13 / 21
*すごいことをしてしまいました
しおりを挟む
「ダメってのは、最高過ぎて、もう優しくできないかもってことで、」
息を整えて、前髪をかきあげる。
そんな姿も、自分だけが知っていると思うと嬉しさがじわじわと込み上げる。
「エリーゼ?泣いてるの?なんで?つらい?もうやめようか?」
「違う、本当にアルフレッド様の奥さんになれたんだって思ったら嬉しくて」
ひっ、
と短く息を吸ったアルフレッド様が止まった。
「アル様?」
「可愛さに限界がない……なんてこわい奥さんをもらってしまったんだ……いやでも無理をさせたら嫌われる、エリーゼに嫌われてしまったら死ねる、実家に帰られたらエドガーに一生会わせてもらえない」
ブツブツ言いながらもぎゅうぎゅう抱き締めている。エリーゼの肩の上の辺りで頭を打ち付けている。
「アル様、大丈夫ですか」
「うん、なんとか。
冷静になれたからゆっくりできそう。つらくない?」
「はい、でも、その」
口ごもるエリーゼが赤くなっていく
「男性は、早く動いて放たないと気持ちよくなれないと聞いたのですが」
「……それも勉強会で?」
「はい、お泊まり会で教わりました」
「エリーゼがそんなことを知ってるなんて」
「がっかりしましたか?」
「勉強熱心で少し驚いた」
「……しくて」
聞こえないのでアルフレッドはエリーゼの口もとに耳を寄せた
首に腕を回されて、ぎゅっと抱きつかれる。
中も締まって、
(ちょっと、エリーゼ、それヤバい)
エリーゼも上ずった声で
「っ、よろこんで、っほしく、って」
と甘さが滲んでいた。
あ、
もう無理
アルフレッドは我慢を諦めた
一旦引いて、腰を打ち付けると止まらなくなった。
「きゃっ、あっ」
声が意味のないものになる。
「ごめん、明日はゆっくり休ませてあげるから」
揺さぶられて、言われていることが脳まで届かない。
それでも余裕をなくして求めてくれるのが嬉しかった。
お腹の底の方をぐぐっと押される圧迫感は少し苦しいけれど、抜けていくときにさみしい。また入ってきて、みっちりと入り口が触れ合うと、敏感な突起が潰されて声がでる。
どんどん間隔が短くなって、点滅するようにじんじんと痺れに似たものが突かれる度にはっきりしていく。
自分でも知らない身体の中を作り替えられていくみたいで、怖いくらい高められていく。
「エリーゼッ、もう、」
蕩けるようなキスをしたまま、強く抱き締められて温かいものが中に弾けたのを感じた。
息もできないような、濃密な時間
みんな、こんなすごいことをしてるのね……
瞼が勝手に閉じてしまう
エリーゼは意識を手放した。
息を整えて、前髪をかきあげる。
そんな姿も、自分だけが知っていると思うと嬉しさがじわじわと込み上げる。
「エリーゼ?泣いてるの?なんで?つらい?もうやめようか?」
「違う、本当にアルフレッド様の奥さんになれたんだって思ったら嬉しくて」
ひっ、
と短く息を吸ったアルフレッド様が止まった。
「アル様?」
「可愛さに限界がない……なんてこわい奥さんをもらってしまったんだ……いやでも無理をさせたら嫌われる、エリーゼに嫌われてしまったら死ねる、実家に帰られたらエドガーに一生会わせてもらえない」
ブツブツ言いながらもぎゅうぎゅう抱き締めている。エリーゼの肩の上の辺りで頭を打ち付けている。
「アル様、大丈夫ですか」
「うん、なんとか。
冷静になれたからゆっくりできそう。つらくない?」
「はい、でも、その」
口ごもるエリーゼが赤くなっていく
「男性は、早く動いて放たないと気持ちよくなれないと聞いたのですが」
「……それも勉強会で?」
「はい、お泊まり会で教わりました」
「エリーゼがそんなことを知ってるなんて」
「がっかりしましたか?」
「勉強熱心で少し驚いた」
「……しくて」
聞こえないのでアルフレッドはエリーゼの口もとに耳を寄せた
首に腕を回されて、ぎゅっと抱きつかれる。
中も締まって、
(ちょっと、エリーゼ、それヤバい)
エリーゼも上ずった声で
「っ、よろこんで、っほしく、って」
と甘さが滲んでいた。
あ、
もう無理
アルフレッドは我慢を諦めた
一旦引いて、腰を打ち付けると止まらなくなった。
「きゃっ、あっ」
声が意味のないものになる。
「ごめん、明日はゆっくり休ませてあげるから」
揺さぶられて、言われていることが脳まで届かない。
それでも余裕をなくして求めてくれるのが嬉しかった。
お腹の底の方をぐぐっと押される圧迫感は少し苦しいけれど、抜けていくときにさみしい。また入ってきて、みっちりと入り口が触れ合うと、敏感な突起が潰されて声がでる。
どんどん間隔が短くなって、点滅するようにじんじんと痺れに似たものが突かれる度にはっきりしていく。
自分でも知らない身体の中を作り替えられていくみたいで、怖いくらい高められていく。
「エリーゼッ、もう、」
蕩けるようなキスをしたまま、強く抱き締められて温かいものが中に弾けたのを感じた。
息もできないような、濃密な時間
みんな、こんなすごいことをしてるのね……
瞼が勝手に閉じてしまう
エリーゼは意識を手放した。
11
お気に入りに追加
156
あなたにおすすめの小説

【完結】あわよくば好きになって欲しい(短編集)
野村にれ
恋愛
番(つがい)の物語。
※短編集となります。時代背景や国が違うこともあります。
※定期的に番(つがい)の話を書きたくなるのですが、
どうしても溺愛ハッピーエンドにはならないことが多いです。

一途なエリート騎士の指先はご多忙。もはや暴走は時間の問題か?
はなまる
恋愛
シエルは20歳。父ルドルフはセルベーラ国の国王の弟だ。17歳の時に婚約するが誤解を受けて婚約破棄された。以来結婚になど目もくれず父の仕事を手伝って来た。
ところが2か月前国王が急死してしまう。国王の息子はまだ12歳でシエルの父が急きょ国王の代理をすることになる。ここ数年天候不順が続いてセルベーラ国の食糧事情は危うかった。
そこで隣国のオーランド国から作物を輸入する取り決めをする。だが、オーランド国の皇帝は無類の女好きで王族の女性を一人側妃に迎えたいと申し出た。
国王にも王女は3人ほどいたのだが、こちらもまだ一番上が14歳。とても側妃になど行かせられないとシエルに白羽の矢が立った。シエルは国のためならと思い腰を上げる。
そこに護衛兵として同行を申し出た騎士団に所属するボルク。彼は小さいころからの知り合いで仲のいい友達でもあった。互いに気心が知れた中でシエルは彼の事を好いていた。
彼には面白い癖があってイライラしたり怒ると親指と人差し指を擦り合わせる。うれしいと親指と中指を擦り合わせ、照れたり、言いにくい事があるときは親指と薬指を擦り合わせるのだ。だからボルクが怒っているとすぐにわかる。
そんな彼がシエルに同行したいと申し出た時彼は怒っていた。それはこんな話に怒っていたのだった。そして同行できる事になると喜んだ。シエルの心は一瞬にしてざわめく。
隣国の例え側妃といえども皇帝の妻となる身の自分がこんな気持ちになってはいけないと自分を叱咤するが道中色々なことが起こるうちにふたりは仲は急接近していく…
この話は全てフィクションです。

悪役令嬢の涙
拓海のり
恋愛
公爵令嬢グレイスは婚約者である王太子エドマンドに卒業パーティで婚約破棄される。王子の側には、癒しの魔法を使え聖女ではないかと噂される子爵家に引き取られたメアリ―がいた。13000字の短編です。他サイトにも投稿します。

愛のゆくえ【完結】
春の小径
恋愛
私、あなたが好きでした
ですが、告白した私にあなたは言いました
「妹にしか思えない」
私は幼馴染みと婚約しました
それなのに、あなたはなぜ今になって私にプロポーズするのですか?
☆12時30分より1時間更新
(6月1日0時30分 完結)
こう言う話はサクッと完結してから読みたいですよね?
……違う?
とりあえず13日後ではなく13時間で完結させてみました。
他社でも公開

国王陛下は愛する幼馴染との距離をつめられない
迷い人
恋愛
20歳になっても未だ婚約者どころか恋人すらいない国王ダリオ。
「陛下は、同性しか愛せないのでは?」
そんな噂が世間に広がるが、王宮にいる全ての人間、貴族と呼ばれる人間達は真実を知っていた。
ダリオが、幼馴染で、学友で、秘書で、護衛どころか暗殺までしちゃう、自称お姉ちゃんな公爵令嬢ヨナのことが幼い頃から好きだと言うことを。

一途な皇帝は心を閉ざした令嬢を望む
浅海 景
恋愛
幼い頃からの婚約者であった王太子より婚約解消を告げられたシャーロット。傷心の最中に心無い言葉を聞き、信じていたものが全て偽りだったと思い込み、絶望のあまり心を閉ざしてしまう。そんな中、帝国から皇帝との縁談がもたらされ、侯爵令嬢としての責任を果たすべく承諾する。
「もう誰も信じない。私はただ責務を果たすだけ」
一方、皇帝はシャーロットを愛していると告げると、言葉通りに溺愛してきてシャーロットの心を揺らす。
傷つくことに怯えて心を閉ざす令嬢と一途に想い続ける青年皇帝の物語

【完結】皇太子の愛人が懐妊した事を、お妃様は結婚式の一週間後に知りました。皇太子様はお妃様を愛するつもりは無いようです。
五月ふう
恋愛
リックストン国皇太子ポール・リックストンの部屋。
「マティア。僕は一生、君を愛するつもりはない。」
今日は結婚式前夜。婚約者のポールの声が部屋に響き渡る。
「そう……。」
マティアは小さく笑みを浮かべ、ゆっくりとソファーに身を預けた。
明日、ポールの花嫁になるはずの彼女の名前はマティア・ドントール。ドントール国第一王女。21歳。
リッカルド国とドントール国の和平のために、マティアはこの国に嫁いできた。ポールとの結婚は政略的なもの。彼らの意志は一切介入していない。
「どんなことがあっても、僕は君を王妃とは認めない。」
ポールはマティアを憎しみを込めた目でマティアを見つめる。美しい黒髪に青い瞳。ドントール国の宝石と評されるマティア。
「私が……ずっと貴方を好きだったと知っても、妻として認めてくれないの……?」
「ちっ……」
ポールは顔をしかめて舌打ちをした。
「……だからどうした。幼いころのくだらない感情に……今更意味はない。」
ポールは険しい顔でマティアを睨みつける。銀色の髪に赤い瞳のポール。マティアにとってポールは大切な初恋の相手。
だが、ポールにはマティアを愛することはできない理由があった。
二人の結婚式が行われた一週間後、マティアは衝撃の事実を知ることになる。
「サラが懐妊したですって‥‥‥!?」

なんども濡れ衣で責められるので、いい加減諦めて崖から身を投げてみた
下菊みこと
恋愛
悪役令嬢の最後の抵抗は吉と出るか凶と出るか。
ご都合主義のハッピーエンドのSSです。
でも周りは全くハッピーじゃないです。
小説家になろう様でも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる