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三食昼寝、家族付き
第1019話
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やられた!!
また妊娠してしまいました!
赤ちゃんいらっしゃいませぇ!!
前はホイホイ妊娠してたのに、今は僕の同意なしで妊娠しないのはいいことだと思う。まぁ無意味だったけどね!
謎能力の効果かとこっそり喜んでいたのに、これってねちっこく攻められる確率が上がっただけだよね?
……妊娠するか否かをエッチのスパイスに使うの辞めません?
「ふんふんふーん、次はどんな弟ができるかなー?」
『楽しみねー』
「火山に氷山、密林、南国、砂漠もあるだろー、あ、世界樹、世界樹欲しい!」
アー君はルンルンしながらシャムスと一緒にスライムを作るための素材選び、冒険者の腕が上がってきたのでさらに高みにいかせるために何か企んでるらしいです。
対する涼玉は夢の世界に追加する環境を何にしようか迷っていたようです。
「にいちゃ、世界樹ってどうやったら手に入るの?」
「天上界から移植するとかかな? パパに頼めばもらえそうだな、頼んでみるか!」
「おう!」
『つながりできちゃう、やみがくるよ』
「闇?」
『でも神薙様の方が怖いの』
「じゃあ大丈夫か、いつも通りだな」
シャムスがいつもの予言をしたようだけど、特に問題なかったようです。
なんだろうなぁ、また騎士様関係者だろうか……このままじゃ僕の子供が騎士様関係者で埋め尽くされちゃう気がする。
でもだからと言って騎士様に「一度帰ってください」なんて言ったら泣きそうだな、お仕置きのおまけもつきそうだから黙っておこう。
そして後日、アー君におねだりされた騎士様がホイホイとお願いを聞き入れ、夢の世界にまた一つとんでもないものが増えた。
「天上界は竜族が暮らす世界なんだけど、そこの中心にあって世界を支えるのが神霊木っていうんだ。そいつが枝をくれたんだ! すごいぞ、第二の天上界が爆誕した!」
「ツッコミする気力が湧かない」
『成長すれば涼ちゃんが進化するよ』
「ひょー! かあちゃ、俺進化しちゃうかもしれないって!!」
子供達に催促され、嫌がっても強引に夢の世界に連れてこられました。
目の前にはファンタジーでよく見かける巨大な樹木、その幹に巻きつくそら豆の木。
僕はどの辺にツッコミを入れるべきだろうか、とりあえず夢の世界に移植された樹すらもBLしている現実にツッコミ入れたほうがいいかな?
でもここ、夢と現の狭間だから厳密にいえば現実世界ではないような、なのに女神様の影響が出ているのは考えるまでもなく僕のせいですね、それにしても異世界から来たはずなのに順応性高いな、あの樹。
「誕生してから幾千年、ずっと独り身だったのに、異世界に来た瞬間番と出会うとか意味わからない。しかも分身のくせに! って本体から伝言」
「女神様の妄想が役に立つ時もあるってことだね」
「涼、世界樹きたけど次どうする?」
「遺跡とか好きー」
『廃棄された遺跡を移動させちゃう?』
「それいいなぁ、セバツーに聞いてみよう! そんで適当な場所にごちゃーって配置して、迷路作ろうぜ!」
子供達の意識が次の魔改造に向いたようです。
僕はどうしようかなぁ、こう、のんびりするための空間が欲しい。
よし、作ろう。
そうなるとまずは場所選びだよね、広い場所は暴走お子様達の犠牲になりそうだから却下、なるべく壁際みたいな安全圏があればそこがいいかな?
世界樹の根本に行ってみようかな、待てよ、いっそ地面ではなく空中庭園とかどうだろう、ここ、夢の世界だしちょっとぐらい無茶出来るんじゃ?
よし、明日から部屋の内装の研究だ!
想像力がふわっとしすぎてダメだったらアー君に泣きつけばいいよね!
また妊娠してしまいました!
赤ちゃんいらっしゃいませぇ!!
前はホイホイ妊娠してたのに、今は僕の同意なしで妊娠しないのはいいことだと思う。まぁ無意味だったけどね!
謎能力の効果かとこっそり喜んでいたのに、これってねちっこく攻められる確率が上がっただけだよね?
……妊娠するか否かをエッチのスパイスに使うの辞めません?
「ふんふんふーん、次はどんな弟ができるかなー?」
『楽しみねー』
「火山に氷山、密林、南国、砂漠もあるだろー、あ、世界樹、世界樹欲しい!」
アー君はルンルンしながらシャムスと一緒にスライムを作るための素材選び、冒険者の腕が上がってきたのでさらに高みにいかせるために何か企んでるらしいです。
対する涼玉は夢の世界に追加する環境を何にしようか迷っていたようです。
「にいちゃ、世界樹ってどうやったら手に入るの?」
「天上界から移植するとかかな? パパに頼めばもらえそうだな、頼んでみるか!」
「おう!」
『つながりできちゃう、やみがくるよ』
「闇?」
『でも神薙様の方が怖いの』
「じゃあ大丈夫か、いつも通りだな」
シャムスがいつもの予言をしたようだけど、特に問題なかったようです。
なんだろうなぁ、また騎士様関係者だろうか……このままじゃ僕の子供が騎士様関係者で埋め尽くされちゃう気がする。
でもだからと言って騎士様に「一度帰ってください」なんて言ったら泣きそうだな、お仕置きのおまけもつきそうだから黙っておこう。
そして後日、アー君におねだりされた騎士様がホイホイとお願いを聞き入れ、夢の世界にまた一つとんでもないものが増えた。
「天上界は竜族が暮らす世界なんだけど、そこの中心にあって世界を支えるのが神霊木っていうんだ。そいつが枝をくれたんだ! すごいぞ、第二の天上界が爆誕した!」
「ツッコミする気力が湧かない」
『成長すれば涼ちゃんが進化するよ』
「ひょー! かあちゃ、俺進化しちゃうかもしれないって!!」
子供達に催促され、嫌がっても強引に夢の世界に連れてこられました。
目の前にはファンタジーでよく見かける巨大な樹木、その幹に巻きつくそら豆の木。
僕はどの辺にツッコミを入れるべきだろうか、とりあえず夢の世界に移植された樹すらもBLしている現実にツッコミ入れたほうがいいかな?
でもここ、夢と現の狭間だから厳密にいえば現実世界ではないような、なのに女神様の影響が出ているのは考えるまでもなく僕のせいですね、それにしても異世界から来たはずなのに順応性高いな、あの樹。
「誕生してから幾千年、ずっと独り身だったのに、異世界に来た瞬間番と出会うとか意味わからない。しかも分身のくせに! って本体から伝言」
「女神様の妄想が役に立つ時もあるってことだね」
「涼、世界樹きたけど次どうする?」
「遺跡とか好きー」
『廃棄された遺跡を移動させちゃう?』
「それいいなぁ、セバツーに聞いてみよう! そんで適当な場所にごちゃーって配置して、迷路作ろうぜ!」
子供達の意識が次の魔改造に向いたようです。
僕はどうしようかなぁ、こう、のんびりするための空間が欲しい。
よし、作ろう。
そうなるとまずは場所選びだよね、広い場所は暴走お子様達の犠牲になりそうだから却下、なるべく壁際みたいな安全圏があればそこがいいかな?
世界樹の根本に行ってみようかな、待てよ、いっそ地面ではなく空中庭園とかどうだろう、ここ、夢の世界だしちょっとぐらい無茶出来るんじゃ?
よし、明日から部屋の内装の研究だ!
想像力がふわっとしすぎてダメだったらアー君に泣きつけばいいよね!
応援ありがとうございます!
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