関係ないと思っていたのに。

はぴたん

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平凡な日々

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「はる!ごはんいこ!」

「うん。」


高校生になったからと言っても本当に何も変わらなかった。

何人か入ってきた外部生に何度か話しかけられたが、つまらないと思われたのかいつしか話しかけられなくなった。


食堂に2人で行くといつもの如くキャーキャー騒がれてしまう。

ちなみにここは男子校だ。
全寮制の男子校なので、みんな寮生活を行っている。

しかもここは割と山奥にあるので土日は出入り自由だが街中までの距離が結構あるため中々学園から出ない。

(俺達は結が街中に行きたがるので度々行くが。)



つまりこの学園は閉鎖されていると言っても過言ではない。


となると恋愛対象は男になるわけで、アイドルのような見た目の結はよくこうしてキャーキャー言われている。
男の声で。


だが一線は超えてこない。
遠巻きにキャーキャー言うだけだ。

多分無愛想な俺が隣にいて恐いのだろう。


申し訳ないが俺も結との時間を邪魔されるのは嫌なので丁度いいと思っている。


「またそれにしたのー?
はる好きだね、それ。」

「うん、唐揚げ好き。」

「ふふっ可愛いっ!僕も唐揚げにしよっかなー?」


席につき置かれているタッチパネルで注文すると少ししてウェイターさんが持ってきてくれる。


俺が即座に唐揚げ定食を押したのを見て結が笑いながら話しかけてきた。

結局、結も唐揚げにしたようで2人で唐揚げ定食を食べた。

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