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１話
しおりを挟む俺たちが同居を始めてから半年位になる。
特に前田美月(19歳)と俺中山亨(23歳)とは何の進展もない。
それも、そうだ俺は女が好きだし美月も女が好きだから2人が男を好きになる訳はないはずだが俺はなぜだか女みたいな顔をした美月を好きになっている。
美月は俺のＹシャツにアイロンをかけている。
美月は主夫みたいだ手慣れている。
美月は「亨さん、そんなに見つめないでよ気が散るから！」と相変わらずドSだ。
最近美月は居酒屋「キサラギ」でホールのアルバイトをしている。
店長の成田も「美月くんが来てから店は大繁盛だよ！」と喜んでいる。
そう美月の顔は男なのに女みたいで男女の客にウケがいいみたいだ。
俺は美月に恋人が出来たら困ると思っていた。
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