5 / 83
1巻
1-1
しおりを挟む「あれ、涼子はもう帰ったの?」
「橅木! 今さっき帰っちゃったよ」
同期の橅木圭佑。
常にニコニコしていて取引先の相手に気に入られやすい。
見た目も暗いブラウンの短髪に切長の奥二重で見るからに体育会系と思える風貌だ。身長も高く手足も長くてスタイルはモデル並み。その見た目のおかげなのか(失礼か……)体育会系のノリのおかげなのか彼にとって営業も行うマーケティング部は天職なんじゃないかと入社当初から思っている。
チームは別なので今は仕事中に濃い絡みはないが涼香と橅木だけが同期なので昔はよく三人で仕事終わりに飲みに行ったりしていた。
今は涼子も家庭があるし、ここ数年行っていないが。
「んじゃ、真紀の隣に座るかな~」
「どうぞ」
さっきまで涼子が座っていた席に橅木が座り久しぶりお互いのグラスをカチンと合わせ小さく乾杯をした。
「真紀とこうやって飲むの久しぶりだよな」
「だね、もう歓迎会とか送迎会とかないと飲む機会ないもんね~」
「涼子も子供がいて大変だしな、俺と真紀だけ独り身じゃん」
「それはもう言わない方がいい……考えてはいけない」
はははと笑い合う。
橅木とは気を遣わずに話せるので楽で良い。
他の部署の女の人からも「爽やかイケメン~」とか言われモテているのに彼女がいないのが謎だ。
お互い飲んできたビールが空になった。
そろそろセーブしないと酔いそうなので白ワインをジンジャエールで割ったオペレーターを注文し、橅木はレモンサワーを頼んだ。
「どうよ、新人教育は大変か?」
「それが全く手が掛からなくてすぐに仕事覚えてくれるからかなりの即戦力になってくれてる」
「チャラそうに見えるけどそれがギャップなのか……こりゃ先が楽しみだな」
「そのうち橅木も抜かされちゃうかもよ」
「そんな事あり得ないですよ」
聞き覚えのある声が橅木とは反対の方から聞こえる。
いつの間にか隣に松田が座っていた。
ずっと松田は木島部長の隣にいると思っていたので、不意を突かれすぎて驚きと動揺を隠せなかった。
「お~松田! 一緒に飲もうぜ!」
「是非、今日は本当にありがとうございます」
近くにいる人達でもう一度乾杯をした。
カチャンとガラスの当たる音が鳴り響く。
「さっき真紀と話してたんだけど、松田仕事覚えるの早いらしいじゃん」
「いや、そんな事ないですよ、水野さんの教え方が上手なだけです」
……なんて猫被りな話し方をするんだろう。
世渡り上手とはこの事だ。
私を挟んで松田と橅木が話すものだからなんとも言えない両脇からの圧迫感に必死で耐えた。
少しでも姿勢を崩したら松田に肩がくっつきそうだ。
橅木は元からスキンシップが多い為肩を叩かれようが、腰を叩かれようが、なんなら頭を撫でられた事も何回もある。
しかしそれは年の離れた妹がいるらしくつい癖でやってしまうと昔本人が言っていた。
なので私も全く気にしなくなった。
今も私の肩に手をかけ松田に話しかけている。
けど良い加減重くなってきたのでそろそろ退かして欲しい。
「橅木、そろそろ肩が重いんだけど」
「あ、悪い悪い、つい真紀の肩の高さが丁度いいもんだから」
「肘置きにするな!」
「そんなに水野さんの肩がちょうど良いなら俺も乗せさせてもらおうかな」
冗談なのか本気なのか分からない表情で松田が言うものだから少しドキッとしてしまった。
橅木にはないこの緊張感はきっとキスされて、意識してしまっているからに違いない。
伸ばしてきた松田の手をビシッと手で払い「有料です」と言い放った。
周りにはこのやり取りがコントのようで面白かったらしく周りからドワっと笑いが起こった。
皆んなお酒がかなり進み酔っている人もチラホラ出てきていて、更に歓迎会は盛り上がりを見せた。
「水野さん、橅木さんかなり酔ってませんか?」
「ん? あー橅木はいつもあんな感じだから大丈夫よ」
「そうなんですね……」
本当に橅木が酔ったところを今まで見た事がない。いつも周りに気を使ってくれている。
橅木よりも自分の方が怪しい。少し寒気がしてきていた。
お酒を飲むと暑くなるどころかどんどん寒くなるタイプなので手足が冷えてくる。
手を温めようと自分の太腿の間に手を挟んで温めているとスルッと自分の太腿の間の手をすっぽり包んでしまう程の大きい手が私の冷たい指に絡んできた。
驚いて隣を見ると松田はなにもしていません、と平然な顔をしながら私の指に自分の指を絡めてくる。
周りに人がいる為やめて! とは声に出して言いづらい。
どうかバレませんように……
そう祈るだけで私は松田の指を拒否しなかった。
暖かくて触れているだけなのになぜか気持ちが良かった。
「真紀、顔が赤いけど珍しく酔ってる?」
「え? そう? いつもと変わらないと思うけど……」
「ふーん、じゃあ気のせいか、真紀の酔ったところって一回も見た事ないんだよなぁ」
私は人前で酔うのが苦手だ。
なんとなく自分の酔ってる姿を見られるのも恥ずかしいし、どうも昔からクラス会の幹事を任されたり、会社の飲み会の幹事もするので、酔った人を介抱する事が多い。
けどそれは外で気を張っているだけで、家に帰って気が抜ければ一瞬で酔いが回り一人で酔っ払いそのまま寝てしまう事も多々ある。
自分を人に曝け出すのが苦手だ。
特に弱い部分を見せるなんてもっての外。
なので私は外では酔ったところを人に見せない。
「……松田君、そろそろ部長の所に戻った方がいいんじゃない?」
早く戻ってこの手を離して欲しい。
もし誰かが見たりしたら大騒ぎになるだろう。
二人の体温が重なり合い手と手の間が少し汗ばんできた。
「まずいですかね~じゃあ戻ります、失礼しました」
「お~松田また飲もうなー!」
「はい」
やっと松田が席を立ち木島部長の元へ戻る。
離された手は少し汗ばんでいたせいかスースーする。
とにかくバレなくて良かったとホッと胸を撫で下ろした。
「橅木! 今さっき帰っちゃったよ」
同期の橅木圭佑。
常にニコニコしていて取引先の相手に気に入られやすい。
見た目も暗いブラウンの短髪に切長の奥二重で見るからに体育会系と思える風貌だ。身長も高く手足も長くてスタイルはモデル並み。その見た目のおかげなのか(失礼か……)体育会系のノリのおかげなのか彼にとって営業も行うマーケティング部は天職なんじゃないかと入社当初から思っている。
チームは別なので今は仕事中に濃い絡みはないが涼香と橅木だけが同期なので昔はよく三人で仕事終わりに飲みに行ったりしていた。
今は涼子も家庭があるし、ここ数年行っていないが。
「んじゃ、真紀の隣に座るかな~」
「どうぞ」
さっきまで涼子が座っていた席に橅木が座り久しぶりお互いのグラスをカチンと合わせ小さく乾杯をした。
「真紀とこうやって飲むの久しぶりだよな」
「だね、もう歓迎会とか送迎会とかないと飲む機会ないもんね~」
「涼子も子供がいて大変だしな、俺と真紀だけ独り身じゃん」
「それはもう言わない方がいい……考えてはいけない」
はははと笑い合う。
橅木とは気を遣わずに話せるので楽で良い。
他の部署の女の人からも「爽やかイケメン~」とか言われモテているのに彼女がいないのが謎だ。
お互い飲んできたビールが空になった。
そろそろセーブしないと酔いそうなので白ワインをジンジャエールで割ったオペレーターを注文し、橅木はレモンサワーを頼んだ。
「どうよ、新人教育は大変か?」
「それが全く手が掛からなくてすぐに仕事覚えてくれるからかなりの即戦力になってくれてる」
「チャラそうに見えるけどそれがギャップなのか……こりゃ先が楽しみだな」
「そのうち橅木も抜かされちゃうかもよ」
「そんな事あり得ないですよ」
聞き覚えのある声が橅木とは反対の方から聞こえる。
いつの間にか隣に松田が座っていた。
ずっと松田は木島部長の隣にいると思っていたので、不意を突かれすぎて驚きと動揺を隠せなかった。
「お~松田! 一緒に飲もうぜ!」
「是非、今日は本当にありがとうございます」
近くにいる人達でもう一度乾杯をした。
カチャンとガラスの当たる音が鳴り響く。
「さっき真紀と話してたんだけど、松田仕事覚えるの早いらしいじゃん」
「いや、そんな事ないですよ、水野さんの教え方が上手なだけです」
……なんて猫被りな話し方をするんだろう。
世渡り上手とはこの事だ。
私を挟んで松田と橅木が話すものだからなんとも言えない両脇からの圧迫感に必死で耐えた。
少しでも姿勢を崩したら松田に肩がくっつきそうだ。
橅木は元からスキンシップが多い為肩を叩かれようが、腰を叩かれようが、なんなら頭を撫でられた事も何回もある。
しかしそれは年の離れた妹がいるらしくつい癖でやってしまうと昔本人が言っていた。
なので私も全く気にしなくなった。
今も私の肩に手をかけ松田に話しかけている。
けど良い加減重くなってきたのでそろそろ退かして欲しい。
「橅木、そろそろ肩が重いんだけど」
「あ、悪い悪い、つい真紀の肩の高さが丁度いいもんだから」
「肘置きにするな!」
「そんなに水野さんの肩がちょうど良いなら俺も乗せさせてもらおうかな」
冗談なのか本気なのか分からない表情で松田が言うものだから少しドキッとしてしまった。
橅木にはないこの緊張感はきっとキスされて、意識してしまっているからに違いない。
伸ばしてきた松田の手をビシッと手で払い「有料です」と言い放った。
周りにはこのやり取りがコントのようで面白かったらしく周りからドワっと笑いが起こった。
皆んなお酒がかなり進み酔っている人もチラホラ出てきていて、更に歓迎会は盛り上がりを見せた。
「水野さん、橅木さんかなり酔ってませんか?」
「ん? あー橅木はいつもあんな感じだから大丈夫よ」
「そうなんですね……」
本当に橅木が酔ったところを今まで見た事がない。いつも周りに気を使ってくれている。
橅木よりも自分の方が怪しい。少し寒気がしてきていた。
お酒を飲むと暑くなるどころかどんどん寒くなるタイプなので手足が冷えてくる。
手を温めようと自分の太腿の間に手を挟んで温めているとスルッと自分の太腿の間の手をすっぽり包んでしまう程の大きい手が私の冷たい指に絡んできた。
驚いて隣を見ると松田はなにもしていません、と平然な顔をしながら私の指に自分の指を絡めてくる。
周りに人がいる為やめて! とは声に出して言いづらい。
どうかバレませんように……
そう祈るだけで私は松田の指を拒否しなかった。
暖かくて触れているだけなのになぜか気持ちが良かった。
「真紀、顔が赤いけど珍しく酔ってる?」
「え? そう? いつもと変わらないと思うけど……」
「ふーん、じゃあ気のせいか、真紀の酔ったところって一回も見た事ないんだよなぁ」
私は人前で酔うのが苦手だ。
なんとなく自分の酔ってる姿を見られるのも恥ずかしいし、どうも昔からクラス会の幹事を任されたり、会社の飲み会の幹事もするので、酔った人を介抱する事が多い。
けどそれは外で気を張っているだけで、家に帰って気が抜ければ一瞬で酔いが回り一人で酔っ払いそのまま寝てしまう事も多々ある。
自分を人に曝け出すのが苦手だ。
特に弱い部分を見せるなんてもっての外。
なので私は外では酔ったところを人に見せない。
「……松田君、そろそろ部長の所に戻った方がいいんじゃない?」
早く戻ってこの手を離して欲しい。
もし誰かが見たりしたら大騒ぎになるだろう。
二人の体温が重なり合い手と手の間が少し汗ばんできた。
「まずいですかね~じゃあ戻ります、失礼しました」
「お~松田また飲もうなー!」
「はい」
やっと松田が席を立ち木島部長の元へ戻る。
離された手は少し汗ばんでいたせいかスースーする。
とにかくバレなくて良かったとホッと胸を撫で下ろした。
21
お気に入りに追加
7,194
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

冤罪だと誰も信じてくれず追い詰められた僕、濡れ衣が明るみになったけど今更仲直りなんてできない
一本橋
恋愛
女子の体操着を盗んだという身に覚えのない罪を着せられ、僕は皆の信頼を失った。
クラスメイトからは日常的に罵倒を浴びせられ、向けられるのは蔑みの目。
さらに、信じていた初恋だった女友達でさえ僕を見限った。
両親からは拒絶され、姉からもいないものと扱われる日々。
……だが、転機は訪れる。冤罪だった事が明かになったのだ。
それを機に、今まで僕を蔑ろに扱った人達から次々と謝罪の声が。
皆は僕と関係を戻したいみたいだけど、今更仲直りなんてできない。
※小説家になろう、カクヨムと同時に投稿しています。

愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!

ハイエルフの幼女は異世界をまったりと過ごしていく ~それを助ける過保護な転移者~
まぁ
ファンタジー
事故で亡くなった日本人、黒野大河はクロノとして異世界転移するはめに。
よし、神様からチートの力をもらって、無双だ!!!
ではなく、神様の世界で厳しい修行の末に力を手に入れやっとのことで異世界転移。
目的もない異世界生活だがすぐにハイエルフの幼女とであう。
なぜか、その子が気になり世話をすることに。
神様と修行した力でこっそり無双、もらった力で快適生活を。
邪神あり勇者あり冒険者あり迷宮もありの世界を幼女とポチ(犬?)で駆け抜けます。
PS
2/12 1章を書き上げました。あとは手直しをして終わりです。
とりあえず、この1章でメインストーリーはほぼ8割終わる予定です。
伸ばそうと思えば、5割程度終了といったとこでしょうか。
2章からはまったりと?、自由に異世界を生活していきます。
以前書いたことのある話で戦闘が面白かったと感想をもらいましたので、
1章最後は戦闘を長めに書いてみました。

家族に無能と追放された冒険者、実は街に出たら【万能チート】すぎた、理由は家族がチート集団だったから
ハーーナ殿下
ファンタジー
冒険者を夢見る少年ハリトは、幼い時から『無能』と言われながら厳しい家族に鍛えられてきた。無能な自分は、このままではダメになってしまう。一人前の冒険者なるために、思い切って家出。辺境の都市国家に向かう。
だが少年は自覚していなかった。家族は【天才魔道具士】の父、【聖女】の母、【剣聖】の姉、【大魔導士】の兄、【元勇者】の祖父、【元魔王】の祖母で、自分が彼らの万能の才能を受け継いでいたことを。
これは自分が無能だと勘違いしていた少年が、滅亡寸前の小国を冒険者として助け、今までの努力が実り、市民や冒険者仲間、騎士、大商人や貴族、王女たちに認められ、大活躍していく逆転劇である。
神様に加護2人分貰いました
琳太
ファンタジー
ある日白い部屋で白い人に『勇者として召喚された』と言われたが、気づけば魔法陣から突き落とされ見知らぬ森の中にポツンと1人立っていた。ともかく『幼馴染』と合流しないと。
気付けばチートで異世界道中楽々かも?可愛いお供もゲットしたフブキの異世界の旅は続く……
この世界で初めて出会った人間?はケモ耳の少女いろいろあって仲間になり、ようやく幼馴染がいると思われる大陸へ船でやてきたところ……
旧題【異世界召喚、神様に加護2人分貰いました】は改題され2018年3月書籍化、8巻まで発売中。
2019年7月吉祥寺笑先生によるコミカライズ連載開始、コミック1巻発売中です。
ご購入いただいた皆様のおかげで続刊が発売されます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。