26 / 36
第26話 受注任務
しおりを挟む
会長室。
白髪の副会長、ゼニスが電話の応対をしていた。
「はい。承知しました。――アルメリア会長、四人が到着しました。お部屋にお通ししてよろしいでしょうか」
「もちろんですよ」
金髪碧眼、アルメリアは姿見の前に立っていた。襟付きの黒い軍服のような服に身を包んでいる。
「ゼニス、変じゃないですか」
「大変見目麗しいかと。――私はどうですか」
ゼニスは、ピシッと姿勢を正した。スーツ姿に身を包んでいる。
「完璧だと思います。ついにご対面ですね。――謎の大剣豪――それも生ですよ! 生!」
「はい。会長、ずっと動画見てましたもんね。切り抜き、何度も部屋の外に漏れてましたよ。ですが私も、年甲斐もなくワクワクです!」
「これが、視聴者の気分なのですね」
「わかります。ですが、くれぐれも会長としての気品を保ちくださいね」
「当たり前ですよ。――サインは強請ったらダメかしら?」
「ダメです」
――コンコンコン。
「失礼します」
そこに入ってきたのは、帆乃佳、椿姫、小倉、伊織である。
それぞれ挨拶をしてから横に並ぶ。
アルメリア会長は後ろを向いていた。顔を作るために必死で、数秒置いてから前を向く。
「突然の招集にもかかわらずよく来てくれましたね。お初にお目にかかります。アルメリア・アンケートです。こちらは副会長のゼニスです」
「どうも、以後お見知りおきを」
二人は、打って変わって真剣な表情を浮かべていた。
ただ、生宮本椿姫を見つけた瞬間、少しだけ頬ピクッとした。
それに気づいたのは、唯一帆乃佳だけである。
(椿姫に好意を抱いている? ……気のせいか)
「私は宮本椿姫――」
「自己紹介はなくて結構です。隣は伊織さん。そして東日本探索協会、公式大会優勝した小倉さんですね」
「は、はい!」
「小倉です!」
「さっそく本題に入りましょう。今日お呼びしたのは、先日の新宿ダンジョン崩壊についてと試練ダンジョンの件です。――結論から申し上げますと、今回に限り特例とさせていただきます」
その言葉で、伊織が「やりましたね、椿姫さん」と声を上げた。しかし、すぐに声を抑える。
「ですがこれはあくまでも暫定です。試練ダンジョンは、宮本椿姫、あなたの強さを確認することが目的でした。実際、それは問題ないと判断しましたが、探索協会内には快く思っていない人もいます。――ただその前に一つ、尋ねましょう。宮本椿姫さん、あなたはこれからも探索者を続けたいと思っていますか?」
「……続けたいと思っている――います」
「それは何故でしょうか。ハッキリ申し上げます。最近は探索者を遊びと勘違いしている人が大勢いるのですよ。お宝をゲットするためだけの資格、ダンジョンをまるでレジャー施設のような扱いです。確かに余裕は大事です。しかし忘れていけないのは、今こうやって多くの人が認知しているのは、たくさんの死によって成り立っているからです。先人の方が切り開いてくれた道を、理解していない人が多いのです。あなたは、それを聞いてどう思いますか?」
アルメリアは気づいていた。椿姫が、探索者としての日が浅い事や、ダンジョンについて詳しくないことを。
帆乃佳が「椿姫は――」と答えようとするも、アルメリアが強く静止する。これは、椿姫の口から聞かねばならないと。
「……わからない」
「わからない? それが、あなたの答えですか」
アルメリアはため息を吐いたかのように答えた。
しかしそこで、椿姫が続ける。
「……これは答えではない。私の本当の気持ちだ。私は田舎で生まれた。叔父と同じ剣の道に進み、そしてダンジョンの存在を知った。夢は宮本流を広めること。それがまだ叶ったとは思っていないし、これからもっと多くの人に知ってほしい。私ではなく、叔父が愛した剣をだ。そしてダンジョンのおかげで伊織と出会った。古くから私を知っている帆乃佳も、小倉も。私にとって、ダンジョンは特別なものだ」
「友達が多くできたと、そのためにダンジョンを利用してきたいと?」
「……それはあくまでも一部でしかない。人類にとって危険なものだとわかっている。これからも全力で戦うし、何かあれば躊躇しない。でも、楽しいこともある。それが、今の答えだ」
それに対して、アルメリアは真剣な表情を浮かべていた。
そしてそれが、ふっと緩む。
「いいでしょう。私が欲しかったのは嘘偽りのない言葉です」
その言葉で、伊織、小倉が声を上げた。帆乃佳が心の中で(やった、椿姫、やったわあああ)と叫ぶ。
「既に佐々木さんから聞いていると思いますが、これからダンジョンに行ってもらいます。先週発見された新しいダンジョンで、まだ未到達で危険ですが、あなた達ならやれると信じています。そしてこれは、協専としていってもらいます」
椿姫は思い出していた。協専とは、探索協会が公式で作成したギルドだと伊織に教えてもらった。
ダンジョンのランクを暫定したり、魔物の生態系を調べて報告する仕事を請け負う集団である。
探索者の中ではエリート中のエリートとして見られるが、その分嫉妬や妬みも多い。政府とのしがらみもあり、突然に任務を言いつけられることも。
突然の事で椿姫が答えに困っていると伊織が答えた。
「お任せください。――椿姫さん、私は大丈夫ですよ」
気遣いにあふれた、彼女の思いやりだった。
「私も問題ありません」
「小倉もです!」
帆乃佳はこうなることが既に分かっていたので、小倉にも伝えていた。
明らかに異質な椿姫、それを探索協会が放っておくわけがない。ダンジョンの崩壊で椿姫が多くの人を守ったのは、協会からすれば、おいしい駒が手に入ったものだろうと気づいていた。
元々一人が好きでどこかに所属することを避けていたが、椿姫のためならと真っ先に動いたのである。
四人は了承し、会長室を後にした。
「帆乃佳、悪いな」
「別に構わないわ。それに未到達ダンジョンっておもしろそうだわ」
「小倉も楽しみです! ダンジョン久しぶりです!」
「椿姫さん気にしないでください。これから、頑張りましょうね」
「……ありがとう」
(可愛い椿姫、可愛い椿姫、可愛い椿姫、可愛い椿姫、可愛い椿姫、可愛い椿姫――好き)
◇
「アルメリア会長、ご苦労様でした。損な役回りをさせてしまって申し訳ありません」
「いえ、私は嫌われたでしょうね。でも仕方ありません。強者には責任があります。私は会長として、ずっと悪者でいますよ。――さて、それはそうとして配信の待機をしましょうか。今日は別アカウントを用意しました。スパチャの準備も万端ですよ」
「今のうちにお茶とサンドイッチ作ってきますね。でもちょっと失礼な感じではありませんか? 遊んでいるみたいな……」
「信じているだけですよ。四人ならダンジョンの攻略もスムーズにいくでしょう。それに、いざとなれば私が、すぐに駆けつけますから」
「……会長なら間に合うでしょうね。なら、おやつも作ってきます」
「紅茶も頼むわ」
白髪の副会長、ゼニスが電話の応対をしていた。
「はい。承知しました。――アルメリア会長、四人が到着しました。お部屋にお通ししてよろしいでしょうか」
「もちろんですよ」
金髪碧眼、アルメリアは姿見の前に立っていた。襟付きの黒い軍服のような服に身を包んでいる。
「ゼニス、変じゃないですか」
「大変見目麗しいかと。――私はどうですか」
ゼニスは、ピシッと姿勢を正した。スーツ姿に身を包んでいる。
「完璧だと思います。ついにご対面ですね。――謎の大剣豪――それも生ですよ! 生!」
「はい。会長、ずっと動画見てましたもんね。切り抜き、何度も部屋の外に漏れてましたよ。ですが私も、年甲斐もなくワクワクです!」
「これが、視聴者の気分なのですね」
「わかります。ですが、くれぐれも会長としての気品を保ちくださいね」
「当たり前ですよ。――サインは強請ったらダメかしら?」
「ダメです」
――コンコンコン。
「失礼します」
そこに入ってきたのは、帆乃佳、椿姫、小倉、伊織である。
それぞれ挨拶をしてから横に並ぶ。
アルメリア会長は後ろを向いていた。顔を作るために必死で、数秒置いてから前を向く。
「突然の招集にもかかわらずよく来てくれましたね。お初にお目にかかります。アルメリア・アンケートです。こちらは副会長のゼニスです」
「どうも、以後お見知りおきを」
二人は、打って変わって真剣な表情を浮かべていた。
ただ、生宮本椿姫を見つけた瞬間、少しだけ頬ピクッとした。
それに気づいたのは、唯一帆乃佳だけである。
(椿姫に好意を抱いている? ……気のせいか)
「私は宮本椿姫――」
「自己紹介はなくて結構です。隣は伊織さん。そして東日本探索協会、公式大会優勝した小倉さんですね」
「は、はい!」
「小倉です!」
「さっそく本題に入りましょう。今日お呼びしたのは、先日の新宿ダンジョン崩壊についてと試練ダンジョンの件です。――結論から申し上げますと、今回に限り特例とさせていただきます」
その言葉で、伊織が「やりましたね、椿姫さん」と声を上げた。しかし、すぐに声を抑える。
「ですがこれはあくまでも暫定です。試練ダンジョンは、宮本椿姫、あなたの強さを確認することが目的でした。実際、それは問題ないと判断しましたが、探索協会内には快く思っていない人もいます。――ただその前に一つ、尋ねましょう。宮本椿姫さん、あなたはこれからも探索者を続けたいと思っていますか?」
「……続けたいと思っている――います」
「それは何故でしょうか。ハッキリ申し上げます。最近は探索者を遊びと勘違いしている人が大勢いるのですよ。お宝をゲットするためだけの資格、ダンジョンをまるでレジャー施設のような扱いです。確かに余裕は大事です。しかし忘れていけないのは、今こうやって多くの人が認知しているのは、たくさんの死によって成り立っているからです。先人の方が切り開いてくれた道を、理解していない人が多いのです。あなたは、それを聞いてどう思いますか?」
アルメリアは気づいていた。椿姫が、探索者としての日が浅い事や、ダンジョンについて詳しくないことを。
帆乃佳が「椿姫は――」と答えようとするも、アルメリアが強く静止する。これは、椿姫の口から聞かねばならないと。
「……わからない」
「わからない? それが、あなたの答えですか」
アルメリアはため息を吐いたかのように答えた。
しかしそこで、椿姫が続ける。
「……これは答えではない。私の本当の気持ちだ。私は田舎で生まれた。叔父と同じ剣の道に進み、そしてダンジョンの存在を知った。夢は宮本流を広めること。それがまだ叶ったとは思っていないし、これからもっと多くの人に知ってほしい。私ではなく、叔父が愛した剣をだ。そしてダンジョンのおかげで伊織と出会った。古くから私を知っている帆乃佳も、小倉も。私にとって、ダンジョンは特別なものだ」
「友達が多くできたと、そのためにダンジョンを利用してきたいと?」
「……それはあくまでも一部でしかない。人類にとって危険なものだとわかっている。これからも全力で戦うし、何かあれば躊躇しない。でも、楽しいこともある。それが、今の答えだ」
それに対して、アルメリアは真剣な表情を浮かべていた。
そしてそれが、ふっと緩む。
「いいでしょう。私が欲しかったのは嘘偽りのない言葉です」
その言葉で、伊織、小倉が声を上げた。帆乃佳が心の中で(やった、椿姫、やったわあああ)と叫ぶ。
「既に佐々木さんから聞いていると思いますが、これからダンジョンに行ってもらいます。先週発見された新しいダンジョンで、まだ未到達で危険ですが、あなた達ならやれると信じています。そしてこれは、協専としていってもらいます」
椿姫は思い出していた。協専とは、探索協会が公式で作成したギルドだと伊織に教えてもらった。
ダンジョンのランクを暫定したり、魔物の生態系を調べて報告する仕事を請け負う集団である。
探索者の中ではエリート中のエリートとして見られるが、その分嫉妬や妬みも多い。政府とのしがらみもあり、突然に任務を言いつけられることも。
突然の事で椿姫が答えに困っていると伊織が答えた。
「お任せください。――椿姫さん、私は大丈夫ですよ」
気遣いにあふれた、彼女の思いやりだった。
「私も問題ありません」
「小倉もです!」
帆乃佳はこうなることが既に分かっていたので、小倉にも伝えていた。
明らかに異質な椿姫、それを探索協会が放っておくわけがない。ダンジョンの崩壊で椿姫が多くの人を守ったのは、協会からすれば、おいしい駒が手に入ったものだろうと気づいていた。
元々一人が好きでどこかに所属することを避けていたが、椿姫のためならと真っ先に動いたのである。
四人は了承し、会長室を後にした。
「帆乃佳、悪いな」
「別に構わないわ。それに未到達ダンジョンっておもしろそうだわ」
「小倉も楽しみです! ダンジョン久しぶりです!」
「椿姫さん気にしないでください。これから、頑張りましょうね」
「……ありがとう」
(可愛い椿姫、可愛い椿姫、可愛い椿姫、可愛い椿姫、可愛い椿姫、可愛い椿姫――好き)
◇
「アルメリア会長、ご苦労様でした。損な役回りをさせてしまって申し訳ありません」
「いえ、私は嫌われたでしょうね。でも仕方ありません。強者には責任があります。私は会長として、ずっと悪者でいますよ。――さて、それはそうとして配信の待機をしましょうか。今日は別アカウントを用意しました。スパチャの準備も万端ですよ」
「今のうちにお茶とサンドイッチ作ってきますね。でもちょっと失礼な感じではありませんか? 遊んでいるみたいな……」
「信じているだけですよ。四人ならダンジョンの攻略もスムーズにいくでしょう。それに、いざとなれば私が、すぐに駆けつけますから」
「……会長なら間に合うでしょうね。なら、おやつも作ってきます」
「紅茶も頼むわ」
43
お気に入りに追加
254
あなたにおすすめの小説
辻ダンジョン掃除が趣味の底辺社畜、迷惑配信者が汚したダンジョンを掃除していたらうっかり美少女アイドルの配信に映り込み神バズりしてしまう
なっくる
ファンタジー
ダンジョン攻略配信が定着した日本、迷惑配信者が世間を騒がせていた。主人公タクミはダンジョン配信視聴とダンジョン掃除が趣味の社畜。
だが美少女アイドルダンジョン配信者の生配信に映り込んだことで、彼の運命は大きく変わる。実はレアだったお掃除スキルと人間性をダンジョン庁に評価され、美少女アイドルと共にダンジョンのイメージキャラクターに抜擢される。自身を慕ってくれる美少女JKとの楽しい毎日。そして超進化したお掃除スキルで迷惑配信者を懲らしめたことで、彼女と共にダンジョン界屈指の人気者になっていく。
バラ色人生を送るタクミだが……迷惑配信者の背後に潜む陰謀がタクミたちに襲い掛かるのだった。
※他サイトでも掲載しています
超人気美少女ダンジョン配信者を救ってバズった呪詛師、うっかり呪術を披露しすぎたところ、どうやら最凶すぎると話題に
菊池 快晴
ファンタジー
「誰も見てくれない……」
黒羽黒斗は、呪術の力でダンジョン配信者をしていたが、地味すぎるせいで視聴者が伸びなかった。
自らをブラックと名乗り、中二病キャラクターで必死に頑張るも空回り。
そんなある日、ダンジョンの最下層で超人気配信者、君内風華を呪術で偶然にも助ける。
その素早すぎる動き、ボスすらも即死させる呪術が最凶すぎると話題になり、黒斗ことブラックの信者が増えていく。
だが当の本人は真面目すぎるので「人気配信者ってすごいなあ」と勘違い。
これは、主人公ブラックが正体を隠しながらも最凶呪術で無双しまくる物語である。
日本帝国陸海軍 混成異世界根拠地隊
北鴨梨
ファンタジー
太平洋戦争も終盤に近付いた1944(昭和19)年末、日本海軍が特攻作戦のため終結させた南方の小規模な空母機動部隊、北方の輸送兼対潜掃討部隊、小笠原増援輸送部隊が突如として消失し、異世界へ転移した。米軍相手には苦戦続きの彼らが、航空戦力と火力、機動力を生かして他を圧倒し、図らずも異世界最強の軍隊となってしまい、その情勢に大きく関わって引っ掻き回すことになる。
俺だけ展開できる聖域《ワークショップ》~ガチャで手に入れたスキルで美少女達を救う配信がバズってしまい、追放した奴らへざまあして人生大逆転~
椿紅颯
ファンタジー
鍛誠 一心(たんせい いっしん)は、生ける伝説に憧憬の念を抱く駆け出しの鍛冶師である。
探索者となり、同時期に新米探索者になったメンバーとパーティを組んで2カ月が経過したそんなある日、追放宣言を言い放たれてしまった。
このことからショックを受けてしまうも、生活するために受付嬢の幼馴染に相談すると「自らの価値を高めるためにはスキルガチャを回してみるのはどうか」、という提案を受け、更にはそのスキルが希少性のあるものであれば"配信者"として活動するのもいいのではと助言をされた。
自身の戦闘力が低いことからパーティを追放されてしまったことから、一か八かで全て実行に移す。
ガチャを回した結果、【聖域】という性能はそこそこであったが見た目は派手な方のスキルを手に入れる。
しかし、スキルの使い方は自分で模索するしかなかった。
その後、試行錯誤している時にダンジョンで少女達を助けることになるのだが……その少女達は、まさかの配信者であり芸能人であることを後々から知ることに。
まだまだ驚愕的な事実があり、なんとその少女達は自身の配信チャンネルで配信をしていた!
そして、その美少女達とパーティを組むことにも!
パーティを追放され、戦闘力もほとんどない鍛冶師がひょんなことから有名になり、間接的に元パーティメンバーをざまあしつつ躍進を繰り広げていく!
泥臭く努力もしつつ、実はチート級なスキルを是非ご覧ください!
底辺ダンチューバーさん、お嬢様系アイドル配信者を助けたら大バズりしてしまう ~人類未踏の最難関ダンジョンも楽々攻略しちゃいます〜
サイダーボウイ
ファンタジー
日常にダンジョンが溶け込んで15年。
冥層を目指すガチ勢は消え去り、浅層階を周回しながらスパチャで小銭を稼ぐダンチューバーがトレンドとなった現在。
ひとりの新人配信者が注目されつつあった。
推しのVTuberに高額スパチャするために世界最強の探索者になった男の話
福寿草真@植物使いコミカライズ連載中!
ファンタジー
とあるVTuberを長年応援している主人公、柊木蓮也。ある日彼はふと思った。
「高額スパチャしてみてぇ」と。
しかし彼はしがないサラリーマンであり、高額スパチャを躊躇する程度の稼ぎしかない。そんな折、蓮也はダンジョン探索者の稼ぎが良いことを思い出し──
これは『推しに高額スパチャしたい』という理由で探索者になり、あれよあれよと世界最強になってしまう1人のぶっ飛んだ男の物語。
動物に好かれまくる体質の少年、ダンジョンを探索する 配信中にレッドドラゴンを手懐けたら大バズりしました!
海夏世もみじ
ファンタジー
旧題:動物に好かれまくる体質の少年、ダンジョン配信中にレッドドラゴン手懐けたら大バズりしました
動物に好かれまくる体質を持つ主人公、藍堂咲太《あいどう・さくた》は、友人にダンジョンカメラというものをもらった。
そのカメラで暇つぶしにダンジョン配信をしようということでダンジョンに向かったのだが、イレギュラーのレッドドラゴンが現れてしまう。
しかし主人公に攻撃は一切せず、喉を鳴らして好意的な様子。その様子が全て配信されており、拡散され、大バズりしてしまった!
戦闘力ミジンコ主人公が魔物や幻獣を手懐けながらダンジョンを進む配信のスタート!
現代ダンジョンで成り上がり!
カメ
ファンタジー
現代ダンジョンで成り上がる!
現代の世界に大きな地震が全世界同時に起こると共に、全世界にダンジョンが現れた。
舞台はその後の世界。ダンジョンの出現とともに、ステータスが見れる様になり、多くの能力、スキルを持つ人たちが現れる。その人達は冒険者と呼ばれる様になり、ダンジョンから得られる貴重な資源のおかげで稼ぎが多い冒険者は、多くの人から憧れる職業となった。
四ノ宮翔には、いいスキルもステータスもない。ましてや呪いをその身に受ける、呪われた子の称号を持つ存在だ。そんな彼がこの世界でどう生き、成り上がるのか、その冒険が今始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる