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「恭!葵!終わったかー?」
光の声とともにドアが開く。
「あ、光!」
「終わったよー!可愛いでしょっ!」
そう言いながら首を傾げる葵。
可愛い。
「、、、か、か、かわいい!!!」
固まっていた光が急に叫ぶ。
廊下に響いて反響している。
「うるさい。」
そう言って光の頭を掴み押しながら入ってきたのは要だ。
「ふふっ叫びすぎ。
それにしても2人ともいつ着替えたの?かっこいい!」
2人ともいつの間に着替えたのか、タキシードにロングテールコートといかにも執事な格好だ。
長身の2人がすごく様になっている。
にこにこ笑い興奮気味にそう言ったのだが、みんな固まって動かない。
興奮しすぎてきもかったかな、、
「え、何かごめ「きょうちゃん可愛すぎー!」うわ!ちょっと葵!」
急に飛びついてきた葵。
慌てて支えたがびっくりした。
「て、天使、、」
「おい、苦しそうだろ。」
めいいっぱい抱きつかれていたので要に葵を離してもらって助かった。
「あーん、もう!」
不貞腐れている葵。
「ありがと、要。」
「おう、、、かわいい。似合ってる。」
頭を撫でながらそう言ってくれた要。
顔はいつもの要なのに格好が変わるだけでなんだか気恥しい。
思わず要から目を逸らした。
「あ、あの、そろそろ教室に来ていただいてもよろしいでしょうか!」
焦った様子でクラスメイトがそう伝えに来てくれた。
確かにもうすぐ開催時間だ。
みんなで教室に向かう。
恥ずかしいのでなるべく早く歩いたが凄く視線を感じる。
廊下の窓から身を乗り出してみてくる人達もいる。
俺と葵を囲むように端には要と光が居てくれているので少し安心できるけど、、
そこまで離れた場所ではなかったので、すぐに教室に着いた。
教室で最終確認をしていると、校内アナウンスがなり開催を告げた。
開催した瞬間、俺達のクラスのメイド&執事喫茶は大盛況ですでに長蛇の列が出来ている。
「おかえりなさいませ、ご主人様。
お席へご案内いたします。」
最初こそ恥ずかしくてどもってしまっていたが、とめどなくお客さんが来るのですぐに慣れてしまった。
オーダー以外の事で話しかけられると、すぐに要が来てくれて対応を代わってくれるのでありがたい。
光の声とともにドアが開く。
「あ、光!」
「終わったよー!可愛いでしょっ!」
そう言いながら首を傾げる葵。
可愛い。
「、、、か、か、かわいい!!!」
固まっていた光が急に叫ぶ。
廊下に響いて反響している。
「うるさい。」
そう言って光の頭を掴み押しながら入ってきたのは要だ。
「ふふっ叫びすぎ。
それにしても2人ともいつ着替えたの?かっこいい!」
2人ともいつの間に着替えたのか、タキシードにロングテールコートといかにも執事な格好だ。
長身の2人がすごく様になっている。
にこにこ笑い興奮気味にそう言ったのだが、みんな固まって動かない。
興奮しすぎてきもかったかな、、
「え、何かごめ「きょうちゃん可愛すぎー!」うわ!ちょっと葵!」
急に飛びついてきた葵。
慌てて支えたがびっくりした。
「て、天使、、」
「おい、苦しそうだろ。」
めいいっぱい抱きつかれていたので要に葵を離してもらって助かった。
「あーん、もう!」
不貞腐れている葵。
「ありがと、要。」
「おう、、、かわいい。似合ってる。」
頭を撫でながらそう言ってくれた要。
顔はいつもの要なのに格好が変わるだけでなんだか気恥しい。
思わず要から目を逸らした。
「あ、あの、そろそろ教室に来ていただいてもよろしいでしょうか!」
焦った様子でクラスメイトがそう伝えに来てくれた。
確かにもうすぐ開催時間だ。
みんなで教室に向かう。
恥ずかしいのでなるべく早く歩いたが凄く視線を感じる。
廊下の窓から身を乗り出してみてくる人達もいる。
俺と葵を囲むように端には要と光が居てくれているので少し安心できるけど、、
そこまで離れた場所ではなかったので、すぐに教室に着いた。
教室で最終確認をしていると、校内アナウンスがなり開催を告げた。
開催した瞬間、俺達のクラスのメイド&執事喫茶は大盛況ですでに長蛇の列が出来ている。
「おかえりなさいませ、ご主人様。
お席へご案内いたします。」
最初こそ恥ずかしくてどもってしまっていたが、とめどなくお客さんが来るのですぐに慣れてしまった。
オーダー以外の事で話しかけられると、すぐに要が来てくれて対応を代わってくれるのでありがたい。
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