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夜のお誘い?
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披露宴では来賓の挨拶や、ダンスなど一通りの催しが終わり、 そろそろお開きと言う所でやっとモーリスと話す時間が出来た。
「モーリス様、改めてよろしくお願いいたします。」
と挨拶すると少し驚いたのか、きょとんした表情を一瞬見せたがすぐに微笑み
「…お気遣いありがとうございます。ご迷惑おかけするかもしれませんが、よろしくお願いしますあと僕の事はモーリスで良いですよ?」
「わかりましたわ、モーリス私の事もカルミアで構いません。それとモーリス様にとってここは慣れない土地、不便な事や希望などありましたら、ご遠慮なさらずに私にお申し付け下さいね」
と微笑み返すとモーリスは少し照れくさそうに
「で、ではお疲れかもしれませんが、今夜お部屋に伺ってもよろしいですか?」
その初めてのお願いに、特に深くは考えず
「?えぇ、もちろん大丈夫です」
私はモーリスの申し出を了承してした所でモーリスは、知り合いらしき来賓に呼ばれ、
「では後ほど」と言い残し高砂から降りこの場を後にした。
モーリスの後ろ姿を見送りながら、私は少し疑問に思った。
(……私、何か忘れてる?)
だがいくら考えても思い出せなかった、準備などもあって疲れているのだろうかと考えを巡らせると、
「仲が良さそう何よりです。ベッドの用意はしておきますから、今宵はお楽しみくださいね♪」
話を聞いていたらしいばあやが意気揚々に声をかけられ、一瞬どう言う事か分からずに、きょとんとしてしまったが、すぐに意味が分かり顔に熱が帯びていく。
「な!なななな何て事言うのよ!ばあや!」
と思わず大声を上げてしまい、急いで口を塞いだ、幸いにも周りが騒がしかったため、特に周りには聞かれていなかったのが救いだった。
確かに状況的には、初夜の約束をしている様にも取れるので、気が動転してしまったが、あくまで不安を和らげる為でそれ以上の意図は無い……と思う。
「コホン」と咳払いをし心を落ち着かせながら私はばあやに
「ばあや、あまり変な事を言わないで」
「申し訳ございません、でも姫様も満更じゃないご様子、準備はしておきますので、ご安心を♪」
とばあやは一礼して、その場を後にした。
嬉しそうなばあやの後ろ姿を見ながら、深いため息を付くも一度熱くなった顔と体が冷めず、火照った顔を何とかしようと手で扇ぐも一向に収まる気配はないまま、披露宴はお開きになった。
「モーリス様、改めてよろしくお願いいたします。」
と挨拶すると少し驚いたのか、きょとんした表情を一瞬見せたがすぐに微笑み
「…お気遣いありがとうございます。ご迷惑おかけするかもしれませんが、よろしくお願いしますあと僕の事はモーリスで良いですよ?」
「わかりましたわ、モーリス私の事もカルミアで構いません。それとモーリス様にとってここは慣れない土地、不便な事や希望などありましたら、ご遠慮なさらずに私にお申し付け下さいね」
と微笑み返すとモーリスは少し照れくさそうに
「で、ではお疲れかもしれませんが、今夜お部屋に伺ってもよろしいですか?」
その初めてのお願いに、特に深くは考えず
「?えぇ、もちろん大丈夫です」
私はモーリスの申し出を了承してした所でモーリスは、知り合いらしき来賓に呼ばれ、
「では後ほど」と言い残し高砂から降りこの場を後にした。
モーリスの後ろ姿を見送りながら、私は少し疑問に思った。
(……私、何か忘れてる?)
だがいくら考えても思い出せなかった、準備などもあって疲れているのだろうかと考えを巡らせると、
「仲が良さそう何よりです。ベッドの用意はしておきますから、今宵はお楽しみくださいね♪」
話を聞いていたらしいばあやが意気揚々に声をかけられ、一瞬どう言う事か分からずに、きょとんとしてしまったが、すぐに意味が分かり顔に熱が帯びていく。
「な!なななな何て事言うのよ!ばあや!」
と思わず大声を上げてしまい、急いで口を塞いだ、幸いにも周りが騒がしかったため、特に周りには聞かれていなかったのが救いだった。
確かに状況的には、初夜の約束をしている様にも取れるので、気が動転してしまったが、あくまで不安を和らげる為でそれ以上の意図は無い……と思う。
「コホン」と咳払いをし心を落ち着かせながら私はばあやに
「ばあや、あまり変な事を言わないで」
「申し訳ございません、でも姫様も満更じゃないご様子、準備はしておきますので、ご安心を♪」
とばあやは一礼して、その場を後にした。
嬉しそうなばあやの後ろ姿を見ながら、深いため息を付くも一度熱くなった顔と体が冷めず、火照った顔を何とかしようと手で扇ぐも一向に収まる気配はないまま、披露宴はお開きになった。
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