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宝来学園 入学
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日和と出会って3年が経った。
俺たちは年の差1歳であり、俺が中学2年生、日和が中学1年生の時に出会った。
同じ中学生という事もあり共に学校に通える事にわくわくしていたが、俺が通う学園はエスカレーター式で小学校から高校、試験に受かれば大学まで進む事が出来る。
転入するには入学より難しい試験に合格しなければならず、それよりも特に問題がなければ今通っている中学にそのまま通い、高校に入学するタイミングで俺の通う学園を受けてみては、と父が提案し日和もそれに頷いた。
、、、たしかに小説はそうだったな。
でも小説では俺が同じ学園に来る事を嫌がって嫌がって、それでも日和は俺となかよくなろうとこっそり同じ高校を受けて入学して来たんだよな。なんて健気なんだ。
「雪斗にぃ、どう?」
そう言いながら振り向く日和。
俺と同じ白地にグレーのラインが入った制服を着ている。
うん、天使降臨だ、、こんなにこの制服が似合うやつ、他にいるのか、!?
「可愛いっ!」
思わず抱きついたが、
「ゆ、雪斗にぃ、もー離れて、皺になっちゃう!」
そんな事言うなんて、と肩に手を置いて顔を上げると口を膨らませてぷんぷんした表情な日和。
か、可愛い!ガバッ
「ちょっとー!雪斗にぃってばー!」
「可愛すぎるのが悪い。」
ぽかぽか軽い動作で日和に背中を叩かれなくなく離れた後、言い訳するようにそう言った。
「もー、なにそれ!
雪斗にぃだって綺麗でしょ!
そんな顔でそんな事、僕以外に言っちゃダメだよ、?」
「言うわけないでしょ。
俺が可愛いって思うのは日和だけ。」
そう言って鼻をツンと小突くと真っ赤になる日和。
あーーー可愛いっ
これから毎日一緒に登校出来るなんて、幸せ。
学年が一緒ではなく、授業を一緒に受けられないのが悔しいが、、
「あ!もうこんな時間だよ!」
日和の声に急かされて慌てて時計を見るともう出なければいけない時間だ。
鞄を持って父と小百合さんに見送られながら家を出た。
ギュッ
「ちょっと!//
もう僕も高校生なんだから手は、「だーめ!日和すぐ迷子になるでしょ?それにやっと一緒に登校出来るんだから!おねがいっ!」
目をうるうるさせながらお願いすると、目を逸らしながら分かったよ。と許してくれた日和。
大体こうすると許してくれるんだよねー。
単純な所も可愛いなぁ、と思いながら握った手をぶんぶん振りながら歩く。
中学は真逆だったため家を出たらすぐ逆方向にバイバイだったもんな、、
一緒に帰りたくても迎えに行ったってすでに帰っているし、なんなら早く帰って家で合流した方が長く過ごせるしでこうやって登下校を一緒にするの実は密かに憧れていたのだ。
なので結構浮かれているが許してほしい。
「本日入学される方はこちらです。」
「僕、あっちだね。」
「、、、日和、俺ちゃんと見守ってるから。
ずーっと見てるから、頑張ってね。」
「ただの入学式でしょ。」
「ちゃんとカメラも持ってきたから。」
「え、それ生徒が使っていいの?」
「日和を撮るためなんだから良いに決まってるでしょ?他の人には任せておけないし。
父さんと小百合さんにも頼まれてるから。」
入学式に仕事でどうしても出席できなかった父と小百合さんにも頼まれてるのだ。
「え、そうなの、、
あんまりフラッシュ焚いたりとかしないでね、目立たないようにしてね、、」
「それは時と場合によるから約束は出来ないよ。
とにかく頑張って!応援してる!」
「そ、そっか、、うん!
ありがとう!行ってきます!」
笑顔で手を振って去っていく日和。
うぅ、、大きくなって、、なんだかすでに泣きそう。
感動で泣きそう。
日和ももう高校生か、、
「なーにそこで突っ立ってんのぉ?」
ぼーっと日和が去っていった方を見ていると突然肩に重みがのしかかる。
、、「重い。」バシッと肩に乗せられていた相手の腕を叩き落とす。
「いいじゃん減るもんじゃないしー。
で?何してたの?」
再度聞いてきたやつの顔を見上げる。
日和よりも細かいウェーブのパーマをかけ紫色に染めた髪。たれ目に泣きぼくろ、分厚めの唇はこいつの妖艶さを引き立てている。
昔から何かと絡んでくるうちの1人なのだが実は物語で日和に絡む内の1人でもある。
「弟を見送ってた。」
「弟? あー!ついに入学してきたのね!
雪斗が溺愛する弟、どんな子なんだろー楽しみっ!」
「手出したら殺すからな。」
「うわっほんとにやりそうな顔やめてー!」
こいつ、もとい柊薫は緩い性格と見た目も相まって男女問わずモテる。
この学園が男子のみのいわゆる男子校なのでもっぱら男の子にモテているが、学園の外で女の子に囲まれているのも見たことがある。
しかも来る者拒まずなのでしょっちゅう誰かが泣いている。
誰が泣いていてもどうでもいいが日和が泣かされたとなれば話は違う。全力で○す。
まだわーわー言っている薫を置いて俺は入学式が行われるホールへ向かった。
俺たちは年の差1歳であり、俺が中学2年生、日和が中学1年生の時に出会った。
同じ中学生という事もあり共に学校に通える事にわくわくしていたが、俺が通う学園はエスカレーター式で小学校から高校、試験に受かれば大学まで進む事が出来る。
転入するには入学より難しい試験に合格しなければならず、それよりも特に問題がなければ今通っている中学にそのまま通い、高校に入学するタイミングで俺の通う学園を受けてみては、と父が提案し日和もそれに頷いた。
、、、たしかに小説はそうだったな。
でも小説では俺が同じ学園に来る事を嫌がって嫌がって、それでも日和は俺となかよくなろうとこっそり同じ高校を受けて入学して来たんだよな。なんて健気なんだ。
「雪斗にぃ、どう?」
そう言いながら振り向く日和。
俺と同じ白地にグレーのラインが入った制服を着ている。
うん、天使降臨だ、、こんなにこの制服が似合うやつ、他にいるのか、!?
「可愛いっ!」
思わず抱きついたが、
「ゆ、雪斗にぃ、もー離れて、皺になっちゃう!」
そんな事言うなんて、と肩に手を置いて顔を上げると口を膨らませてぷんぷんした表情な日和。
か、可愛い!ガバッ
「ちょっとー!雪斗にぃってばー!」
「可愛すぎるのが悪い。」
ぽかぽか軽い動作で日和に背中を叩かれなくなく離れた後、言い訳するようにそう言った。
「もー、なにそれ!
雪斗にぃだって綺麗でしょ!
そんな顔でそんな事、僕以外に言っちゃダメだよ、?」
「言うわけないでしょ。
俺が可愛いって思うのは日和だけ。」
そう言って鼻をツンと小突くと真っ赤になる日和。
あーーー可愛いっ
これから毎日一緒に登校出来るなんて、幸せ。
学年が一緒ではなく、授業を一緒に受けられないのが悔しいが、、
「あ!もうこんな時間だよ!」
日和の声に急かされて慌てて時計を見るともう出なければいけない時間だ。
鞄を持って父と小百合さんに見送られながら家を出た。
ギュッ
「ちょっと!//
もう僕も高校生なんだから手は、「だーめ!日和すぐ迷子になるでしょ?それにやっと一緒に登校出来るんだから!おねがいっ!」
目をうるうるさせながらお願いすると、目を逸らしながら分かったよ。と許してくれた日和。
大体こうすると許してくれるんだよねー。
単純な所も可愛いなぁ、と思いながら握った手をぶんぶん振りながら歩く。
中学は真逆だったため家を出たらすぐ逆方向にバイバイだったもんな、、
一緒に帰りたくても迎えに行ったってすでに帰っているし、なんなら早く帰って家で合流した方が長く過ごせるしでこうやって登下校を一緒にするの実は密かに憧れていたのだ。
なので結構浮かれているが許してほしい。
「本日入学される方はこちらです。」
「僕、あっちだね。」
「、、、日和、俺ちゃんと見守ってるから。
ずーっと見てるから、頑張ってね。」
「ただの入学式でしょ。」
「ちゃんとカメラも持ってきたから。」
「え、それ生徒が使っていいの?」
「日和を撮るためなんだから良いに決まってるでしょ?他の人には任せておけないし。
父さんと小百合さんにも頼まれてるから。」
入学式に仕事でどうしても出席できなかった父と小百合さんにも頼まれてるのだ。
「え、そうなの、、
あんまりフラッシュ焚いたりとかしないでね、目立たないようにしてね、、」
「それは時と場合によるから約束は出来ないよ。
とにかく頑張って!応援してる!」
「そ、そっか、、うん!
ありがとう!行ってきます!」
笑顔で手を振って去っていく日和。
うぅ、、大きくなって、、なんだかすでに泣きそう。
感動で泣きそう。
日和ももう高校生か、、
「なーにそこで突っ立ってんのぉ?」
ぼーっと日和が去っていった方を見ていると突然肩に重みがのしかかる。
、、「重い。」バシッと肩に乗せられていた相手の腕を叩き落とす。
「いいじゃん減るもんじゃないしー。
で?何してたの?」
再度聞いてきたやつの顔を見上げる。
日和よりも細かいウェーブのパーマをかけ紫色に染めた髪。たれ目に泣きぼくろ、分厚めの唇はこいつの妖艶さを引き立てている。
昔から何かと絡んでくるうちの1人なのだが実は物語で日和に絡む内の1人でもある。
「弟を見送ってた。」
「弟? あー!ついに入学してきたのね!
雪斗が溺愛する弟、どんな子なんだろー楽しみっ!」
「手出したら殺すからな。」
「うわっほんとにやりそうな顔やめてー!」
こいつ、もとい柊薫は緩い性格と見た目も相まって男女問わずモテる。
この学園が男子のみのいわゆる男子校なのでもっぱら男の子にモテているが、学園の外で女の子に囲まれているのも見たことがある。
しかも来る者拒まずなのでしょっちゅう誰かが泣いている。
誰が泣いていてもどうでもいいが日和が泣かされたとなれば話は違う。全力で○す。
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