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2章
2章10話 詩織先輩との日常 ♡妄想セックス・オナニー
しおりを挟むあの淫靡な夜から三日後。
土日を挟んだ月曜日に、僕はいつも通り学校に登校した。
学校でぼんやりと授業を受けていると、あの日のあの出来事は夢だったのではないかという気さえしてくる。
……あのクラブでの体験は、時間にして三十分にも満たなかった。
体感的には一瞬のような気も、数時間にも渡っていたような気もする。
目を瞑れば、瞼の裏にあの日のことが蘇った。
ホールの中、人前で堂々と交わる男女の数々。音楽に合わせて全裸で踊る女性達。
むせかえる体液とアルコールの混じった匂い。
サリナさんの唇……胸……おちんちんの先端に当たっていたおまんこの感触。
「…………っ」
今は授業中なのに……。
教師の話に集中しようにも、ちょっと気を抜くとあの日のことを思い出してしまう。
そして少しでも思い出すと……もう駄目だった。
「うぅ……」
一瞬でガチガチに勃起した僕のモノが、学生ズボンを勢いよく押し上げる。
……あの日から、異常に性欲が高まり抑えが効かなくなった。
もちろん僕も健全な男子高校生だから、ムラムラするときもある。
でもこの土日は明らかに異常だった。
寝ても覚めてもあのクラブのことばかり考えてしまう。
その度にムラムラが治まらずオナニーをした。
今までは一日に一回射精すれば十分だったのに……この土日は五回も六回も出しても全然萎えず、数時間後にはまたムラムラしだした。
「……す、すみません」
先生の授業を遮り、僕はおずおずと手を挙げた。
「お腹の調子がよくないので、トイレに行ってもいいですか?」
そうして僕は本日二度目の……オナニーのための仮病を使ったのだった。
「清太君、今日どこか具合が悪いの?」
放課後、詩織先輩がそう尋ねてきた。
「いえ、大丈夫ですよ」
図書室で本を読みながら答える。
僕の初恋の相手、花宮詩織先輩。
図書委員の彼女に会いたくて何か月もずっと通い続けた図書室に、僕は今日も放課後に足を運んでいた。
詩織先輩に振られたときはこの世の終わりみたいに思っていたけど、その直後にあのクラブに迷い込んだインパクトが巨大すぎて、こう言っちゃなんだけど詩織先輩との一幕が霞んじゃったような気持ちだった。
ここ数年ずっと通った習慣のまま、僕は特に深く考えず図書室を訪れた。
「そうなんだ、よかった」
安心したように笑う詩織先輩。
栗色の髪を大きな三つ編みで一つに結んで、肩から垂らしている以外はほとんどお洒落はしていない。
でもクリッとした大きな瞳や、ぷるんとした肉感のある唇。
そして制服をパツパツに膨らませている大きな胸は、高校生離れしすぎた女性的な魅力に溢れている。
「私ね、ちょっと心配だったんだ。君……もう図書室に来てくれないんじゃないかって」
「え?」
「この前、せっかく告白してくれたのに、断っちゃったでしょ? だから……気まずくなって、もう今までみたいに話せなくなるのかな、ってね」
「……」
詩織先輩は本当に可愛い。
その上、性格も凄く優しくて、僕のことをいつも可愛がってくれる。
校内にも詩織先輩のファンはたくさんいるし、今まで何度も告白されてきたらしい。
でもその全てを断ってきた。
高嶺の花……そう思って憧れていた先輩が、僕にだけは一年以上も仲良くしてくれた。
……だからワンチャンあるんじゃないか。
なんて思いあがって玉砕したわけだけど、もともと僕なんかと釣り合うはずもない人だ。今はすっぱりと諦められる。
「僕は……今でも先輩のことが好きです。だからもっと先輩と一緒にいたいです」
「……」
「だから、先輩が嫌じゃなければ……これからも図書室に通わせてほしいです」
「……うん、もちろんだよ」
先輩は嬉しそうに目を細めて、僕の手をそっと握った。
「私、ちょっと事情があって恋人が作らないようにしてて……だから君とお付き合いすることはできないけど、君のことはすごく好きだよ」
「せ、先輩……」
「だから私の方こそ、君にはこれからも図書室に来てほしいって思うの」
そう言って優しく微笑む詩織先輩。
優しく慈愛に満ちた笑顔……いつもなら先輩にこんなことを言われたら嬉しくて、トキめいて、そのことで頭がいっぱいになっていたと思う。
……でも、今日は違った。
「せ、せんぱ……」
そっと重ねられた先輩の手の温度、柔らかさ。
近くまで寄ってきた先輩の綺麗に整った顔。
その下に見える……大きすぎるおっぱい。
その全てが……
――じゅるるるぅッ♡ じゅぼッ♡ じゅぼッ♡ ぐっぽォッ!♡
「――ウゥッ!?」
どうしようもなく、あの日の快感を呼び起こさせた。
一瞬にして勃起するおちんちん。
優しく微笑む先輩の顔が、僕の脳内で妖しく変貌する。
それはまさに、あの日クラブの女性たちが浮かべていた笑み。
頬を紅潮させ、目を細ませ、唇からぬらりと糸を引く真っ赤な舌が現れる。
先輩の制服がたちまち掻き消える。
剥き出しの爆乳が僕の目の前に現れ、ピンク色の乳首がしゃぶってほしそうにピンとそそり立つ。
僕の手に重ねられた先輩の指先の感触……それがそのまま、僕のおちんちんを握っているようで……
「――ご、ごめんなさい、トイレ!」
「あ、えっ!?」
僕は椅子から転げ落ちるようにその場から逃げると、図書室を出て近くの男子トイレに駆け込んだ。
個室に入って鍵をかけると、すぐさまパンツを下ろして先走り汁の漏れ出たおちんちんをシゴき始めた。
「先輩……! 先輩……! 詩織先輩ぃ……!」
朝目覚めて一回。学校に来てから二回。
もう三回も射精したのに、いつもの一回目よりもはるかに固く勃起し、興奮し切っている僕のモノ。
一心不乱にシゴきながら、脳裏に詩織先輩を思い浮かべる。
「好き……うっ♡ 好きです、先輩……! ォ♡ うッ♡ ぅおォ……♡」
今までもこうして、先輩をオカズにオナニーをしたことはあった。
でも今回は全く違う。今までの、妄想だけのオナニーなんかとは比べ物にならない。
――だって、僕は知っている。
女性とキスするのがどんな感じか。
唇にぬるりとした舌がねじ込まれる快感。その温度や感触。
女性のおっぱいがどれほどやわらかくて、指先でおちんちんを撫でられるのが自分でするのとは全然違うことも知ってる。
『――清太君♡』
全裸の詩織先輩が、僕の足元に膝をついている。
ガチガチに勃起した僕のおちんちんを愛おしそうに見つめながら……
『――ちゅ♡ あぁ~ん……♡ ぢゅぽ♡ ぢゅぽ♡ ぢゅるるるッ♡』
「あぁあっ♡ アッ♡ せんぱっ♡ しおりセンパイッ……♡」
『じゅぼッ♡ じゅぼッ♡ じゅぼッ♡ じゅぼッ♡』
『気持ちいいね清太君♡ おちんぽ舐め舐めされるの、大好きだよね?♡』
『おっぱい揉んでいいよ♡ 君がいっつもチラチラ見てた私のおっきなおっぱい……好きなだけ揉みしだいて?♡』
『じゅるっ♡ ぢゅるるっ♡ ――れろれろれろれろれろれろォ……♡』
いつもの妄想ではあり得ないくらいの解像度で、詩織先輩が四方から現れる。
四人の全裸の先輩が熱っぽく僕の身体に絡みつき、僕の耳や乳首、お腹やおちんちん……いたるところに舌を這わせる。
その感触も、僕は知っている。
あの日、サリナさんが僕の身体を舐めまわした感触をそのまま詩織先輩で再現する。
それだけで、凄まじい快感と射精感がこみ上げてくる。
『清太君、入れて? おまんこ入れて?』
『入れて?』
『入れて?』
『おまんこの肉壁でちんぽシゴいて?』
『ずちゅ♡ ずちゅ♡ って抜き差しして、ザーメンコキ出して?』
「先輩ィィ……!」
ずにゅううぅ♡
壁に手を当てお尻を僕に突き出した先輩。
目の前に剥き出しになったおまんこにおちんちんを挿入する。
『あん♡ あん♡ イィっ♡ いいよ清太君♡』
『好き♡ 好き♡ 好き♡』
『キスしよ?♡ おっぱい揉んで?♡』
『出して♡ 出して♡ 出して♡ 中に出して♡』
『好き♡ 好き♡ 好きだよ清太君!♡』
「僕も、好き――せんぱい――すき――――ウウッ!?♡♡♡」
びゅぶぶ♡ どびゅるる♡ びゅぶっ♡ びゅるるう♡
必死に振りたくっていた腰が止まり、ビクンビクンと跳ねる。
最後の一滴まで絞り出そうと右手でシゴき続けると、今日四回目とは思えない大量の精液がトイレの壁に吐き捨てられる。
「はあ……♡ はあ……♡」
ぺたん、と腰が抜けて床にへたり込む。
……あの夜以降、こんなことばかりしている。
もうあのクラブには戻っちゃいけない……そう思えば思うほど、あの日刻まれた快感を求めて、また僕のおちんちんは熱を取り戻していくのだった。
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