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後日談
海辺の街に旅行に行こう⑦
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軽い食事を済ませたわたしたちは海水を水で流して、街に出かけることにした。レイモンドさんが見たがっている銅像が並んでいる広場へ連れだって向かう。レイモンドさんが頭に挿していた赤い花は、今はわたしの右の頭に彼が手ずから挿してくれた。
「赤い花も似合っていて素敵! やっぱり私の奥さんはとっても可愛いからこうやって私のだとわかるようにしておかなくては」
「レイモンドさんだってすっごく素敵だからわたしのだってわかるようにしておきたいですう」
「私は誰が何人来ようがお断りできますが、シルキィ君は華奢で可憐なので不安なんですよ。手をつないでいましょうね」
レイモンドさんは彫像みたいなハンサムだから当然ものすごくモテるんだけど、まだ婚姻していないときにわたし以外とどうにかなったらヤってわたしが言って以来本当に寄ってくる誘惑は全部跳ねのけている。その分彼のまだまだすごすぎる欲望を夜全部わたしが受け止めることになってるんだけど……。こんな素敵なひとを独り占め出来てうれしいなって今でもいつも思う♡
手をつないで白い石畳の道を中央広場まで歩く。どこの街でも広場は朝は市場になったりするから広いものだけど、ここの広場は複数の銅像がぐるっと円を描くように配置して建てられていて、その分余計広かった。像を見に来た観光客がそれぞれの像の前にたくさん集まっていた。
「あそこの、一番人がいっぱい集まってるところが勇者オディーンの像みたいですね」
「ほんとだ、すごい人だかり。レイモンドさんはあの像が見たかったんですか? もうちょっと待たないとよく見えませんね」
勇者オディーンはすごいハンサムだって聞いてる。レイモンドさん、もともと女の人が大好きなんだど、よくよく聞いてみると男の人も別に嫌いではないらしくて、男の人でもすごいハンサムに興味持たれるとわたし、ちょっと胸がざわざわしちゃうんだよね……。
「いえ、まあ興味ないと言ったら噓になりますが、一番見たいのは勇者の像ではないのです」
ちょっと不安になってレイモンドさんの手をきゅっと握ると、彼はちょっと笑ってあまり人気のない像のところへ歩いていく。
「クラーケンが倒されるまでこの街の人たちは遠方の沖には出られなかっただろうし、海の向こうと交易もできなかったはず。だから今は観光に力を入れて、今までできなかったことを始める準備をしているのでしょう。その目玉として勇者オディーンはおあつらえ向きな偶像です。しかし、大きなことが成し遂げられた時というのはたいがいもっともっと多くの人が泣いたり笑ったり、命を落としたりしている。この街と友好的な別の街の領主たちもほらこうやって、像になっているのですよね。私はこっちが見たかったのですよ」
そう言ってレイモンドさんは一つの像の前に立った。足元のレリーフには「セドリック・ドゥ・ラ・アルヴェンヌ・ヴァローワ伯爵」という名前が掘られていた。優しそうな顔の男性だった。
「もしかして、レイモンドさんのお知り合いだったりするんでしょうか?」
「……クラーケン退治はセドリック様のお父上のジェラルド様がこの街に協力する形で取り組んでいた事業でした。その頃私はエルフの里から出てきたばかりで右も左もわからぬおのぼりでね。色んな縁があってヴァローワ家で働いていたことがあるのです」
レイモンドさんは風邪をひいて寝込むとものすごく気弱になって遺書を書く癖がある。それはなんでそんなことまで細かく覚えてられるの? というくらい詳細に彼の半生が書かれていて、もう遺書というより自伝とか叙事詩みたいになっちゃってるんだけど、その遺書は勝手に読んでいいことになっているのでレイモンドさんがエルフの里を出てからすぐにあったことはわたしも大体知ってる。だけど今レイモンドさんが懐かしそうに話している思い出のことはまだその遺書には出てこないので、きっとこれから書くつもりなのだろう。
「お別れした時のセドリック様は16歳の少年でしたが、立派な大人の男性になったようですね。こうやって見ることができて嬉しいです。一緒に文字を教わったし、地図の読み方を教えてくれたのもセドリック様でした。彼がいなかったら私はダンジョンの街でマッピング師にはなれていなかったかもしれません」
「そうだったんですね。直接会いに行かなくていいんですか? ほら、まだ生きてるみたいだし、最近クラーケンが倒されてこの像が建てられたんだったらまだそんなにこの像の年齢から年取ってないですよね?」
レイモンドさんの言う最近がエルフの最近じゃなければだけど……とわたしはレリーフに書いてあるセドリック様の生まれの年を指さす。没年が掘られていないということは健在だと思うから。
「うーん。いえ。それは大丈夫です。あの時はそういう巡りあわせだっただけで、今の私は貴族にお目通りできるような身分ではないですからね。ただの冒険者レイモンドですし」
「……冒険者学校のレイモンド校長先生だったら?」
「えっ? あっはっは。そうか。もしかしたらそれだったらどこかに接点ができるかもしれませんが……どうでしょうね。私は地位が欲しくて学校を興すわけではないし……。昔の友達がこうやって立派な大人になった姿を見られただけで充分です。ああ。私はこういうことをきっとこれから何度もしたいのでしょうね。こんなことばかりしている私ですが、隣にずっと君がいてくれると嬉しいな……」
レイモンドさんはそう言ってわたしの手をぎゅっと握った。わたしはその大きな手を両手でそっと包んで、口元に持っていき長い指にキスする。
「んもー。言ったじゃないですか。わたしはずっとレイモンドさんの隣に居て、レイモンドさんのやりたいことのお手伝いしたいって、婚姻を申し込んでくれた時の返事で言ったじゃないですか。ずっと一緒にいます。大好き♡」
指にキスしたままわたしはこてんと頭を傾けてレイモンドさんに寄りかかる。レイモンドさんの反対側の手がわたしのもこもこの頭をそっと撫でた。そんなわたしたちをセドリック様の像が見ていてくれるような気がする。お顔を見るとやっぱり優しそうな顔をしていた。
その後はレイモンドさんもあんまり知らない人たちの像を順番に見て回った。クラーケン退治のさなかに亡くなってしまったらしいセドリック様のお父上のジェラルド様も像になっていて、レイモンドさんはこのジェラルド様に顔が似ているとお屋敷でよく言われていたそうだけど全然似てないと思うという話をしてくれたりした。わたしから見てもおでこを出した長髪っていうくらいしか似ていないと思った。
すごく背が高いエルフのレイモンドさんは人ごみの中でも頭一つ二つ飛び出してるだけじゃなくてとても美しいのでよく目立って、途中から人々は像じゃなくてレイモンドさんのほうを結構見ていた。そのまま順番に歩いていくと大人気の勇者オディーンの前にたどり着く。さっきまできゃあきゃあとはしゃいでいた勇者のファンらしき女の子たちが、ぬっとあらわれたレイモンドさんをびっくりして見ていた。
やっぱりどこにいてもすごく目立つひとだなあと思って見上げていると、当のレイモンドさんは自分の顎をすりすり撫でながらハンサムで勇敢な勇者様の姿を見てにっこりと笑って「いやあ、ハンサムですねえ~っ」と一言コメントしたらもう満足しちゃったようだった。
後ろの人ごみのほうから誰かが「いや、あんたが言うかよ……」と呟く言葉が聞こえた。
「赤い花も似合っていて素敵! やっぱり私の奥さんはとっても可愛いからこうやって私のだとわかるようにしておかなくては」
「レイモンドさんだってすっごく素敵だからわたしのだってわかるようにしておきたいですう」
「私は誰が何人来ようがお断りできますが、シルキィ君は華奢で可憐なので不安なんですよ。手をつないでいましょうね」
レイモンドさんは彫像みたいなハンサムだから当然ものすごくモテるんだけど、まだ婚姻していないときにわたし以外とどうにかなったらヤってわたしが言って以来本当に寄ってくる誘惑は全部跳ねのけている。その分彼のまだまだすごすぎる欲望を夜全部わたしが受け止めることになってるんだけど……。こんな素敵なひとを独り占め出来てうれしいなって今でもいつも思う♡
手をつないで白い石畳の道を中央広場まで歩く。どこの街でも広場は朝は市場になったりするから広いものだけど、ここの広場は複数の銅像がぐるっと円を描くように配置して建てられていて、その分余計広かった。像を見に来た観光客がそれぞれの像の前にたくさん集まっていた。
「あそこの、一番人がいっぱい集まってるところが勇者オディーンの像みたいですね」
「ほんとだ、すごい人だかり。レイモンドさんはあの像が見たかったんですか? もうちょっと待たないとよく見えませんね」
勇者オディーンはすごいハンサムだって聞いてる。レイモンドさん、もともと女の人が大好きなんだど、よくよく聞いてみると男の人も別に嫌いではないらしくて、男の人でもすごいハンサムに興味持たれるとわたし、ちょっと胸がざわざわしちゃうんだよね……。
「いえ、まあ興味ないと言ったら噓になりますが、一番見たいのは勇者の像ではないのです」
ちょっと不安になってレイモンドさんの手をきゅっと握ると、彼はちょっと笑ってあまり人気のない像のところへ歩いていく。
「クラーケンが倒されるまでこの街の人たちは遠方の沖には出られなかっただろうし、海の向こうと交易もできなかったはず。だから今は観光に力を入れて、今までできなかったことを始める準備をしているのでしょう。その目玉として勇者オディーンはおあつらえ向きな偶像です。しかし、大きなことが成し遂げられた時というのはたいがいもっともっと多くの人が泣いたり笑ったり、命を落としたりしている。この街と友好的な別の街の領主たちもほらこうやって、像になっているのですよね。私はこっちが見たかったのですよ」
そう言ってレイモンドさんは一つの像の前に立った。足元のレリーフには「セドリック・ドゥ・ラ・アルヴェンヌ・ヴァローワ伯爵」という名前が掘られていた。優しそうな顔の男性だった。
「もしかして、レイモンドさんのお知り合いだったりするんでしょうか?」
「……クラーケン退治はセドリック様のお父上のジェラルド様がこの街に協力する形で取り組んでいた事業でした。その頃私はエルフの里から出てきたばかりで右も左もわからぬおのぼりでね。色んな縁があってヴァローワ家で働いていたことがあるのです」
レイモンドさんは風邪をひいて寝込むとものすごく気弱になって遺書を書く癖がある。それはなんでそんなことまで細かく覚えてられるの? というくらい詳細に彼の半生が書かれていて、もう遺書というより自伝とか叙事詩みたいになっちゃってるんだけど、その遺書は勝手に読んでいいことになっているのでレイモンドさんがエルフの里を出てからすぐにあったことはわたしも大体知ってる。だけど今レイモンドさんが懐かしそうに話している思い出のことはまだその遺書には出てこないので、きっとこれから書くつもりなのだろう。
「お別れした時のセドリック様は16歳の少年でしたが、立派な大人の男性になったようですね。こうやって見ることができて嬉しいです。一緒に文字を教わったし、地図の読み方を教えてくれたのもセドリック様でした。彼がいなかったら私はダンジョンの街でマッピング師にはなれていなかったかもしれません」
「そうだったんですね。直接会いに行かなくていいんですか? ほら、まだ生きてるみたいだし、最近クラーケンが倒されてこの像が建てられたんだったらまだそんなにこの像の年齢から年取ってないですよね?」
レイモンドさんの言う最近がエルフの最近じゃなければだけど……とわたしはレリーフに書いてあるセドリック様の生まれの年を指さす。没年が掘られていないということは健在だと思うから。
「うーん。いえ。それは大丈夫です。あの時はそういう巡りあわせだっただけで、今の私は貴族にお目通りできるような身分ではないですからね。ただの冒険者レイモンドですし」
「……冒険者学校のレイモンド校長先生だったら?」
「えっ? あっはっは。そうか。もしかしたらそれだったらどこかに接点ができるかもしれませんが……どうでしょうね。私は地位が欲しくて学校を興すわけではないし……。昔の友達がこうやって立派な大人になった姿を見られただけで充分です。ああ。私はこういうことをきっとこれから何度もしたいのでしょうね。こんなことばかりしている私ですが、隣にずっと君がいてくれると嬉しいな……」
レイモンドさんはそう言ってわたしの手をぎゅっと握った。わたしはその大きな手を両手でそっと包んで、口元に持っていき長い指にキスする。
「んもー。言ったじゃないですか。わたしはずっとレイモンドさんの隣に居て、レイモンドさんのやりたいことのお手伝いしたいって、婚姻を申し込んでくれた時の返事で言ったじゃないですか。ずっと一緒にいます。大好き♡」
指にキスしたままわたしはこてんと頭を傾けてレイモンドさんに寄りかかる。レイモンドさんの反対側の手がわたしのもこもこの頭をそっと撫でた。そんなわたしたちをセドリック様の像が見ていてくれるような気がする。お顔を見るとやっぱり優しそうな顔をしていた。
その後はレイモンドさんもあんまり知らない人たちの像を順番に見て回った。クラーケン退治のさなかに亡くなってしまったらしいセドリック様のお父上のジェラルド様も像になっていて、レイモンドさんはこのジェラルド様に顔が似ているとお屋敷でよく言われていたそうだけど全然似てないと思うという話をしてくれたりした。わたしから見てもおでこを出した長髪っていうくらいしか似ていないと思った。
すごく背が高いエルフのレイモンドさんは人ごみの中でも頭一つ二つ飛び出してるだけじゃなくてとても美しいのでよく目立って、途中から人々は像じゃなくてレイモンドさんのほうを結構見ていた。そのまま順番に歩いていくと大人気の勇者オディーンの前にたどり着く。さっきまできゃあきゃあとはしゃいでいた勇者のファンらしき女の子たちが、ぬっとあらわれたレイモンドさんをびっくりして見ていた。
やっぱりどこにいてもすごく目立つひとだなあと思って見上げていると、当のレイモンドさんは自分の顎をすりすり撫でながらハンサムで勇敢な勇者様の姿を見てにっこりと笑って「いやあ、ハンサムですねえ~っ」と一言コメントしたらもう満足しちゃったようだった。
後ろの人ごみのほうから誰かが「いや、あんたが言うかよ……」と呟く言葉が聞こえた。
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