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ハーレムたちの思い出話
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「狂太郎が執行者を殺した!」
都市へ向かう道中の馬車の中で、ハーレム一の喧嘩自慢の薫が声を荒げる。
「執行者って何?」
ハーレムでリーダー格のマリヤが聞く。
「神が作った処刑人だ。この世界に来てなお罪を楽しむ奴を断罪する執行者だ」
サテラが説明すると声を震わす。
「すげえ強い奴だ。私じゃ手も足も出ない」
薫が悔しそうに拳を握りしめる。
「一度だけ、戦っている姿を見た。まさに神が作り出した処刑人だ。百人の蛮族どもをたった一体で皆殺しにした。動きは遅いようで速い。建物すら切り裂く一撃。男の首を簡単に握りつぶす腕力。何より、全く攻撃を受け付けない肉体。人間が勝てる相手じゃない」
「そのくせ、結構ケチなんだよね」
ハーレムで一番セックス好きな静流が口を尖らせる。
「殺すだけで、助けてくれなかった。おまけに標的を殺したらさっさと消えちゃう。もうちょっと多く殺してくれれば逃げられたのに」
「それに、殺す基準が分からないのが不気味。ボスだけ殺して、私たちを犯した男は見逃した。ほかの奴らだって十分罪を楽しんでると思ったけど」
静流の妹の舞が暗い顔をする。
「深く考えるのはよしなさい」
ハーレムのまとめ役である最年長のロゼが皆を窘める。
「確かなのは、あの人が執行者に勝ったこと。それを心から喜びましょう」
「確かにそうだ! あいつは強い! 畜生、私が勝てないはずだ」
薫はロゼの言葉に拳をバシバシ合わせながら頷く。
「きょうちゃんが珍しくセックスしないで爆睡するのはそれが理由だったんだ」
静流は馬車の隅でイビキをかく狂太郎に目を向ける。そしてパタパタと足を動かす。
「それにしても退屈。行けども行けども大草原。始めは感激したけどもううんざり。セックスしたーい!」
「静かにしてやれ。狂は本当に疲れてるんだ」
サテラがきつく言うと静流は機嫌悪そうに寝転ぶ。そしてバッと起き上がり、輝いた目を薫へ向ける。
「ねえねえ、薫ちゃんはどうやってきょうちゃんと知り合ったの? 私たちは夜盗に捕まったのがきっかけだけど」
「そうね。あなたは私たちよりもずっと強いから、あの人に助けられたって感じじゃないわ」
マリヤが退屈しのぎに話に乗る。
「改めて考えると私たちってお互いのことをほとんど知らないし、ここで自己紹介でもしましょうか」
ロゼが笑うと舞も笑う。
「いっつもセックスばっかで名前くらいしか分からない人も居るからね」
「性癖と性感帯とだらしないアヘ顔はばっちり知ってるけどね!」
静流が茶化すと皆失笑する。静流は薫に向き直る。
「それでそれで! 薫ちゃんはきょうちゃんとどうやって知り合ったの!」
「い、言わなくちゃダメか?」
薫は頬を薄っすら赤くして口ごもる。
「じゃあ私から言うね! 私は夜盗に犯されて死にかけていたところをきょうちゃんに助けられました! そして犯されました! すごく気持ちよかったからここに居ます! セックスできればそれでいいビッチだけど、これからもよろしくね!」
静流はきゃぴっとVサインをする。
「お姉ちゃん恥ずかしい」
「いいじゃない! 本当のことだし。それでこいつは私の妹の舞! どんな理由か分からないけど一緒にこの世界に来ちゃいました! そんで私と同じく夜盗に捕まって犯されて死にかけたところをきょうちゃんに助けられました! そして私と一緒に犯されました! 一緒に好きになりました! こいつ私以上のビッチだから気を付けてね!」
「お姉ちゃん!」
「いいからいいから! 次は薫ちゃんの番だよ!」
静流が急かすと薫は口をへの字に曲げる。マリヤが酒瓶を持って立ち上がる。
「どこ行くの?」
静流が聞くとマリヤは馬車の中で点々と孤立するメンバーに顔を向ける。
「改めてみると、詰まらなそうにしている奴らが居るから、一緒に酒でも飲んで親睦を深めようと思ってね」
「えー! ほっとけばいいじゃん」
「いえ、いい機会だと思います」
静流が文句を言う中、ロゼも立ち上がる。
「これから長くお付き合いするのですから、仲よくしないといけません。暗い雰囲気はあの人が一番嫌がりますから」
ロゼが笑うと静流はふんと鼻を鳴らす。
「薫ちゃんはどうするの? 仲良くならなくていいの?」
「話はまた後で聞かせてもらう。時間はたっぷりあるんだ」
マリヤが笑うと、静流はため息を吐く。
「分かりました! ロゼさんとマリヤさんが言うなら諦めます! その代わり一番最初にきょうちゃんとセックスするのは私だからね!」
「それはまた別の話だ」
マリヤは笑いながら孤立する女たちに声をかける。
「じゃあ行ってくるわ。ルーシャはどうします?」
「私はお酒飲めないからパス」
ロゼの娘であるルーシャは手をひらひらさせる。
「じゃあ、薫さん、静流さん、舞ちゃん、サテラさん、娘をよろしくお願いします」
ロゼは頭を下げると、酒瓶を両手いっぱいに抱えてマリヤのところへ行った。
「ロゼさんお酒強いんだ。あのお酒度数60だよ」
静流が目をぱしぱしさせるとルーシャはため息を吐く。
「お母さん、すっごく酒癖悪いから、お酒飲んでるときは近づかないほうが良いよ」
「あのしっかり者のロゼさんの意外な一面が見れた」
サテラが畏怖の目でロゼを見送った。
「それでそれで! 薫ちゃんはどうやってきょうちゃんと知り合ったの!」
「やっぱり言わないとダメなのか!」
「私も自己紹介したのに言わないなんて不公平よ!」
「そ、それでも、その」
「じゃあ私が言ったらしてくれる?」
「そうだ! まだルーシャちゃんとサテラちゃんが残ってた!」
パチパチパチと静流が拍手するとルーシャは苦笑いをする。
「私の名前はルーシャ。ロゼの娘です。静流さんと舞ちゃんと同じく、お母さんと一緒になぜかここに来ました。あの村に流れ着いたんですが、母と一緒に夜盗の貢ぎ物にされてしまいました。後は静流さんと同じく、狂さんに助けられました。趣味は、料理です。得意料理はハンバーグです。お母さんに仕込まれたので家事は一通りできます」
「私なんてセックス以外できないのに凄い! 皆拍手!」
「姉さん、全然褒めてないよ」
舞が突っ込みながらも拍手する。ルーシャは照れたようにはにかむ。
「次はサテラちゃん!」
「私か」
サテラは咳払いする。
「私の名前はサテラ。最も、皆と同じく適当につけた名前だ。そして皆と同じくここに来た理由が分からないし、ここに来る前の記憶もない。狂と知り合ったのは、山賊に囚われていたところを助けてもらったからだ。この中で一番早く狂に出会った。趣味は、まあ、本を読むこと? 特技は、まあ、料理?」
「あはは! なんで疑問形なの!」
「し、仕方ないだろ! 私が何かする前に狂が全部やってしまうんだ! それにあいつと居ると趣味を作る暇もないんだ」
「きょうちゃんは何でもできるし、セックスが大好きだからね! 私もセックス大好き! 趣味はセックス! 特技はセックス! 大好きな物はきょうちゃんのデカチンポ!」
「お姉ちゃんうるさい。今くらい静かにしようよ」
「うるさいうるさい! それでサテラちゃん! 自己紹介はもう終わり?」
「ま、まだある!」
サテラは大げさに咳払いする。
「私と狂は恋人だ。だから、たまには誘われても断ってほしい。あいつは女を犯すが、本気で嫌がれば何もしない。不機嫌になるけど、私が何とかする。だから、嫌だったら断って欲しい」
「ぶーぶー! サテラちゃんきょうちゃんを独り占めなんてずるい!」
「そうだよ! 皆狂兄に犯されまくって、もう狂兄なしじゃ生きられない体なんだよ!」
静流と舞が文句を言うと、サテラは口ごもる。
「わ、分かってる。ただ、本当に気の乗らないときは断っていいって話だ」
「それで狂さんの誘惑に勝てるなら、皆ここには居ないと思いますけど」
ルーシャが苦笑いすると、サテラはがっくりと肩を落とした。
「これで皆の自己紹介終わり! 次は薫ちゃんの番!」
薫は目を泳がせるが、覚悟を決めたように向き直る。
「私の名前は薫。この世界に来てから賞金稼ぎみたいなことしていた。狂太郎と知り合ったのは、賞金首が潜むアジトだ。特技は喧嘩。そこら辺の男なら返り討ちにする力はある。狂太郎ほどじゃないが、頼りにしてくれ」
薫が口を閉ざす。
「それで終わり?」
静流が聞くと薫は頷く。
「何か違和感! 私たちは犯罪者から救われたから、そのお礼に体をあげた。だからここに居る。でも薫ちゃんの話だとここに居る訳ない。だってきょうちゃんに犯されてないもん!」
「お、犯されてなくても居る時だってあるだろ!」
「だいたい察しは付くけどね」
舞がお菓子を皆に配りながらいたずらっぽく笑う。
「いっつも犯されるとき、次は負けない! って言ってるから、その時勝負か何かして犯されたんでしょ」
薫は恥ずかし気に俯く。
「アジトに行ったらすでに賞金首は狂太郎に殺されていた。それどころか仲間も皆殺しにされていた。だからちょっと悔しかった。私は男より強いってのが自慢だった。そんな私でも皆殺しは無理だ。だから、ちょっと、喧嘩売った」
「意外! 薫ちゃんがきょうちゃんに喧嘩売ったんだ!」
「それで負けた」
「言っておくが負けてないぞ!」
薫はいたずらっぽく鼻で笑う静流と舞に噛みつく。
「勝負は一発入れた奴が勝ち! 今思い出しても腹が立つ! あんな卑怯な手を使いやがって!」
「それで一発入れられたって訳?」
静流が聞くと、薫は口ごもる。
「一発入れられた……ただし、拳や蹴りじゃない」
サテラが目を見開く。
「まさかチンポを入れられたのか!」
ぐっと薫が歯を食いしばる。静流と舞が大笑いする。
「一発は一発でもチンポか! きょうちゃんらしい!」
「わ、笑っちゃダメだよお姉ちゃん……くく」
ルーシャも口を押える。
「し、失礼。だけどそういう落ちとは思わなくて」
「うううう! そうだよ! だから私はここに居るんだ! ただしあいつに勝つためだ! 雪辱を晴らすためだ!」
「その割には乱交のたびにすごく気持ちよさそうにしてるけど」
「薫さんはお尻叩かれるの好きだよね」
薫は静流と舞に指摘されると顔を真っ赤にする。
「違う! あれは演技だ! あいつを油断させるための演技だ!」
腹を抱えて笑う静流と舞、くすくすと笑うルーシャとサテラ。ぶすぶすと湯気が立つほど薫は全身を真っ赤にさせる。
「お前ら! 仲が良いのはいいが、うるさいぞ! お仕置きの時間だ! 全員服を脱げ!」
目を覚ました狂太郎が開口一番に言う。
「あれま、きょうちゃん起きちゃった」
「狂兄が起きちゃったから、これでお喋りは終わりだね」
「結構楽しかったです」
静流、舞、ルーシャはそう言いながら服を躊躇いも無く脱ぎ始める。
「あ~な~た~! きょほはいっしょりおしゃけのみましょ~」
「あんたもたまにはさけのもうぜ! せっくすもたのしいけどこっちもたのしいから」
完全に出来上がった酒飲み組はゆらゆらと体を揺らせながら大笑いする。
「なんだ、酒飲んでる奴も居るのか。うーん。酔い覚ましさせてもいいが……どうすっかな?」
狂太郎は頭をぼりぼり掻く。
「まあ、酒飲んだ奴は明日犯せばいいか!」
狂太郎はそう言って酔っていない薫たちに近づく。
「狂太郎!」
薫は狂太郎が近づくと同時に拳を突き出す。
「今日こそお前に勝つ! あの時の雪辱を晴らしてやる!」
狂太郎は薫の目を見るとにたりと笑う。
「いい余興を思いついた!」
狂太郎はそういうと中央に移動する。皆が狂太郎を注目する。
「もう一度勝負してやる。あの時のルールでな!」
狂太郎は服を脱いで全裸になる。薫が耳まで赤くする。
「ふ、服を着ろ! 私は殴り合いがしたいんだ!」
「俺はセックスがしたいんだ!」
酔っ払いたちが大笑いすると薫は構える。
「後悔するなよ!」
「後悔なんてしねえよ。チンポは公開しているけどな!」
狂太郎はくだらないことを言いながら顎を突き出す。
「さーて、顎はここだぞ。良いのか攻撃しないで? ハンデで一発殴らせてやるよ」
「バカにするな!」
薫は拳を突き出すと思わせて金的を放つ。その一撃は確かに狂太郎に当たったかと思われた。しかし狂太郎は当たる寸前に飛んでいた。薫の蹴りが空を切る。その背後に狂太郎が立つ。
「一発入れるぜ!」
そして目にもとまらぬ速さで薫のズボンを脱がすと、マンコに一発チンポをお見舞いした。
「ぐっ!」
薫は濡れていないマンコに入れられると息を詰まらせる。
「どんどん犯すぜ!」
マンコとちんぽはぐちぐちと鈍い音を奏でる。
「ひ、ひきょうだぞ! 攻撃を当てたのは私なのに!」
「いなされたことくらい分かるだろ」
「う、うるさい! もう一度勝負しろ!」
「良いぜ! 今度はセックス勝負だ! 先に逝ったほうが負けだ!」
狂太郎が挿入を続ける。しだいにマンコが解れてきて、くちゃくちゃといやらしい音を立て始める。
「薫ちゃんってMだよね」
「皆の前で犯されてるのに濡れるなんて変態さん!」
「幻滅してしまいますわ」
静流たちのヤジが飛ぶと薫のマンコの汁気が増す。
「あ~ら! かおるさんたらだらしないおかお」
「はは! さけのさかなにはちょうどいいや!」
酔っ払いたちもヤジる。
「い、いうな!」
薫が蕩けた顔で叫ぶ。
「わ、わたしはまけないぞ! おまえなんかのちんぽにまけるか! さきにいかせてやる!」
「お! 締め付けが激しくなったな! 皆に見られて興奮しているのかこのド変態!」
「へ、へんたいはおまえだ!」
「そうかそうか! ならどっちが変態か確かめないとな! おいお前ら! 薫を虐めてやれ!」
「へっ!」
薫は狂太郎の声を聞いて皆を見渡す。皆、嗜虐的な目をしていた。
「ルーシャ! まずはこいつのケツを叩いてやれ!」
「えっ! か、薫さん、良いんですか? そのデカいお尻を叩いて大丈夫ですか?」
ルーシャはわざとらしく躊躇するように薫を見る。
「だ、だめだ! たたくな!」
薫は必死に顔を振る。
「そ、そうですよね! 狂さん! 叩くのは良くないです! だからこれで許してください!」
ルーシャは優しい手つきで薫の尻を撫でる。
「おいおい、ルーシャ? それじゃあ薫が可哀そうだろ?」
「えぇ! 叩くほうが可哀そうです!」
「じゃあ何で薫は尻を突き出してんだ?」
薫はルーシャに撫でられるうちに、尻を突き出す格好になっていた。
「もしかして叩かれたかったんですか!」
「ち、ちがう!」
「でもお尻をふりふり犬みたいに振ってますよ?」
ルーシャが笑うと皆も笑う。薫が涎を垂らし始める。
「ち、ちがう、これはぶじゅつだ」
「武術だって!」
舞がルーシャと反対のケツを触る。
「くそドMのくせに何我慢してんの? さっさとぶっ叩かれたいって言いなよ? ケツドラムする価値しかない存在だって認めなよ」
舞が軽く尻を叩く。ついに薫は自ら腰を動かす。
「皆見てよ! こいつ自分から腰動かしてる!」
「あら~かおるさんがこんなにげひんなかただったなんて」
「もっとこしをうごかせ。ちんぽぐるいのくせになにかっこつけてんだよ!」
皆の罵声に薫は涎を垂らしながら弁解する。
「ひ、ひがう! これはきょうたろうをゆじゃんさせるたえだ! み、みへろ! すぐにいかへてやる!」
薫はがに股になって腰を振る。
「うわ~引くわ~自分は獣ですって言ってるのが分からないの? もうそんな脳みそ無いの?」
「舞ちゃん、獣は人間の言葉なんて理解できないよ」
ぐちゃぐちゃと薫の腰の動きが激しくなる。
「何でお前は俺の断りなく腰を動かしてんだ!」
バシーン! ついに狂太郎が尻にビンタを叩き込む。
少しの間をおいて、薫の体が震える。
「おおおぉほほほ!」
「あははは! こいつ面白い!」
舞が全力で尻を叩く。
「皆見てみて! こいつケツの穴引くつかせてるよ! ケツ穴まで叩いて欲しいだなんて、もはや人間失格!」
ルーシャが細く撓る棒でアナルを叩く。
「あへ! あへ!」
そのたびに薫は涎を犬のように垂らす。
「薫ちゃんはケツなんてもう開発済みだから物足りないよねー。そろそろ乳首で逝きたいよねー!」
静流が薫の乳首を指で押しつぶす。そしてねじり上げる。
「ぐへ! ほ、ほれる! ひふひほへふ!」
「何言ってんのか全然わかんな~い!」
みちっと音がするほど乳首をつねると、薫のまたからぷしゃりと潮が噴き出る。
「お前だけ気持ちよくなってどうするんだ! 俺を忘れんじゃねえよ!」
狂太郎が腰を打ち付けると潮が滝のように溢れる。
「サテラ! もはやこいつは使い物にならねえ! もう殺してやるしかねえ!」
狂太郎がサテラに乗馬用の鞭を渡す。そして薫を抱きかかえると、薫のクリトリスをサテラに向ける。
「きょ、狂。それはまずい。本当に死ぬぞ。女の弱点をこんなもので叩いたら絶対に死ぬぞ」
そう言いながらもサテラはひゅんひゅんと鞭を振る。薫の顔色が変わる。
「や、やへて……しふ……しんはふ」
薫のマンコは言葉とは裏腹に蜜をあふれさせる。
「そうだよな。さすがに死ぬのは嫌だよな」
サテラは鞭を振りかぶって笑う。
「掠らせるだけで勘弁してやるよ」
ヒュン! 風切り音とともに、鞭がクリトリスの先端をかすめる。
数秒立つと、薫がおしっこをまき散らし、吠える。
「あああああああ! もっどじで! もっどだだいで!」
「本性を現しやがったぞ! お前ら! たっぷり叩き殺してやれ!」
その言葉を待っていたかのように、酔っ払い含め、全員が薫を叩き始める。
「クリちゃんだけじゃ寂しいよねー」
静流が乳首を鞭で叩く。
「クソ穴にはこれがお似合いよ!」
舞が極太のディルドを尻穴に突っ込み、かき回す。
「これ! これが良いの!」
ルーシャが背中を叩く。
「うーん。この大勢だと振りづらいから、掠らせるのも面倒だ」
サテラがクリトリスを叩く。
「あ~ら。こんなのがいいなんてほんとうにへんたいさん」
ロゼとマリヤが左右の乳房を叩く。
「おほぉほおおお!」
全身を叩かれるたびに薫の絶叫が響く。
「認めろ! 叩かれて喜ぶ変態だって認めろ!」
狂太郎が叫ぶ。
「はひぃ! みどめま”ず! わだじはだだがれでいぐへんだいでず!」
「このまま殺されたいか!」
「ごろじで! もっどだだいで!」
「じゃあ死ね!」
狂太郎が尻をぶっ叩くと同時に子宮をチンポでぶっ叩いて射精する。サテラがクリトリスをぶっ叩く。舞がディルド越しにケツの穴をぶっ叩く。ルーシャが全力で背中をぶっ叩く。静流が全力で乳首をぶっ叩く。ロゼとマリヤが乳房をぶっ叩く。すべてが同時だった。
「あ”がぁがががが! じに”ま”ず! も”うじに”まず! ずぐにじにまず!」
さらにもう一発全員がお見舞いする。
「じんだーーーーーーー! わだじじんだーーーーー!」
薫は穴という穴から体液を噴出させて絶頂した。
都市へ向かう道中の馬車の中で、ハーレム一の喧嘩自慢の薫が声を荒げる。
「執行者って何?」
ハーレムでリーダー格のマリヤが聞く。
「神が作った処刑人だ。この世界に来てなお罪を楽しむ奴を断罪する執行者だ」
サテラが説明すると声を震わす。
「すげえ強い奴だ。私じゃ手も足も出ない」
薫が悔しそうに拳を握りしめる。
「一度だけ、戦っている姿を見た。まさに神が作り出した処刑人だ。百人の蛮族どもをたった一体で皆殺しにした。動きは遅いようで速い。建物すら切り裂く一撃。男の首を簡単に握りつぶす腕力。何より、全く攻撃を受け付けない肉体。人間が勝てる相手じゃない」
「そのくせ、結構ケチなんだよね」
ハーレムで一番セックス好きな静流が口を尖らせる。
「殺すだけで、助けてくれなかった。おまけに標的を殺したらさっさと消えちゃう。もうちょっと多く殺してくれれば逃げられたのに」
「それに、殺す基準が分からないのが不気味。ボスだけ殺して、私たちを犯した男は見逃した。ほかの奴らだって十分罪を楽しんでると思ったけど」
静流の妹の舞が暗い顔をする。
「深く考えるのはよしなさい」
ハーレムのまとめ役である最年長のロゼが皆を窘める。
「確かなのは、あの人が執行者に勝ったこと。それを心から喜びましょう」
「確かにそうだ! あいつは強い! 畜生、私が勝てないはずだ」
薫はロゼの言葉に拳をバシバシ合わせながら頷く。
「きょうちゃんが珍しくセックスしないで爆睡するのはそれが理由だったんだ」
静流は馬車の隅でイビキをかく狂太郎に目を向ける。そしてパタパタと足を動かす。
「それにしても退屈。行けども行けども大草原。始めは感激したけどもううんざり。セックスしたーい!」
「静かにしてやれ。狂は本当に疲れてるんだ」
サテラがきつく言うと静流は機嫌悪そうに寝転ぶ。そしてバッと起き上がり、輝いた目を薫へ向ける。
「ねえねえ、薫ちゃんはどうやってきょうちゃんと知り合ったの? 私たちは夜盗に捕まったのがきっかけだけど」
「そうね。あなたは私たちよりもずっと強いから、あの人に助けられたって感じじゃないわ」
マリヤが退屈しのぎに話に乗る。
「改めて考えると私たちってお互いのことをほとんど知らないし、ここで自己紹介でもしましょうか」
ロゼが笑うと舞も笑う。
「いっつもセックスばっかで名前くらいしか分からない人も居るからね」
「性癖と性感帯とだらしないアヘ顔はばっちり知ってるけどね!」
静流が茶化すと皆失笑する。静流は薫に向き直る。
「それでそれで! 薫ちゃんはきょうちゃんとどうやって知り合ったの!」
「い、言わなくちゃダメか?」
薫は頬を薄っすら赤くして口ごもる。
「じゃあ私から言うね! 私は夜盗に犯されて死にかけていたところをきょうちゃんに助けられました! そして犯されました! すごく気持ちよかったからここに居ます! セックスできればそれでいいビッチだけど、これからもよろしくね!」
静流はきゃぴっとVサインをする。
「お姉ちゃん恥ずかしい」
「いいじゃない! 本当のことだし。それでこいつは私の妹の舞! どんな理由か分からないけど一緒にこの世界に来ちゃいました! そんで私と同じく夜盗に捕まって犯されて死にかけたところをきょうちゃんに助けられました! そして私と一緒に犯されました! 一緒に好きになりました! こいつ私以上のビッチだから気を付けてね!」
「お姉ちゃん!」
「いいからいいから! 次は薫ちゃんの番だよ!」
静流が急かすと薫は口をへの字に曲げる。マリヤが酒瓶を持って立ち上がる。
「どこ行くの?」
静流が聞くとマリヤは馬車の中で点々と孤立するメンバーに顔を向ける。
「改めてみると、詰まらなそうにしている奴らが居るから、一緒に酒でも飲んで親睦を深めようと思ってね」
「えー! ほっとけばいいじゃん」
「いえ、いい機会だと思います」
静流が文句を言う中、ロゼも立ち上がる。
「これから長くお付き合いするのですから、仲よくしないといけません。暗い雰囲気はあの人が一番嫌がりますから」
ロゼが笑うと静流はふんと鼻を鳴らす。
「薫ちゃんはどうするの? 仲良くならなくていいの?」
「話はまた後で聞かせてもらう。時間はたっぷりあるんだ」
マリヤが笑うと、静流はため息を吐く。
「分かりました! ロゼさんとマリヤさんが言うなら諦めます! その代わり一番最初にきょうちゃんとセックスするのは私だからね!」
「それはまた別の話だ」
マリヤは笑いながら孤立する女たちに声をかける。
「じゃあ行ってくるわ。ルーシャはどうします?」
「私はお酒飲めないからパス」
ロゼの娘であるルーシャは手をひらひらさせる。
「じゃあ、薫さん、静流さん、舞ちゃん、サテラさん、娘をよろしくお願いします」
ロゼは頭を下げると、酒瓶を両手いっぱいに抱えてマリヤのところへ行った。
「ロゼさんお酒強いんだ。あのお酒度数60だよ」
静流が目をぱしぱしさせるとルーシャはため息を吐く。
「お母さん、すっごく酒癖悪いから、お酒飲んでるときは近づかないほうが良いよ」
「あのしっかり者のロゼさんの意外な一面が見れた」
サテラが畏怖の目でロゼを見送った。
「それでそれで! 薫ちゃんはどうやってきょうちゃんと知り合ったの!」
「やっぱり言わないとダメなのか!」
「私も自己紹介したのに言わないなんて不公平よ!」
「そ、それでも、その」
「じゃあ私が言ったらしてくれる?」
「そうだ! まだルーシャちゃんとサテラちゃんが残ってた!」
パチパチパチと静流が拍手するとルーシャは苦笑いをする。
「私の名前はルーシャ。ロゼの娘です。静流さんと舞ちゃんと同じく、お母さんと一緒になぜかここに来ました。あの村に流れ着いたんですが、母と一緒に夜盗の貢ぎ物にされてしまいました。後は静流さんと同じく、狂さんに助けられました。趣味は、料理です。得意料理はハンバーグです。お母さんに仕込まれたので家事は一通りできます」
「私なんてセックス以外できないのに凄い! 皆拍手!」
「姉さん、全然褒めてないよ」
舞が突っ込みながらも拍手する。ルーシャは照れたようにはにかむ。
「次はサテラちゃん!」
「私か」
サテラは咳払いする。
「私の名前はサテラ。最も、皆と同じく適当につけた名前だ。そして皆と同じくここに来た理由が分からないし、ここに来る前の記憶もない。狂と知り合ったのは、山賊に囚われていたところを助けてもらったからだ。この中で一番早く狂に出会った。趣味は、まあ、本を読むこと? 特技は、まあ、料理?」
「あはは! なんで疑問形なの!」
「し、仕方ないだろ! 私が何かする前に狂が全部やってしまうんだ! それにあいつと居ると趣味を作る暇もないんだ」
「きょうちゃんは何でもできるし、セックスが大好きだからね! 私もセックス大好き! 趣味はセックス! 特技はセックス! 大好きな物はきょうちゃんのデカチンポ!」
「お姉ちゃんうるさい。今くらい静かにしようよ」
「うるさいうるさい! それでサテラちゃん! 自己紹介はもう終わり?」
「ま、まだある!」
サテラは大げさに咳払いする。
「私と狂は恋人だ。だから、たまには誘われても断ってほしい。あいつは女を犯すが、本気で嫌がれば何もしない。不機嫌になるけど、私が何とかする。だから、嫌だったら断って欲しい」
「ぶーぶー! サテラちゃんきょうちゃんを独り占めなんてずるい!」
「そうだよ! 皆狂兄に犯されまくって、もう狂兄なしじゃ生きられない体なんだよ!」
静流と舞が文句を言うと、サテラは口ごもる。
「わ、分かってる。ただ、本当に気の乗らないときは断っていいって話だ」
「それで狂さんの誘惑に勝てるなら、皆ここには居ないと思いますけど」
ルーシャが苦笑いすると、サテラはがっくりと肩を落とした。
「これで皆の自己紹介終わり! 次は薫ちゃんの番!」
薫は目を泳がせるが、覚悟を決めたように向き直る。
「私の名前は薫。この世界に来てから賞金稼ぎみたいなことしていた。狂太郎と知り合ったのは、賞金首が潜むアジトだ。特技は喧嘩。そこら辺の男なら返り討ちにする力はある。狂太郎ほどじゃないが、頼りにしてくれ」
薫が口を閉ざす。
「それで終わり?」
静流が聞くと薫は頷く。
「何か違和感! 私たちは犯罪者から救われたから、そのお礼に体をあげた。だからここに居る。でも薫ちゃんの話だとここに居る訳ない。だってきょうちゃんに犯されてないもん!」
「お、犯されてなくても居る時だってあるだろ!」
「だいたい察しは付くけどね」
舞がお菓子を皆に配りながらいたずらっぽく笑う。
「いっつも犯されるとき、次は負けない! って言ってるから、その時勝負か何かして犯されたんでしょ」
薫は恥ずかし気に俯く。
「アジトに行ったらすでに賞金首は狂太郎に殺されていた。それどころか仲間も皆殺しにされていた。だからちょっと悔しかった。私は男より強いってのが自慢だった。そんな私でも皆殺しは無理だ。だから、ちょっと、喧嘩売った」
「意外! 薫ちゃんがきょうちゃんに喧嘩売ったんだ!」
「それで負けた」
「言っておくが負けてないぞ!」
薫はいたずらっぽく鼻で笑う静流と舞に噛みつく。
「勝負は一発入れた奴が勝ち! 今思い出しても腹が立つ! あんな卑怯な手を使いやがって!」
「それで一発入れられたって訳?」
静流が聞くと、薫は口ごもる。
「一発入れられた……ただし、拳や蹴りじゃない」
サテラが目を見開く。
「まさかチンポを入れられたのか!」
ぐっと薫が歯を食いしばる。静流と舞が大笑いする。
「一発は一発でもチンポか! きょうちゃんらしい!」
「わ、笑っちゃダメだよお姉ちゃん……くく」
ルーシャも口を押える。
「し、失礼。だけどそういう落ちとは思わなくて」
「うううう! そうだよ! だから私はここに居るんだ! ただしあいつに勝つためだ! 雪辱を晴らすためだ!」
「その割には乱交のたびにすごく気持ちよさそうにしてるけど」
「薫さんはお尻叩かれるの好きだよね」
薫は静流と舞に指摘されると顔を真っ赤にする。
「違う! あれは演技だ! あいつを油断させるための演技だ!」
腹を抱えて笑う静流と舞、くすくすと笑うルーシャとサテラ。ぶすぶすと湯気が立つほど薫は全身を真っ赤にさせる。
「お前ら! 仲が良いのはいいが、うるさいぞ! お仕置きの時間だ! 全員服を脱げ!」
目を覚ました狂太郎が開口一番に言う。
「あれま、きょうちゃん起きちゃった」
「狂兄が起きちゃったから、これでお喋りは終わりだね」
「結構楽しかったです」
静流、舞、ルーシャはそう言いながら服を躊躇いも無く脱ぎ始める。
「あ~な~た~! きょほはいっしょりおしゃけのみましょ~」
「あんたもたまにはさけのもうぜ! せっくすもたのしいけどこっちもたのしいから」
完全に出来上がった酒飲み組はゆらゆらと体を揺らせながら大笑いする。
「なんだ、酒飲んでる奴も居るのか。うーん。酔い覚ましさせてもいいが……どうすっかな?」
狂太郎は頭をぼりぼり掻く。
「まあ、酒飲んだ奴は明日犯せばいいか!」
狂太郎はそう言って酔っていない薫たちに近づく。
「狂太郎!」
薫は狂太郎が近づくと同時に拳を突き出す。
「今日こそお前に勝つ! あの時の雪辱を晴らしてやる!」
狂太郎は薫の目を見るとにたりと笑う。
「いい余興を思いついた!」
狂太郎はそういうと中央に移動する。皆が狂太郎を注目する。
「もう一度勝負してやる。あの時のルールでな!」
狂太郎は服を脱いで全裸になる。薫が耳まで赤くする。
「ふ、服を着ろ! 私は殴り合いがしたいんだ!」
「俺はセックスがしたいんだ!」
酔っ払いたちが大笑いすると薫は構える。
「後悔するなよ!」
「後悔なんてしねえよ。チンポは公開しているけどな!」
狂太郎はくだらないことを言いながら顎を突き出す。
「さーて、顎はここだぞ。良いのか攻撃しないで? ハンデで一発殴らせてやるよ」
「バカにするな!」
薫は拳を突き出すと思わせて金的を放つ。その一撃は確かに狂太郎に当たったかと思われた。しかし狂太郎は当たる寸前に飛んでいた。薫の蹴りが空を切る。その背後に狂太郎が立つ。
「一発入れるぜ!」
そして目にもとまらぬ速さで薫のズボンを脱がすと、マンコに一発チンポをお見舞いした。
「ぐっ!」
薫は濡れていないマンコに入れられると息を詰まらせる。
「どんどん犯すぜ!」
マンコとちんぽはぐちぐちと鈍い音を奏でる。
「ひ、ひきょうだぞ! 攻撃を当てたのは私なのに!」
「いなされたことくらい分かるだろ」
「う、うるさい! もう一度勝負しろ!」
「良いぜ! 今度はセックス勝負だ! 先に逝ったほうが負けだ!」
狂太郎が挿入を続ける。しだいにマンコが解れてきて、くちゃくちゃといやらしい音を立て始める。
「薫ちゃんってMだよね」
「皆の前で犯されてるのに濡れるなんて変態さん!」
「幻滅してしまいますわ」
静流たちのヤジが飛ぶと薫のマンコの汁気が増す。
「あ~ら! かおるさんたらだらしないおかお」
「はは! さけのさかなにはちょうどいいや!」
酔っ払いたちもヤジる。
「い、いうな!」
薫が蕩けた顔で叫ぶ。
「わ、わたしはまけないぞ! おまえなんかのちんぽにまけるか! さきにいかせてやる!」
「お! 締め付けが激しくなったな! 皆に見られて興奮しているのかこのド変態!」
「へ、へんたいはおまえだ!」
「そうかそうか! ならどっちが変態か確かめないとな! おいお前ら! 薫を虐めてやれ!」
「へっ!」
薫は狂太郎の声を聞いて皆を見渡す。皆、嗜虐的な目をしていた。
「ルーシャ! まずはこいつのケツを叩いてやれ!」
「えっ! か、薫さん、良いんですか? そのデカいお尻を叩いて大丈夫ですか?」
ルーシャはわざとらしく躊躇するように薫を見る。
「だ、だめだ! たたくな!」
薫は必死に顔を振る。
「そ、そうですよね! 狂さん! 叩くのは良くないです! だからこれで許してください!」
ルーシャは優しい手つきで薫の尻を撫でる。
「おいおい、ルーシャ? それじゃあ薫が可哀そうだろ?」
「えぇ! 叩くほうが可哀そうです!」
「じゃあ何で薫は尻を突き出してんだ?」
薫はルーシャに撫でられるうちに、尻を突き出す格好になっていた。
「もしかして叩かれたかったんですか!」
「ち、ちがう!」
「でもお尻をふりふり犬みたいに振ってますよ?」
ルーシャが笑うと皆も笑う。薫が涎を垂らし始める。
「ち、ちがう、これはぶじゅつだ」
「武術だって!」
舞がルーシャと反対のケツを触る。
「くそドMのくせに何我慢してんの? さっさとぶっ叩かれたいって言いなよ? ケツドラムする価値しかない存在だって認めなよ」
舞が軽く尻を叩く。ついに薫は自ら腰を動かす。
「皆見てよ! こいつ自分から腰動かしてる!」
「あら~かおるさんがこんなにげひんなかただったなんて」
「もっとこしをうごかせ。ちんぽぐるいのくせになにかっこつけてんだよ!」
皆の罵声に薫は涎を垂らしながら弁解する。
「ひ、ひがう! これはきょうたろうをゆじゃんさせるたえだ! み、みへろ! すぐにいかへてやる!」
薫はがに股になって腰を振る。
「うわ~引くわ~自分は獣ですって言ってるのが分からないの? もうそんな脳みそ無いの?」
「舞ちゃん、獣は人間の言葉なんて理解できないよ」
ぐちゃぐちゃと薫の腰の動きが激しくなる。
「何でお前は俺の断りなく腰を動かしてんだ!」
バシーン! ついに狂太郎が尻にビンタを叩き込む。
少しの間をおいて、薫の体が震える。
「おおおぉほほほ!」
「あははは! こいつ面白い!」
舞が全力で尻を叩く。
「皆見てみて! こいつケツの穴引くつかせてるよ! ケツ穴まで叩いて欲しいだなんて、もはや人間失格!」
ルーシャが細く撓る棒でアナルを叩く。
「あへ! あへ!」
そのたびに薫は涎を犬のように垂らす。
「薫ちゃんはケツなんてもう開発済みだから物足りないよねー。そろそろ乳首で逝きたいよねー!」
静流が薫の乳首を指で押しつぶす。そしてねじり上げる。
「ぐへ! ほ、ほれる! ひふひほへふ!」
「何言ってんのか全然わかんな~い!」
みちっと音がするほど乳首をつねると、薫のまたからぷしゃりと潮が噴き出る。
「お前だけ気持ちよくなってどうするんだ! 俺を忘れんじゃねえよ!」
狂太郎が腰を打ち付けると潮が滝のように溢れる。
「サテラ! もはやこいつは使い物にならねえ! もう殺してやるしかねえ!」
狂太郎がサテラに乗馬用の鞭を渡す。そして薫を抱きかかえると、薫のクリトリスをサテラに向ける。
「きょ、狂。それはまずい。本当に死ぬぞ。女の弱点をこんなもので叩いたら絶対に死ぬぞ」
そう言いながらもサテラはひゅんひゅんと鞭を振る。薫の顔色が変わる。
「や、やへて……しふ……しんはふ」
薫のマンコは言葉とは裏腹に蜜をあふれさせる。
「そうだよな。さすがに死ぬのは嫌だよな」
サテラは鞭を振りかぶって笑う。
「掠らせるだけで勘弁してやるよ」
ヒュン! 風切り音とともに、鞭がクリトリスの先端をかすめる。
数秒立つと、薫がおしっこをまき散らし、吠える。
「あああああああ! もっどじで! もっどだだいで!」
「本性を現しやがったぞ! お前ら! たっぷり叩き殺してやれ!」
その言葉を待っていたかのように、酔っ払い含め、全員が薫を叩き始める。
「クリちゃんだけじゃ寂しいよねー」
静流が乳首を鞭で叩く。
「クソ穴にはこれがお似合いよ!」
舞が極太のディルドを尻穴に突っ込み、かき回す。
「これ! これが良いの!」
ルーシャが背中を叩く。
「うーん。この大勢だと振りづらいから、掠らせるのも面倒だ」
サテラがクリトリスを叩く。
「あ~ら。こんなのがいいなんてほんとうにへんたいさん」
ロゼとマリヤが左右の乳房を叩く。
「おほぉほおおお!」
全身を叩かれるたびに薫の絶叫が響く。
「認めろ! 叩かれて喜ぶ変態だって認めろ!」
狂太郎が叫ぶ。
「はひぃ! みどめま”ず! わだじはだだがれでいぐへんだいでず!」
「このまま殺されたいか!」
「ごろじで! もっどだだいで!」
「じゃあ死ね!」
狂太郎が尻をぶっ叩くと同時に子宮をチンポでぶっ叩いて射精する。サテラがクリトリスをぶっ叩く。舞がディルド越しにケツの穴をぶっ叩く。ルーシャが全力で背中をぶっ叩く。静流が全力で乳首をぶっ叩く。ロゼとマリヤが乳房をぶっ叩く。すべてが同時だった。
「あ”がぁがががが! じに”ま”ず! も”うじに”まず! ずぐにじにまず!」
さらにもう一発全員がお見舞いする。
「じんだーーーーーーー! わだじじんだーーーーー!」
薫は穴という穴から体液を噴出させて絶頂した。
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