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Hとは死ぬ事と見つけたり?
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寄生チンPに操られた、ナンチャッテ救助隊の1人、冒険者モー
ワタシは迂闊にも彼に襲われ、不意をつかれて寄生チンPを挿入されてしまい、施されていた卑猥な催淫魔法で、また淫らにされてしまった。
でもなんとか、モーを退け、ダンジョンを出ようとしたけど、外に待ち受けていたのは、寄生チンPを強制装備させられた屈強な?クズ冒険者達。
そして、ワタシは何者かに後ろから突き飛ばされ、彼らの中に放り出されてしまった。
催淫魔法の呪い効果は、以前よりマシマシ、ワタシは魔力を催淫効果に吸われ、魔法も使えない。ブーストも切れた。
更には意識は朦朧として身体の自由も効かない、動けない
そんなワタシを取り囲む寄生チンP冒険者集団
万事休す
こんな時に颯爽と、白馬の王子様でも現れないかしら…
そんな願いも虚しく、一斉に襲いかかって来た。
ああ、そんなのくるわけないよね。
来たのはゾンビ化した冒険者と、催淫効果の絶頂
ワタシの身体を求め、下半身丸出しの冒険者達に押さえつけられた。
そしてヤられた。
男供はお互い争いながら、股間に寄生された凶々しいチンPを、次々とワタシの中へと出し入れする。装備も何も剥ぎ取られ、丸裸にされた、揉みくちゃにされる。
乳房を揉みしだかれる。
パイズリされる。
誰かが、ワタシの口にチンPを突っ込んできた。
「ンブっ!うぶっ!!」
頭を掴まれ、揺さぶられる。
「んっ、んっ、んんっ、
喉の奥まで侵入してくる。
疲れるたびに嘔吐感が襲う。
噛みちぎろうにも、寄生チンPはゴムのように変な弾力があって歯が立たない。激しく打ち付けてくる。
苦しい、息ができない。
「う、ぐ……!」
ワタシの口の中でチンPが……膨れた
びゅぶっ
喉奥に生温かいモノが流れ込んできた。喉を通らなかった残りが、口からも溢れ出る。命の液と得体の知れない粘液の混合。変に生臭い。
一気に吐き気が増し、吐いた。
「うぶぇっ!!」
目の前がグルグルと回転する、目眩、そして催淫の効果が膨れ上がる。
「ひあッ!、んあああっ!!」
全身が性感帯にでもなったような感覚。ワタシはもう、なにも出来なかった。
寄生チンPの粘液と、冒険者達の命の混合液が、ワタシの中へと次々と注がれる、秘穴も尻も口も容赦なく。
「う……や……いや……」
もう声も出せない。
死ぬ
冒険者達に寄生してるチンPは、オークに使われていたモノとは明らかに違った。全く萎えることがない、代わりに冒険者達は、Hをすればするほど、命の液を出せば出すほど、生命力が削られていくのがわかる。
ワタシも例外じゃない、魔力が催淫効果に変えられ、魔力が尽きかけ、生命力が削られてる。
このままでは、ここにいる全員が死ぬ。
Hしまくって、Hされまくって死ぬ
こんな終わり方スゲー嫌だわ。
でももう止まらない。
ワタシは死を覚悟した。
と、思ったその時だった。
どがキーン!!
ワタシに群がっていた冒険者達が、突然一斉に弾け飛んだ。
ワタシの目の前に立つ、バスターソードを構えた白金鎧の戦士、ああ、白馬の王子様?
「大丈夫か!」
え?、トラン?
コイツ今までどこに…っていうか、この状況で大丈夫に見えるの?、バカですか?
「コイツらなんだ、冒険者か!、だがなんだコレは!?」
弾かれたチンP冒険者達はむくりと起き上がった。生命力を失いつつあり動きは鈍い、それでもワタシの身体を求めて、ヨロヨロと歩き出す。
「オンナ……おん、な」
『ハリガネムシ』というカマキリの腹に宿る寄生中がいる。カマキリの体内で成長したハリガネムシは、水が嫌いなカマキリを操り、水に飛び込ませ、自身は水へと出て行く。
ほんと寄生チンPはハリガネムシだわ。
ワタシは声を振り絞って、トランに伝える
「…股間…チンP…切って」
「は?」
「…冒険者達のサオを…切るのよ」
「サオって、君は何を言ってるんだ!?」
トランは剣を逆手に持ち、ワタシを抱き起こした。
そんなワタシは震える手でトランの胸ぐらを掴んで彼の耳に口を寄せる。
「いいから、皆のサオを切るのよ…アイツらは、アレに操られてる、早くしないと…アンタも尻の穴掘られるわよ」
「し、尻の穴?」
トランがゾンビのように近づいてくる冒険者達の股間を見た。
「な、なんだアレは」
「切れば元に戻るわ」
「わ、わかった」
トランが最初の1人目のチンPを切った。
「ぎゃあああああっ!」
凄まじい悲鳴。切られた冒険者はのたうち回った。股間から吹き出す血潮。
「な、え?、な?」
トランが自分の腰をひいて青ざめて、ワタシの方見た。
「全員のをやるのよ」
「さ、最悪だっ!」
その後、トランはワタシを護りつつ、磨かれた美しいその剣で、ヤロー冒険者全員のチンPを『去勢』する羽目になった。
…
終わってみれば、雨が止み、当たりは血の海、阿鼻叫喚の地獄絵図、チンP切られて正気を取り戻した冒険者達が股間を押さえ、泥水の中を転げ回っている。
ごめん、魔力切れでワタシはヒールができませーん。恨むならエルフを恨んで。
…でも、
トランがヒール使えたわ、よかったね皆の衆。
トランは、すげー嫌そうな顔をして、皆のアレをくっつけ回ってた
どれが誰のかわからなくて悩んでもいた。
うん、シュールで笑える。
あ、笑っちゃいけないわね。ゴメン
ワタシは、それを見届けるとそのまま気を失った。
……
ワタシは今西の街の診療所のベッドの中にいる。
ベッドが硬い。
後で話を聞くと、トランがワタシをおぶって西の街まで搬送してくれたらしいけど…怪しい、手、出してないよね?
たいした怪我はしていなかったけど、魔力の枯渇、生命力の減衰で、とにかく動けなかった。寄生チンPに操られた冒険者も同じ状態。ただし彼らは野営場所で一晩明かし、自力で帰って来たそうな。
……そしてワタシは精密検査を受けた。
とりあえず孕んではいない。
うん、よかった、よかった、あんな数にマワされたら誰がパパなのかわからいものね。
いや、そうじゃねーし。
だけどクソエルフ、どんだけゲスなのかしら、根絶やしにした方がいい気がしてきたわ。
でも今回の事件がエルフの仕業にしては、違和感がある。
エルフも自分達で女を犯したいだろうに……殺してどうする?
………
コンコン
病室の扉を叩く音、誰か来た
「はい、どうぞー」
ガラッと戸を開いて入ってきたのは、トランだった。白い歯をキラリと見せ、爽やかに笑っている。
作り笑い感が半端ない、何がおかしいんだか。
「だいぶ良いようだね」
「おかげ様で、明日には退院できるわ、他の冒険者は?」
「もう退院したよ」
チンP切られた冒険者達、くっつけたとはいえかなりの出血だった。
「そ」
「ありがとうトラン」
とりあえずワタシは、満面の笑みで御礼を言ってやった。お礼は本心、笑顔は演技。
まあ、顔を赤くして、トラン君、実はウブなのかしら?
「そういえば、ワタシが気を失った後に何かした?」
「何かしたとは?」
「イヤラシイことした?、強姦とか」
「す、するわけないだろ!、君は瀕死だったんだぞ!」
瀕死じゃなかったらしたんかい。
Hしたのかしてないのかは、誰も見てないからわからんけどね。
「それでラライラは見つかった?」
「それなんだが、あの迷宮は僕の報告の後に冒険者組合の調査が入り閉鎖された、僕は反対したんだが…」
「ふーん」
「それよりも、君に聞きたい。どうしてあの場にいたんだ?」
「たまたまね」
「そんなわけないだろ?、君もラライラの救助に来ていたんじゃないのか?」
めんどくせー
「いいえ」
ワタシはそう答えた、嘘ではないわ。組合からは「見て来い」としか言われていない。
「ほんとは、クソヤロー共の様子を見に行っただけよ」
「く、クソ?」
そもそも、なぜトランだけ寄生チンPの餌食にならなかったのか?、なんであの加害者兼被害者のクズ連中と行動していなかったのか?、救助隊のリーダーであるはずのトランは一体どこでなにをしていたのか?
……と、コイツにはツッコミどころ満載なのよね。トラン、怪しすぎる。正直関わりたくない
「エム、君はラライラが心配じゃないのか?」
「彼女達も冒険者、そういった覚悟もあるでしょ」
「不遜な物言いだな、ラライラはまだ迷宮の奥に…」
「彼女達はあの迷宮には、いないと思うわよ」
「は?」
「彼女達はあの迷宮に入っていないと思うわ。組合もそう言ったんじゃないの?」
トランが訝しげな顔をした。
「……確かに組合の調査部もそう言っていた。だが、なぜそう言えるんだ」
冒険者組合はトランにちゃんと説明してないの?
ワタシは仕方なくダンジョン内部の状況をトランに詳しく説明してやった。戦闘痕がなかったこと、魔物の死体などがなかった事、云々、エルフの存在は伏せてね。
「じゃあ君は許可なくあの迷宮に入ったのか!?」
突っ込む所はそこじゃねー
「組合からは特別許可を貰ってたのよ」
と、ここは嘯く。本当は救助隊の監視だけだったので、ラライラの捜索は依頼されていないのよね。ただ、先にワタシが見つけないと、ゲス冒険者共の慰み者にされるだろうという、独自の判断でダンジョンに侵入したまで。
「アレは遭難じゃなくて、多分事件よ」
「事件?」
「そ、何者かがラライラを拉致したんじゃないかと思うわ」
「はっ?、なんでそんな発想になるんだ!?」
「根拠は、ワタシも迷宮内で実際に狙われたからよ」
「なんだって!?」
「ワタシはそいつに追い立てられて迷宮の外に放り出されたの、その後はトランが知ってる通り」
「一体誰が君やラライラ達を……心当たりはあるのか?」
「ないわね、声しか聞いてないし」
本当はダンジョンの出口で襲撃者の姿を見てる。あの時のローブの奴はエルフ?、でも違和感があるのよね……
でもその事はトランには教えてやらない、この人は怪しいから警戒しとこう。
「君はその事を冒険者組合に伝えたのか?」
「いいえ?」
「なぜ!?」
コイツ、わざと言ってる?
「当たり前でしょ?、気がついた時にはこの堅くて身体の痛くなるベッドの上だったんだから」
「あ、そ、そうか……いや、だったら目を覚ましたら、真っ先に僕を呼んで、報告すればいいだろ!」
何でアンタを呼ばにゃならんのですか?、とは言わない。
「君はラライラが心配じゃないのか!?」
「心配はしてるけど、冒険者である以上覚悟は必要、そう言った事に自分で対処できなきゃ、冒険者なんてやめた方がいいわ」
と、カッコイイこと言ってるワタシだけど、散々ヤられまくって、死にそうになって、助けて貰って、病院のベッドの上でこんなこと言っても、説得力無いわよね。
ささ、トラン君、今のワタシにツッコミプリーズ
「…君のいうことは、もっともだ」
いや、突っ込めよ
「冒険者組合には僕から報告しておく」
「……でもそれだけで組合は動かないでしょうね」
「そうだね……証拠がなさすぎるか……」
「あ、証拠といえば、ヤロー共を操っていた、チン……サオモドキは?」
「アレは……」
トランは自分の手を見た。
「今でも手に感触が残ってる。自分のモノ以外に触るのは気持ちいいものじゃないな」
トランは切ったチンPを一人一人確認して、ヒールで繋いでた。アレは流石にちょっとトランがかわいそうだなとは思った。
「そお?、ワタシはカワイイ女子のオッパイ揉むの好きよ?」
トランの顔が真っ赤になった。
「き、君は、ど、同性が好きなのか!?」
「男の人が好きだけど?」
「な、え?」
「男の人同士って、身体触り合ったりしないわよね、なんで?」
「触らないだろ普通は!?、それは失礼な行為だ!」
「失礼?、じゃ女は?、男は性欲赴くままに、手短な女の身体を触りまくって、挙句に押し倒して犯すじゃない。それって男同士だっていいじゃん」
「何を言ってるんだ君は……」
トラン君が混乱してる。悩め悩め。
「少なくとも、ぼ、僕は男に欲情はしないし、女性に対してもそんなことはしない」
どうだか、この世界の男は信用ならない。
「話が逸れたわね、それでサオモドキは?」
「……アレは切り落とした後、消滅してしまった」
「消滅!?」
「それに操られた冒険者達も、サオを切られた直後からしか記憶がないらしい」
「マジ?」
それじゃあ、組合は益々動かないわね。
「エム、組合へは僕が伝える。その上で僕達だけでフラワーガーデンを探して救いだそう」
なにを言い出すんだ、おい、コラ
………
…
翌日
晴れて退院、3日ほど過ごしました。
だけど病院のベッドはマジ硬くて、部屋は寒い、療養なのか、拷問なのか、夜のトバリの方が全然良かったわ
更に、トドメの病院食
うん、ゲロまずでした。
あれじゃ栄養なんかつきません。
魔力尽きかけてたワタシには、全く持って足らない。
早く宿に戻って、オイシイものを食べよっと。
…それにしてもトランの奴、手前勝手なこと言い出しましたわ。
確かにフラワーガーデンの事は心配だけど、エルフ絡みなら、表立って関わりたくない。
エルフは卑猥で、鬼畜で、狡猾で、クズで、ゲスい。だけど頭が切れる、スキルも高い、正直こちらより何枚も上手だから。
迷宮で目をつけられたとしたら、今もどこかでワタシを監視しているかもしれない。まさにストーカー。厄介極まりない。
協力者は必要だけど、トランは信用できない。だから独自に動こうと思う。
なので、トランの前からしばらく姿を消すことにします。
アイツは天然なのか、ボケなのか、頭悪いのか、罠なのか、あのユー者様は、事を荒立て、ワタシを巻き込もうとする。
うん、ウザい
トランがギルドで待つとか言ってたから、ワタシは真っ直ぐ宿屋へGO!
とにかくお風呂に入りたい。
身を清めたい。
身体を休めたい。
煩悩退散、色即是空
とにかく髪の毛がふわりと命の液臭い。
3日も経ってるのに、恐るべし
………
夜のトバリは相変わらず盛況よね、色街の中にあって、なぜか普通の宿。
ゲームの時は風俗店、なぜかしら?
そんな考え事をしていたせいか、ワタシは何を思ったのか、宿側ではなく、つい食堂から入ってしまった。
多分お腹が空いてたんだと思う…
「お姉さまー!!」
うわっ!
入るなり、宿屋の看板娘リンナちゃんが、ワタシの胸に、飛び込んで来た。
「心配しました!、お姉さまぁ!」
目をうるわせていらっしゃる。
あわわ、食堂の人達が蔑むような白い目で見てはりますぅ。
ワタシはそんな視線を避け、リンナちゃんの背を押し、奥へと行った。
あービックリした
リンナちゃんが、ワタシの言葉を待っていますね。ヤメテ、その目
「……ごめんねー、心配かけて」
「お姉さまが、病院に運ばれたって聞いて…」
え?、誰に?
「……お姉さま、臭いです」
ギクっ
「お、お風呂入りたいんだけど!、病院って水浴びもできなくて、アハハ」
「あ、はいどうぞ」
「後、食事もお願いね、なんでもいいわ」
「はい!」
リンナちゃんは、パタパタと食堂へ戻っていった。
リンナちゃんは、あの日以来、すっかりワタシにゾッコンになってしまった。
あの日とは、アレである。
ワタシが寄生チンPのケダモノモードで、リンナちゃんを一晩中ヤっちゃった日
うん、悪いけど実はあまり覚えてないのよね。
エルフの寄生チンP恐るべし
冒険者の奴らもこの分だと、ワタシをヤった事を覚えてないと納得する。
……覚えてたら、抹殺するけどね。
それよりもリンナちゃんね。気をつけているのだけど、公衆の面前で『お姉さま』呼びは、まずいわよね。
後でクギを刺しておこう。
この世界、割と百合っち様が多い。男共が平均してクズ過ぎるせいかもしれない。
ため息が出る。でもリンナちゃんの件は自業自得よね。
うん、頭を下げると、髪の毛が臭い。
4日も経ってるのに…
とりあえず、お風呂入ろうっと。
………
ワタシは迂闊にも彼に襲われ、不意をつかれて寄生チンPを挿入されてしまい、施されていた卑猥な催淫魔法で、また淫らにされてしまった。
でもなんとか、モーを退け、ダンジョンを出ようとしたけど、外に待ち受けていたのは、寄生チンPを強制装備させられた屈強な?クズ冒険者達。
そして、ワタシは何者かに後ろから突き飛ばされ、彼らの中に放り出されてしまった。
催淫魔法の呪い効果は、以前よりマシマシ、ワタシは魔力を催淫効果に吸われ、魔法も使えない。ブーストも切れた。
更には意識は朦朧として身体の自由も効かない、動けない
そんなワタシを取り囲む寄生チンP冒険者集団
万事休す
こんな時に颯爽と、白馬の王子様でも現れないかしら…
そんな願いも虚しく、一斉に襲いかかって来た。
ああ、そんなのくるわけないよね。
来たのはゾンビ化した冒険者と、催淫効果の絶頂
ワタシの身体を求め、下半身丸出しの冒険者達に押さえつけられた。
そしてヤられた。
男供はお互い争いながら、股間に寄生された凶々しいチンPを、次々とワタシの中へと出し入れする。装備も何も剥ぎ取られ、丸裸にされた、揉みくちゃにされる。
乳房を揉みしだかれる。
パイズリされる。
誰かが、ワタシの口にチンPを突っ込んできた。
「ンブっ!うぶっ!!」
頭を掴まれ、揺さぶられる。
「んっ、んっ、んんっ、
喉の奥まで侵入してくる。
疲れるたびに嘔吐感が襲う。
噛みちぎろうにも、寄生チンPはゴムのように変な弾力があって歯が立たない。激しく打ち付けてくる。
苦しい、息ができない。
「う、ぐ……!」
ワタシの口の中でチンPが……膨れた
びゅぶっ
喉奥に生温かいモノが流れ込んできた。喉を通らなかった残りが、口からも溢れ出る。命の液と得体の知れない粘液の混合。変に生臭い。
一気に吐き気が増し、吐いた。
「うぶぇっ!!」
目の前がグルグルと回転する、目眩、そして催淫の効果が膨れ上がる。
「ひあッ!、んあああっ!!」
全身が性感帯にでもなったような感覚。ワタシはもう、なにも出来なかった。
寄生チンPの粘液と、冒険者達の命の混合液が、ワタシの中へと次々と注がれる、秘穴も尻も口も容赦なく。
「う……や……いや……」
もう声も出せない。
死ぬ
冒険者達に寄生してるチンPは、オークに使われていたモノとは明らかに違った。全く萎えることがない、代わりに冒険者達は、Hをすればするほど、命の液を出せば出すほど、生命力が削られていくのがわかる。
ワタシも例外じゃない、魔力が催淫効果に変えられ、魔力が尽きかけ、生命力が削られてる。
このままでは、ここにいる全員が死ぬ。
Hしまくって、Hされまくって死ぬ
こんな終わり方スゲー嫌だわ。
でももう止まらない。
ワタシは死を覚悟した。
と、思ったその時だった。
どがキーン!!
ワタシに群がっていた冒険者達が、突然一斉に弾け飛んだ。
ワタシの目の前に立つ、バスターソードを構えた白金鎧の戦士、ああ、白馬の王子様?
「大丈夫か!」
え?、トラン?
コイツ今までどこに…っていうか、この状況で大丈夫に見えるの?、バカですか?
「コイツらなんだ、冒険者か!、だがなんだコレは!?」
弾かれたチンP冒険者達はむくりと起き上がった。生命力を失いつつあり動きは鈍い、それでもワタシの身体を求めて、ヨロヨロと歩き出す。
「オンナ……おん、な」
『ハリガネムシ』というカマキリの腹に宿る寄生中がいる。カマキリの体内で成長したハリガネムシは、水が嫌いなカマキリを操り、水に飛び込ませ、自身は水へと出て行く。
ほんと寄生チンPはハリガネムシだわ。
ワタシは声を振り絞って、トランに伝える
「…股間…チンP…切って」
「は?」
「…冒険者達のサオを…切るのよ」
「サオって、君は何を言ってるんだ!?」
トランは剣を逆手に持ち、ワタシを抱き起こした。
そんなワタシは震える手でトランの胸ぐらを掴んで彼の耳に口を寄せる。
「いいから、皆のサオを切るのよ…アイツらは、アレに操られてる、早くしないと…アンタも尻の穴掘られるわよ」
「し、尻の穴?」
トランがゾンビのように近づいてくる冒険者達の股間を見た。
「な、なんだアレは」
「切れば元に戻るわ」
「わ、わかった」
トランが最初の1人目のチンPを切った。
「ぎゃあああああっ!」
凄まじい悲鳴。切られた冒険者はのたうち回った。股間から吹き出す血潮。
「な、え?、な?」
トランが自分の腰をひいて青ざめて、ワタシの方見た。
「全員のをやるのよ」
「さ、最悪だっ!」
その後、トランはワタシを護りつつ、磨かれた美しいその剣で、ヤロー冒険者全員のチンPを『去勢』する羽目になった。
…
終わってみれば、雨が止み、当たりは血の海、阿鼻叫喚の地獄絵図、チンP切られて正気を取り戻した冒険者達が股間を押さえ、泥水の中を転げ回っている。
ごめん、魔力切れでワタシはヒールができませーん。恨むならエルフを恨んで。
…でも、
トランがヒール使えたわ、よかったね皆の衆。
トランは、すげー嫌そうな顔をして、皆のアレをくっつけ回ってた
どれが誰のかわからなくて悩んでもいた。
うん、シュールで笑える。
あ、笑っちゃいけないわね。ゴメン
ワタシは、それを見届けるとそのまま気を失った。
……
ワタシは今西の街の診療所のベッドの中にいる。
ベッドが硬い。
後で話を聞くと、トランがワタシをおぶって西の街まで搬送してくれたらしいけど…怪しい、手、出してないよね?
たいした怪我はしていなかったけど、魔力の枯渇、生命力の減衰で、とにかく動けなかった。寄生チンPに操られた冒険者も同じ状態。ただし彼らは野営場所で一晩明かし、自力で帰って来たそうな。
……そしてワタシは精密検査を受けた。
とりあえず孕んではいない。
うん、よかった、よかった、あんな数にマワされたら誰がパパなのかわからいものね。
いや、そうじゃねーし。
だけどクソエルフ、どんだけゲスなのかしら、根絶やしにした方がいい気がしてきたわ。
でも今回の事件がエルフの仕業にしては、違和感がある。
エルフも自分達で女を犯したいだろうに……殺してどうする?
………
コンコン
病室の扉を叩く音、誰か来た
「はい、どうぞー」
ガラッと戸を開いて入ってきたのは、トランだった。白い歯をキラリと見せ、爽やかに笑っている。
作り笑い感が半端ない、何がおかしいんだか。
「だいぶ良いようだね」
「おかげ様で、明日には退院できるわ、他の冒険者は?」
「もう退院したよ」
チンP切られた冒険者達、くっつけたとはいえかなりの出血だった。
「そ」
「ありがとうトラン」
とりあえずワタシは、満面の笑みで御礼を言ってやった。お礼は本心、笑顔は演技。
まあ、顔を赤くして、トラン君、実はウブなのかしら?
「そういえば、ワタシが気を失った後に何かした?」
「何かしたとは?」
「イヤラシイことした?、強姦とか」
「す、するわけないだろ!、君は瀕死だったんだぞ!」
瀕死じゃなかったらしたんかい。
Hしたのかしてないのかは、誰も見てないからわからんけどね。
「それでラライラは見つかった?」
「それなんだが、あの迷宮は僕の報告の後に冒険者組合の調査が入り閉鎖された、僕は反対したんだが…」
「ふーん」
「それよりも、君に聞きたい。どうしてあの場にいたんだ?」
「たまたまね」
「そんなわけないだろ?、君もラライラの救助に来ていたんじゃないのか?」
めんどくせー
「いいえ」
ワタシはそう答えた、嘘ではないわ。組合からは「見て来い」としか言われていない。
「ほんとは、クソヤロー共の様子を見に行っただけよ」
「く、クソ?」
そもそも、なぜトランだけ寄生チンPの餌食にならなかったのか?、なんであの加害者兼被害者のクズ連中と行動していなかったのか?、救助隊のリーダーであるはずのトランは一体どこでなにをしていたのか?
……と、コイツにはツッコミどころ満載なのよね。トラン、怪しすぎる。正直関わりたくない
「エム、君はラライラが心配じゃないのか?」
「彼女達も冒険者、そういった覚悟もあるでしょ」
「不遜な物言いだな、ラライラはまだ迷宮の奥に…」
「彼女達はあの迷宮には、いないと思うわよ」
「は?」
「彼女達はあの迷宮に入っていないと思うわ。組合もそう言ったんじゃないの?」
トランが訝しげな顔をした。
「……確かに組合の調査部もそう言っていた。だが、なぜそう言えるんだ」
冒険者組合はトランにちゃんと説明してないの?
ワタシは仕方なくダンジョン内部の状況をトランに詳しく説明してやった。戦闘痕がなかったこと、魔物の死体などがなかった事、云々、エルフの存在は伏せてね。
「じゃあ君は許可なくあの迷宮に入ったのか!?」
突っ込む所はそこじゃねー
「組合からは特別許可を貰ってたのよ」
と、ここは嘯く。本当は救助隊の監視だけだったので、ラライラの捜索は依頼されていないのよね。ただ、先にワタシが見つけないと、ゲス冒険者共の慰み者にされるだろうという、独自の判断でダンジョンに侵入したまで。
「アレは遭難じゃなくて、多分事件よ」
「事件?」
「そ、何者かがラライラを拉致したんじゃないかと思うわ」
「はっ?、なんでそんな発想になるんだ!?」
「根拠は、ワタシも迷宮内で実際に狙われたからよ」
「なんだって!?」
「ワタシはそいつに追い立てられて迷宮の外に放り出されたの、その後はトランが知ってる通り」
「一体誰が君やラライラ達を……心当たりはあるのか?」
「ないわね、声しか聞いてないし」
本当はダンジョンの出口で襲撃者の姿を見てる。あの時のローブの奴はエルフ?、でも違和感があるのよね……
でもその事はトランには教えてやらない、この人は怪しいから警戒しとこう。
「君はその事を冒険者組合に伝えたのか?」
「いいえ?」
「なぜ!?」
コイツ、わざと言ってる?
「当たり前でしょ?、気がついた時にはこの堅くて身体の痛くなるベッドの上だったんだから」
「あ、そ、そうか……いや、だったら目を覚ましたら、真っ先に僕を呼んで、報告すればいいだろ!」
何でアンタを呼ばにゃならんのですか?、とは言わない。
「君はラライラが心配じゃないのか!?」
「心配はしてるけど、冒険者である以上覚悟は必要、そう言った事に自分で対処できなきゃ、冒険者なんてやめた方がいいわ」
と、カッコイイこと言ってるワタシだけど、散々ヤられまくって、死にそうになって、助けて貰って、病院のベッドの上でこんなこと言っても、説得力無いわよね。
ささ、トラン君、今のワタシにツッコミプリーズ
「…君のいうことは、もっともだ」
いや、突っ込めよ
「冒険者組合には僕から報告しておく」
「……でもそれだけで組合は動かないでしょうね」
「そうだね……証拠がなさすぎるか……」
「あ、証拠といえば、ヤロー共を操っていた、チン……サオモドキは?」
「アレは……」
トランは自分の手を見た。
「今でも手に感触が残ってる。自分のモノ以外に触るのは気持ちいいものじゃないな」
トランは切ったチンPを一人一人確認して、ヒールで繋いでた。アレは流石にちょっとトランがかわいそうだなとは思った。
「そお?、ワタシはカワイイ女子のオッパイ揉むの好きよ?」
トランの顔が真っ赤になった。
「き、君は、ど、同性が好きなのか!?」
「男の人が好きだけど?」
「な、え?」
「男の人同士って、身体触り合ったりしないわよね、なんで?」
「触らないだろ普通は!?、それは失礼な行為だ!」
「失礼?、じゃ女は?、男は性欲赴くままに、手短な女の身体を触りまくって、挙句に押し倒して犯すじゃない。それって男同士だっていいじゃん」
「何を言ってるんだ君は……」
トラン君が混乱してる。悩め悩め。
「少なくとも、ぼ、僕は男に欲情はしないし、女性に対してもそんなことはしない」
どうだか、この世界の男は信用ならない。
「話が逸れたわね、それでサオモドキは?」
「……アレは切り落とした後、消滅してしまった」
「消滅!?」
「それに操られた冒険者達も、サオを切られた直後からしか記憶がないらしい」
「マジ?」
それじゃあ、組合は益々動かないわね。
「エム、組合へは僕が伝える。その上で僕達だけでフラワーガーデンを探して救いだそう」
なにを言い出すんだ、おい、コラ
………
…
翌日
晴れて退院、3日ほど過ごしました。
だけど病院のベッドはマジ硬くて、部屋は寒い、療養なのか、拷問なのか、夜のトバリの方が全然良かったわ
更に、トドメの病院食
うん、ゲロまずでした。
あれじゃ栄養なんかつきません。
魔力尽きかけてたワタシには、全く持って足らない。
早く宿に戻って、オイシイものを食べよっと。
…それにしてもトランの奴、手前勝手なこと言い出しましたわ。
確かにフラワーガーデンの事は心配だけど、エルフ絡みなら、表立って関わりたくない。
エルフは卑猥で、鬼畜で、狡猾で、クズで、ゲスい。だけど頭が切れる、スキルも高い、正直こちらより何枚も上手だから。
迷宮で目をつけられたとしたら、今もどこかでワタシを監視しているかもしれない。まさにストーカー。厄介極まりない。
協力者は必要だけど、トランは信用できない。だから独自に動こうと思う。
なので、トランの前からしばらく姿を消すことにします。
アイツは天然なのか、ボケなのか、頭悪いのか、罠なのか、あのユー者様は、事を荒立て、ワタシを巻き込もうとする。
うん、ウザい
トランがギルドで待つとか言ってたから、ワタシは真っ直ぐ宿屋へGO!
とにかくお風呂に入りたい。
身を清めたい。
身体を休めたい。
煩悩退散、色即是空
とにかく髪の毛がふわりと命の液臭い。
3日も経ってるのに、恐るべし
………
夜のトバリは相変わらず盛況よね、色街の中にあって、なぜか普通の宿。
ゲームの時は風俗店、なぜかしら?
そんな考え事をしていたせいか、ワタシは何を思ったのか、宿側ではなく、つい食堂から入ってしまった。
多分お腹が空いてたんだと思う…
「お姉さまー!!」
うわっ!
入るなり、宿屋の看板娘リンナちゃんが、ワタシの胸に、飛び込んで来た。
「心配しました!、お姉さまぁ!」
目をうるわせていらっしゃる。
あわわ、食堂の人達が蔑むような白い目で見てはりますぅ。
ワタシはそんな視線を避け、リンナちゃんの背を押し、奥へと行った。
あービックリした
リンナちゃんが、ワタシの言葉を待っていますね。ヤメテ、その目
「……ごめんねー、心配かけて」
「お姉さまが、病院に運ばれたって聞いて…」
え?、誰に?
「……お姉さま、臭いです」
ギクっ
「お、お風呂入りたいんだけど!、病院って水浴びもできなくて、アハハ」
「あ、はいどうぞ」
「後、食事もお願いね、なんでもいいわ」
「はい!」
リンナちゃんは、パタパタと食堂へ戻っていった。
リンナちゃんは、あの日以来、すっかりワタシにゾッコンになってしまった。
あの日とは、アレである。
ワタシが寄生チンPのケダモノモードで、リンナちゃんを一晩中ヤっちゃった日
うん、悪いけど実はあまり覚えてないのよね。
エルフの寄生チンP恐るべし
冒険者の奴らもこの分だと、ワタシをヤった事を覚えてないと納得する。
……覚えてたら、抹殺するけどね。
それよりもリンナちゃんね。気をつけているのだけど、公衆の面前で『お姉さま』呼びは、まずいわよね。
後でクギを刺しておこう。
この世界、割と百合っち様が多い。男共が平均してクズ過ぎるせいかもしれない。
ため息が出る。でもリンナちゃんの件は自業自得よね。
うん、頭を下げると、髪の毛が臭い。
4日も経ってるのに…
とりあえず、お風呂入ろうっと。
………
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