38 / 44
39.ぴあの、隠密行動をする
しおりを挟む
(本当にバレない……)
頭に花をつけたら植物モンスターに擬態できるというのは半信半疑だったぴあのだったが、廊下を行き交う植物モンスターたちが襲ってこないので納得せざるを得なかった。城の中の植物モンスターたちは外の植物と違って、なぜかみんな執事やメイドの様な使用人の衣装を人間の物真似でもしているかのように纏っていた。
「そういえば、モンスターは雄しかいなって聞いてたけど、植物たちは花が咲いたり実がついたりするんですね?」
「おそらく、元々生えていた植物をレリトがモンスターとして作り直したんだと思うんだけど……、別の動物の胎を利用して動物モンスターを増やしやすくするのがあいつらの役目だからね。動物モンスターと違う増え方してるんだと思う」
『おい、お前たち』
小声で話しながら歩いていた二人の背後から、何者かの声がかけられ、驚いたぴあのの佩いていた妖精剣が飛び出しそうになったが、横からクレデントが慌てて柄を握り、抜けないように押さえる。
『新しく産み出されたレリト様の眷属か? 冒険者のような恰好をしているのは何故だ?」
話しかけてきたのは執事服を纏った蔓植物の塊だった。ぴあのたちと同じ花が頭の上に咲いている。いばらの迷路で植物モンスターに話しかけられたことはなかったので一瞬パニックになりかけたぴあのだったが、バイトでトラブルを回避するため適当な方便を口にした時のことを思い出す。
「え、えっと~。そうなんです、レリト様の命令で~、強い冒険者を相手にするときの練習台として~。今さっきそれが終わって仕事に戻るところで~」
店長が「あんまりしつこいクレーム客が来たら店長が~って言っちゃっていいから」と言ってくれていたホームセンターのバイトで培った自然にそれっぽい嘘をつくスキルがこんなところで役立つなんてな……と思いながらイチかバチか言ってみると、顔がないので表情はわからないが植物執事は納得してくれたようだった。
『そうか。済んだなら紛らわしいから早く使用人の服に着替えろ。一瞬忍び込んだ賊かと思ったぞ』
「あ、あはは、そうしまーす……」
『そういえば産み出されたばかりだったか。着替えの場所はわかるか? あの部屋にあるから早く着替えろ』
「ありがとうございまーす」
へらへらぺこぺこと対応していると植物執事は去って行ったので、ぴあのは不思議そうな顔をしているクレデントを引っ張って教えられた部屋に逃げ込んだ。
「ピアノさん、なんだかあの植物と喋ってた? 事を荒立てたくなかったからその剣は抑えさせてもらったけど」
「あ、はい。なんか言葉わかって……あ、そうか。言葉がわかる道具をつけてたからかもしれないです」
「その首飾りはそういうものだったのか」
こちらに来てすぐに首につけてもらったチョーカーをぴあのが撫でると、なるほどとクレデントは腑に落ちたようだった。
「でも、これをつけていても迷路の植物モンスターたちはしゅるしゅる言ってるだけだったのに……ここのは言葉を喋るんですね。びっくりした」
「多分……レリトの世話をするためにちょっと賢く作られてるんだろうね。なんて言ってたの?」
「ええと、私たちは産み出されたばっかりのモンスターでレリトさんの相手をするために冒険者の恰好をしてたって嘘をつきました。仕事に戻るなら使用人の恰好をしろって言われたので、この部屋に……」
入った部屋の中を改めてみるとそこは使用人用の控室のようで、設置してあるクローゼットを開けると同じデザインの執事服とメイド服がいくつもあった。ちょうどいいのでこれに着替えて、掃除をするふりをして内側から門の鍵を開ける作戦で行こうと話し合い、二人は順番に着替えることにした。
「さっきみたいなことになると怖いから、素朴な疑問が沸いてもあんまり無駄なお喋りしないようにしようねピアノさん」
「す、すみませぇん……」
また何をしているか聞かれたときのために、適当な掃除用具を手にして二人は再び廊下に出た。クレデントはレリトの幼馴染みと言うことでなんどか表立って城に招かれたことがあってその時に探検して当時のメイド長にレリトと揃って怒られたことがあるということで、大体の城の構造は覚えているらしい。彼の案内に従ってぴあのは使用人の出入口から一旦外に出た。
「ちょっと待って」
曲がり角を曲がろうとしたとき、先を歩いていたクレデントはぴあのの前に腕を伸ばして止めた。
「邪妖精がいる。別の道から行こう」
角から飛び出しそうになったぴあのから一瞬だけだが、たくさん並んだ植木鉢からメイド服を着た植物が生えていて、その花に何匹もの邪妖精が群がって花の蜜を吸っている光景が見えた。
「な、なんですか? なんですかあれ?」
「邪妖精たちの昼休憩だろう。ってことは今門は手薄だってことだよ。今のうちに行ってさっさと開けてしまおう」
「わかりました、や、やるぞ」
あまり疑問を口にするなと言われたが、今見た光景が気持ち悪かったので心のざわつきを抑えるため小声で話しながら、ふたりはせかせかと門へと向かう。普通の城ならありえないことだが門番のようなものはいなかった。城の守りとしてはどうかとぴあのは思ったが、こちらには都合がいい。
『すべてを見せて 秘密の奥に 扉を閉ざす鍵を開いて』
これでまた開かなかったらどうしようと不安になりつつもぴあのが開錠の歌を歌ってみると、カチリと音がしてあっけなく鍵は開いた。クレデントが門扉を拭くふりをして鍵の周りに千切った植物の蔓を巻き付けて再び鍵がかからないように細工した。そのまま外のフェンスの扉も同じように処置をする。
(ここが開いてないってことはヴォルナールさんたちと入れ違いにはなってないはず。クレデントさんの所の女の人たちが会えていれば私たちがここを開けようとしているってことが伝わるはずだけど……)
ぴあのは今どうしているかわからないヴォルナールたちの身を案じた。どうか彼らが無事で魔王城までたどり着くことを祈るしかない。
「ピアノさん、ここを離れよう。あまりもたもたしていると邪妖精が見回りに戻ってくるかもしれないから。さっき着替えた部屋まで戻ろう」
二人はなるべく不自然でないように周りを意識しながらまた使用人出入口へ戻る。先ほど邪妖精たちが群がっていた植物メイドたちはもう歩き出してどこかに行ったらしく、とその一角は穴の開いた土が入っている植木鉢がいくつも置いてあるだけになっている。難なく通ることができたので今度は遠回りせずに済んだ。
「さて、次はどうするかだけど」
「はい」
「今僕たちが特に問題なく鍵開け工作ができたことでわかったことがある。今、多分レリトは寝てる」
「寝て?」
「昔、ご飯の後は午睡の時間を取るって言っていたのを覚えてる。多分今の時間がそうなんだ。君たちが鍵を開けようとしたときに生えたあの大木はレリトが生やしたものだと思う。きっとその時レリトはなんらかの方法で君たちを見ていたんだね。でも今は見ていない。あれだけの大木をいきなり生やしたんだから彼女はかなり疲弊してると思う」
「ああ……、トップの監視が今ないから従業員もなんかダラダラしてると……そういうことですね?」
「ん? うん。だから彼女のところまでこのまま行ってしまおうと思う。まずは僕だけで彼女と話したい。だから初めは君は身を隠していてくれるだろうか」
「……もし、クレデントさんが殺されそうになったら?」
最悪の想像だが、あり得るとぴあのは思った。しかし、魔王の幹部などという相手と戦って勝てるとも思えないので前もって聞いておかなければならない。
「もしそうなったらピアノさんは逃げて欲しい。好きな娘に殺されるんだったら僕はもうそれでいいから」
そういったクレデントの瞳は、迷いのない光に満ちていた。
頭に花をつけたら植物モンスターに擬態できるというのは半信半疑だったぴあのだったが、廊下を行き交う植物モンスターたちが襲ってこないので納得せざるを得なかった。城の中の植物モンスターたちは外の植物と違って、なぜかみんな執事やメイドの様な使用人の衣装を人間の物真似でもしているかのように纏っていた。
「そういえば、モンスターは雄しかいなって聞いてたけど、植物たちは花が咲いたり実がついたりするんですね?」
「おそらく、元々生えていた植物をレリトがモンスターとして作り直したんだと思うんだけど……、別の動物の胎を利用して動物モンスターを増やしやすくするのがあいつらの役目だからね。動物モンスターと違う増え方してるんだと思う」
『おい、お前たち』
小声で話しながら歩いていた二人の背後から、何者かの声がかけられ、驚いたぴあのの佩いていた妖精剣が飛び出しそうになったが、横からクレデントが慌てて柄を握り、抜けないように押さえる。
『新しく産み出されたレリト様の眷属か? 冒険者のような恰好をしているのは何故だ?」
話しかけてきたのは執事服を纏った蔓植物の塊だった。ぴあのたちと同じ花が頭の上に咲いている。いばらの迷路で植物モンスターに話しかけられたことはなかったので一瞬パニックになりかけたぴあのだったが、バイトでトラブルを回避するため適当な方便を口にした時のことを思い出す。
「え、えっと~。そうなんです、レリト様の命令で~、強い冒険者を相手にするときの練習台として~。今さっきそれが終わって仕事に戻るところで~」
店長が「あんまりしつこいクレーム客が来たら店長が~って言っちゃっていいから」と言ってくれていたホームセンターのバイトで培った自然にそれっぽい嘘をつくスキルがこんなところで役立つなんてな……と思いながらイチかバチか言ってみると、顔がないので表情はわからないが植物執事は納得してくれたようだった。
『そうか。済んだなら紛らわしいから早く使用人の服に着替えろ。一瞬忍び込んだ賊かと思ったぞ』
「あ、あはは、そうしまーす……」
『そういえば産み出されたばかりだったか。着替えの場所はわかるか? あの部屋にあるから早く着替えろ』
「ありがとうございまーす」
へらへらぺこぺこと対応していると植物執事は去って行ったので、ぴあのは不思議そうな顔をしているクレデントを引っ張って教えられた部屋に逃げ込んだ。
「ピアノさん、なんだかあの植物と喋ってた? 事を荒立てたくなかったからその剣は抑えさせてもらったけど」
「あ、はい。なんか言葉わかって……あ、そうか。言葉がわかる道具をつけてたからかもしれないです」
「その首飾りはそういうものだったのか」
こちらに来てすぐに首につけてもらったチョーカーをぴあのが撫でると、なるほどとクレデントは腑に落ちたようだった。
「でも、これをつけていても迷路の植物モンスターたちはしゅるしゅる言ってるだけだったのに……ここのは言葉を喋るんですね。びっくりした」
「多分……レリトの世話をするためにちょっと賢く作られてるんだろうね。なんて言ってたの?」
「ええと、私たちは産み出されたばっかりのモンスターでレリトさんの相手をするために冒険者の恰好をしてたって嘘をつきました。仕事に戻るなら使用人の恰好をしろって言われたので、この部屋に……」
入った部屋の中を改めてみるとそこは使用人用の控室のようで、設置してあるクローゼットを開けると同じデザインの執事服とメイド服がいくつもあった。ちょうどいいのでこれに着替えて、掃除をするふりをして内側から門の鍵を開ける作戦で行こうと話し合い、二人は順番に着替えることにした。
「さっきみたいなことになると怖いから、素朴な疑問が沸いてもあんまり無駄なお喋りしないようにしようねピアノさん」
「す、すみませぇん……」
また何をしているか聞かれたときのために、適当な掃除用具を手にして二人は再び廊下に出た。クレデントはレリトの幼馴染みと言うことでなんどか表立って城に招かれたことがあってその時に探検して当時のメイド長にレリトと揃って怒られたことがあるということで、大体の城の構造は覚えているらしい。彼の案内に従ってぴあのは使用人の出入口から一旦外に出た。
「ちょっと待って」
曲がり角を曲がろうとしたとき、先を歩いていたクレデントはぴあのの前に腕を伸ばして止めた。
「邪妖精がいる。別の道から行こう」
角から飛び出しそうになったぴあのから一瞬だけだが、たくさん並んだ植木鉢からメイド服を着た植物が生えていて、その花に何匹もの邪妖精が群がって花の蜜を吸っている光景が見えた。
「な、なんですか? なんですかあれ?」
「邪妖精たちの昼休憩だろう。ってことは今門は手薄だってことだよ。今のうちに行ってさっさと開けてしまおう」
「わかりました、や、やるぞ」
あまり疑問を口にするなと言われたが、今見た光景が気持ち悪かったので心のざわつきを抑えるため小声で話しながら、ふたりはせかせかと門へと向かう。普通の城ならありえないことだが門番のようなものはいなかった。城の守りとしてはどうかとぴあのは思ったが、こちらには都合がいい。
『すべてを見せて 秘密の奥に 扉を閉ざす鍵を開いて』
これでまた開かなかったらどうしようと不安になりつつもぴあのが開錠の歌を歌ってみると、カチリと音がしてあっけなく鍵は開いた。クレデントが門扉を拭くふりをして鍵の周りに千切った植物の蔓を巻き付けて再び鍵がかからないように細工した。そのまま外のフェンスの扉も同じように処置をする。
(ここが開いてないってことはヴォルナールさんたちと入れ違いにはなってないはず。クレデントさんの所の女の人たちが会えていれば私たちがここを開けようとしているってことが伝わるはずだけど……)
ぴあのは今どうしているかわからないヴォルナールたちの身を案じた。どうか彼らが無事で魔王城までたどり着くことを祈るしかない。
「ピアノさん、ここを離れよう。あまりもたもたしていると邪妖精が見回りに戻ってくるかもしれないから。さっき着替えた部屋まで戻ろう」
二人はなるべく不自然でないように周りを意識しながらまた使用人出入口へ戻る。先ほど邪妖精たちが群がっていた植物メイドたちはもう歩き出してどこかに行ったらしく、とその一角は穴の開いた土が入っている植木鉢がいくつも置いてあるだけになっている。難なく通ることができたので今度は遠回りせずに済んだ。
「さて、次はどうするかだけど」
「はい」
「今僕たちが特に問題なく鍵開け工作ができたことでわかったことがある。今、多分レリトは寝てる」
「寝て?」
「昔、ご飯の後は午睡の時間を取るって言っていたのを覚えてる。多分今の時間がそうなんだ。君たちが鍵を開けようとしたときに生えたあの大木はレリトが生やしたものだと思う。きっとその時レリトはなんらかの方法で君たちを見ていたんだね。でも今は見ていない。あれだけの大木をいきなり生やしたんだから彼女はかなり疲弊してると思う」
「ああ……、トップの監視が今ないから従業員もなんかダラダラしてると……そういうことですね?」
「ん? うん。だから彼女のところまでこのまま行ってしまおうと思う。まずは僕だけで彼女と話したい。だから初めは君は身を隠していてくれるだろうか」
「……もし、クレデントさんが殺されそうになったら?」
最悪の想像だが、あり得るとぴあのは思った。しかし、魔王の幹部などという相手と戦って勝てるとも思えないので前もって聞いておかなければならない。
「もしそうなったらピアノさんは逃げて欲しい。好きな娘に殺されるんだったら僕はもうそれでいいから」
そういったクレデントの瞳は、迷いのない光に満ちていた。
0
お気に入りに追加
72
あなたにおすすめの小説
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
気付いたら異世界の娼館に売られていたけど、なんだかんだ美男子に救われる話。
sorato
恋愛
20歳女、東京出身。親も彼氏もおらずブラック企業で働く日和は、ある日突然異世界へと転移していた。それも、気を失っている内に。
気付いたときには既に娼館に売られた後。娼館の店主にお薦め客候補の姿絵を見せられるが、どの客も生理的に受け付けない男ばかり。そんな中、日和が目をつけたのは絶世の美男子であるヨルクという男で――……。
※男は太っていて脂ぎっている方がより素晴らしいとされ、女は細く印象の薄い方がより美しいとされる美醜逆転的な概念の異世界でのお話です。
!直接的な行為の描写はありませんが、そういうことを匂わす言葉はたくさん出てきますのでR15指定しています。苦手な方はバックしてください。
※小説家になろうさんでも投稿しています。
ただ貴方の傍にいたい〜醜いイケメン騎士と異世界の稀人
花野はる
恋愛
日本で暮らす相川花純は、成人の思い出として、振袖姿を残そうと写真館へやって来た。
そこで着飾り、いざ撮影室へ足を踏み入れたら異世界へ転移した。
森の中で困っていると、仮面の騎士が助けてくれた。その騎士は騎士団の団長様で、すごく素敵なのに醜くて仮面を被っていると言う。
孤独な騎士と異世界でひとりぼっちになった花純の一途な恋愛ストーリー。
初投稿です。よろしくお願いします。
【R18】××××で魔力供給をする世界に聖女として転移して、イケメン魔法使いに甘やかされ抱かれる話
もなか
恋愛
目を覚ますと、金髪碧眼のイケメン──アースに抱かれていた。
詳しく話を聞くに、どうやら、私は魔法がある異世界に聖女として転移をしてきたようだ。
え? この世界、魔法を使うためには、魔力供給をしなきゃいけないんですか?
え? 魔力供給って、××××しなきゃいけないんですか?
え? 私、アースさん専用の聖女なんですか?
魔力供給(性行為)をしなきゃいけない聖女が、イケメン魔法使いに甘やかされ、快楽の日々に溺れる物語──。
※n番煎じの魔力供給もの。18禁シーンばかりの変態度高めな物語です。
※ムーンライトノベルズにも載せております。ムーンライトノベルズさんの方は、題名が少し変わっております。
※ヒーローが変態です。ヒロインはちょろいです。
R18作品です。18歳未満の方(高校生も含む)の閲覧は、御遠慮ください。
宮廷魔導士は鎖で繋がれ溺愛される
こいなだ陽日
恋愛
宮廷魔導士のシュタルは、師匠であり副筆頭魔導士のレッドバーンに想いを寄せていた。とあることから二人は一線を越え、シュタルは求婚される。しかし、ある朝目覚めるとシュタルは鎖で繋がれており、自室に監禁されてしまい……!?
※本作はR18となっております。18歳未満のかたの閲覧はご遠慮ください
※ムーンライトノベルズ様に重複投稿しております
異世界召喚されたけどヤバい国だったので逃げ出したら、イケメン騎士様に溺愛されました
平山和人
恋愛
平凡なOLの清水恭子は異世界に集団召喚されたが、見るからに怪しい匂いがプンプンしていた。
騎士団長のカイトの出引きで国を脱出することになったが、追っ手に追われる逃亡生活が始まった。
そうした生活を続けていくうちに二人は相思相愛の関係となり、やがて結婚を誓い合うのであった。
異世界転移したら、推しのガチムチ騎士団長様の性癖が止まりません
冬見 六花
恋愛
旧題:ロングヘア=美人の世界にショートカットの私が転移したら推しのガチムチ騎士団長様の性癖が開花した件
異世界転移したアユミが行き着いた世界は、ロングヘアが美人とされている世界だった。
ショートカットのために醜女&珍獣扱いされたアユミを助けてくれたのはガチムチの騎士団長のウィルフレッド。
「…え、ちょっと待って。騎士団長めちゃくちゃドタイプなんですけど!」
でもこの世界ではとんでもないほどのブスの私を好きになってくれるわけない…。
それならイケメン騎士団長様の推し活に専念しますか!
―――――【筋肉フェチの推し活充女アユミ × アユミが現れて突如として自分の性癖が目覚めてしまったガチムチ騎士団長様】
そんな2人の山なし谷なしイチャイチャエッチラブコメ。
●ムーンライトノベルズで掲載していたものをより糖度高めに改稿してます。
●11/6本編完結しました。番外編はゆっくり投稿します。
●11/12番外編もすべて完結しました!
●ノーチェブックス様より書籍化します!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる