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こんなに乱されるなんて知りません
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襟元から入った指が、胸に向かって下がってくる。
だめ、
「んっ、んー!!」
やめてと首を振っても、後頭部を押さえられているし口内を舌で攻められている。
手の熱は暑くて、マメのあるざらざらした手のひらが心臓のあたりを何度も行き来する。
ぐっと押された胸が形を変えて、ふるりと衿から出された。
指が先を掠めたときに、声にならない熱い息を吐いたはどちらかわからない。
「やっ、アル……様、」
口を放して、やっと解放されたとエリーゼが息継ぎをした瞬間、胸元に頭が埋められる。
キスを落とし、吸い、熱が伝播する。
胸を掬い上げるようにして先の尖りを口に含まれる。
その光景だけで頭がくらくらした。
じゅっ、と音がするほど吸って、舌で転がされる。
背中がぞわぞわして、初めての感覚に体がバラバラになりそうになる。短い息を吐くしかできない。
体に熱がたまっていく。
「エリーゼ、はあ、エリーゼ、」
余裕などない、そんな風になるこの人を初めて見た。
ああ、これが求められるってことでわたしが本当に欲しかったアルフレッド様
ぽろ、と涙がこぼれた。
「エリーゼ!?
あ、ごめん、俺、なんてことを」
アルフレッド様は、はっと正気に戻ったようにエリーゼの衿を直して体を起こしてくれました。
「ごめんね、怖かったよね」
そこで否定するのも違う気がしたので
恥ずかしさもあって、彼の胸に顔を埋めた。
見られたくない。だってきっとまだ顔が、はしたないから。
肩を抱いて背中をさすってくれる。
だめ、
「んっ、んー!!」
やめてと首を振っても、後頭部を押さえられているし口内を舌で攻められている。
手の熱は暑くて、マメのあるざらざらした手のひらが心臓のあたりを何度も行き来する。
ぐっと押された胸が形を変えて、ふるりと衿から出された。
指が先を掠めたときに、声にならない熱い息を吐いたはどちらかわからない。
「やっ、アル……様、」
口を放して、やっと解放されたとエリーゼが息継ぎをした瞬間、胸元に頭が埋められる。
キスを落とし、吸い、熱が伝播する。
胸を掬い上げるようにして先の尖りを口に含まれる。
その光景だけで頭がくらくらした。
じゅっ、と音がするほど吸って、舌で転がされる。
背中がぞわぞわして、初めての感覚に体がバラバラになりそうになる。短い息を吐くしかできない。
体に熱がたまっていく。
「エリーゼ、はあ、エリーゼ、」
余裕などない、そんな風になるこの人を初めて見た。
ああ、これが求められるってことでわたしが本当に欲しかったアルフレッド様
ぽろ、と涙がこぼれた。
「エリーゼ!?
あ、ごめん、俺、なんてことを」
アルフレッド様は、はっと正気に戻ったようにエリーゼの衿を直して体を起こしてくれました。
「ごめんね、怖かったよね」
そこで否定するのも違う気がしたので
恥ずかしさもあって、彼の胸に顔を埋めた。
見られたくない。だってきっとまだ顔が、はしたないから。
肩を抱いて背中をさすってくれる。
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