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1章
1章5話 無料のご奉仕 ♡愛撫・キス・太ももコキ
しおりを挟む「手で……その」
おちんちんをシゴいてほしい。
その一言がどうしても出ずに、僕はもごもごしながら視線を床に落とし続けた。
サリナさんは僕を急かすことなく、楽しそうな笑みで僕の言葉を待っている。
「……ふ、太ももを触る……とか」
決定的な単語を言い切れず、僕は結局無難な道に逃げてしまった。
「刻むわねえ。ええ、それも無料よ。さ、どうぞ?」
ホッと安堵すると、次は恥ずかしさが襲ってきた。
何やってるんだ僕は……こんなの、絶対内心で馬鹿にされてるよ。
でもこんな綺麗な人に、初対面でいきなり、手で……なんて言いづらいし。
僕の太ももを手で触ってもらうくらいなら、おちんちんを触ってもらうよりもずっとハードル低いはずだし……
――と僕が内心で言い訳を並べていると、
「え……?」
握手したままだった僕の右手をぐい、と引っ張り――
にゅるん♡ と僕の右手はサリナさんの股間に飲み込まれていた。
「――う、うわ! うわわわああ!?」
思いもしなかった感触に体をのけぞらせてしまう。
でも小柄な僕よりサリナさんの力の方が強いのか、サリナさんはぎゅっと僕の右腕を掴んだまま、両太ももで右手を挟んだ。
今まで触ったどんなものよりも柔らかい感触。
サリナさんの太ももに挟まれながら、その上からぷにっとした感触も伝わってくる。
これ、サ、サリナさんの……お、おま……!?
「あ、あうぁ……! あ、あの、あの!」
「どうしたの? 触りたかったんでしょ、太もも?」
「ち、ちがっ……! 僕の! 僕の太もものことです!」
「ああ、そっちだったの。でもこっちの方が好きじゃない?」
そう言いながらサリナさんは小刻みに腰をくねらせる。
もにゅもにゅといろんな角度から僕の手が揉みしだかれる。
柔らかく肉厚で、弾力があってすべすべで……そしてかすかにしっとりとした太もも。
き、気持ちいい……気持ちいいけどこんなのホントにいいの!?
「他には? どんなことがしたい?」
「ほ、他……」
これ以上のことができるなんて信じられないけど、サリナさんの目はむしろここからが本番だと言わんばかりだった。
「他の部分も触りたい? それとも、もっと見たい? たとえばあなたがさっきからチラチラ見まくってる、このおっぱいとか」
うっ……やっぱりバレてた。
でも、見ちゃうよこんな大きなおっぱい。
逆におっぱいから視線を外そうとすると、今度はサリナさんとバッチリ目が合った。
おっぱいからは視線をそらせたけど、今度はその綺麗すぎる顔から眼が離せなくなった。
「ほら、聞いて? 『コレは無料ですか』って」
そう妖しく囁くサリナさんの口元。
それに吸い込まれるように、僕は無意識に言葉を発していた。
「キスは……無料、ですか? ――あ」
やば、変なこと言っちゃった!?
と思ったときには既に、サリナさんの閉じた口から、にゅるり、と真っ赤な舌が出てきて自分の唇を舐めた。
「あ……」
キスされる、と直感的に思った。
そのとき、脳裏に詩織先輩の顔が浮かぶ。
あ、そうだ、僕……
「ファーストキ――――んむぅ!?」
気づいたときには視界いっぱいにサリナさんの顔。
僕の唇にぬらぬらと唾液で湿った唇が押し付けられていた。
「んん! んむむぅ~!」
初めてのキスにこわばる体。
柔らかい……気持ちいい……キスってこんな感じなんだ……
そんな風に落ち着いて考えられたのは数秒だけだった。
「――んむ!? えああぁ!?」
にゅるりとサリナさんの舌が僕の口の中にねじ込まれる。
ぬめった触手のように僕の舌と絡み合い、僕の歯の裏を撫でる。
「んん♡ んああ♡ シャ、シャリナさ……♡」
生温い舌の感触。口の端からこぼれる唾液。顔にかかるサリナさんの吐息。
すべてがいやらしく、気持ちよくて、意識が朦朧とする。
そのあまりの快感に喘いで口を開くと、突き出た僕の舌をサリナさんが咥えた
「へあああ!?♡♡」
じゅぼっ♡ じゅぼっ♡ じゅろろろろ♡
舌が……! 僕の舌がおちんちんみたいにしゃぶられてるう!
思わず反射的にサリナさんから逃げようと、サリナさんの肩を手で掴んで押し出そうとする。
するとその手を逆にサリナさんに掴み返されて――もにゅ♡ という感触が手のひらに伝わる。
サリナさんは僕の手を自分の大きな胸に持っていき、自分から揉みしだかせた。
「んんん♡ むあああ♡」
視界はサリナさんの顔に覆われていて見えないけど、右手にずっしりと感じるこの重みと柔らかさは間違いなくサリナさんのおっぱい。
それにこの、指先にコリコリと当たるのは……ち、乳首!
「じゅるっ♡ んじゅっ♡ じゅぶっ♡」
さっきまで衣装に隠れて見えなかったサリナさんの乳首。
それが今丸出しになってる!
うぅ、み、見たい!
「んあっ♡ ちゅばっ♡ あむ♡ じゅるるるっ♡ ――しゃ、しゃりなしゃ――んあああ!?」
僕の股間にずっしりとした重みが圧し掛かる。
それがサリナさんの太ももだと気づいたときには、その柔らかい重みがズボン越しにおちんちんを刺激し始めた。
「ああっ♡ んんああああっ♡ むじゅっ♡ ちゅぱあ♡」
ここまでの異常な体験の連続で限界まで勃起していたおちんちんが、サリナさんの太ももでこねくりまわされる。
しかも適当にふとももを押し付けてるだけじゃない。
ちゃんと僕が気持ちよくなるように力や角度を変えて……うぅっ♡ き、気持ちいい……!
「じゅぞぞぞぞぞっ!!♡♡ むじゅるるるるぅうう!♡♡」
今までも十分に激しかったサリナさんのベロキスが、ここにきてとんでもないバキュームフェラに変貌する。
咥えられた僕の舌、唇、全部がベロベロに舐めまわされ吸い上げられる。
その激しすぎる快楽から逃れようともがこうとすると、尚更サリナさんのおっぱいを揉みしだいて快感が増すだけ。
その間にもおちんちんはサリナさんの太ももでぐにぐにと撫でられて……
ああ……だ、だめだ♡
こんなの、耐えられるわけ……あ、も、出――♡
「んんむぅぅうう!!!」
――どびゅびゅ♡ びゅるる♡ ぶびゅびゅるるる♡♡
びくんびくんと跳ねる体。
どびゅ♡ どびゅ♡ と、あり得ないくらい長い射精が続く。
その間もサリナさんは止めてくれない。キスも、おっぱいも、太ももも、変わらず僕に快感を流し込んでくる。
ああぁぁ……ぎもち、いい……
キス、きもちいい……
おちんちん、きもちい……あぁ、まだ出る……うっ♡
ぶびゅ♡ びゅびゅ♡ びゅ……♡ ……♡
やがて長い長い射精が終わると、サリナさんはゆっくりと唇を離した。
ぬらぁ……♡ とねっとりとした唾液が糸を引き、サリナさんはびちょびちょになった自分の口元の液体を美味しそうに舌で舐め取った。
「はぁ……♡ はぁ……♡」
僕は放心状態でだらんと脱力し、ソファにもたれかかっていた。
白んだ意識の中、いまだに揉んでいるサリナさんのおっぱいと、パンツの中にぶちまけた自分のザーメンの感触を感じていた。
「――さあ、次は?」
「……え?」
呆然と聞き返す僕に、サリナさんは妖艶な笑みを浮かべながら言った。
「ただのキスでそんなにトロけちゃって。こんなの、もちろん『無料』よ?」
ただの、キス?
今の魂を引き抜かれそうなディープキスが……人生で最高の快感をぶちまけた射精が、ただの……無料のサービス?
じゃあ、次はいったい……。
「次のしたいこと教えて? どこを揉みたい? どこを舐めたい? ――どこでシゴいてほしい?」
「あ……あぁ……♡」
「ほら、早く聞いて? 『これは無料ですか?』って。そしたら……ふふ、わかるよね? 何が起こるのか」
次々と浴びせられる、甘い誘惑。
射精の余韻と、異常な興奮で朦朧とする意識の中、僕の脳裏に一つの疑念がよぎる。
もしかすると『キャンペーン内のサービス』なんてもの、初めから用意されてなんかなくて。
僕がどんなサービスを質問しても、サリナさんは全部無料だと答えてくれるんじゃないだろうか……?
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