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怪しい影

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俺はシンから聞いたことをもとに考えながらシンと霊と一緒に教室に戻っていた。

『俺は暇だし校内を回ってくるわ』

昼休みが終わる直前で俺はそう言った

「わかったわ」

「いわれてみれば校内は一人でも自由に動き回れるんだっけ」

『そうだ』

そういって俺はシンと霊と反対の方向に向かった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『校内を回るっていたけどどこから行こうか』

俺はそのように1人ごとを言っていた。その時、近くの教室から1人の生徒が出てきた。

『体調でも崩したのか?』

俺は暇だったのでそいつについていこうと思った。そいつはそのまま保健室にでも行くのかと思っていたが、保健室は1階なのに上の階への階段を上っていた。

『なんで上に行くんだ?』

俺は不自然に思いつつもそいつと同じように上の階へ向かった。そいつは屋上に上がりきる直前で

「誰かいる?」

と言って振り返った。俺は目が合ったような気がしたがそいつは

「勘違いだったかな」

と言ってそのまま屋上へ向かった。

『あいつはこっちに気づいていたのか?だがあいつのいい方的に見えてないはずだが油断はできないな』

そのうえ俺はあいつをほおっておくと何かいやなことが近々起こるような気がした。

『いやな予感がするしいかないわけにはいかないか』

そういって俺は屋上へ向かった。

俺が屋上についたときあいつは誰かと話しているようだった。しかし距離が離れていたため何を話していかわわからなかった。

『誰と話してるんだ?』

離れていたのとあいつが邪魔になって誰と話しているか見えなかった。

『もう少し近づいてみるか』

万が一にも気づかれるわけにも行かないから相手からぎりぎり見えない場所まで近づいた。さっきより近づいたことによって会話が少し聞こえた。

「おい…の設置は…か?」

「ええ、…と…らに…した」

まだ距離があるせいか途切れ途切れにしか聞くことができなかった。俺は聞こえる位置まで近づいた。

「そういえば、さっき妙な気配がありました」

「妙な気配?」

「はい。人よりも悪霊に近いような気配でしたが悪霊とはどこかが決定的に違った気配です」

「万が一にもこれをしられるわけにはいかないからな。ここからは慎重に行くとしよう」

俺はこれ以上ここにいたらバレると感じたから急いでここから離れた。屋上を出てシンと霊がいる教室の階まで下りてきてあいつらが追ってきてないことを確認した。

『あいつらは何をしようとしてたんだ?というか、あいつらは何者なんだ?』

そう考えていると授業の終わりを告げるチャイムが鳴った。俺はシンと霊にさっき聞いたことを話して霊に何か知っていることがあったら教えてもらおうと思い、シンたちがいる教室へ向かった。
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