54 / 174
53
しおりを挟む
2年生の部が始まる。
2-Sからは、体育委員長の人と大智先輩、透先輩、夕先輩、灰原先輩、柊先輩、傑先輩が出るみたいだ。
この順番でリレーするらしい。
それにしても豪華すぎる、、
盛り上がりもすごい、、
「位置について、、よーい、、」
パーン!
さすが体育委員長、飛び抜けて速い。
そのまま差をつけて大智先輩へ。
余裕があるのか時折笑顔が見える。
笑顔になるたび観客から悲鳴が聞こえる。
少し差は縮まったものの1位はキープしたまま透先輩へ。
さすが透先輩、前だけを見つめて颯爽と走る。
差を縮まらせる事無く夕先輩へ。
ふわふわの髪を揺らしながら走る夕先輩。
少し差を広げながら灰原先輩へ。
走る姿がかっこいい灰原先輩。
さらに差を広げながら柊先輩へ。
相変わらず涼しい顔して走っている。
それなのに手足が長いからか速い。
もう独走状態になりながら傑先輩へ。
少しバトンパスでもたついていた。
余裕の走りを見せる傑先輩。
一瞬目が合ったと同時ににやっと笑った。
その瞬間近くで悲鳴が起きた。
圧巻の走りでもちろん1位だ。
会場がどっと湧く。
熱気がすごい、、
「すげー、なんかもうすげーなあの人達。」
光が若干呆れながらそう言った。
「ほんとにね、みんなかっこよかったね。」
「んーーまあ、、
でも俺達も負けてないと思うなー。」
口をとがらせながらそう言う光。
不貞腐れ方が可愛い。
「ふふ、そうだね。」
そう言い、光と微笑み合う。
ほっこりしていると、次は3年生の部が始まるようで俺達のいる待機場所に2年生がやってきた。
「きょうちゃ~ん!!みてた~!??」
そう言いながら疲れ知らずなのか、大智先輩が元気に走って来る。そのままガバッと抱きついてきた。
「うわ!、、見てましたよ?
かっこよかったです!」
受け止めながらそう言うと、
「ほんと!?やった~!!」
と喜びながらぎゅうぎゅう締め付けてくる。
「ちょ、苦しいです、、」
「苦しそうなんで離れてください。」
要が大智先輩を引き剥がしてくれた。
「ちぇ、君誰?知らな~い。」
「要です。クラスと部屋が一緒なんです。」
そう伝えると、
「ああ!!思い出した!
きょうちゃんと添い寝したいって言ってた奴でしょ?
へんた~い!きょうちゃん添い寝したの!?」
余計な事を思い出してしまったみたいだ。
「え?まあ、約束ですし、、」
思い出して少し照れる。
「ずる~い!今度俺とも添い寝しよ~ね!」
「駄目だ。」
割と強めに否定する要。
急に喋ったと思ったら、、そんなに寝相悪かったのかな?
若干不安になりながら要を見上げる。
「あ、ごめん。」
さらに要が謝るから、ほんとに寝相が悪かったみたいだ、、「いや、俺の方こそごめん、、」
1人で少し落ち込む。
「お疲れ様です。」
微笑みながら透先輩がやってきた。
「お疲れ様です!やっぱり速いですね、透先輩。」
「ふふ、よく意外だって言われます。
これでも運動は得意な方なんですよ。」
意外だ!静かに本読んでそうなのに、、
「本を読むのも好きですよ。」
「え、俺いま、?、」
「顔に書いてありました。ふふっ」
そう言っておちゃめに微笑む透先輩。
読まれてしまった、、そう思いながらも透先輩の新しい一面を見れた気がする。
2-Sからは、体育委員長の人と大智先輩、透先輩、夕先輩、灰原先輩、柊先輩、傑先輩が出るみたいだ。
この順番でリレーするらしい。
それにしても豪華すぎる、、
盛り上がりもすごい、、
「位置について、、よーい、、」
パーン!
さすが体育委員長、飛び抜けて速い。
そのまま差をつけて大智先輩へ。
余裕があるのか時折笑顔が見える。
笑顔になるたび観客から悲鳴が聞こえる。
少し差は縮まったものの1位はキープしたまま透先輩へ。
さすが透先輩、前だけを見つめて颯爽と走る。
差を縮まらせる事無く夕先輩へ。
ふわふわの髪を揺らしながら走る夕先輩。
少し差を広げながら灰原先輩へ。
走る姿がかっこいい灰原先輩。
さらに差を広げながら柊先輩へ。
相変わらず涼しい顔して走っている。
それなのに手足が長いからか速い。
もう独走状態になりながら傑先輩へ。
少しバトンパスでもたついていた。
余裕の走りを見せる傑先輩。
一瞬目が合ったと同時ににやっと笑った。
その瞬間近くで悲鳴が起きた。
圧巻の走りでもちろん1位だ。
会場がどっと湧く。
熱気がすごい、、
「すげー、なんかもうすげーなあの人達。」
光が若干呆れながらそう言った。
「ほんとにね、みんなかっこよかったね。」
「んーーまあ、、
でも俺達も負けてないと思うなー。」
口をとがらせながらそう言う光。
不貞腐れ方が可愛い。
「ふふ、そうだね。」
そう言い、光と微笑み合う。
ほっこりしていると、次は3年生の部が始まるようで俺達のいる待機場所に2年生がやってきた。
「きょうちゃ~ん!!みてた~!??」
そう言いながら疲れ知らずなのか、大智先輩が元気に走って来る。そのままガバッと抱きついてきた。
「うわ!、、見てましたよ?
かっこよかったです!」
受け止めながらそう言うと、
「ほんと!?やった~!!」
と喜びながらぎゅうぎゅう締め付けてくる。
「ちょ、苦しいです、、」
「苦しそうなんで離れてください。」
要が大智先輩を引き剥がしてくれた。
「ちぇ、君誰?知らな~い。」
「要です。クラスと部屋が一緒なんです。」
そう伝えると、
「ああ!!思い出した!
きょうちゃんと添い寝したいって言ってた奴でしょ?
へんた~い!きょうちゃん添い寝したの!?」
余計な事を思い出してしまったみたいだ。
「え?まあ、約束ですし、、」
思い出して少し照れる。
「ずる~い!今度俺とも添い寝しよ~ね!」
「駄目だ。」
割と強めに否定する要。
急に喋ったと思ったら、、そんなに寝相悪かったのかな?
若干不安になりながら要を見上げる。
「あ、ごめん。」
さらに要が謝るから、ほんとに寝相が悪かったみたいだ、、「いや、俺の方こそごめん、、」
1人で少し落ち込む。
「お疲れ様です。」
微笑みながら透先輩がやってきた。
「お疲れ様です!やっぱり速いですね、透先輩。」
「ふふ、よく意外だって言われます。
これでも運動は得意な方なんですよ。」
意外だ!静かに本読んでそうなのに、、
「本を読むのも好きですよ。」
「え、俺いま、?、」
「顔に書いてありました。ふふっ」
そう言っておちゃめに微笑む透先輩。
読まれてしまった、、そう思いながらも透先輩の新しい一面を見れた気がする。
72
お気に入りに追加
548
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ある少年の体調不良について
雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。
BLもしくはブロマンス小説。
体調不良描写があります。


塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。
小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。
そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。
先輩×後輩
攻略キャラ×当て馬キャラ
総受けではありません。
嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。
ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。
だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。
え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。
でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!!
……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。
本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。
こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

モテる兄貴を持つと……(三人称改訂版)
夏目碧央
BL
兄、海斗(かいと)と同じ高校に入学した城崎岳斗(きのさきやまと)は、兄がモテるがゆえに様々な苦難に遭う。だが、カッコよくて優しい兄を実は自慢に思っている。兄は弟が大好きで、少々過保護気味。
ある日、岳斗は両親の血液型と自分の血液型がおかしい事に気づく。海斗は「覚えてないのか?」と驚いた様子。岳斗は何を忘れているのか?一体どんな秘密が?

悪役令息シャルル様はドSな家から脱出したい
椿
BL
ドSな両親から生まれ、使用人がほぼ全員ドMなせいで、本人に特殊な嗜好はないにも関わらずSの振る舞いが発作のように出てしまう(不本意)シャルル。
その悪癖を正しく自覚し、学園でも息を潜めるように過ごしていた彼だが、ひょんなことからみんなのアイドルことミシェル(ドM)に懐かれてしまい、ついつい出てしまう暴言に周囲からの勘違いは加速。婚約者である王子の二コラにも「甘えるな」と冷たく突き放され、「このままなら婚約を破棄する」と言われてしまって……。
婚約破棄は…それだけは困る!!王子との、ニコラとの結婚だけが、俺があのドSな実家から安全に抜け出すことができる唯一の希望なのに!!
婚約破棄、もとい安全な家出計画の破綻を回避するために、SとかMとかに囲まれてる悪役令息(勘違い)受けが頑張る話。
攻めズ
ノーマルなクール王子
ドMぶりっ子
ドS従者
×
Sムーブに悩むツッコミぼっち受け
作者はSMについて無知です。温かい目で見てください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる