27 / 50
27話 普通のおじさん、禁忌を犯す。
しおりを挟む
「シガ様、エイヨウドリンク凄かったですね!」
「すごかった。シガに負けた……」
ククリが私を褒めてくれる。いや、栄養ドリンクをか。
そしてエヴァは、なぜか私にライバル意識を燃やしている。
いや、確かに私の魔法だが、私は何もしていない。
そしていつの間にか名前呼びしてくれている。距離が縮まってくれたようで嬉しい。
『これ……いいんですか?』
『ああ、だが……その、これは秘匿のものだ。できればその……言いふらさないで何かあった時に二人に飲んでほしい』
『もちろんです。命まで助けて下さり、こんな大切なものまで……ありがとうございます!』
『本当にありがとう』
結局、ミルには二本の栄養ドリンクを渡してきた。凄いポーションと考えると聞こえはいいが、もし誰かにそれがバレてしまえば危険なことになるかもしれない。
あまり多すぎるのもどうかと思い、念の為に二本だ。
空間魔法に収納し、確認すると栄養ドリンク8本、と記載されている。
……もし販売すれば、凄い値段になるだろうな。
お金はありすぎて困るということはない、だが効力が良すぎると、私たち自身に危険が及ぶ可能性もある。
製作者だと思われると更に厄介だ。いや、正しくは違うし、そうといえばそうだが。
……少し考えものだな。
「ククリ、この世界にポーションについて教えてもらえないか。前に訊ねたと思うが、歳を取るとすぐ忘れてしまってな」
「はい、下級、中級、上級、特級があります。私は下級しか飲んだことないので判断はできないですが、おそらく……エイヨウドリンクは特級クラスではないかと」
なるほど……だがもう一つ、聞いておかねばならないことがある。
「ちなみにだが、その特級の値段はわかるか?」
「国によって税が違うので差異はありますが……100万ペンス、という話も聞いたことはあります。主に騎士や貴族が持っているらしいですが」
「ひゃく……」
栄養ドリンクワンケースは、10本入りで2000円。
現地値段で販売し、Nyamazonにペンスを戻したとしても一本、10万円……。
それだけあればいいもがたくさん買えるな。
「ただ、特級ポーションは非常にレアなので、爵位持ちでもない私たちが販売なんてしていると……」
「ああ、もちろんわかってる。ひとまずこれは保留にしよう」
この世界の命の値段は軽い。
後ろ盾のない私たちが販売してタダで済むとは思えない。
情報を集めることはするが、様子見だ。
だが、後ろ盾ができれば……。
私たちは、この世界でとんでもないお金持ちになるかもしれないな。
「ふふふ、ふふ、ふふふふふ」
「シガ様、どうしたんですか? 壊れたんですか?」
「シガ、壊れたー」
ああ、異世界はやはり楽しいな。
▽
船着き場に到着。
地図の通りでホッと胸を撫でおろす。
想像していたよりも人が多くてびっくりした。
所謂、港町みたいなのもあるが、小規模のようだ。
「凄い、凄いですねシガ様」
「ああ、確かにな」
一番驚いたのは、船の大きさだ。
歴史の授業で見た「ガレー船」に近い。海賊が乗ってそうな雰囲気もあるな。
元の世界と比べると随分と古いとは感じるが、これはこれで楽しみだ。
ふと隣を見ると、私よりもククリが目を輝かせていた。
「もしかして船を初めてみるのか?」
「はい、ずっと森に住んでいたので」
そういえばそうか、地図を見た感じでも海自体がそもそも少ない世界ではあった。
とはいえ、正確ではないらしいが。
「シガ、これに乗るの?」
「その予定だ。売店はないだろうから、食料を揃えておくか」
「ばいてん?」
ああ、そうか。わかるわけがないか。
幼い頃、船に乗ったときはお菓子を食べていた気がする。
やることがなくて暇な時のお菓子ほど美味しいものはない。
となると……そろそろ解禁もありか。
私の中の狼《ビースト》が抑えきれないくなるのが怖く、封印していたが……。
我慢の限界だ。
「ククリ、エヴァ、覚悟はいいか?」
「え、いきなりどうしたんですか? シガ様」
「シガ、どうしたの」
「先に……約束してくれ。決して、ハマらないと」
私の問いかけに、二人は顔を見合わせた。わけもわからず怯えている。
いや今回ばかりは怯えさせているのだ。
そのくらい……心配なんだ。
「よくわかりませんが、大丈夫ですよ」
「シガ、大丈夫!」
「……わかった」
そして私は、船から離れた場所でNyamazonを詠唱した――。
「シガ様、もう一袋だけ食べませんか?」
「シガ、足りない」
手に油をべっとりとつけた二人が、私に詰め寄ってくる。
頬には、お菓子の食べかすを付けている。
「シガ様、明日の鮭おにぎり我慢するので、もう一つだけ」
「シガ、食べたい」
ああ……ああ……そして私は……もう一袋をとりだす。
するとまるで暴徒のように、ククリとエヴァが群がってくる。
ものの数秒で取られ、パァンと音がして開いた。
「シガ様、この世のものとは思えないほど美味しいです……」
「美味しい……美味しい……」
「そうだろう。これが嫌いな人類は存在しないんだ」
世界最高峰のお菓子【ポテトチップス】。
これは、人類が生み出し禁忌である。
「……美味しいですシガ様、もう一袋だけお願いします」
「シガ、食べたい」
「ダメだ、やめてくれ、もう私に誘惑しないでくれ」
コンソメ、のり塩、関西だし醤油、幸せバター、しょうゆマヨ。
ああ、ダメだ。
ダメダアアアアアアアアアアアアアアアアアア。
この日以降、私たちにおやつの時間で設けられた。
当然、【ポテトチップス】は欠かせないものになったのだった。
それも、食後に。
「シガ様、このおすすめにある【コーラ】ってなんですか?」
やめろ、やめてくれ。
やめてくれ、ククリイイイイイイイイイイイイ。
――ポチ。
「すごかった。シガに負けた……」
ククリが私を褒めてくれる。いや、栄養ドリンクをか。
そしてエヴァは、なぜか私にライバル意識を燃やしている。
いや、確かに私の魔法だが、私は何もしていない。
そしていつの間にか名前呼びしてくれている。距離が縮まってくれたようで嬉しい。
『これ……いいんですか?』
『ああ、だが……その、これは秘匿のものだ。できればその……言いふらさないで何かあった時に二人に飲んでほしい』
『もちろんです。命まで助けて下さり、こんな大切なものまで……ありがとうございます!』
『本当にありがとう』
結局、ミルには二本の栄養ドリンクを渡してきた。凄いポーションと考えると聞こえはいいが、もし誰かにそれがバレてしまえば危険なことになるかもしれない。
あまり多すぎるのもどうかと思い、念の為に二本だ。
空間魔法に収納し、確認すると栄養ドリンク8本、と記載されている。
……もし販売すれば、凄い値段になるだろうな。
お金はありすぎて困るということはない、だが効力が良すぎると、私たち自身に危険が及ぶ可能性もある。
製作者だと思われると更に厄介だ。いや、正しくは違うし、そうといえばそうだが。
……少し考えものだな。
「ククリ、この世界にポーションについて教えてもらえないか。前に訊ねたと思うが、歳を取るとすぐ忘れてしまってな」
「はい、下級、中級、上級、特級があります。私は下級しか飲んだことないので判断はできないですが、おそらく……エイヨウドリンクは特級クラスではないかと」
なるほど……だがもう一つ、聞いておかねばならないことがある。
「ちなみにだが、その特級の値段はわかるか?」
「国によって税が違うので差異はありますが……100万ペンス、という話も聞いたことはあります。主に騎士や貴族が持っているらしいですが」
「ひゃく……」
栄養ドリンクワンケースは、10本入りで2000円。
現地値段で販売し、Nyamazonにペンスを戻したとしても一本、10万円……。
それだけあればいいもがたくさん買えるな。
「ただ、特級ポーションは非常にレアなので、爵位持ちでもない私たちが販売なんてしていると……」
「ああ、もちろんわかってる。ひとまずこれは保留にしよう」
この世界の命の値段は軽い。
後ろ盾のない私たちが販売してタダで済むとは思えない。
情報を集めることはするが、様子見だ。
だが、後ろ盾ができれば……。
私たちは、この世界でとんでもないお金持ちになるかもしれないな。
「ふふふ、ふふ、ふふふふふ」
「シガ様、どうしたんですか? 壊れたんですか?」
「シガ、壊れたー」
ああ、異世界はやはり楽しいな。
▽
船着き場に到着。
地図の通りでホッと胸を撫でおろす。
想像していたよりも人が多くてびっくりした。
所謂、港町みたいなのもあるが、小規模のようだ。
「凄い、凄いですねシガ様」
「ああ、確かにな」
一番驚いたのは、船の大きさだ。
歴史の授業で見た「ガレー船」に近い。海賊が乗ってそうな雰囲気もあるな。
元の世界と比べると随分と古いとは感じるが、これはこれで楽しみだ。
ふと隣を見ると、私よりもククリが目を輝かせていた。
「もしかして船を初めてみるのか?」
「はい、ずっと森に住んでいたので」
そういえばそうか、地図を見た感じでも海自体がそもそも少ない世界ではあった。
とはいえ、正確ではないらしいが。
「シガ、これに乗るの?」
「その予定だ。売店はないだろうから、食料を揃えておくか」
「ばいてん?」
ああ、そうか。わかるわけがないか。
幼い頃、船に乗ったときはお菓子を食べていた気がする。
やることがなくて暇な時のお菓子ほど美味しいものはない。
となると……そろそろ解禁もありか。
私の中の狼《ビースト》が抑えきれないくなるのが怖く、封印していたが……。
我慢の限界だ。
「ククリ、エヴァ、覚悟はいいか?」
「え、いきなりどうしたんですか? シガ様」
「シガ、どうしたの」
「先に……約束してくれ。決して、ハマらないと」
私の問いかけに、二人は顔を見合わせた。わけもわからず怯えている。
いや今回ばかりは怯えさせているのだ。
そのくらい……心配なんだ。
「よくわかりませんが、大丈夫ですよ」
「シガ、大丈夫!」
「……わかった」
そして私は、船から離れた場所でNyamazonを詠唱した――。
「シガ様、もう一袋だけ食べませんか?」
「シガ、足りない」
手に油をべっとりとつけた二人が、私に詰め寄ってくる。
頬には、お菓子の食べかすを付けている。
「シガ様、明日の鮭おにぎり我慢するので、もう一つだけ」
「シガ、食べたい」
ああ……ああ……そして私は……もう一袋をとりだす。
するとまるで暴徒のように、ククリとエヴァが群がってくる。
ものの数秒で取られ、パァンと音がして開いた。
「シガ様、この世のものとは思えないほど美味しいです……」
「美味しい……美味しい……」
「そうだろう。これが嫌いな人類は存在しないんだ」
世界最高峰のお菓子【ポテトチップス】。
これは、人類が生み出し禁忌である。
「……美味しいですシガ様、もう一袋だけお願いします」
「シガ、食べたい」
「ダメだ、やめてくれ、もう私に誘惑しないでくれ」
コンソメ、のり塩、関西だし醤油、幸せバター、しょうゆマヨ。
ああ、ダメだ。
ダメダアアアアアアアアアアアアアアアアアア。
この日以降、私たちにおやつの時間で設けられた。
当然、【ポテトチップス】は欠かせないものになったのだった。
それも、食後に。
「シガ様、このおすすめにある【コーラ】ってなんですか?」
やめろ、やめてくれ。
やめてくれ、ククリイイイイイイイイイイイイ。
――ポチ。
32
お気に入りに追加
1,766
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界でネットショッピングをして商いをしました。
ss
ファンタジー
異世界に飛ばされた主人公、アキラが使えたスキルは「ネットショッピング」だった。
それは、地球の物を買えるというスキルだった。アキラはこれを駆使して異世界で荒稼ぎする。
これはそんなアキラの爽快で時には苦難ありの異世界生活の一端である。(ハーレムはないよ)
よければお気に入り、感想よろしくお願いしますm(_ _)m
hotランキング23位(18日11時時点)
本当にありがとうございます
誤字指摘などありがとうございます!スキルの「作者の権限」で直していこうと思いますが、発動条件がたくさんあるので直すのに時間がかかりますので気長にお待ちください。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
チュートリアル場所でLv9999になっちゃいました。
ss
ファンタジー
これは、ひょんなことから異世界へと飛ばされた青年の物語である。
高校三年生の竹林 健(たけばやし たける)を含めた地球人100名がなんらかの力により異世界で過ごすことを要求される。
そんな中、安全地帯と呼ばれている最初のリスポーン地点の「チュートリアル場所」で主人公 健はあるスキルによりレベルがMAXまで到達した。
そして、チュートリアル場所で出会った一人の青年 相斗と一緒に異世界へと身を乗り出す。
弱体した異世界を救うために二人は立ち上がる。
※基本的には毎日7時投稿です。作者は気まぐれなのであくまで目安くらいに思ってください。設定はかなりガバガバしようですので、暖かい目で見てくれたら嬉しいです。
※コメントはあんまり見れないかもしれません。ランキングが上がっていたら、報告していただいたら嬉しいです。
Hotランキング 1位
ファンタジーランキング 1位
人気ランキング 2位
100000Pt達成!!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
テンプレを無視する異世界生活
ss
ファンタジー
主人公の如月 翔(きさらぎ しょう)は1度見聞きしたものを完璧に覚えるIQ200を超える大天才。
そんな彼が勇者召喚により異世界へ。
だが、翔には何のスキルもなかった。
翔は異世界で過ごしていくうちに異世界の真実を解き明かしていく。
これは、そんなスキルなしの大天才が行く異世界生活である..........
hotランキング2位にランクイン
人気ランキング3位にランクイン
ファンタジーで2位にランクイン
※しばらくは0時、6時、12時、6時の4本投稿にしようと思います。
※コメントが多すぎて処理しきれなくなった時は一時的に閉鎖する場合があります。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す
紅月シン
ファンタジー
七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。
才能限界0。
それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。
レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。
つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。
だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。
その結果として実家の公爵家を追放されたことも。
同日に前世の記憶を思い出したことも。
一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。
その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。
スキル。
そして、自らのスキルである限界突破。
やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。
※小説家になろう様にも投稿しています
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
俺のチートが凄すぎて、異世界の経済が破綻するかもしれません。
埼玉ポテチ
ファンタジー
不運な事故によって、次元の狭間に落ちた主人公は元の世界に戻る事が出来なくなります。次元の管理人と言う人物(?)から、異世界行きを勧められ、幾つかの能力を貰う事になった。
その能力が思った以上のチート能力で、もしかしたら異世界の経済を破綻させてしまうのでは無いかと戦々恐々としながらも毎日を過ごす主人公であった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる