14 / 36
第14話 最凶の誕生
しおりを挟む
「腕を上げたな、帆乃佳」
「あら、本当に思っているのかしら、椿姫」
「私は嘘をつかない。知ってるだろう」
「……そうね」
”うおおおおおおお、帆乃佳ちゃんつええええ”
”さすが! でも、死なないでね”
”大剣豪とはお友達なの?”
”旧友との再会っぽいけど、今この状態で話せないのはつらいな”
”でもマジで二人とも強い”
「凄い。凄い二人と――も……」
伊織が立ち上がるも、そのまま倒れこみそうなり、急いで椿姫が抱きかかえた。
「伊織、伊織!?」
「――魔力欠乏の症状が出てるわ。かなり無茶してたみたいだし」
そこに帆乃佳が駆け寄り、伊織の額に手を当てた。
「どうしたいいのだ。教えてくれ。伊織は、私にとって初めての友人なのだ」
「……初めて?」
「帆乃佳?」
「何でもないわ。――治癒は多くの魔力を使う。これ以上の能力使用は死ぬんじゃないかしら。幸い魔物もいないし、ここから離れたほうがいいわ」
「……そうだな。ここまで――」
「……ま、まだ、いけます」
そこで、伊織が目を覚ます。再び、立ち上がろうとする。
「ダメだ。伊織」
「まだ、まだ絶対に怪我人はいるはずです……」
「あなた、死ぬ気?」
「……死にません。私は、死なない」
「なぜそこまでするの? あなたにとって、無関係な人でしょう?」
帆乃佳の問いかけに、伊織が答える。
「……はい。でも、私は……私は助けられたんです。この命は、自分のものだけじゃない」
伊織の言葉に、帆乃佳はため息を吐いた。
ふたたび問いかけようしたとき、椿姫が口を開く。
「なら私が守る。伊織、行こう」
「……はい」
「椿姫、あなた自分が何を言ってるのかわかってるの? これ以上は、本当に死ぬわよ」
「死なない。伊織はわかっている。それに、後悔はしたくないんだ。そうだな、伊織」
椿姫の言葉に、伊織が静かに頷く。
「あーもう。……ま、あなた達といれば配信映えるし。せっかくだし、私もついていくわ」
「ありがとう、佐々木さん」
「人助けじゃない。私は、配信の為よ」
”帆乃佳ちゃんがいれば安心できる”
”頼むからみんな死なないでくれ”
”探索者がもうすぐつくらしい”
”がんばれ! もう少しだ!”
三人は、更に前線に近づいていく。
それぞれが仕事を全うしていた。
特に椿姫と帆乃佳は、恐ろしいほどの強さを見せつける。
「ねえ、椿姫――」
「――なんだ」
「いつから東京に来てたのよ。叔父さんは?」
「亡くなった。寿命だった。。穂香の叔父は――」
「……同じよ」
「そうか」
ようやく崩壊ダンジョンに辿り着いたとき、三人は目を見開く。
深淵を見据える目、巨大な緑の鱗、キラリと光るかぎづめ。
皮膚の溶け始めているドラゴンが何かを探していた。
目の前には学校の校庭。
子供たちが、隠れていた。
”ダンジョンボスじゃね!?”
”ドラゴンってマジかよ”
”なんで溶けてるんだ?”
”ダンジョン外に出たからかも”
”これ……絶対S級指定のネームドじゃないか”
”マジかよ……”
”こんなの街に行ったら大変なことになるぞ”
”逃げてえええええええええ”
しかし椿姫は剣を構えた。伊織もなけなしの魔力を漲らせる。
それを見ながら、帆乃佳も伸縮刀を構える。
”やるのか!? S級のダンジョンボスなんて100人でやるもんだろ!?”
”それも洗練された精鋭たちでだよ……”
”嘘だろ……”
”三人は流石に無茶では!?”
「――宮本流――瞬地」
「――佐々木流――急地」
二人は配信の声には耳を傾けず駆ける。
一方伊織は、子供たちの元へ真っ直ぐに向かった。
椿姫と帆乃佳は、巨大なドラゴンに立ち向かいながら、一切の恐怖も浮かんでいない。
「来るぞ、帆乃佳!」
「――わかってるわ」
敵を認識したドラゴンは、二人に向かって勢いよく炎を吐いた。
熱風とともにおそろしいほどの熱波が肌に突き刺さる。
寸前で左右に回避した二人は、間髪入れずに攻撃を与えた。
しかしあまりの鱗の硬さに驚く。ただ、帆乃佳の一撃だけは皮膚をえぐり取る。
二人は着地したあと、すぐに剣を構える。
椿姫は、己の剣に視線を向ける。刃零れが凄まじい。
だがそのときドラゴンは吠えた。武者震いかのように耳をつんざくような悲鳴が響き渡る。
だがそこで、目を疑う。
二体目のドラゴンが現れたのだ。遥か上空から、向かってきている。
狙うは伊織と子供たち。
「――椿姫、この手負いは私に任せない!」
帆乃佳が叫び、駆ける。
椿姫は急いで伊織の元へ駆ける。
ドラゴンは空から伊織に向かって炎を吐く。
「――防御」
最後の力を使って伊織は炎を防ぐも、そこで完全に魔力が尽きてしまう。
完全に気を失って、その場に倒れこむ。
”うわああああああああああああ”
”どうしたらいいんだ”
”ヤバイヤバイ”
”大剣豪でもさすがにこれは”
”どうなるんだ!?”
”誰か来てくれ”
椿姫は、ドラゴンの首を狙って渾身の一撃を与えた。
だがそこで、最悪な出来事が起きる。
「――刀が」
余りの鱗の硬さに折れてしまう。
視界の端では、帆乃佳が竜を相手に立ちまわっていた。
伸縮自在の長刀で、竜を切り刻んでいる。
椿姫は伊織と子供たちを守るかのように前に立つ。
「グオォオオォオォオォォオオン」
「――椿姫!」
帆乃佳が叫ぶも、椿姫は引かなかった。
叔父の言葉を思い出す。
――最後まで諦めるな。動ける限り、戦え。
椿姫は拳を固めた。
硬すぎる鱗に打撃が通用するとは思っていない。
それでも、諦めなければ勝機はあるかもしれない。
時間を稼げば、何かが変わるかもしれない。
だがそこで、ドラゴンが炎をふたたび溜めた。
圧倒的な力、それでも椿姫は目を逸らさない。
――力が、欲しい。
――負けぬ、力が。
その時、椿姫の手が、輝き始めた。
目覚めし者には共通点がある。
人とは、欲深い生き物だ。
この世に誕生した後、ただひたすらに願う。
幼き者は両親に願う。あるものは兄弟に願う。他者に願う。
やがて願いは細分化していく。格好よく。可愛く。強く。賢く。稼ぐ。他者よりも――上へ。
果たしてその想いはどれほどのものだろうか。
願いを数値化することはできない。
だが魔力は、人の強い願いを、想いを、叫びを、形にする。
ある一定の、強い――願いを超えると、それを具現化する力を持っていた。
宮本椿姫は強さに貪欲である。
だがそれを強請ったことも、誰かに委ねたこともない。
ひたすらに研鑽を積み、叔父のようになりたいと己を虐め、自制、高見を目指し続けた。
彼女にとって欲とは、この手で掴み取るものでしかない。
今――この時までは。
椿姫は生まれて初めて願う。
自分ではどうにもならないこの現状を、願った。
誰か、自分ではない何か、己では届かない、初めての感情を、強く、強く、強く。叫んだ。恨んだ。妬んだ。
人は願う。この世に誕生した後、ただひたすらに欲深く願う。
それが、想いとなり、形となるまで、ただひすらに、願う。
「――これは」
宮本椿姫の両手に握るは、 無限の光を放つ剣――そして深淵の如く闇の剣。
――二刀流。
唯一無二。
二つの能力を持つ、目覚めし者――。
――世界最凶の誕生である。
「あら、本当に思っているのかしら、椿姫」
「私は嘘をつかない。知ってるだろう」
「……そうね」
”うおおおおおおお、帆乃佳ちゃんつええええ”
”さすが! でも、死なないでね”
”大剣豪とはお友達なの?”
”旧友との再会っぽいけど、今この状態で話せないのはつらいな”
”でもマジで二人とも強い”
「凄い。凄い二人と――も……」
伊織が立ち上がるも、そのまま倒れこみそうなり、急いで椿姫が抱きかかえた。
「伊織、伊織!?」
「――魔力欠乏の症状が出てるわ。かなり無茶してたみたいだし」
そこに帆乃佳が駆け寄り、伊織の額に手を当てた。
「どうしたいいのだ。教えてくれ。伊織は、私にとって初めての友人なのだ」
「……初めて?」
「帆乃佳?」
「何でもないわ。――治癒は多くの魔力を使う。これ以上の能力使用は死ぬんじゃないかしら。幸い魔物もいないし、ここから離れたほうがいいわ」
「……そうだな。ここまで――」
「……ま、まだ、いけます」
そこで、伊織が目を覚ます。再び、立ち上がろうとする。
「ダメだ。伊織」
「まだ、まだ絶対に怪我人はいるはずです……」
「あなた、死ぬ気?」
「……死にません。私は、死なない」
「なぜそこまでするの? あなたにとって、無関係な人でしょう?」
帆乃佳の問いかけに、伊織が答える。
「……はい。でも、私は……私は助けられたんです。この命は、自分のものだけじゃない」
伊織の言葉に、帆乃佳はため息を吐いた。
ふたたび問いかけようしたとき、椿姫が口を開く。
「なら私が守る。伊織、行こう」
「……はい」
「椿姫、あなた自分が何を言ってるのかわかってるの? これ以上は、本当に死ぬわよ」
「死なない。伊織はわかっている。それに、後悔はしたくないんだ。そうだな、伊織」
椿姫の言葉に、伊織が静かに頷く。
「あーもう。……ま、あなた達といれば配信映えるし。せっかくだし、私もついていくわ」
「ありがとう、佐々木さん」
「人助けじゃない。私は、配信の為よ」
”帆乃佳ちゃんがいれば安心できる”
”頼むからみんな死なないでくれ”
”探索者がもうすぐつくらしい”
”がんばれ! もう少しだ!”
三人は、更に前線に近づいていく。
それぞれが仕事を全うしていた。
特に椿姫と帆乃佳は、恐ろしいほどの強さを見せつける。
「ねえ、椿姫――」
「――なんだ」
「いつから東京に来てたのよ。叔父さんは?」
「亡くなった。寿命だった。。穂香の叔父は――」
「……同じよ」
「そうか」
ようやく崩壊ダンジョンに辿り着いたとき、三人は目を見開く。
深淵を見据える目、巨大な緑の鱗、キラリと光るかぎづめ。
皮膚の溶け始めているドラゴンが何かを探していた。
目の前には学校の校庭。
子供たちが、隠れていた。
”ダンジョンボスじゃね!?”
”ドラゴンってマジかよ”
”なんで溶けてるんだ?”
”ダンジョン外に出たからかも”
”これ……絶対S級指定のネームドじゃないか”
”マジかよ……”
”こんなの街に行ったら大変なことになるぞ”
”逃げてえええええええええ”
しかし椿姫は剣を構えた。伊織もなけなしの魔力を漲らせる。
それを見ながら、帆乃佳も伸縮刀を構える。
”やるのか!? S級のダンジョンボスなんて100人でやるもんだろ!?”
”それも洗練された精鋭たちでだよ……”
”嘘だろ……”
”三人は流石に無茶では!?”
「――宮本流――瞬地」
「――佐々木流――急地」
二人は配信の声には耳を傾けず駆ける。
一方伊織は、子供たちの元へ真っ直ぐに向かった。
椿姫と帆乃佳は、巨大なドラゴンに立ち向かいながら、一切の恐怖も浮かんでいない。
「来るぞ、帆乃佳!」
「――わかってるわ」
敵を認識したドラゴンは、二人に向かって勢いよく炎を吐いた。
熱風とともにおそろしいほどの熱波が肌に突き刺さる。
寸前で左右に回避した二人は、間髪入れずに攻撃を与えた。
しかしあまりの鱗の硬さに驚く。ただ、帆乃佳の一撃だけは皮膚をえぐり取る。
二人は着地したあと、すぐに剣を構える。
椿姫は、己の剣に視線を向ける。刃零れが凄まじい。
だがそのときドラゴンは吠えた。武者震いかのように耳をつんざくような悲鳴が響き渡る。
だがそこで、目を疑う。
二体目のドラゴンが現れたのだ。遥か上空から、向かってきている。
狙うは伊織と子供たち。
「――椿姫、この手負いは私に任せない!」
帆乃佳が叫び、駆ける。
椿姫は急いで伊織の元へ駆ける。
ドラゴンは空から伊織に向かって炎を吐く。
「――防御」
最後の力を使って伊織は炎を防ぐも、そこで完全に魔力が尽きてしまう。
完全に気を失って、その場に倒れこむ。
”うわああああああああああああ”
”どうしたらいいんだ”
”ヤバイヤバイ”
”大剣豪でもさすがにこれは”
”どうなるんだ!?”
”誰か来てくれ”
椿姫は、ドラゴンの首を狙って渾身の一撃を与えた。
だがそこで、最悪な出来事が起きる。
「――刀が」
余りの鱗の硬さに折れてしまう。
視界の端では、帆乃佳が竜を相手に立ちまわっていた。
伸縮自在の長刀で、竜を切り刻んでいる。
椿姫は伊織と子供たちを守るかのように前に立つ。
「グオォオオォオォオォォオオン」
「――椿姫!」
帆乃佳が叫ぶも、椿姫は引かなかった。
叔父の言葉を思い出す。
――最後まで諦めるな。動ける限り、戦え。
椿姫は拳を固めた。
硬すぎる鱗に打撃が通用するとは思っていない。
それでも、諦めなければ勝機はあるかもしれない。
時間を稼げば、何かが変わるかもしれない。
だがそこで、ドラゴンが炎をふたたび溜めた。
圧倒的な力、それでも椿姫は目を逸らさない。
――力が、欲しい。
――負けぬ、力が。
その時、椿姫の手が、輝き始めた。
目覚めし者には共通点がある。
人とは、欲深い生き物だ。
この世に誕生した後、ただひたすらに願う。
幼き者は両親に願う。あるものは兄弟に願う。他者に願う。
やがて願いは細分化していく。格好よく。可愛く。強く。賢く。稼ぐ。他者よりも――上へ。
果たしてその想いはどれほどのものだろうか。
願いを数値化することはできない。
だが魔力は、人の強い願いを、想いを、叫びを、形にする。
ある一定の、強い――願いを超えると、それを具現化する力を持っていた。
宮本椿姫は強さに貪欲である。
だがそれを強請ったことも、誰かに委ねたこともない。
ひたすらに研鑽を積み、叔父のようになりたいと己を虐め、自制、高見を目指し続けた。
彼女にとって欲とは、この手で掴み取るものでしかない。
今――この時までは。
椿姫は生まれて初めて願う。
自分ではどうにもならないこの現状を、願った。
誰か、自分ではない何か、己では届かない、初めての感情を、強く、強く、強く。叫んだ。恨んだ。妬んだ。
人は願う。この世に誕生した後、ただひたすらに欲深く願う。
それが、想いとなり、形となるまで、ただひすらに、願う。
「――これは」
宮本椿姫の両手に握るは、 無限の光を放つ剣――そして深淵の如く闇の剣。
――二刀流。
唯一無二。
二つの能力を持つ、目覚めし者――。
――世界最凶の誕生である。
63
お気に入りに追加
258
あなたにおすすめの小説
ダンジョン美食倶楽部
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
長年レストランの下働きとして働いてきた本宝治洋一(30)は突如として現れた新オーナーの物言いにより、職を失った。
身寄りのない洋一は、飲み仲間の藤本要から「一緒にダンチューバーとして組まないか?」と誘われ、配信チャンネル【ダンジョン美食倶楽部】の料理担当兼荷物持ちを任される。
配信で明るみになる、洋一の隠された技能。
素材こそ低級モンスター、調味料も安物なのにその卓越した技術は見る者を虜にし、出来上がった料理はなんとも空腹感を促した。偶然居合わせた探索者に振る舞ったりしていくうちに【ダンジョン美食倶楽部】の名前は徐々に売れていく。
一方で洋一を追放したレストランは、SSSSランク探索者の轟美玲から「味が落ちた」と一蹴され、徐々に落ちぶれていった。
※カクヨム様で先行公開中!
※2024年3月21で第一部完!
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

最強のコミュ障探索者、Sランクモンスターから美少女配信者を助けてバズりたおす~でも人前で喋るとか無理なのでコラボ配信は断固お断りします!~
尾藤みそぎ
ファンタジー
陰キャのコミュ障女子高生、灰戸亜紀は人見知りが過ぎるあまりソロでのダンジョン探索をライフワークにしている変わり者。そんな彼女は、ダンジョンの出現に呼応して「プライムアビリティ」に覚醒した希少な特級探索者の1人でもあった。
ある日、亜紀はダンジョンの中層に突如現れたSランクモンスターのサラマンドラに襲われている探索者と遭遇する。
亜紀は人助けと思って、サラマンドラを一撃で撃破し探索者を救出。
ところが、襲われていたのは探索者兼インフルエンサーとして知られる水無瀬しずくで。しかも、救出の様子はすべて生配信されてしまっていた!?
そして配信された動画がバズりまくる中、偶然にも同じ学校の生徒だった水無瀬しずくがお礼に現れたことで、亜紀は瞬く間に身バレしてしまう。
さらには、ダンジョン管理局に目をつけられて依頼が舞い込んだり、水無瀬しずくからコラボ配信を持ちかけられたり。
コミュ障を極めてひっそりと生活していた亜紀の日常はガラリと様相を変えて行く!
はたして表舞台に立たされてしまった亜紀は安らぎのぼっちライフを守り抜くことができるのか!?
動物に好かれまくる体質の少年、ダンジョンを探索する 配信中にレッドドラゴンを手懐けたら大バズりしました!
海夏世もみじ
ファンタジー
旧題:動物に好かれまくる体質の少年、ダンジョン配信中にレッドドラゴン手懐けたら大バズりしました
動物に好かれまくる体質を持つ主人公、藍堂咲太《あいどう・さくた》は、友人にダンジョンカメラというものをもらった。
そのカメラで暇つぶしにダンジョン配信をしようということでダンジョンに向かったのだが、イレギュラーのレッドドラゴンが現れてしまう。
しかし主人公に攻撃は一切せず、喉を鳴らして好意的な様子。その様子が全て配信されており、拡散され、大バズりしてしまった!
戦闘力ミジンコ主人公が魔物や幻獣を手懐けながらダンジョンを進む配信のスタート!
貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~
喰寝丸太
ファンタジー
おっさんは経済的に、そして冒険者としても底辺だった。
庭にダンジョンができたが最初のザコがスライムということでFランクダンジョン認定された。
そして18年。
おっさんの実力が白日の下に。
FランクダンジョンはSSSランクだった。
最初のザコ敵はアイアンスライム。
特徴は大量の経験値を持っていて硬い、そして逃げる。
追い詰められると不壊と言われるダンジョンの壁すら溶かす酸を出す。
そんなダンジョンでの15年の月日はおっさんを最強にさせた。
世間から隠されていた最強の化け物がいま世に出る。
借金背負ったので死ぬ気でダンジョン行ったら人生変わった件 やけくそで潜った最凶の迷宮で瀕死の国民的美少女を救ってみた
羽黒 楓
ファンタジー
旧題:借金背負ったので兄妹で死のうと生還不可能の最難関ダンジョンに二人で潜ったら瀕死の人気美少女配信者を助けちゃったので連れて帰るしかない件
借金一億二千万円! もう駄目だ! 二人で心中しようと配信しながらSSS級ダンジョンに潜った俺たち兄妹。そしたらその下層階で国民的人気配信者の女の子が遭難していた! 助けてあげたらどんどんとスパチャが入ってくるじゃん! ってかもはや社会現象じゃん! 俺のスキルは【マネーインジェクション】! 預金残高を消費してパワーにし、それを自分や他人に注射してパワーアップさせる能力。ほらお前ら、この子を助けたければどんどんスパチャしまくれ! その金でパワーを女の子たちに注入注入! これだけ金あれば借金返せそう、もうこうなりゃ絶対に生還するぞ! 最難関ダンジョンだけど、絶対に生きて脱出するぞ! どんな手を使ってでも!

ダンジョンのモンスターになってしまいましたが、テイマーの少女が救ってくれたので恩返しします。
紗沙
ファンタジー
成長に限界を感じていた探索者、織田隆二。
彼はダンジョンで非常に強力なモンスターに襲われる。
死を覚悟するも、その際に起きた天災で気を失ってしまう。
目を覚ましたときには、襲い掛かってきたモンスターと入れ替わってしまっていた。
「嘘だぁぁあああ!」
元に戻ることが絶望的なだけでなく、探索者だった頃からは想像もつかないほど弱体化したことに絶望する。
ダンジョン内ではモンスターや今まで同じ人間だった探索者にも命を脅かされてしまう始末。
このままこのダンジョンで死んでいくのか、そう諦めかけたとき。
「大丈夫?」
薄れていく視界で彼を助けたのは、テイマーの少女だった。
救われた恩を返すために、織田隆二はモンスターとして強くなりながら遠くから彼女を見守る。
そしてあわよくば、彼女にテイムしてもらうことを夢見て。
天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜
八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。
第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。
大和型三隻は沈没した……、と思われた。
だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。
大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。
祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。
※異世界転移が何番煎じか分からないですが、書きたいのでかいています!
面白いと思ったらブックマーク、感想、評価お願いします!!※
※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる