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5章

5章47話 ザーメンコキ捨て穴 3♡セックス

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「ぼ、僕と同じ高校!?」

 つまり詩織先輩とは別に、あの学校には少なくとも一人以上のサキュバスがいるってことになる。

「サキュバスって、こんなに身近にたくさんいるものなんですか?」
「場所による。日本でサキュバスクラブは四箇所しかないから、搾精のためにはその近辺にサキュバスが集中することになるな」

 そういうことか……このクラブに日常的に通うために、この辺は特にサキュバスが多い地域なんだ。

「この人は……」

 うちの学校の誰か……誰かは分からないし、教えてはもらえない。
 でも、サキュバスは皆驚くような美人ばかりだ。
 うちの学校でそれほどの美人となると、消去法的に人物は限られてくる。

「……」
「ほれ、考察ばかりしとらんでさっと犯して出して次に入れんか」
「は、はい」

 ヤエさんに急かされて腰を動かす。
 このお尻が誰かは分からない。
 詩織先輩並の美人っていうと、保険の白鳥先生とか、生徒会の九条さんとか……わからないけど、でも誰であっても、とにかく……

「――うぅッ!?♡」

 びゅるる♡ びゅるるるる♡ ぶびゅ♡ どびゅびゅびゅぅッ♡

 勢いよく吐き出される精液。
 誰のものであっても、腰が震える程気持ちいいおまんこなのは変わらない。
 紛れもなくサキュバスのもの。
 腰を突き抜ける快感に酔いしれる僕に、ヤエさんが声をかける。

「ほれ、出したら次じゃ次。壁尻はそんなにどっぷり余韻に浸るようなものではないぞ」



 ずにゅううう♡

「くぅうう!♡」

 それから、僕はヤエさんに導かれるままに次々と壁尻におちんちんを挿入していった。

「そいつは週に一度は男子から告白されるくらい見てくれのいいメスじゃな。貴様よりもよほどイケメンな男も袖にされた美少女を好き放題犯す優越感を楽しむがよい」

 びゅぶっ♡ びゅるるう♡ どびゅるるるううッ♡

「そいつはここだと尻しか見えんが、学生のくせに胸が120センチもある牛のような小娘でな。有名だからひょっとすると貴様も噂を聞いたりしておるかもしれんな」

 びゅぶぶ♡ どびゅるる♡ びゅぶっ♡ びゅるびゅるう♡

「そいつは普通にグラビアアイドルじゃ。うちでは珍しくもない普通のメスじゃからさっさと出して次に行くがいい」

 びゅるびゅるびゅるッ♡ どびゅるる♡ びゅぶっ♡ びゅるるう♡

「はあ……♡ はあ……♡」

 まるで流れ作業のように、次々と挿入しては射精を繰り返す異常な時間。
 ヤエさんが都度その女性のプロフィールを教えてくるせいで、ただお尻に挿入して腰を振るだけじゃなくて、どうしてもその人の背景を想像してしまう。

 今僕が流れ作業みたいに精液を流し込み、まるでザーメンのコキ捨て穴として使い捨てた女性達……その内の一人だって、本当なら僕なんかが気軽に声をかけられるような人じゃない。
 現実世界では高値の花として称えられ、多数の男性から熱烈な視線を浴びせられている美人ばかりだと思うと、自分が今とんでもないことをしていると痛感させられる。

 ヤエさんは、僕がこの異常な空間に感覚がマヒしないようにしているんだ。

「ウッ♡ ウゥッ♡ うぐぅぅ……!♡ うぉ……っ♡」

 ずちゅっ♡ ずちゅっ♡ ずちゅっ♡ ずちゅっ♡ ずちゅっ♡ 

 夢中で腰を打ち付ける。五人目か、七人目か……数はもうハッキリしない。
 ただそれぞれ違ったおまんこの感触を味わい、その一番奥に精液を吐き出し続ける快感に震える。

 ただそれだけ。
 ホールでのサリナさんの接客に感じた緊張や照れ臭さ。バームホールで感じた強烈な搾精と問答無用な快感。
 そういうのとは違う。ただ女性のおまんこにおちんちんを挿入するという行為だけに特化した施設なんだ。

「――ウゥッ!♡♡」

 どびゅびゅ♡ びゅるるるるううう♡ どびゅっ♡ どびゅうッ♡ 

「おォ……♡ ンお……ォ♡ お”♡ きも、ぢ♡ んおお”ッ……♡」

 ずるん♡ とおちんちんを引き抜く。
 ガクガクと膝が震え、僕は思わず後ずさった。

「どうした、もう弾切れか? 根性なしめ」

 その背中を、ヤエさんが軽く支えてくれた。

「ごめ、なさ……ちょ、ちょっと休憩……」
「まだ十回も出しとらんではないか。こんなペースでは先が思いやられるわ。……まあいい、こっちにこい」

 ヤエさんに連れられて個室を出ると、この壁尻施設に唯一ある椅子……ヤエさん用の事務机の椅子に座らせてくれた。

「ほれ、ドリンクじゃ」
「ありがとうございます……」

 手渡されたドリンクを飲むと、ほのかな酸味と共にミルクの味わいも感じた。

「……あの、このドリンクって」
「ただのジュースじゃ。変なもんは入っとらん」
「す、すみません」
「少し休憩したらまた存分に腰を振ってもらうからな」

 ぶっきらぼうに言い捨てるヤエさんだけど、なんだか今まで会ったサキュバスの中でサリナさんの次に優しそうな感じがした。
 ごくごくとドリンクを飲んで一息つく。
 クラブなだけあって飲み物はそこらのジュースよりもちゃんとしていてかなり美味しい。

「美味そうじゃな」

 ぼそりと呟くヤエさんの声。

「あ、ヤエさんも少し要りますか? このドリン――」

 手に持ったカップをヤエさんに差し出すと……彼女の視線はカップよりも更に下……僕の股間に注がれているのが見えた。

「あっ……」

 ずくん、とおちんちんが疼きだす。
 この先に待つ新たな快感の予感に、ごくりと生唾を飲み込んだ。


「そうか? では一口味見させてもらおうか」 


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