個体としてはそこまで大きくない。
それでも十メートルは超える大きさ、深淵を見据える瞳、深緑で鋼のような鱗、爪なんて凄まじいほど鋭利そうだ。
……勝てんのか?
「なんて、泣き言を言っても始まんねえか」
村はすぐ近くで鐘が鳴り響いていた。
さすがに気づいたのだろう。
何でドラゴンが怒ってるのかはわからないが、下手に攻撃した可能性もある。
「ルビィ、エマ。まずはこっちに引き付けるぞ。作戦通りに」
二人が左右に分かれる。
まず大事なのは戦場の位置を変えることだ。
つまり、ドラゴンに下りてきてもらう。
その為には両翼を狙わなきゃいけない。
まず左の森から空に向かって炎の玉が飛んだ。
俺の指示した通り、初めから全力だ。見事ルビィの攻撃はドラゴンにぶち当たると、視線が地面に向いた。
続けて二激目、エマが巨大な岩を見つけたらしく――投げ飛ばした。
それ自体にダメージはないが、打ちどころが良かった。
思い切り右足に当たり、悲鳴を上げた。
「グオオオオオオオン」
けどこれは、全部囮だ。
「よお、ドラゴン」
飛行魔法を使って、俺はドラゴンの近くに移動していた。
こいつらは魔力に鋭い。だからこそ気を引いてもらったのだ。
目の前で対峙すると、改めて化け物だとわかった。
魔力が、まるで重低音を奏でていたときのように皮膚に突き刺さる。
しかし俺は、既に魔剣を振りかぶっていた。
「――オラァッ」
硬質を最大限まで高めた上で、属性を付与している。
現状まだ魔法自体は上手く使えないが、できるかぎりの研鑽を積んできた。
ドラゴン退治の為じゃないが、気持ちはそれ以上だ。
気持ちとしては一か八かだった。
だが――俺の剣は――ズブズブとドラゴンの翼を切り裂いていく。
――ハッ、今までの俺の時間は無駄じゃなかったらしい。
「グォオォオォオォン」
だがドラゴンもバカじゃない。
自らの領域で戦っている相手をやすやすと逃がすわけがない。
口を開く。のどの奥から炎が見えた。
まともに食らえば跡形もなくなるほどの魔力の炎。
だが俺は魔剣をそのまま構えた。
二撃目の用意だ。
――俺は、仲間を信じてる。
ドラゴンノブレスが俺に降り注ぐ瞬間、目の前に赤い盾が出現した。
それは全ての炎を完全に防ぎ、離散させる。
俺も驚いたが、ルビィは俺と出会ってすぐに才能を開花させた。
なかったのは自信だけだったのだ。
それを乗り越えた彼女に炎は、一切利かない。
「悪いな。お前には仲間がいないのに」
そのまま二激目、両翼を傷つけられ飛行ができなくなったドラゴンは、回転しながら堕ちていく。
だが俺も飛行魔法の限界だ。
急いで背に乗ると、そのまま剣を突き立てる。
とはいえ、流石はドラゴン。
思い切り魔剣を突き刺すも、抵抗力を最大限まであげていたらしい。
まるで鉄に刺したかのようにはじき返される。
「ハッ、お前もやるな」
そのまま地面に落ちて轟音を響かせ、砂埃が舞う。それが消えていくと同時に姿を現したのは、ルビィとエマだ。
魔力を炎に変えて放つ。
エマも武器はないものの、手ごろな木を見つけたのだろう。
といっても、すげえデカい木だが。
それをそのまま、ドラゴンに叩きつける。
「グオオオオオオオン」
そのとき、ドラゴンは全力でバリアを展開した。
全方位ガード。
無敵の防御。
原作でも、これがこいつの最大の魔法だった。
ここからが本番だ。
三人で横並びで構える。
「ルビィ、エマ、ドラゴンの攻撃パターンは伝えた通りだ」
「はいですわ」
「わかりました」
二人にはドラゴンについての原作知識をすべて与えている。
心の底から信頼しているからこそ、疑いもなく動いてくれる。
「さあいくぜ」
瞬歩で近づく。炎はルビィが防いでくれた。
魔剣で一撃、だがシールドで無効化。
続けて俺に放たれた、かぎ爪の攻撃はエマが蹴り上げて防いでくれた。
そのまま連続で魔剣で切りつけまくるも、無敵シールドのエフェクトだけが発生する。
「デルクス、効きません――」
「ルビィ、俺を信じろ!」
それでも俺は振り続けた。
一撃でも食らえば死ぬとわかっている最大攻撃もギリギリで回避していく。
だがそのとき、まだ残っていた魔物がいた。
魔力感知に反応がなかったのは、本来冬眠していたはずの魔熊だからだ。
それが、エマに襲い掛かる。
彼女は攻撃を仕掛けた後で防御が間に合わない。
「エマ!」
魔剣を支点にドラゴンの攻撃を回避しながら助けようと急ぐ。
だが間に合わない。
そのとき――魔熊が何者かに殴られて飛んでいく。
現れたのは――。
「大丈夫か兄弟たち」
「遅くなったな兄弟たち」
まさかの――誤解兄弟だった。
「お前ら……なんでいるんだ?」
「そりゃトランプしたいからだろ。なあ兄者」
「弟者、そりゃ決まってるよな」
ハッ、原作にはないエピソード。けど、良い時もあるんだな。
「ありがたい。――けど、もうすぐ終わりだ。二人とも、思い切りシールドを殴ってくれ。後は俺がやる」
「おうよ」
「任せろ!」
最後は全員で突撃した。ドラゴンも限界だったのだろう。
誤解兄弟、ルビィ、エマが吹き飛ばされる。
だが俺だけはふみとどまり、渾身の一撃をヒットさせた。
シールドが――ガラス塊を割り割くような大音響とともに、微細な欠片となって飛散した。
「凄い……」
「デルクス様!」
「ああ、――けど、まだだ」
俺は、シールドの消えたドラゴンに追い打ちをかけようとした。。
自らの敗北を喫したのか、ドラゴンが吠える。
最後に思い切り炎を吐いたが、ルビィが俺を守ってくれた。
俺は、残り少ない魔力を使って、イケメンヴォイスを発動させた。
「悪いな、原作はこうじゃなかったろうに」
そして、ドラゴンの首を切り落とした。
――――
――
―
「デルクス殿、それは――もらった」
「マジかよ……兄者つよすぎるだろ」
「弟者さんもなかなかですわ」
「みんな強すぎですよ」
「ク、お前たちも強いな……」
冒険者ギルド、俺たちはトランプをしていた。
返り血を浴びているの関わらずだ。
「あいつらドラゴン倒したらしいぜ」
「すげえな。でも何で……トランプしてんだよ」
「わかんねえ、逆に怖くねえか?」
「怖い……。」
誤解兄弟自体は思っていたよりも強かったが、でもトランプは弱かった。
本当にただ好きなだけらしい。
「じゃあな、トランプ兄弟」
「またなデルクス。いつでもトランプ呼んでくれ」
「さよならだ」
俺たちが倒したドラゴンは王都で研究材料として持ち帰られた。
相応の報酬が後日頂けるとのことだ。
原作では成し遂げられなかった偉業を制覇したのだ。
これほど誇らしいことはない。
近くの護衛商人たちは村に非難していたという。
おそらくあの時助けに入らなければ、原作よりもひどい事になっていただろう。
原作ではないことが起きている。
視野を広げておかないなと、心に誓った。
だが――。
「――魔剣。ふふふ、ふふふふ」
「デルクス、嬉しそうですねえ。どんなスキルなんですか?」
「そうですね。そういえばまだ聞いてませんでした」
二人には俺の魔剣のことを伝えている。
スキルを得るのはランダムだ。
だが、俺は得た。
それもすさまじいスキルを。
これがあれば、今後の困難にも打ち勝つ可能性が高くなっただろう。
――ったく、おもしろいぜ。ファクトファンタジーめ。
「俺に炎と攻撃を仕掛けてみな。ルビィ、エマ」
「え、どういうことですか?」
「?」
そして俺は、二人の攻撃を完璧に防いだ。
「す、すごすぎます」
「……デルクス様、さすがにこれは凄いになりますよ」
「なんか俺も、そんな気がしてきたな。……大丈夫かな?」
New:完全無敵防御(10秒間の間、全ての攻撃を無効化する。再使用時間は従者の魔力に比例する。現在:10分)
14
お気に入りに追加
899
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
異世界転生してしまったがさすがにこれはおかしい
増月ヒラナ
ファンタジー
不慮の事故により死んだ主人公 神田玲。
目覚めたら見知らぬ光景が広がっていた
3歳になるころ、母に催促されステータスを確認したところ
いくらなんでもこれはおかしいだろ!
悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。
(完結)足手まといだと言われパーティーをクビになった補助魔法師だけど、足手まといになった覚えは無い!
ちゃむふー
ファンタジー
今までこのパーティーで上手くやってきたと思っていた。
なのに突然のパーティークビ宣言!!
確かに俺は直接の攻撃タイプでは無い。
補助魔法師だ。
俺のお陰で皆の攻撃力防御力回復力は約3倍にはなっていた筈だ。
足手まといだから今日でパーティーはクビ??
そんな理由認められない!!!
俺がいなくなったら攻撃力も防御力も回復力も3分の1になるからな??
分かってるのか?
俺を追い出した事、絶対後悔するからな!!!
ファンタジー初心者です。
温かい目で見てください(*'▽'*)
一万文字以下の短編の予定です!
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる