12 / 91
一章・満たない二人
12.はらぺこサキュバスと性欲の強い男エルフとリザードマン
しおりを挟む
わたしたちはダンジョンの中をただ進む。わたしがよく探索していた上のほうの階層は明かりがないと暗かったけど、不思議なことに地下五階あたりからは壁があちこち発光して、明かりがなくても足元がよく見える。この階層はまだギルドの整備が行き届いてないのでランプは無く、レイモンドさんの出す緑の炎はふわふわと浮いていた。明るいと目を使うモンスターが増えるはずなので、幻惑魔法を使うわたしとしては逆にやりやすい。考えて動く知能があるならなおさらいい。
「シルキィ君、君は思ったよりずいぶん戦えますね。ちゃんと潜って稼ぐこともできたんじゃないですか?」
「えへへ……それでもソロでこんな深くまで潜るのは無理です……。でも、下の階層のモンスターのほうが騙されやすくていいって知れてよかったですね」
「本当に助かるよ。おかげで効率よく回れる」
「正式に班に入ってもらってもいいかもなぁ、レイモンド?」
「そうですね。でも、その辺は地上に戻ってからよく話しましょうねシルキィ君」
役に立つと思ってもらえるのは嬉しい。体以外でもレイモンドさんに必要とされたいから。
「美味しいごはんとあったかいお布団、少し恋しくなってきましたものね」
「確かにね、もうちょっと頑張ったら戻ってみんなでご飯食べたいよね」
明るく笑うリィナさんを見ていたわたしは、地上に戻ったら一旦サキュバス界のお姉ちゃんに会いたいと思っていた。サキュバスとして成熟するためにアドバイスが欲しいから。それと、性欲が強すぎる人がそれをコントロールできるようになる方法を大人のサキュバスなら知ってるかもしれないと思って。
「今回は七階まで潜って戻りたいと思っています。調子のいい時ほど慎重になったほうが良いと思うので。マノンにはああ言われましたが、目的は踏破ではなくマッピングですから。少しでも奥に行きたい冒険者には申し訳ないですけど。それに、無理をしてこの中の誰が欠けても私は嫌ですのでね」
「オッケーオッケー。ちと物足りねえが、俺はお前のそういう自分のペースを守るところは嫌いじゃねぇんだぜぇ。ダンジョンの中では『まだ行ける』は『もう行けねえ』と同じ意味だしなぁ」
「七番目とつながってるってわかっただけでも今回は上々でしょ。六階より先に行きたい冒険者がいたら横穴で隣に行けばいい。そしたら三十五階まで行けるわけだからね」
喋りながらもリィナさんが入ろうとしていた小部屋の中にそこらをシャカシャカ這っていたパンぐらいある甲虫を投げると、横合いから何かが飛び出して虫を貫く。
「殺意の高いトラップが出て来たねぇ。穴倉じゃなくて遺跡っぽい部屋だと思ったら案の定だよ」
「確かに、なんか人工物っぽい部屋ですね……」
次に投げた虫には罠は反応しなかったのでわたしは部屋に入る。祭壇みたいなところに宝箱が三つ並んで置いてあった。
「あれにもおそらく罠が仕掛けてあるでしょうが、私たちには関係ないので無視です。ここまで踏破できた冒険者がいたら結果を報告してもらうようにギルドに話す必要はありますね。毎回同じ罠とは限りませんが傾向はあると思いますので……と」
レイモンドさんが地図に書き込みをしてる間、残りの三人でいろいろと調べる。入り口以外には罠はないようだ。
「罠がなければセーフティゾーンにできそうなのに、残念ですねぇ」
「そうですね、小休憩できるところが多いと安心ですからね」
小休憩、っていうところでちらっと見てくるレイモンドさん。意味はわかるけど、やっぱりなんか照れるな……。もしかしてもう賢者タイムは終わっちゃったんだろうか。
「罠が復活しても嫌だし、ここに長居は不要だろぉ。次に行こうぜぇ」
「ああ、そうですね。行きましょう」
ドーソンさんに言われてそっちを見るレイモンドさん。まだ大丈夫だよね?
「次の部屋、なんかいるみたいだよ」
リィナさんがモンスターの気配を察知して注意をしてくれる。レイモンドさんとわたしの耳にはもう音が聞こえてきていた。
「リザードマンだっ! 倒すぜぇ!」
さっきと同じ、石の建築物っぽいもので壁が整えられた部屋の中には二本足で立って歩くトカゲのモンスターが三体。防具とかはつけてないタイプだ。サキュバス界含む魔界にいるリザードマンは服も着るし言葉も話すんだけど、こっちのダンジョンにいるのはあのリザードマンとはちょっと別の、ただの歩くトカゲって感じ。こっちの人はリザードマンって呼んでるからわたしもリザードマンって呼ぶ。大きな顎と鉤爪、太いしっぽがちょっと怖いモンスターだ。
「えいっ!!」
わたしは毎度のごとく、幻惑魔法で白シルキィを出す。視覚的には五対三になって、あんまり賢くないモンスターなら相手の判断が鈍るので、これだけでこっちのやれることが増えるのだ。幻覚に惑わされたリザードマンの足を、レイモンドさんが風の精霊に頼んで起こしたつむじ風で切り裂く。衝撃でよろけて倒れたところに、わたしは白シルキィを向かわせた。リザードマンの大きな顎が白いわたしに噛みついて、存在しない血が噴き出す。そこに、レイモンドさんが腰に刺していたレイピアを抜いて、白シルキィごとリザードマンの頭を口の中から突き刺す。
「こっちの二体は倒したぜ!」
「こっちも今済みました……!」
ドーソンさんとリィナさんも、二人で連携してリザードマンを倒したようだ。
「三匹で済んでよかったけど群れが近いと嫌だね」
「まだ気は抜かないほうがよさそうだぜ」
「シッ! 何か聞こえます!!」
コココココ……コココココココッ……。
「何かの、鳴き声……?」
「上だっ!!」
ドオォンッ!!!!
ドーソンさんが叫ぶのと、上からそれが落ちてくるのは同時だった。砕けた床石、もうもうと立ち昇る砂埃の中で、二つの目が赤く光っている。
「距離を取って!!」
リィナさんの鋭い声を聞いて私たちは後ろに飛び退る。わたしの頭上をなにか太いものがすごい勢いでブンと通り過ぎて行った。
「またリザードマン……いや、なんかこいつでっけぇぞ!!」
「リザードレディだよ!!」
砂埃が収まった部屋の真ん中に立ち、丸太のような尻尾をゆらゆらさせているのは、さっきのリザードマンよりも二回りは大きいリザードマンだった。リザードレディ。リザードマンのメスだ。
「……はぁっ」
レイモンドさんが緊張に止めていたらしい息を吐く。わたしの淫紋にチリっとした感覚が一瞬走った。ええ……うそぉ。レイモンドさん的にはリザードレディは許容範囲内なんだ……。レイモンドさんに今まで言われてきた『可愛い』という言葉の受け止め方をちょっと考え直さないといけないかもなぁ……。いや、そんな場合じゃない。全然そんな場合じゃない。
「これ……もしかして群れのボスですか!?」
「そうじゃなかったらこれよりすげえのがそうだから、これであることを願うねっ! おらっ! 来るぞっ!!」
ドーソンさんの雄叫びで、戦闘が始まる。わたしはさっき白シルキィを出したばっかりだ。幻惑魔法は便利だけど、そんなに連続でポンポンとは使えない。復活するまでちょっと時間がいる。サキュバスは魔法を使うのに、魔力に変換した精気を消費する。いままでわたしははらぺこだったからここぞというところでしか幻惑魔法を使ってこなかった。けど、深い階層に潜るってことはそうも言ってられないわけで……。最近の私はレイモンドさんから酔うほど精気をもらってたから融通が利いたんで戦闘のたびにちょいちょい使ってたんだけど、精気の残量がすくないと復活するのに時間がかかる気がする。考えて使う必要あるな……。
「今はわたし、幻惑魔法出せません! 魔力が復活するまで逃げてるので、後はお願いします!」
「わかりました、シルキィ君、どうか自分の身を一番に守ってください!!」
「シルキィ君、君は思ったよりずいぶん戦えますね。ちゃんと潜って稼ぐこともできたんじゃないですか?」
「えへへ……それでもソロでこんな深くまで潜るのは無理です……。でも、下の階層のモンスターのほうが騙されやすくていいって知れてよかったですね」
「本当に助かるよ。おかげで効率よく回れる」
「正式に班に入ってもらってもいいかもなぁ、レイモンド?」
「そうですね。でも、その辺は地上に戻ってからよく話しましょうねシルキィ君」
役に立つと思ってもらえるのは嬉しい。体以外でもレイモンドさんに必要とされたいから。
「美味しいごはんとあったかいお布団、少し恋しくなってきましたものね」
「確かにね、もうちょっと頑張ったら戻ってみんなでご飯食べたいよね」
明るく笑うリィナさんを見ていたわたしは、地上に戻ったら一旦サキュバス界のお姉ちゃんに会いたいと思っていた。サキュバスとして成熟するためにアドバイスが欲しいから。それと、性欲が強すぎる人がそれをコントロールできるようになる方法を大人のサキュバスなら知ってるかもしれないと思って。
「今回は七階まで潜って戻りたいと思っています。調子のいい時ほど慎重になったほうが良いと思うので。マノンにはああ言われましたが、目的は踏破ではなくマッピングですから。少しでも奥に行きたい冒険者には申し訳ないですけど。それに、無理をしてこの中の誰が欠けても私は嫌ですのでね」
「オッケーオッケー。ちと物足りねえが、俺はお前のそういう自分のペースを守るところは嫌いじゃねぇんだぜぇ。ダンジョンの中では『まだ行ける』は『もう行けねえ』と同じ意味だしなぁ」
「七番目とつながってるってわかっただけでも今回は上々でしょ。六階より先に行きたい冒険者がいたら横穴で隣に行けばいい。そしたら三十五階まで行けるわけだからね」
喋りながらもリィナさんが入ろうとしていた小部屋の中にそこらをシャカシャカ這っていたパンぐらいある甲虫を投げると、横合いから何かが飛び出して虫を貫く。
「殺意の高いトラップが出て来たねぇ。穴倉じゃなくて遺跡っぽい部屋だと思ったら案の定だよ」
「確かに、なんか人工物っぽい部屋ですね……」
次に投げた虫には罠は反応しなかったのでわたしは部屋に入る。祭壇みたいなところに宝箱が三つ並んで置いてあった。
「あれにもおそらく罠が仕掛けてあるでしょうが、私たちには関係ないので無視です。ここまで踏破できた冒険者がいたら結果を報告してもらうようにギルドに話す必要はありますね。毎回同じ罠とは限りませんが傾向はあると思いますので……と」
レイモンドさんが地図に書き込みをしてる間、残りの三人でいろいろと調べる。入り口以外には罠はないようだ。
「罠がなければセーフティゾーンにできそうなのに、残念ですねぇ」
「そうですね、小休憩できるところが多いと安心ですからね」
小休憩、っていうところでちらっと見てくるレイモンドさん。意味はわかるけど、やっぱりなんか照れるな……。もしかしてもう賢者タイムは終わっちゃったんだろうか。
「罠が復活しても嫌だし、ここに長居は不要だろぉ。次に行こうぜぇ」
「ああ、そうですね。行きましょう」
ドーソンさんに言われてそっちを見るレイモンドさん。まだ大丈夫だよね?
「次の部屋、なんかいるみたいだよ」
リィナさんがモンスターの気配を察知して注意をしてくれる。レイモンドさんとわたしの耳にはもう音が聞こえてきていた。
「リザードマンだっ! 倒すぜぇ!」
さっきと同じ、石の建築物っぽいもので壁が整えられた部屋の中には二本足で立って歩くトカゲのモンスターが三体。防具とかはつけてないタイプだ。サキュバス界含む魔界にいるリザードマンは服も着るし言葉も話すんだけど、こっちのダンジョンにいるのはあのリザードマンとはちょっと別の、ただの歩くトカゲって感じ。こっちの人はリザードマンって呼んでるからわたしもリザードマンって呼ぶ。大きな顎と鉤爪、太いしっぽがちょっと怖いモンスターだ。
「えいっ!!」
わたしは毎度のごとく、幻惑魔法で白シルキィを出す。視覚的には五対三になって、あんまり賢くないモンスターなら相手の判断が鈍るので、これだけでこっちのやれることが増えるのだ。幻覚に惑わされたリザードマンの足を、レイモンドさんが風の精霊に頼んで起こしたつむじ風で切り裂く。衝撃でよろけて倒れたところに、わたしは白シルキィを向かわせた。リザードマンの大きな顎が白いわたしに噛みついて、存在しない血が噴き出す。そこに、レイモンドさんが腰に刺していたレイピアを抜いて、白シルキィごとリザードマンの頭を口の中から突き刺す。
「こっちの二体は倒したぜ!」
「こっちも今済みました……!」
ドーソンさんとリィナさんも、二人で連携してリザードマンを倒したようだ。
「三匹で済んでよかったけど群れが近いと嫌だね」
「まだ気は抜かないほうがよさそうだぜ」
「シッ! 何か聞こえます!!」
コココココ……コココココココッ……。
「何かの、鳴き声……?」
「上だっ!!」
ドオォンッ!!!!
ドーソンさんが叫ぶのと、上からそれが落ちてくるのは同時だった。砕けた床石、もうもうと立ち昇る砂埃の中で、二つの目が赤く光っている。
「距離を取って!!」
リィナさんの鋭い声を聞いて私たちは後ろに飛び退る。わたしの頭上をなにか太いものがすごい勢いでブンと通り過ぎて行った。
「またリザードマン……いや、なんかこいつでっけぇぞ!!」
「リザードレディだよ!!」
砂埃が収まった部屋の真ん中に立ち、丸太のような尻尾をゆらゆらさせているのは、さっきのリザードマンよりも二回りは大きいリザードマンだった。リザードレディ。リザードマンのメスだ。
「……はぁっ」
レイモンドさんが緊張に止めていたらしい息を吐く。わたしの淫紋にチリっとした感覚が一瞬走った。ええ……うそぉ。レイモンドさん的にはリザードレディは許容範囲内なんだ……。レイモンドさんに今まで言われてきた『可愛い』という言葉の受け止め方をちょっと考え直さないといけないかもなぁ……。いや、そんな場合じゃない。全然そんな場合じゃない。
「これ……もしかして群れのボスですか!?」
「そうじゃなかったらこれよりすげえのがそうだから、これであることを願うねっ! おらっ! 来るぞっ!!」
ドーソンさんの雄叫びで、戦闘が始まる。わたしはさっき白シルキィを出したばっかりだ。幻惑魔法は便利だけど、そんなに連続でポンポンとは使えない。復活するまでちょっと時間がいる。サキュバスは魔法を使うのに、魔力に変換した精気を消費する。いままでわたしははらぺこだったからここぞというところでしか幻惑魔法を使ってこなかった。けど、深い階層に潜るってことはそうも言ってられないわけで……。最近の私はレイモンドさんから酔うほど精気をもらってたから融通が利いたんで戦闘のたびにちょいちょい使ってたんだけど、精気の残量がすくないと復活するのに時間がかかる気がする。考えて使う必要あるな……。
「今はわたし、幻惑魔法出せません! 魔力が復活するまで逃げてるので、後はお願いします!」
「わかりました、シルキィ君、どうか自分の身を一番に守ってください!!」
10
お気に入りに追加
302
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

義兄に甘えまくっていたらいつの間にか執着されまくっていた話
よしゆき
恋愛
乙女ゲームのヒロインに意地悪をする攻略対象者のユリウスの義妹、マリナに転生した。大好きな推しであるユリウスと自分が結ばれることはない。ならば義妹として目一杯甘えまくって楽しもうと考えたのだが、気づけばユリウスにめちゃくちゃ執着されていた話。
「義兄に嫌われようとした行動が裏目に出て逆に執着されることになった話」のifストーリーですが繋がりはなにもありません。
黒の神官と夜のお世話役
苺野 あん
恋愛
辺境の神殿で雑用係として慎ましく暮らしていたアンジェリアは、王都からやって来る上級神官の夜のお世話役に任命されてしまう。それも黒の神官という異名を持ち、様々な悪い噂に包まれた恐ろしい相手だ。ところが実際に現れたのは、アンジェリアの想像とは違っていて……。※完結しました
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる