やさぐれ美形エルフに○○を注入されないと異世界で生きていけません！【R18】

４４．ぴあの、ヴォルナールと結ばれる

「んぅ……、はぁッ……、ヴォルナールさんッ、嬉しい……、私、嬉しいヴォルナールさん……ッ。離れない……私、絶対ヴォルナールさんと離れません……ッ、だから……ヴォルナールさんも私のこと離さないでッ……」
「離すものか、絶対に離さないッ……」

　ぴあのの全身にキスの雨を降らしながら、ヴォルナールはその手をしっかりと握りこむ。ぴあのの汗ばんだ肌には彼の決意の証のように赤い花が次々と咲いていく。強く皮膚を吸われるたびにぴあのは仰け反った体をびく♡　びく♡　と震わせて悶えた。

「あっ♡　あッ♡　ヴォルナールさん♡　ヴォルナールさんッ♡」
「ぴあの、好きだッ、はむ、ちゅっ、ふッ♡」
「んあぁっ……♡　あッ♡　ああッ♡　やあぁん♡」

　ぴあののふっくらと丸い乳房の頂点で期待に尖っている乳首をヴォルナールの奥行きのある口が飲み込むように覆う。舌先でれろれろと転がされて気が狂いそうになるのに、がっちりと捕まえた彼の手がそれから逃れることを許さない。彼の舌は乳首から離れてなだらかな腹の真ん中に開いている臍を通り、キラキラと濡れた茂みに近寄っていた。

「はあ、はあッ、お前の肌は甘いなぴあの、汗すらも甘く感じる。いつまで舐めていても飽きない……じゅる、ぢゅっ、ちゅるる」
「ひあんッ♡　ひゃ♡　そ、そんなとこ舐めたらダメッ♡」
「……何が駄目だ？　俺はずっと我慢していたぞ。おまえの前で剥き出しの雄を曝け出さないように耐えていた。でももう何も我慢したくない。愛する女の前なら俺はいくらでも裸になろう。俺の全部を受け止めてくれよぴあの。ほら……」
「んい゛ッ♡　ん゛ああぁ♡♡　やん゛ッ♡　やん゛ッ♡　そんなふうにされたらぁ♡　私変になっちゃうからぁあ♡♡♡　んひぃいい……♡♡」

　触れられてもいないのにとろとろに潤びたぴあのの裂け目の上で尖って息づいている敏感な粒を、ヴォルナールは尖らせた舌でぴんぴんと弾くように舐めた。そのたびにびり、びり♡　と強すぎる快感が全身を奔り、ぴあのは涙と涎を零しながら首をいやいやと横に振ってそれを受け入れるしかできなかった。しばらくそうやって弾いて遊んだ後、ヴォルナールは唇をすぼめて膨らんだ芽をちゅう♡　と吸い上げる。

「ふあぁあッ♡　もうダメイくイくッ♡　私イっちゃう、ヴォルナールさんッ♡　ぅあ゛アッッ……♡」

　びくびくびくッ♡　びくッ♡　びくッ♡　ぷしゃッ♡

「はあ……はあ……ひい♡　うええん……♡」

　あまりの快感のために噴き出したぴあのの蜜を、ヴォルナールはべろりと舐めとってぴちゃぴちゃとはしたない音すら立てて啜る。ぴあのは精神的な枷を外したヴォルナールが案外好色で積極的であるということを薄々理解しながら絶頂でうるさく踊る胸を呼吸で落ち着けた。その間に、ヴォルナールは着ていた服を脱ぎ去って自分も産まれたままの姿になった。そんな彼を見上げて、ぴあのは恐る恐る口を開いた。

「ヴォ、ヴォルナールさんって……もしかして結構えっちなひと……？」
「そうさ。言っただろ？　俺は獣の名前をつけられたエルフだ。だから獣のようなまぐわいをするぞ。覚悟しろよぴあの」
「ひええ……」

　果物にかぶりついた後のように濡れた顎をシーツで拭うと、ヴォルナールはぴあのの細い手首を大きな手でひとまとめにし、自由になったもう片方の手をぴあのの脚の間に差し込む。そして欲情に少し開いた裂け目にくちゅりと指を忍ばせる。

「あッ……ああッ♡　ゆび、入って来た……♡」
「どろどろだ……、ぴあのも俺が欲しくて仕方ないんだものな。呪いを抱えて苦しかっただろう。すぐに楽にしてやるからな、その前にもう一回キスだ」
「んむぅうぅ♡♡　んうぅうう♡　ん゛ッ♡　ん゛ッ♡　ん゛んッッ♡♡」

　ぴあのの口腔を舌で掻き回しながら、ヴォルナールは指でぴあのの膣内を掻きほじった。長い彼の指はぴあのの弱い所に容易に届き、さらに開いている親指で先ほど舐めていた粒をくりくりと弄りまわした。ぴあのはヴォルナールのその手管にいいように達せられてしまう。もはや癖になってしまった絶頂は彼がちょっと激しく指を動かしただけで繰り返しやってきて、その度にこっちに来てから少し筋肉のついたぴあのの足が、唇で抑えられて上げられない叫びの代わりにつま先までピンと伸びて震えた。

「は♡　ああ♡　ヴォルナール、ひゃん、わ、私イくの止まらにゃッ……、あそこ勝手にびくびくしてへ、へんになっちゃ……♡♡」
「なれよ。どんなぴあのでも俺は愛する自身がある。俺もそろそろ限界だ。ぴあのの中にこれを挿れたくてたまらん」
「ひゃ……♡」

　熱っぽい視線をぴあのに投げながら、ヴォルナールはすでにがちがちに硬くなっていた怒張をぴあのに見せつけるように掲げる。逞しく反り返ったそれははち切れそうな欲望にびくびくと震え、先端からは透明なしずくがつうと垂れている。

「挿れるぞ、ぴあの。俺を愛してくれ」
「……はい……♡　ヴォルナールさん。私も、愛してください……♡」

　ぷちゅ♡　ぷちゅちゅちゅ……ずるるる……とちゅん♡

「ッあぁあぁ……♡　はあぁぁ……ッ♡♡」
「ぴあの……ッ、はあっ……熱い……ッ」

　ヴォルナールの先端はぴあのの粘膜を割り開き、最奥を押し上げて突き当りで止まった。開いた笠で弱い壁をごりごりと擦られ、さらに奥に突き込まれたぴあのは眉根を寄せながら悩ましく喘ぐ。ヴォルナールは再び両手でぴあのの手をしっかりと掴み、奥でぬちゅぬちゅと纏わりつく粘膜の暖かさを味わった後、ゆっくりと腰を動かし始めた。

「はッ♡　はッ♡　はッ♡　ァ、あぁ～ッ♡♡　あ゛ん♡　あ゛んッ♡　あんあ゛ンッ♡」
「ぐうぅ……俺もおかしくなりそうだ……ッ、気持ちよすぎる、腰がとまらんッ……」

　どちゅ♡　どちゅ♡　どちゅ♡　どちゅ♡　どちゅ♡　どちゅ♡　どちゅん♡♡

「あ゛ッ♡　凄いッ♡　凄いとこにごつごつくるッ♡　こんなのまたすぐイっちゃう♡　ヴォルナールさんッッ♡♡」
「イけよぴあのッ♡　イってもずっと突いててやるから、遠慮なくイけッ♡♡」
「お゛ッ♡　お゛ッ♡　お゛おぉ～ッ♡♡　や゛ぁぁ、イってるのにッ♡　イってるのに止まんないッ♡　イくッ♡　イくうぅ♡　ふぅうッ♡　あ゛ぁ～ッ♡♡♡」

　客間の高い天井に二人が腰を打ち付け合うパンパンという乾いた音が響いた。打擲音は次第に湿り気を帯びて、ぱちゅぱちゅとした粘った音に変わっていく。その頃にはぴあのはすでにもうひと突きごとに絶頂し続けていて、その度にヴォルナールの陰茎をきつく締めあげて彼から快感のうめき声を絞り出す。

「イくイく♡　ヴォルナールさん好き♡　好き♡　好きぃ♡　またイく♡　イくの♡　またイくの♡　好きッ♡　好きィ♡♡♡」
「はあぁッ♡　俺も好きだッ♡　気持ちよすぎるッ♡　俺も出てしまうッ♡　お前の中でイく……ッ♡」
「あ゛ッ♡　ヴォルナールさんッ♡　出してッ♡　私の中で出してくださいッ♡　好きィっ……♡」

　どぷ……♡　と熱い迸りがぴあのの膣内で放出された。まだ彼女の臍下に残っている淫紋が微かに光る。もう呪いが由来の渇望はそれで治まったが、二人はまだずっと愛し合っていたかった。そのまま裸の体で抱き合いながら、ヴォルナールとぴあのは長い間睦み合った。

「ぴあの。俺と婚姻してくれ」

　たっぷりと精を飲み込んだぴあのの下腹を撫でながら、ヴォルナールは優しい声でそう申し出た。

「わ……私でいいんですか……？」
「お前がいいんだ」
「その……まだフィオナさんのこと、忘れられてないんじゃないですか？　ヴォルナールさん……」

　ぴあのはヴォルナールの想いにすぐにでも答えてしまいたいのを抑えて、大事なところをもう一度確認する意味で問う。ヴォルナールは少しだけ沈痛な面持ちをしたあと、彼女の問いに答えた。それは何度もぴあのが見た泣き出しそうな顔ではなかった。

「忘れられたわけではない。だが、あいつを失った悲しみを抱えながら、それでもお前と生きていきたい。俺の隣で幸せに生きたおまえを看取りたい。それではお前は嫌だろうか」
「……それが私でも本当にいいですか？」
「何度も言わせるな。お前だからいいんだ」
「それなら……、不束者ですが、よろしくお願いします」

　ぴあのは、そう言ってヴォルナールに抱き着いた。ヴォルナールはぴあのの体を抱き返し、それからとても自然に当たり前のようにキスをした。
　ヴォルナールとぴあの。二人はこうして結ばれたのだった。