無頓着な彼は。

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「ついたよ、ここが寮ね！」

その言葉に大きなマンションのような建物を見上げる。

光の話によると、
１階には食堂があり、2階が1年生、3階が2年生、4階が3年生、5階は役員生の部屋があるそうだ。

役員生になれば1人1部屋貰えるみたい。

エレベーターは左側と右側にそれぞれあるみたいで、真ん中の奥にあるエレベーターは5階に直結しており専用のカードキーがないと動かないそうだ。

入ってすぐの左側のエレベーターに乗り2階へ向かう。

「俺たちの部屋は2102なんだけど、恭は？」

「ええっと、、あ！2101だ！てことは隣かな？」

「そうかも！行ってみよう！」

なんだか嬉しそうな光につられて嬉しくなりながら、部屋へ向かう。

「ついた！やっぱり隣だったね！よかった！
荷物は部屋に入ってるはずだよ！
中に入ると個室が2部屋あるから、もし同室者の龍がいるならどっちの部屋にするか決めた方がいいかも。
良かったら夜ごはん、食堂でみんなで食べない？」

「ほんと、隣でよかったよ。何から何までありがとう。
食堂の使い方も分からないし、一緒に食べたい。
葵もいいか？」

「うん！荷解き終わったら連絡するね！」

「わかった！じゃあまた後でね」

2人と別れ、いざ！自分の部屋へ。

カードキーを差し込み部屋が開く音がする。