88 / 107
9章 あの日本一の誠実系ナンパ師、子凛が逮捕!?
9-5 ガサ入れ
しおりを挟む
「パパ活動、略して『パパ活』。発端はドラマで、おっさんが若い子に経済支援をして、デートなどをする交際をいう。定義上は性行為はないといわれているが、ケースバイケースや。なんせ男女の関係やからな。昔でいう援助交際。末吉の相手したおなごは十八歳未満だから、ハッキリ言えばただの児童買春や」
俺は言葉を失ってしまった。ガリさんは再び口を開いた。
「せやから、ガキには気をつけろと言うたやろ。相手は十七歳だっけ?」
「そうです。その日その子に声をかけて、マックに連れ出したんですよ。連絡先の交換だけで終了したのですが、後日、女の方からパパ活を持ちかけてきて……。お金目的だったのでやめようと思ったのですが、若い子が好きだし、その子かなり可愛かったし、つい性欲に負けてしまって承諾してしまいました」
「どこで捕まったのですか?」
「はい。もう、その子のことはほとんど忘れかけていたある早朝のことです。突然、『ピンポーン』とインタフォンの音が鳴ったんです。朝から誰だろ、と思って玄関を開けました。すると、そこには物々しい出で立ちをした男たちが立っていました」
末吉は喉が渇いて喋りづらくなったのか、お茶を喉の奥に流し込んでいる。
「『おはようございます。××警察です。伊集院末吉さんですか?』と訊かれて、『はい』と答えました。すると、『わかるよね?』と言われて一瞬言葉に詰まりましたが、すぐに言わんとしていることがわかったので頷きました」
「思い出した? 二階堂すみれさんの件なんだけど。その子と会ったことあるよね?」
「あ、はい……」
「二階堂すみれさんと秋葉原のホテルに行った?」
「……。行きました……」
「伊集院さん、君を児童買春の容疑で××警察署に連行するから」
「『わかりました』と答えると、すかさず、家宅捜索令状を示されて捜索が始まりました。つまり、ガサ入れです。すぐさま、箱を持ったガッチリ体型の捜査員が雪崩込んできました。パソコン、スマホ、タブレット、日記、コンドームなんかも押収され、『パパ活のAV持ってる?』『スティックメモリあるんだろ?出して』『ホテルの会員証はある?会った時にスイカとかICカードを使った?キャッシュカードも出して』『どんな服で会ったの?靴は?財布は?バックも持ってた?全部提出して』など言われ、関連がある物は片っ端から持っていかれました。クローゼットやタンスや本棚や引き出し、全て引っ張り出してくまなく見ていました。地べたに這いつくばって何かを探している捜査員もいて、それを見ていたら落ち着きがなくなり急に身体が震えてきて、呼吸も荒くなってきたことを忘れることができません……。プライバシーがズタボロに侵されて無残な姿を晒しますからね。今でもあの時のことを思い出すと気が滅入ります」
と言うと、昂った気持ちを抑えるために再びお茶を口に含んでいった。
「全て証拠が揃ったら一つ一つ指をさしての写真撮影です。それから、押収品目録交付書という書類を渡され、『着替えと洗面用具を持参した方がいいよ。それと、しばらく帰れんぞ。仕事先に連絡しなくて大丈夫か?』と言われたので、『すいません……。少し時間を下さい』と伝えて震える手で上司に電話をしました。外に出されると、そこには覆面パトカー(ワンボックスカー)が停まっていて、後部座席の中央に座りました。そして、逮捕令状を示され『八時四十五分、児童買春・児童ポルノ禁止法容疑で逮捕!』と言われ手錠をかけられました。時間にしてちょうど一時間ぐらいでしょうか。あっという間でした」
そこまで言うと、一息ついた。ガリさんは無言でホッケを口の中に放り込んでいる。末吉は深く呼吸を吸うと続きを話し始めた。
「前部座席に二人座り、後部座席にも二人座ったので、警察官に囲まれながら警察署に連れていかれました。アパートで一人暮らしでしたが近隣は気になりましたね。警察官は制服ではなく普通の背広だったのであまり目立たず助かったのですが、実家じゃなくて本当に良かった……。しかし、一時間近く覆面パトカーが停まっていたことを不審に思ったのか、近所のおばさんの怪訝な視線は今でも覚えています。この時、『俺、これからどうなるんだろう』と恐怖感でいっぱいでした……」
大ホールは宴たけなわで盛りあがっていたが、末吉の周りだけは重く静かな空気が流れている。
「警察署に着くと、裏口から取調室に通され、その際、腰縄を付けられました。それまでは実感がなく浮遊感が漂っていたのだけど、この瞬間、自分は犯罪人だと深く認識させられました。広辞苑ほどの厚さの書類を目の前に置き、それを見ながら取調べが始まりました。『前にもやらかしてねぇよな? あと、絶対嘘はつくんじゃねぇぞ。わかったか?』と言われたりしながら、本当に買春したか否かの確認をされました。それから入れ替わり立ち替わり捜査員が入ってきては、鋭い視線を突き刺しながら去っていきました。その後、手足の指紋採取とDNA採取、身長を示す物差しが貼ってある壁の前で正面と斜めからの写真撮影、そして、身体検査や所持品検査。タトゥーがないか確認されたりもしました。ぶっちゃけ、俺はどんだけ極悪犯なんだよって思いましたね……。最後は、グレーの上下のスウェットに着替え、留置場に連れていかれて檻の中にブチ込まれました」
ガリさんは、熱くなってきた末吉を宥めるような表情で話し始めた。
「ま、逮捕されれば、そういう扱いになるのは仕方ないわな……。逮捕されると、警察は四十八時間以内に釈放するか、検察に身柄を送致するか決定する。送致された場合、検察は二十四時間以内に釈放するか、被疑者勾留するか決定する。被疑者勾留された場合、十日以内(結論が出ない場合、更に十日間被疑者勾留延長有り)に釈放するか、裁判をするか決定する。勾留する場所は警察署の留置場や拘置所。ってな感じなわけやが、末吉、勾留は何日間だったんだ?」
「十日間でした。マジできつかったです……」
「そもそも、発覚のきっかけは何だったのですか?」
純粋な質問を末吉にぶつけてみた。しかし、その質問はガリさんが奪い取ると、すぐさま喋り始めた。
「補導やろ?」
「その通りです」
「パパ活をやっている子は、家出や深夜徘徊や万引きや飲酒喫煙や暴力沙汰や友人やグループの巻き添えなどで補導されることが多いねん。それ以外だと、学校の持ち物検査や携帯紛失の拾得物として警察に届いて発覚したり、他には、アルバイトをしていないのに金回りが良すぎることに不審がった親が警察や学校に相談して表面化したり、それとは逆に、その関係性に怖くなった子どもが親に泣きついて発覚する場合もあんねん。しかし、警察庁が2018年に発表した調査によると様子が少々異なってきた。約7割は補導・非行歴がなく親や教諭が気づきにくい実情に変化していると報道されているし (1)、それに伴いサイバーパトロールが増えてきてんねん」
「なるほど。でも、補導されて、どうしてそれが末吉さんの逮捕に繋がるんですか?」
「芋づる式だよ」
「芋……、どういうことですか?」
「うん。芋づる式とは、さつま芋などの芋の蔓をたぐると、次々と芋が連なって出てくるさまに喩え、方法を意味する『式』を付けた言葉なんや。つまり、一つの物事をきっかけに、関連する人物が次々と明らかになるってことやねん。ここでいう、一つの物事とは連絡先の交換を指している。例えば、高校生とLINE交換する。その子が家出をする。そして、警察官に補導される。その子は警察官に何をされると思う?」
「とくとくとお説教でもされるんじゃないですか」
「まぁ、そういう警察官もいると思うけど。普通は、特に問題がなければ家に電話して親に来てもらうねん」
「それで終わりじゃないんですか?」
「せやな。しかし、家出少女がパパ活で補導された場合が問題なんや。女性警察官が『○○さんは被害者だから、犯人を特定するためにスマホを確認させてください』と言うてくる。LINEのIDやメールアドレスを一つ一つ指して、『この男は誰ですか?』と訊くねん。そのときのおなごの発言次第で、児童買春容疑や淫行容疑に問われるんやで。このようにして、その携帯から芋づる式に捕まっていくというわけや。携帯の履歴というのは端末に残っているICチップで確認されるから、一度登録したらアウトやで」
「だから、三年以上経っている事件なのに捕まったりするんですね。テレビ観てて何でだろって思ってました」
「ほんでな、パパ活に関係ない児童を補導した場合も、いの一番に疑うのがパパ活なんや。せやから、警察官からの誘導尋問や雑談の流れで言ってしまい発覚することもあるんやで」
「自分もまさしく、芋づる式で捕まりました」
と末吉が言うと、再び唇が動いたので黙って視線を向けた。
「三人の男を芋づる式で捕まえ……、俺の後にあと一人逮捕する予定だと刑事が言っていました……。発覚は十ヶ月後です」
「十ヶ月後と聞いてびっくりしました。証拠はあったのですか?」
「はい。LINEでやり取りしていて、のちに怖くなったので彼女のアカウントを削除しました。でも、ただの悪あがきでした。取調べの際に『いくつ?』『17歳です。ホ別3でどうですか?』『いいよ。場所は?』『秋葉原がいいです』『了解』というやり取りを全て提示されてしまい、肝を冷やし愕然としました」
「逮捕令状があればサーバーからデータをもらって復元できんねん。しかし、詐欺グループ上で悪用されている機密性の高いTelegramやSignalというアプリを使えば、復元は困難やといわれてる」
「電話だけならば、どうですか?」
「録音されてなくても、履歴に何度も記録があれば厳しいな。且つ、おなごの証言があればダメ押しやで。……せやけど末吉、思ったんだけどさ、十ヶ月後に捕まったということは発覚時のおなごの年齢は十八歳やろ?」
「そうみたいです……。十七歳の時に何をしたのかわかりませんが、補導されて過去の買春がバレたようです」
俺は言葉を失ってしまった。ガリさんは再び口を開いた。
「せやから、ガキには気をつけろと言うたやろ。相手は十七歳だっけ?」
「そうです。その日その子に声をかけて、マックに連れ出したんですよ。連絡先の交換だけで終了したのですが、後日、女の方からパパ活を持ちかけてきて……。お金目的だったのでやめようと思ったのですが、若い子が好きだし、その子かなり可愛かったし、つい性欲に負けてしまって承諾してしまいました」
「どこで捕まったのですか?」
「はい。もう、その子のことはほとんど忘れかけていたある早朝のことです。突然、『ピンポーン』とインタフォンの音が鳴ったんです。朝から誰だろ、と思って玄関を開けました。すると、そこには物々しい出で立ちをした男たちが立っていました」
末吉は喉が渇いて喋りづらくなったのか、お茶を喉の奥に流し込んでいる。
「『おはようございます。××警察です。伊集院末吉さんですか?』と訊かれて、『はい』と答えました。すると、『わかるよね?』と言われて一瞬言葉に詰まりましたが、すぐに言わんとしていることがわかったので頷きました」
「思い出した? 二階堂すみれさんの件なんだけど。その子と会ったことあるよね?」
「あ、はい……」
「二階堂すみれさんと秋葉原のホテルに行った?」
「……。行きました……」
「伊集院さん、君を児童買春の容疑で××警察署に連行するから」
「『わかりました』と答えると、すかさず、家宅捜索令状を示されて捜索が始まりました。つまり、ガサ入れです。すぐさま、箱を持ったガッチリ体型の捜査員が雪崩込んできました。パソコン、スマホ、タブレット、日記、コンドームなんかも押収され、『パパ活のAV持ってる?』『スティックメモリあるんだろ?出して』『ホテルの会員証はある?会った時にスイカとかICカードを使った?キャッシュカードも出して』『どんな服で会ったの?靴は?財布は?バックも持ってた?全部提出して』など言われ、関連がある物は片っ端から持っていかれました。クローゼットやタンスや本棚や引き出し、全て引っ張り出してくまなく見ていました。地べたに這いつくばって何かを探している捜査員もいて、それを見ていたら落ち着きがなくなり急に身体が震えてきて、呼吸も荒くなってきたことを忘れることができません……。プライバシーがズタボロに侵されて無残な姿を晒しますからね。今でもあの時のことを思い出すと気が滅入ります」
と言うと、昂った気持ちを抑えるために再びお茶を口に含んでいった。
「全て証拠が揃ったら一つ一つ指をさしての写真撮影です。それから、押収品目録交付書という書類を渡され、『着替えと洗面用具を持参した方がいいよ。それと、しばらく帰れんぞ。仕事先に連絡しなくて大丈夫か?』と言われたので、『すいません……。少し時間を下さい』と伝えて震える手で上司に電話をしました。外に出されると、そこには覆面パトカー(ワンボックスカー)が停まっていて、後部座席の中央に座りました。そして、逮捕令状を示され『八時四十五分、児童買春・児童ポルノ禁止法容疑で逮捕!』と言われ手錠をかけられました。時間にしてちょうど一時間ぐらいでしょうか。あっという間でした」
そこまで言うと、一息ついた。ガリさんは無言でホッケを口の中に放り込んでいる。末吉は深く呼吸を吸うと続きを話し始めた。
「前部座席に二人座り、後部座席にも二人座ったので、警察官に囲まれながら警察署に連れていかれました。アパートで一人暮らしでしたが近隣は気になりましたね。警察官は制服ではなく普通の背広だったのであまり目立たず助かったのですが、実家じゃなくて本当に良かった……。しかし、一時間近く覆面パトカーが停まっていたことを不審に思ったのか、近所のおばさんの怪訝な視線は今でも覚えています。この時、『俺、これからどうなるんだろう』と恐怖感でいっぱいでした……」
大ホールは宴たけなわで盛りあがっていたが、末吉の周りだけは重く静かな空気が流れている。
「警察署に着くと、裏口から取調室に通され、その際、腰縄を付けられました。それまでは実感がなく浮遊感が漂っていたのだけど、この瞬間、自分は犯罪人だと深く認識させられました。広辞苑ほどの厚さの書類を目の前に置き、それを見ながら取調べが始まりました。『前にもやらかしてねぇよな? あと、絶対嘘はつくんじゃねぇぞ。わかったか?』と言われたりしながら、本当に買春したか否かの確認をされました。それから入れ替わり立ち替わり捜査員が入ってきては、鋭い視線を突き刺しながら去っていきました。その後、手足の指紋採取とDNA採取、身長を示す物差しが貼ってある壁の前で正面と斜めからの写真撮影、そして、身体検査や所持品検査。タトゥーがないか確認されたりもしました。ぶっちゃけ、俺はどんだけ極悪犯なんだよって思いましたね……。最後は、グレーの上下のスウェットに着替え、留置場に連れていかれて檻の中にブチ込まれました」
ガリさんは、熱くなってきた末吉を宥めるような表情で話し始めた。
「ま、逮捕されれば、そういう扱いになるのは仕方ないわな……。逮捕されると、警察は四十八時間以内に釈放するか、検察に身柄を送致するか決定する。送致された場合、検察は二十四時間以内に釈放するか、被疑者勾留するか決定する。被疑者勾留された場合、十日以内(結論が出ない場合、更に十日間被疑者勾留延長有り)に釈放するか、裁判をするか決定する。勾留する場所は警察署の留置場や拘置所。ってな感じなわけやが、末吉、勾留は何日間だったんだ?」
「十日間でした。マジできつかったです……」
「そもそも、発覚のきっかけは何だったのですか?」
純粋な質問を末吉にぶつけてみた。しかし、その質問はガリさんが奪い取ると、すぐさま喋り始めた。
「補導やろ?」
「その通りです」
「パパ活をやっている子は、家出や深夜徘徊や万引きや飲酒喫煙や暴力沙汰や友人やグループの巻き添えなどで補導されることが多いねん。それ以外だと、学校の持ち物検査や携帯紛失の拾得物として警察に届いて発覚したり、他には、アルバイトをしていないのに金回りが良すぎることに不審がった親が警察や学校に相談して表面化したり、それとは逆に、その関係性に怖くなった子どもが親に泣きついて発覚する場合もあんねん。しかし、警察庁が2018年に発表した調査によると様子が少々異なってきた。約7割は補導・非行歴がなく親や教諭が気づきにくい実情に変化していると報道されているし (1)、それに伴いサイバーパトロールが増えてきてんねん」
「なるほど。でも、補導されて、どうしてそれが末吉さんの逮捕に繋がるんですか?」
「芋づる式だよ」
「芋……、どういうことですか?」
「うん。芋づる式とは、さつま芋などの芋の蔓をたぐると、次々と芋が連なって出てくるさまに喩え、方法を意味する『式』を付けた言葉なんや。つまり、一つの物事をきっかけに、関連する人物が次々と明らかになるってことやねん。ここでいう、一つの物事とは連絡先の交換を指している。例えば、高校生とLINE交換する。その子が家出をする。そして、警察官に補導される。その子は警察官に何をされると思う?」
「とくとくとお説教でもされるんじゃないですか」
「まぁ、そういう警察官もいると思うけど。普通は、特に問題がなければ家に電話して親に来てもらうねん」
「それで終わりじゃないんですか?」
「せやな。しかし、家出少女がパパ活で補導された場合が問題なんや。女性警察官が『○○さんは被害者だから、犯人を特定するためにスマホを確認させてください』と言うてくる。LINEのIDやメールアドレスを一つ一つ指して、『この男は誰ですか?』と訊くねん。そのときのおなごの発言次第で、児童買春容疑や淫行容疑に問われるんやで。このようにして、その携帯から芋づる式に捕まっていくというわけや。携帯の履歴というのは端末に残っているICチップで確認されるから、一度登録したらアウトやで」
「だから、三年以上経っている事件なのに捕まったりするんですね。テレビ観てて何でだろって思ってました」
「ほんでな、パパ活に関係ない児童を補導した場合も、いの一番に疑うのがパパ活なんや。せやから、警察官からの誘導尋問や雑談の流れで言ってしまい発覚することもあるんやで」
「自分もまさしく、芋づる式で捕まりました」
と末吉が言うと、再び唇が動いたので黙って視線を向けた。
「三人の男を芋づる式で捕まえ……、俺の後にあと一人逮捕する予定だと刑事が言っていました……。発覚は十ヶ月後です」
「十ヶ月後と聞いてびっくりしました。証拠はあったのですか?」
「はい。LINEでやり取りしていて、のちに怖くなったので彼女のアカウントを削除しました。でも、ただの悪あがきでした。取調べの際に『いくつ?』『17歳です。ホ別3でどうですか?』『いいよ。場所は?』『秋葉原がいいです』『了解』というやり取りを全て提示されてしまい、肝を冷やし愕然としました」
「逮捕令状があればサーバーからデータをもらって復元できんねん。しかし、詐欺グループ上で悪用されている機密性の高いTelegramやSignalというアプリを使えば、復元は困難やといわれてる」
「電話だけならば、どうですか?」
「録音されてなくても、履歴に何度も記録があれば厳しいな。且つ、おなごの証言があればダメ押しやで。……せやけど末吉、思ったんだけどさ、十ヶ月後に捕まったということは発覚時のおなごの年齢は十八歳やろ?」
「そうみたいです……。十七歳の時に何をしたのかわかりませんが、補導されて過去の買春がバレたようです」
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
後悔と快感の中で
なつき
エッセイ・ノンフィクション
後悔してる私
快感に溺れてしまってる私
なつきの体験談かも知れないです
もしもあの人達がこれを読んだらどうしよう
もっと後悔して
もっと溺れてしまうかも
※感想を聞かせてもらえたらうれしいです
女ハッカーのコードネームは @takashi
一宮 沙耶
大衆娯楽
男の子に、子宮と女性の生殖器を移植するとどうなるのか?
その後、かっこよく生きる女性ハッカーの物語です。
守護霊がよく喋るので、聞いてみてください。
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
寮生活のイジメ【社会人版】
ポコたん
BL
田舎から出てきた真面目な社会人が先輩社員に性的イジメされそのあと仕返しをする創作BL小説
【この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。】
全四話
毎週日曜日の正午に一話ずつ公開
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる