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後日談
海辺の街に旅行に行こう⑨
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「あのときちょうど裏市のあたりを通りかからなければどうなっていたか……本当になんとかなってよかった。ネレイス、もうあそこに会いに来たらだめだ。おれのほうが会いに行くからさ。待っててくれな」
リューグ君はネレイスちゃんの肩に優しく触れながらそう言うのだけど、ネレイスちゃんは不満そうに首を振った。うんうん、そうだよね。このくらいの女の子って好きな人には会いたいって思ったらすぐにでも会いに行きたくなっちゃうもんなあ……。
「人魚のひとたちが住んでいるところはここから遠いのですか? とりあえず、彼女をおうちまで送り届けたほうがよさそうですね」
「小舟で少し沖まで行く必要はあるけどそこまでじゃない。今はクラーケンも出ないからな」
「では私たちも付き添いましょう。シルキィ君もそれでいいですか?」
「もちろんです。わたしも二人が心配なので……」
ネレイスちゃんが落ち着いたころに、リューグ君のおうちの船でわたしたちは沖に出た。人魚たちは少し漕いだところにある離島に住んでいるらしい。海の水がすごく透明で、わたしたちが乗っている小舟の影がまるごと砂の上を滑っていく。
「うわあ、レイモンドさん。すごく綺麗ですよ。まるで船に乗ったまま飛んでるみたい」
「ううん、ちょっと怖いくらいですね。クラーケンを退治した人たちはこんなところで戦ったのだから確かに勇者です……」
レイモンドさんは海の深さにちょっとおののいてるみたいだった。そういえばレイモンドさん泳げないって言ってたっけ……レイモンドさんは重たいけど、水の中ならちょっと軽くなるかもしれないからもしそんなことになったらわたしが飛んで引っ張る!! ふふふ、レイモンドさんの苦手なこと見つけるとちょっと嬉しくなっちゃうな……。
「なあ、あんたエルフなんだな。一緒にいるのはかみさんなのか?」
舟をこぎながらリューグ君がそんなことを聞いてきた。レイモンドさんはわたしがサキュバスだということは伏せたまま、にっこりと笑ってそうですよ、と答えてあげる。
「おれとネレイス、種族が違うからさ。今回みたいなこともあるし、親もいろいろ言いそうだし、大変なことがあるかもしれないって時々話してたんだ。なあ、種族ちがいで夫婦になるのって大変だったか?」
「うーん、そうですね。同じ種族でしかできないことがまあ当然できなかったりみたいなことはありますけど、私たちはお互いに故郷から出て暮らしているから、余計なこと言われることはないですね。まあ、シルキィ君の家族がとても理解のあるいい人たちだったことが大きいですが……」
「そうなのか……」
「まあ、赤の他人である私たちが軽率に『愛があれば大丈夫!』なんてことを言おうとは思いませんが、愛があるから仲良くできてるのも事実ですね。ねえシルキィ君。私はシルキィ君をとっても愛していますよ」
「んん……嬉しいけど、恥ずかしいです……♡ んっと……。そうですね。同じ種族同士で夫婦になるよりは種族ちがいでは障害も多いから、わたしは運がよかったけどすべての種族ちがいカップルがうまくいくとは言い切れないかも……。でも、レイモンドさんと一緒に暮らせるのはそれだけで幸せだし、そのために頑張る価値はあると思います!」
「ふん、ふんふん」
わたしの言葉にネレイスちゃんも鼻息荒く身を乗り出した。初々しくてかわいいなあ……。本当は「愛し合っていたらそんなの関係ないよ!」って言ってあげたいんだけど、世の中はそうじゃないってレイモンドさんもわたしもダンジョンの街に住んでたくさんのひとたちを見て知っているからこんなふわふわしたことしか言えない。なんとなく罪悪感を覚えて、わたしは二人にどうやって知り合って仲良くなったのか聞いて話を変えた。リューグ君は最初は恥ずかしがって渋っていたけど、ネレイスちゃんが二人のなれそめをすごく聞いて欲しがったので聞かせてくれた。
「釣りしてたら、絶対足が立たないようなところでネレイスがバシャバシャやってるから、人間の女の子が溺れてるんだと思っておれ、助けに行ったんだ。そしたら足がひれでさ。びっくりして今度はおれが溺れそうになって……そんで逆に助けられた。ああもう。漁師が溺れた話なんかしたくなかったぜ!」
それから二人は内緒で会うようになって、ネレイスちゃんが少しの間ならヒレを足に変化させることができるってわかってからは街でこっそりデートしたりしてたらしい。きゃ~♡ なんて可愛い恋人たちなんだろう~!
そんなことを話しながら船の上で海風に吹かれていると、何かが船に近づいてくるのが見えた。おっきい魚みたいな……。
「シルキィ君! 私たち、人魚に囲まれていますよ! 頭を引っ込めてください!」
「わわっ!」
よく見ようと思って乗り出したわたしを、レイモンドさんが引っ張って抱きとめてくれる。彼の太い腕の間から目を凝らすと、確かに人間の頭が、ずぶ濡れの髪の毛を頂いて波間からたくさん顔を出していた。わたしたちにはわからない言葉でなにかぎゃあぎゃあと言ってきているんだけど、いっぱいいるからすごく迫力がある……!
「ひええ、怖い……」
「リューグ君、人魚たちはもしかして怒っているのではないですか?」
「どうなんだ? ネレイス」
「ん」
リューグくんに促されて、ネレイスちゃんはどぼんと海に飛び込んだ。彼女が海面に頭を出すと、船を囲んでいた人魚たちがそこに集まってくる。そのまま人魚同士でなにか話し合っているようだった。
「どうだ? ネレイス。みんななんて言ってる?」
「……みんなは、おこっては、ない。でも。長老さまのところにつれてくって、言ってる」
ずぶ濡れのままネレイスちゃんがリューグ君の問いに答える。彼女が話している間にも人魚たちはその頭を撫で繰り回していて……ネレイスちゃん、なんかめちゃくちゃ可愛がられて……。
「ひょっとして、みんなネレイス君のきょうだいたちなんでしょうか……」
「確かに、人魚のきょうだいって数が多そうですものね……」
人魚たちはわたしたちが乗る小舟の縁を手に手に掴んで、すいすいと泳ぎ始める。レイモンドさんとリューグくんが漕いでいた時とは比べ物にならない速さで小舟は人魚たちの島に近づいて行った。
「いつもなら、ここまで来ると人魚たちの歌で惑わされて進めないんだ。だけど今日は歌っていない。だからおれたちは島に招かれている」
リューグ君がごくりとつばを飲み込む声が聞こえた。
「まさか旅行に来てこんな体験ができるとは思っていませんでしたね。でも何があってもシルキィ君は私が守るので安心してくださいね」
「わたしだって、何があってもレイモンドさんのこと守って見せます!」
浜辺のほうからは人魚の島はそんな風には見えなかったけど、沖のほうに回るとどうやら馬蹄みたいな形をしているようで、へこんだところの奥は洞窟になっているらしかった。豊かな植物と白い砂浜、明るい緑の海の水は陸のほうと同じでとっても綺麗。そんなところで何をどうやって作っているのか、人魚の子供たちが七色のシャボン玉をたくさん空に飛ばして遊んでいた。彼らはわたしたちの船を見るとその手を止めて、ネレイスちゃんのきょうだいたちと同じようにぎゃあぎゃあと鳴き始める。少し怖いので首をすくめながらその間を通り抜けると、船は洞窟に入っていった。洞窟の海中では海藻が勝手にぼんやり光ってあたりを照らしてる。そのおかげで壁面に絵や彫刻が彫ってあるのが見えた。人魚の歴史かなにかなのかな……。
「ネレイス、お帰りなさい。無事でよかった」
洞窟を抜けると、中はラグーンのようになっていた。天井には穴が開いていて日の光が差し込んでいる。そんなところの中央に巨大な貝殻が置かれていて、人魚の長老はそこに腰掛けていたのだった。
リューグ君はネレイスちゃんの肩に優しく触れながらそう言うのだけど、ネレイスちゃんは不満そうに首を振った。うんうん、そうだよね。このくらいの女の子って好きな人には会いたいって思ったらすぐにでも会いに行きたくなっちゃうもんなあ……。
「人魚のひとたちが住んでいるところはここから遠いのですか? とりあえず、彼女をおうちまで送り届けたほうがよさそうですね」
「小舟で少し沖まで行く必要はあるけどそこまでじゃない。今はクラーケンも出ないからな」
「では私たちも付き添いましょう。シルキィ君もそれでいいですか?」
「もちろんです。わたしも二人が心配なので……」
ネレイスちゃんが落ち着いたころに、リューグ君のおうちの船でわたしたちは沖に出た。人魚たちは少し漕いだところにある離島に住んでいるらしい。海の水がすごく透明で、わたしたちが乗っている小舟の影がまるごと砂の上を滑っていく。
「うわあ、レイモンドさん。すごく綺麗ですよ。まるで船に乗ったまま飛んでるみたい」
「ううん、ちょっと怖いくらいですね。クラーケンを退治した人たちはこんなところで戦ったのだから確かに勇者です……」
レイモンドさんは海の深さにちょっとおののいてるみたいだった。そういえばレイモンドさん泳げないって言ってたっけ……レイモンドさんは重たいけど、水の中ならちょっと軽くなるかもしれないからもしそんなことになったらわたしが飛んで引っ張る!! ふふふ、レイモンドさんの苦手なこと見つけるとちょっと嬉しくなっちゃうな……。
「なあ、あんたエルフなんだな。一緒にいるのはかみさんなのか?」
舟をこぎながらリューグ君がそんなことを聞いてきた。レイモンドさんはわたしがサキュバスだということは伏せたまま、にっこりと笑ってそうですよ、と答えてあげる。
「おれとネレイス、種族が違うからさ。今回みたいなこともあるし、親もいろいろ言いそうだし、大変なことがあるかもしれないって時々話してたんだ。なあ、種族ちがいで夫婦になるのって大変だったか?」
「うーん、そうですね。同じ種族でしかできないことがまあ当然できなかったりみたいなことはありますけど、私たちはお互いに故郷から出て暮らしているから、余計なこと言われることはないですね。まあ、シルキィ君の家族がとても理解のあるいい人たちだったことが大きいですが……」
「そうなのか……」
「まあ、赤の他人である私たちが軽率に『愛があれば大丈夫!』なんてことを言おうとは思いませんが、愛があるから仲良くできてるのも事実ですね。ねえシルキィ君。私はシルキィ君をとっても愛していますよ」
「んん……嬉しいけど、恥ずかしいです……♡ んっと……。そうですね。同じ種族同士で夫婦になるよりは種族ちがいでは障害も多いから、わたしは運がよかったけどすべての種族ちがいカップルがうまくいくとは言い切れないかも……。でも、レイモンドさんと一緒に暮らせるのはそれだけで幸せだし、そのために頑張る価値はあると思います!」
「ふん、ふんふん」
わたしの言葉にネレイスちゃんも鼻息荒く身を乗り出した。初々しくてかわいいなあ……。本当は「愛し合っていたらそんなの関係ないよ!」って言ってあげたいんだけど、世の中はそうじゃないってレイモンドさんもわたしもダンジョンの街に住んでたくさんのひとたちを見て知っているからこんなふわふわしたことしか言えない。なんとなく罪悪感を覚えて、わたしは二人にどうやって知り合って仲良くなったのか聞いて話を変えた。リューグ君は最初は恥ずかしがって渋っていたけど、ネレイスちゃんが二人のなれそめをすごく聞いて欲しがったので聞かせてくれた。
「釣りしてたら、絶対足が立たないようなところでネレイスがバシャバシャやってるから、人間の女の子が溺れてるんだと思っておれ、助けに行ったんだ。そしたら足がひれでさ。びっくりして今度はおれが溺れそうになって……そんで逆に助けられた。ああもう。漁師が溺れた話なんかしたくなかったぜ!」
それから二人は内緒で会うようになって、ネレイスちゃんが少しの間ならヒレを足に変化させることができるってわかってからは街でこっそりデートしたりしてたらしい。きゃ~♡ なんて可愛い恋人たちなんだろう~!
そんなことを話しながら船の上で海風に吹かれていると、何かが船に近づいてくるのが見えた。おっきい魚みたいな……。
「シルキィ君! 私たち、人魚に囲まれていますよ! 頭を引っ込めてください!」
「わわっ!」
よく見ようと思って乗り出したわたしを、レイモンドさんが引っ張って抱きとめてくれる。彼の太い腕の間から目を凝らすと、確かに人間の頭が、ずぶ濡れの髪の毛を頂いて波間からたくさん顔を出していた。わたしたちにはわからない言葉でなにかぎゃあぎゃあと言ってきているんだけど、いっぱいいるからすごく迫力がある……!
「ひええ、怖い……」
「リューグ君、人魚たちはもしかして怒っているのではないですか?」
「どうなんだ? ネレイス」
「ん」
リューグくんに促されて、ネレイスちゃんはどぼんと海に飛び込んだ。彼女が海面に頭を出すと、船を囲んでいた人魚たちがそこに集まってくる。そのまま人魚同士でなにか話し合っているようだった。
「どうだ? ネレイス。みんななんて言ってる?」
「……みんなは、おこっては、ない。でも。長老さまのところにつれてくって、言ってる」
ずぶ濡れのままネレイスちゃんがリューグ君の問いに答える。彼女が話している間にも人魚たちはその頭を撫で繰り回していて……ネレイスちゃん、なんかめちゃくちゃ可愛がられて……。
「ひょっとして、みんなネレイス君のきょうだいたちなんでしょうか……」
「確かに、人魚のきょうだいって数が多そうですものね……」
人魚たちはわたしたちが乗る小舟の縁を手に手に掴んで、すいすいと泳ぎ始める。レイモンドさんとリューグくんが漕いでいた時とは比べ物にならない速さで小舟は人魚たちの島に近づいて行った。
「いつもなら、ここまで来ると人魚たちの歌で惑わされて進めないんだ。だけど今日は歌っていない。だからおれたちは島に招かれている」
リューグ君がごくりとつばを飲み込む声が聞こえた。
「まさか旅行に来てこんな体験ができるとは思っていませんでしたね。でも何があってもシルキィ君は私が守るので安心してくださいね」
「わたしだって、何があってもレイモンドさんのこと守って見せます!」
浜辺のほうからは人魚の島はそんな風には見えなかったけど、沖のほうに回るとどうやら馬蹄みたいな形をしているようで、へこんだところの奥は洞窟になっているらしかった。豊かな植物と白い砂浜、明るい緑の海の水は陸のほうと同じでとっても綺麗。そんなところで何をどうやって作っているのか、人魚の子供たちが七色のシャボン玉をたくさん空に飛ばして遊んでいた。彼らはわたしたちの船を見るとその手を止めて、ネレイスちゃんのきょうだいたちと同じようにぎゃあぎゃあと鳴き始める。少し怖いので首をすくめながらその間を通り抜けると、船は洞窟に入っていった。洞窟の海中では海藻が勝手にぼんやり光ってあたりを照らしてる。そのおかげで壁面に絵や彫刻が彫ってあるのが見えた。人魚の歴史かなにかなのかな……。
「ネレイス、お帰りなさい。無事でよかった」
洞窟を抜けると、中はラグーンのようになっていた。天井には穴が開いていて日の光が差し込んでいる。そんなところの中央に巨大な貝殻が置かれていて、人魚の長老はそこに腰掛けていたのだった。
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