5 / 6
第5話.別れ
しおりを挟む
新宿御苑の入り口で待っていると、菜月が走ってきた。
息をきらせながら、「カズくんお待たせ。」
って、言う菜月の笑顔が大好きだ。
俺たちは御苑内を散歩しながら色々話した。
そして、菜月から。
「ねぇ、カズくん」
ん?「なに?」
って聞き返すと、菜月が「カズくんの事が好き、大好きだよ。」
その一言で俺の中の色々な物が解放されていく!
「俺も好きだよ。」
と、言うと菜月の手を握った!
そのまま、無言のまま歩きはじめた。
特に付き合うって返事をすることもなく。
時間だけが無情に過ぎ、優しい風が2人を包む。
その2人だけの時間の中、俺たちは唇を重ねた。
数秒の時間が無限に感じた。
そして、俺は菜月を見つめながら頭を撫でた。
それから御苑を出るまでの事を俺はドキドキと緊張でよく覚えてない。
それから、2人は別々の方向へ向かう。
次会う約束をして。
俺はいつものように新宿のネオンの中に溶けていく。
そして、マイに大事な話があると電話してマイと、いつもの場所で会うことに。
マイを待つ時間、俺は自分のしてることの罪悪感に襲われながらも、マイを待った。
そして、いつものように笑顔で近づいて来るマイ。
俺の前に来ると「どこに行く?」
って、マイの言葉をかき消すように俺は
「マイ別れよう」って言った。
現状がイマイチ把握出来ないマイを残し、俺は一人歩き出した。
その時、マイが「理由ぐらい言ってよ!」
って、泣き声で言ってきた。
しかし、泣いてるマイの顔を見るのが嫌だった。
俺は振り返らず、その場を離れた。
あれから数回連絡は来たが、俺は一度だけ
好きな人が出来たと返事をしたまま、連絡を取ってない。
あの日、二人だけの秘密の場所が二人だけの最後の思い出になるとは思いもしなかった。
そして、それから数日後に会った菜月にちゃんと気持ちを伝え、俺たちは付き合うことになる。
この時、俺はこの先全てを失うとも知らずに。
悲しい恋をする事になるとも知らずに。
また、俺は新宿って水槽の中を泳ぐ金魚のように彷徨う。
つづく
息をきらせながら、「カズくんお待たせ。」
って、言う菜月の笑顔が大好きだ。
俺たちは御苑内を散歩しながら色々話した。
そして、菜月から。
「ねぇ、カズくん」
ん?「なに?」
って聞き返すと、菜月が「カズくんの事が好き、大好きだよ。」
その一言で俺の中の色々な物が解放されていく!
「俺も好きだよ。」
と、言うと菜月の手を握った!
そのまま、無言のまま歩きはじめた。
特に付き合うって返事をすることもなく。
時間だけが無情に過ぎ、優しい風が2人を包む。
その2人だけの時間の中、俺たちは唇を重ねた。
数秒の時間が無限に感じた。
そして、俺は菜月を見つめながら頭を撫でた。
それから御苑を出るまでの事を俺はドキドキと緊張でよく覚えてない。
それから、2人は別々の方向へ向かう。
次会う約束をして。
俺はいつものように新宿のネオンの中に溶けていく。
そして、マイに大事な話があると電話してマイと、いつもの場所で会うことに。
マイを待つ時間、俺は自分のしてることの罪悪感に襲われながらも、マイを待った。
そして、いつものように笑顔で近づいて来るマイ。
俺の前に来ると「どこに行く?」
って、マイの言葉をかき消すように俺は
「マイ別れよう」って言った。
現状がイマイチ把握出来ないマイを残し、俺は一人歩き出した。
その時、マイが「理由ぐらい言ってよ!」
って、泣き声で言ってきた。
しかし、泣いてるマイの顔を見るのが嫌だった。
俺は振り返らず、その場を離れた。
あれから数回連絡は来たが、俺は一度だけ
好きな人が出来たと返事をしたまま、連絡を取ってない。
あの日、二人だけの秘密の場所が二人だけの最後の思い出になるとは思いもしなかった。
そして、それから数日後に会った菜月にちゃんと気持ちを伝え、俺たちは付き合うことになる。
この時、俺はこの先全てを失うとも知らずに。
悲しい恋をする事になるとも知らずに。
また、俺は新宿って水槽の中を泳ぐ金魚のように彷徨う。
つづく
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
男性向け(女声)シチュエーションボイス台本
しましまのしっぽ
恋愛
男性向け(女声)シチュエーションボイス台本です。
関西弁彼女の台本を標準語に変えたものもあります。ご了承ください
ご自由にお使いください。
イラストはノーコピーライトガールさんからお借りしました
先生!放課後の隣の教室から女子の喘ぎ声が聴こえました…
ヘロディア
恋愛
居残りを余儀なくされた高校生の主人公。
しかし、隣の部屋からかすかに女子の喘ぎ声が聴こえてくるのであった。
気になって覗いてみた主人公は、衝撃的な光景を目の当たりにする…
校長先生の話が長い、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
学校によっては、毎週聞かされることになる校長先生の挨拶。
学校で一番多忙なはずのトップの話はなぜこんなにも長いのか。
とあるテレビ番組で関連書籍が取り上げられたが、実はそれが理由ではなかった。
寒々とした体育館で長時間体育座りをさせられるのはなぜ?
なぜ女子だけが前列に集められるのか?
そこには生徒が知りえることのない深い闇があった。
新年を迎え各地で始業式が始まるこの季節。
あなたの学校でも、実際に起きていることかもしれない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる