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流れにそって向かった先には、小さな控え室があった。
出演者がここで待機しているみたいだ。
俺を含めて10人。
みんな本当の女の子みたいに可愛い。
俺、ここにいて大丈夫かな、、
不安になりつつ空いた席に座り時間が過ぎるのを待つ。
しばらくすると、またステージに呼ばれた。
みんなで並んでステージへ向かう。
そのままステージに1列に並ぶと、
「みなさんお待たせいたしました!
投票も無事終わり、いよいよ!結果発表です!
優勝者には、食堂の生徒会ブースへのチケットをお渡しします。
憧れの生徒会メンバーと食事が出来るチャンスですよ!
さらに!優勝者のクラス全員に食堂1ヶ月無料券をお渡しします!
お好きな料理を思うがまま食べられますよ!
それでは!
白金学園ミス・コンテスト優勝者は、、」
照明が落ち、ドラムロールと共にライトが無造作に照らされる。
バン!
一際大きな音とともに目の前が眩しくなる。
「春白 恭さんです!
おめでとうございます!!
どうぞ!前にお越しください!」
、、、え、俺??
さぁはやく!と言わんばかりに前へと促され、渋々歩いて司会の人の隣へ行く。
「春白さん!おめでとうございます!
こちらが優勝賞品のチケットになります!
春白さんは生徒会メンバーですが、お好きな方にお渡しも出来るので一緒に生徒会ブースで食べることが出来ますよ!」
「あ、ありがとうございます、、
なるほど、、」
「それではみなさん!
もう一度春白さんに大きな拍手を!!」
けたたましい拍手の音に若干引きつつ、後ずさりして元いた場所に戻った。
その後は他の順位の発表を終えると袖に誘導された。
袖に入った瞬間、スマホが鳴り電話に出る。
「もしもし?」
「もしもし恭?
凄かったね、優勝おめでとう!」
「敦くん?見てたの?」
「ミスコンが始まって、もしかしてと思って見てたら恭が出てきてびっくりした。
もちろん恭に投票したから!」
「俺も驚いた。投票したの?」
「当たり前だろ!始まる前になんか渡されたからそれに書いて投票した。」
「そうだったんだ、、ありがと?」
「なんで疑問形?
今どこ?」
「だって、、
今はステージの袖のところ。」
「俺達が別れた場所分かる?
そこで合流しよ。」
「分かる!分かった。」
電話を切って敦くんと別れた場所へ向かうと、すでに敦くんが待っていた。
「ごめん、お待たせ。」
「待ってないよ、やっぱ1位だ。
誰よりも可愛かった。」
「もうやめてよ。
化粧のせいでしょ。」
「は?何言ってんの。
元がいいからだろ。化粧なんてなくても恭が1位だよ。」
「もういいよ、分かったから。
ほらもう教室戻ろ。」
「おう。」
そう言って来た時のように俺の肩に腕を乗せ先導する敦くんと教室へ戻った。
出演者がここで待機しているみたいだ。
俺を含めて10人。
みんな本当の女の子みたいに可愛い。
俺、ここにいて大丈夫かな、、
不安になりつつ空いた席に座り時間が過ぎるのを待つ。
しばらくすると、またステージに呼ばれた。
みんなで並んでステージへ向かう。
そのままステージに1列に並ぶと、
「みなさんお待たせいたしました!
投票も無事終わり、いよいよ!結果発表です!
優勝者には、食堂の生徒会ブースへのチケットをお渡しします。
憧れの生徒会メンバーと食事が出来るチャンスですよ!
さらに!優勝者のクラス全員に食堂1ヶ月無料券をお渡しします!
お好きな料理を思うがまま食べられますよ!
それでは!
白金学園ミス・コンテスト優勝者は、、」
照明が落ち、ドラムロールと共にライトが無造作に照らされる。
バン!
一際大きな音とともに目の前が眩しくなる。
「春白 恭さんです!
おめでとうございます!!
どうぞ!前にお越しください!」
、、、え、俺??
さぁはやく!と言わんばかりに前へと促され、渋々歩いて司会の人の隣へ行く。
「春白さん!おめでとうございます!
こちらが優勝賞品のチケットになります!
春白さんは生徒会メンバーですが、お好きな方にお渡しも出来るので一緒に生徒会ブースで食べることが出来ますよ!」
「あ、ありがとうございます、、
なるほど、、」
「それではみなさん!
もう一度春白さんに大きな拍手を!!」
けたたましい拍手の音に若干引きつつ、後ずさりして元いた場所に戻った。
その後は他の順位の発表を終えると袖に誘導された。
袖に入った瞬間、スマホが鳴り電話に出る。
「もしもし?」
「もしもし恭?
凄かったね、優勝おめでとう!」
「敦くん?見てたの?」
「ミスコンが始まって、もしかしてと思って見てたら恭が出てきてびっくりした。
もちろん恭に投票したから!」
「俺も驚いた。投票したの?」
「当たり前だろ!始まる前になんか渡されたからそれに書いて投票した。」
「そうだったんだ、、ありがと?」
「なんで疑問形?
今どこ?」
「だって、、
今はステージの袖のところ。」
「俺達が別れた場所分かる?
そこで合流しよ。」
「分かる!分かった。」
電話を切って敦くんと別れた場所へ向かうと、すでに敦くんが待っていた。
「ごめん、お待たせ。」
「待ってないよ、やっぱ1位だ。
誰よりも可愛かった。」
「もうやめてよ。
化粧のせいでしょ。」
「は?何言ってんの。
元がいいからだろ。化粧なんてなくても恭が1位だよ。」
「もういいよ、分かったから。
ほらもう教室戻ろ。」
「おう。」
そう言って来た時のように俺の肩に腕を乗せ先導する敦くんと教室へ戻った。
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