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後日談
海辺の街に旅行に行こう③
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海辺の街の近くにある、旅客便の停留所でわたしたちはおろしてもらった。セントールさんのおかげでとても楽しい道程だったのでレイモンドさんと一緒にお礼を言ったら「楽しんで行けよ」と言ってもらえた。
高い所から見下ろした時は海が見えたけど、降りると建物や木でもう見えない。けど海のほうから独特の匂いと、あと知らないお花の匂いがする風が吹いてきてとってもいい気持ちだった。
「いいにおいがしますねレイモンドさん」
「そうですね、お腹がへっちゃうなあ」
レイモンドさんは塀の外の集落に出ている食べ物の屋台のほうの香りが気になっちゃったらしく、ちょっと変なやり取りになっちゃったけど、風向きが変わってわたしのほうにも何かを焼いている匂いが漂ってくる。
「ほんとだ……でも、でもここでお腹いっぱいにしちゃうのなんかもったいないですよ! 街に入りましょう!」
「そうですね、ううん、何か焼いてる匂いってどうしてこんなに魅力的なんでしょう……」
「おんなじものがきっと中にもありますよ」
「あると信じましょう!」
そんな話をしながらも、わたしたちは門のところにできてる列に並んだ。外からよそのひとが街に入るには通行税を払う必要がある。門番さんに何しにこの街に来たのかと尋ねられ、観光に来たとレイモンドさんが答えると、その人も「ぜひ楽しんでいってくれ」と言って通してくれた。
「わあ~っ!!! 上から見えてたけど、ほんとに真っ白!!」
「ちょっとまぶしいですね!」
門をくぐって街に入ると、地面には白いタイルが敷いてあり、遠くから見ていた時はただ白いだけに見えていた建物の壁にはいろんな形の白い貝殻がいくつもぬりこめてある。浜辺へ続く小道の脇にはわたしたちの住んでいる街には咲いていない知らない花がたくさん咲いていて、風に乗ってきた花の香りはこれだったんだとわたしは思った。
「シルキィ君。まずは泊まる宿を探しましょう。観光客が多いから早めに探した方がいいとセントールさんも教えてくれましたし」
「はい! 荷物を置いて、それからご飯にしましょうね!」
荷車に乗っていた時にセントールさんにこの街を楽しむためのお役立ち情報をいろいろ聞いていたので、わたしたちはそれを活用させてもらうことにする。観光客向けの宿屋は浜辺のほうにたくさん集まっていると言っていたので、そっちに向かうことにした。
クラーケンを倒すために、この街からたくさんの船が沖に出て、そして壊されたのだという。白と青ばかりの建物の端っこで、黒いものが集まっている場所が上から見えていたのだけど、それは船の残骸を利用して作った宿屋が集まった区画なのだとセントールさんは言っていた。
浜辺のほうに向かうと確かに、大きめの帆船の舳先がいくつも並んでいる所があった。それはぱっと見は海辺に船が浮かんでいるように見えるのだけど、よく見ると船っぽい部分は先っぽだけで、後ろのほうは他の家と同じような白い壁の建物だった。
「ほんとにお舟がくっついてる! すごいですねレイモンドさん!」
「勇者が乗っていた船で作られた『オディーンの冒険号』という宿が人気だそうです。もう午後だし、もしかしたら埋まってしまっているかもしれないけど、駄目で元々、行ってみましょうか」
「はい!」
白い砂浜に二人で足を踏みいれる。ザザ、ザザ、と静かな波の音が聞こえてきて、音のほうを見ると目の前で青い海が日の光を跳ね返してキラキラと光っていた。
「きゃあ~、まぶしい!!」
「私が宿をとってくるので、シルキィ君はここで遊んでてくれていいですよ。あんまり遠くに行かないでくださいね」
「はーい、行ってらっしゃい!」
旅用のブーツなので水の中に入っていくのはちょっと嫌なので、浜辺をちょっとだけお散歩する。寄せては返す波は思ったより近くまで来るので、一人だけどきゃっと言いながらちょっと逃げたりした。レイモンドさんと二人で泳衣を着て、裸足でこの波を感じたらきっと楽しいだろうなと思う。多分明日かな。もうすぐそれができるんだと思うとすごく嬉しい。来てみたいって言ってよかったなって思った。
後ろでカサカサと音がするので振り返ってみると、握りこぶしくらいの大きさの蟹が横向きに走っていった。
(蟹と言えばダンジョンの奥で性欲の暴走でわけがわからなくなったレイモンドさんと、おっきなカルキノスの死骸の上で激しいえっちしたなあ……。もう穏やかな日々が続いてるからあんな風に無茶な抱かれ方することはなくなったけど、あれ、すごかった……♡)
わたしは蟹を見たことで婚姻前のことを思い出して、ちょっと淫紋をきゅん♡ と疼かせてしまう。いけない。これ多分レイモンドさんに伝わっちゃったかもしれないな。おゆはんに蟹出てきたらまた思い出しちゃうかも。
「シルキィくーん!!」
「レイモンドさん♡」
わたしを呼ぶ声がしたのでそっちを見たら、大好きなレイモンドさんが手を振りながらこっちに走ってくる。ちょっと日が沈み始めてピンク色になった空と夕日を跳ね返す海を背景に長い金髪をキラキラさせながら凄い笑顔で走ってくるでっかい美しいエルフ!!
「ま、まぶしすぎる……かっこいい……♡」
「お待たせしちゃいました、大丈夫でしたか? なんか、さっきちょっとえっちなこと考えてませんでした? なんで?」
「あ、あは。やっぱりわかっちゃいましたか。さっきおっきい蟹がいて、ダンジョンでレイモンドさんとカルキノスの上でえっちしたの思い出しちゃったんです……」
「ああ……あの時は本当に申し訳なかったです。正気じゃない状態で加減もできずに……。でも今だって私は君には正気じゃないし加減できなくなりそうになりますっ! なぜなら君がとってもかわいいからっ!!」
「きゃーっ!! 目が回るう!」
レイモンドさんがわきの下に両手を入れてきて、そのまま私を抱えあげる。そしてそのままくるくる回りだした。オレンジ色になり始めた空と同じ色になった砂がくるくる回る。しばらく回ってからおろしてもらったけど、足元がフラフラしたのでレイモンドさんががっしり支えてくれた。
「シルキィ君、やっぱり『オディーンの冒険号』は人気すぎていっぱいでした。その代わり『真珠の物語号』という宿をとることをできたので、そこに泊まります。ちょっと小さめだけどそう悪くない宿のようですよ。併設している酒場の料理もなかなかいけるそうです」
「レイモンドさんと一緒に泊まれるならぜんぜん構いません! わあ~、ふたりでお泊り嬉しいなっ!」
「今日はご飯を食べて休んで、明日からいろいろ見て回りましょう!」
「はい、レイモンドさん!」
割れた貝殻を踏みしめて、寄り添いながらわたしたちは真珠の物語号へ向かった。その宿は端っこのほうにあったのでそこまで行く途中で人気だというオディーンの冒険号を見たけど、確かに豪華で大きかった。セントールさんが言ってたことだけど、勇者オディーンっていう人は強いだけじゃなくてすごくハンサムらしくて絵物語や芝居にも出てくる人で、ここに泊まりたい女性客が多く、パートナーにねだられて泊まろうとする男の人も多いのだとか。わたしはどんなハンサムだってレイモンドさん以上はいないと思ってるし、泊れなくても全然かまわない。レイモンドさんはなんとなくだけどクラーケン退治にちょっと思い入れがあるのかな?
(レイモンドさん絵物語好きだしね)
空は暗くなってきたけど、宿屋の舳先に設置されたらランプが次々つけられてとっても明るい。そんな中隣を見上げると、やっぱりレイモンドさんはとってもかっこよかった。
高い所から見下ろした時は海が見えたけど、降りると建物や木でもう見えない。けど海のほうから独特の匂いと、あと知らないお花の匂いがする風が吹いてきてとってもいい気持ちだった。
「いいにおいがしますねレイモンドさん」
「そうですね、お腹がへっちゃうなあ」
レイモンドさんは塀の外の集落に出ている食べ物の屋台のほうの香りが気になっちゃったらしく、ちょっと変なやり取りになっちゃったけど、風向きが変わってわたしのほうにも何かを焼いている匂いが漂ってくる。
「ほんとだ……でも、でもここでお腹いっぱいにしちゃうのなんかもったいないですよ! 街に入りましょう!」
「そうですね、ううん、何か焼いてる匂いってどうしてこんなに魅力的なんでしょう……」
「おんなじものがきっと中にもありますよ」
「あると信じましょう!」
そんな話をしながらも、わたしたちは門のところにできてる列に並んだ。外からよそのひとが街に入るには通行税を払う必要がある。門番さんに何しにこの街に来たのかと尋ねられ、観光に来たとレイモンドさんが答えると、その人も「ぜひ楽しんでいってくれ」と言って通してくれた。
「わあ~っ!!! 上から見えてたけど、ほんとに真っ白!!」
「ちょっとまぶしいですね!」
門をくぐって街に入ると、地面には白いタイルが敷いてあり、遠くから見ていた時はただ白いだけに見えていた建物の壁にはいろんな形の白い貝殻がいくつもぬりこめてある。浜辺へ続く小道の脇にはわたしたちの住んでいる街には咲いていない知らない花がたくさん咲いていて、風に乗ってきた花の香りはこれだったんだとわたしは思った。
「シルキィ君。まずは泊まる宿を探しましょう。観光客が多いから早めに探した方がいいとセントールさんも教えてくれましたし」
「はい! 荷物を置いて、それからご飯にしましょうね!」
荷車に乗っていた時にセントールさんにこの街を楽しむためのお役立ち情報をいろいろ聞いていたので、わたしたちはそれを活用させてもらうことにする。観光客向けの宿屋は浜辺のほうにたくさん集まっていると言っていたので、そっちに向かうことにした。
クラーケンを倒すために、この街からたくさんの船が沖に出て、そして壊されたのだという。白と青ばかりの建物の端っこで、黒いものが集まっている場所が上から見えていたのだけど、それは船の残骸を利用して作った宿屋が集まった区画なのだとセントールさんは言っていた。
浜辺のほうに向かうと確かに、大きめの帆船の舳先がいくつも並んでいる所があった。それはぱっと見は海辺に船が浮かんでいるように見えるのだけど、よく見ると船っぽい部分は先っぽだけで、後ろのほうは他の家と同じような白い壁の建物だった。
「ほんとにお舟がくっついてる! すごいですねレイモンドさん!」
「勇者が乗っていた船で作られた『オディーンの冒険号』という宿が人気だそうです。もう午後だし、もしかしたら埋まってしまっているかもしれないけど、駄目で元々、行ってみましょうか」
「はい!」
白い砂浜に二人で足を踏みいれる。ザザ、ザザ、と静かな波の音が聞こえてきて、音のほうを見ると目の前で青い海が日の光を跳ね返してキラキラと光っていた。
「きゃあ~、まぶしい!!」
「私が宿をとってくるので、シルキィ君はここで遊んでてくれていいですよ。あんまり遠くに行かないでくださいね」
「はーい、行ってらっしゃい!」
旅用のブーツなので水の中に入っていくのはちょっと嫌なので、浜辺をちょっとだけお散歩する。寄せては返す波は思ったより近くまで来るので、一人だけどきゃっと言いながらちょっと逃げたりした。レイモンドさんと二人で泳衣を着て、裸足でこの波を感じたらきっと楽しいだろうなと思う。多分明日かな。もうすぐそれができるんだと思うとすごく嬉しい。来てみたいって言ってよかったなって思った。
後ろでカサカサと音がするので振り返ってみると、握りこぶしくらいの大きさの蟹が横向きに走っていった。
(蟹と言えばダンジョンの奥で性欲の暴走でわけがわからなくなったレイモンドさんと、おっきなカルキノスの死骸の上で激しいえっちしたなあ……。もう穏やかな日々が続いてるからあんな風に無茶な抱かれ方することはなくなったけど、あれ、すごかった……♡)
わたしは蟹を見たことで婚姻前のことを思い出して、ちょっと淫紋をきゅん♡ と疼かせてしまう。いけない。これ多分レイモンドさんに伝わっちゃったかもしれないな。おゆはんに蟹出てきたらまた思い出しちゃうかも。
「シルキィくーん!!」
「レイモンドさん♡」
わたしを呼ぶ声がしたのでそっちを見たら、大好きなレイモンドさんが手を振りながらこっちに走ってくる。ちょっと日が沈み始めてピンク色になった空と夕日を跳ね返す海を背景に長い金髪をキラキラさせながら凄い笑顔で走ってくるでっかい美しいエルフ!!
「ま、まぶしすぎる……かっこいい……♡」
「お待たせしちゃいました、大丈夫でしたか? なんか、さっきちょっとえっちなこと考えてませんでした? なんで?」
「あ、あは。やっぱりわかっちゃいましたか。さっきおっきい蟹がいて、ダンジョンでレイモンドさんとカルキノスの上でえっちしたの思い出しちゃったんです……」
「ああ……あの時は本当に申し訳なかったです。正気じゃない状態で加減もできずに……。でも今だって私は君には正気じゃないし加減できなくなりそうになりますっ! なぜなら君がとってもかわいいからっ!!」
「きゃーっ!! 目が回るう!」
レイモンドさんがわきの下に両手を入れてきて、そのまま私を抱えあげる。そしてそのままくるくる回りだした。オレンジ色になり始めた空と同じ色になった砂がくるくる回る。しばらく回ってからおろしてもらったけど、足元がフラフラしたのでレイモンドさんががっしり支えてくれた。
「シルキィ君、やっぱり『オディーンの冒険号』は人気すぎていっぱいでした。その代わり『真珠の物語号』という宿をとることをできたので、そこに泊まります。ちょっと小さめだけどそう悪くない宿のようですよ。併設している酒場の料理もなかなかいけるそうです」
「レイモンドさんと一緒に泊まれるならぜんぜん構いません! わあ~、ふたりでお泊り嬉しいなっ!」
「今日はご飯を食べて休んで、明日からいろいろ見て回りましょう!」
「はい、レイモンドさん!」
割れた貝殻を踏みしめて、寄り添いながらわたしたちは真珠の物語号へ向かった。その宿は端っこのほうにあったのでそこまで行く途中で人気だというオディーンの冒険号を見たけど、確かに豪華で大きかった。セントールさんが言ってたことだけど、勇者オディーンっていう人は強いだけじゃなくてすごくハンサムらしくて絵物語や芝居にも出てくる人で、ここに泊まりたい女性客が多く、パートナーにねだられて泊まろうとする男の人も多いのだとか。わたしはどんなハンサムだってレイモンドさん以上はいないと思ってるし、泊れなくても全然かまわない。レイモンドさんはなんとなくだけどクラーケン退治にちょっと思い入れがあるのかな?
(レイモンドさん絵物語好きだしね)
空は暗くなってきたけど、宿屋の舳先に設置されたらランプが次々つけられてとっても明るい。そんな中隣を見上げると、やっぱりレイモンドさんはとってもかっこよかった。
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