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「、、、あ!
続いて風紀&委員長の方々の登場です!」
思い出したように司会の人がそう言った。
俺たちが1歩下がり前にずらっと並ぶ。
柊先輩と灰原先輩以外は知らない人達だ。
それぞれ放送委員、体育委員、図書委員、文化委員、美化委員の委員長達のようだ。
みんなアラビアンな格好をしている。
そしてみんな男性用だ。
あれ?
「いつもは風紀も委員長のみでしたが、人数を揃えるため副委員長の灰原さんにも出てもらいました!
灰原さんのこんがり焼けた筋肉美!!
素晴らしいですね!!
出てもらえて良かったです!!!」
司会の人が興奮するのも無理無い。
上半身は何も来ておらず、ダボッとした黄色のズボンを着ているだけだ。
頭には布を巻いてTheアラビアン!と言う感じで、首元にジャラジャラとアクセサリーをつけている。
とても様になっていてかっこいい。
「おおきに~。」
なんだか関西弁も良く合っている。
「皆さんとても素敵です!!
それではグラウンドに移っていただいても宜しいでしょうか!」
手馴れた様子でゾロゾロと降りていくので俺も着いていく。
事前に順番は決まっていたようで、俺はトップバッターを任された。
スタートラインに並ぶと隣にはメガネをかけた真面目そうな人が。
「はじめまして、図書委員長の普久原進です。よろしくお願いします。」
堅物な人かと思いきや、微笑むと優しそうだ。
「はじめまして、春白恭です。
よろしくお願いします。」
普久原ってなんか聞いた事あるような、、と考え事をしていると、
「ふふっ
実は養護教諭の普久原優の弟なんですよ。」
「ああ!え、そうなんですね、、。
普久原先生には初めて学校に来た日にお世話になりました。」
「兄からいい子そうな子が入ってきたって聞いてました。
ずっと気になっていたんです。会えて良かった。」
優しそうに微笑む笑顔は確かにそっくりだ。
のほほんと2人で和んでいると、
「準備が出来たようなので、リレーをスタートいたします!
よそ見厳禁!瞬き厳禁ですよー!!
それでは!位置について、、よーい、、」
アナウンスが聞こえ、慌てて集中する。
パーン!!
銃声が聞こえ走り出す。
普久原先輩も速い方だと思うが俺の方が速かった。
そのまま差をつけて2番目の大智先輩に渡す。
練習していなかったが意外とスムーズにバトンパス出来てほっとした。
続いて風紀&委員長の方々の登場です!」
思い出したように司会の人がそう言った。
俺たちが1歩下がり前にずらっと並ぶ。
柊先輩と灰原先輩以外は知らない人達だ。
それぞれ放送委員、体育委員、図書委員、文化委員、美化委員の委員長達のようだ。
みんなアラビアンな格好をしている。
そしてみんな男性用だ。
あれ?
「いつもは風紀も委員長のみでしたが、人数を揃えるため副委員長の灰原さんにも出てもらいました!
灰原さんのこんがり焼けた筋肉美!!
素晴らしいですね!!
出てもらえて良かったです!!!」
司会の人が興奮するのも無理無い。
上半身は何も来ておらず、ダボッとした黄色のズボンを着ているだけだ。
頭には布を巻いてTheアラビアン!と言う感じで、首元にジャラジャラとアクセサリーをつけている。
とても様になっていてかっこいい。
「おおきに~。」
なんだか関西弁も良く合っている。
「皆さんとても素敵です!!
それではグラウンドに移っていただいても宜しいでしょうか!」
手馴れた様子でゾロゾロと降りていくので俺も着いていく。
事前に順番は決まっていたようで、俺はトップバッターを任された。
スタートラインに並ぶと隣にはメガネをかけた真面目そうな人が。
「はじめまして、図書委員長の普久原進です。よろしくお願いします。」
堅物な人かと思いきや、微笑むと優しそうだ。
「はじめまして、春白恭です。
よろしくお願いします。」
普久原ってなんか聞いた事あるような、、と考え事をしていると、
「ふふっ
実は養護教諭の普久原優の弟なんですよ。」
「ああ!え、そうなんですね、、。
普久原先生には初めて学校に来た日にお世話になりました。」
「兄からいい子そうな子が入ってきたって聞いてました。
ずっと気になっていたんです。会えて良かった。」
優しそうに微笑む笑顔は確かにそっくりだ。
のほほんと2人で和んでいると、
「準備が出来たようなので、リレーをスタートいたします!
よそ見厳禁!瞬き厳禁ですよー!!
それでは!位置について、、よーい、、」
アナウンスが聞こえ、慌てて集中する。
パーン!!
銃声が聞こえ走り出す。
普久原先輩も速い方だと思うが俺の方が速かった。
そのまま差をつけて2番目の大智先輩に渡す。
練習していなかったが意外とスムーズにバトンパス出来てほっとした。
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