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生徒会
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「はる!ごはんいこ!」
前の席の結がふり返りながらそう言った。
ガヤガヤガヤ
結に返事をしようとしたが、それより騒がしい廊下が気になる。
「おーい!迎えに来たよー!」
聞き覚えのある声がした。
、、、誰だっけ?
「はる!気にしなくていいから!早くごはん行こ!」
結が早く立つよう急かしてくる。
慌てて立ち上がると、
「ちょっと!どこ行こうとしてんの?
昨日約束したでしょ!」
「あぁ、昨日の。」
「そ!思い出してくれた?
じゃ、行こっか。」
急に俺の肩に腕をまわしてくるベージュの人。
「ちょっと!!はるにその重たい腕乗せないでくれます?」
俺が驚いている間に肩に乗った腕をはらい落とす結。
「いたーい!
もう、分かったから!ほら、行くよ!」
付いてくるのが当たり前。な雰囲気だ。
結を見るととっても不服そうだが仕方ない。
一応約束した事になってるし、
どうしたものかとソワソワしている雫も連れてついて行く事にした。
どこへ向かっているか知らないが、歩きながらベージュの人は隙間なく質問攻めをしてきた。
身長、体重、誕生日などどうでも良さそうな事ばかり。
しかも何故か俺宛に。
昨日雫を迎えに来たんじゃなかったのか?
雫には一切話しかけず、俺にばかり話しかけてくる。
それに対して結が歯向かい、結を俺がなだめる。
何なんだこれ。
早くつかないかな、と思っていると、
「あ!着いた!
ここだよー!」
指差す先には黒塗りのドア。
その上には、「生徒会室!?」
「えっ?
、、なんだと思ってたの??」
「いや、どこに向かってんだろうって。」
「え?俺が向かう所なんてここしかなくない?」
「、、、いや、あんたの事知らないし。」
「ええっ!!??」
廊下に響く大声で驚くベージュの人。
え、そんなに変なこと言ったかな。
いや、普通だよな、昨日初対面だし。
ガチャッ
「うるさいよ、洸。」
突然目の前の黒いドアが開き、くるくるパーマのかかったピンク色の髪の可愛らしい男の子が顔を出して文句を言った。
ベージュの人を睨んだ後のピンクの子とパッと目が合った。
パチ、パチ、パチ、
ピンクの子が大きな目が見開きゆっくり瞬きする。
「、、えっなんでここに?」
いや、それは俺が1番聞きたいです。
前の席の結がふり返りながらそう言った。
ガヤガヤガヤ
結に返事をしようとしたが、それより騒がしい廊下が気になる。
「おーい!迎えに来たよー!」
聞き覚えのある声がした。
、、、誰だっけ?
「はる!気にしなくていいから!早くごはん行こ!」
結が早く立つよう急かしてくる。
慌てて立ち上がると、
「ちょっと!どこ行こうとしてんの?
昨日約束したでしょ!」
「あぁ、昨日の。」
「そ!思い出してくれた?
じゃ、行こっか。」
急に俺の肩に腕をまわしてくるベージュの人。
「ちょっと!!はるにその重たい腕乗せないでくれます?」
俺が驚いている間に肩に乗った腕をはらい落とす結。
「いたーい!
もう、分かったから!ほら、行くよ!」
付いてくるのが当たり前。な雰囲気だ。
結を見るととっても不服そうだが仕方ない。
一応約束した事になってるし、
どうしたものかとソワソワしている雫も連れてついて行く事にした。
どこへ向かっているか知らないが、歩きながらベージュの人は隙間なく質問攻めをしてきた。
身長、体重、誕生日などどうでも良さそうな事ばかり。
しかも何故か俺宛に。
昨日雫を迎えに来たんじゃなかったのか?
雫には一切話しかけず、俺にばかり話しかけてくる。
それに対して結が歯向かい、結を俺がなだめる。
何なんだこれ。
早くつかないかな、と思っていると、
「あ!着いた!
ここだよー!」
指差す先には黒塗りのドア。
その上には、「生徒会室!?」
「えっ?
、、なんだと思ってたの??」
「いや、どこに向かってんだろうって。」
「え?俺が向かう所なんてここしかなくない?」
「、、、いや、あんたの事知らないし。」
「ええっ!!??」
廊下に響く大声で驚くベージュの人。
え、そんなに変なこと言ったかな。
いや、普通だよな、昨日初対面だし。
ガチャッ
「うるさいよ、洸。」
突然目の前の黒いドアが開き、くるくるパーマのかかったピンク色の髪の可愛らしい男の子が顔を出して文句を言った。
ベージュの人を睨んだ後のピンクの子とパッと目が合った。
パチ、パチ、パチ、
ピンクの子が大きな目が見開きゆっくり瞬きする。
「、、えっなんでここに?」
いや、それは俺が1番聞きたいです。
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