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三食昼寝、家族付き
第974話
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帰宅したら邪神一家が玄関に勢ぞろいしていた。
お兄さんを見る圧が凄い。
「ただいまー」
「おかえり」
「黒ちゃんのお嫁さんにお客さんだよ、あとこっちはお兄さんに買ってもらったお土産」
「……ママ、ちょっとお話が」
アイテムボックスからパンを取り出したらアー君に呼び出しを食らった。
お兄さんを邪神一家に任せると、アー君の先導で座敷に移動、笑顔のアカーシャとカイちゃんが僕を待っていました。ひぇ。
でも僕には心を和ませるアイテムがある!!
お膝に乗ってきたシャムス素早くワンコパンを渡す。ポイントは話が始まる前にどれだけうやむやに出来るか、です。
『おにいちゃん』
「わふ!」
「涼玉にはこっちね」
「ドラゴン!!」
「僕もいます! ここ知ってます、アー君と春日様がお金出したお店です」
「動物シリーズが豊富だったのってもしや」
「俺ここ知ってる、春日に連れて行ってもらったことある!」
「「ばぅばぅ!!」」
「お土産は買ったけど、家に帰る前に全部食べ終わっ――ぎょええええ」
あっ、エンラが三匹に押し倒されてベロベロの刑に処されている。
ちなみに三匹を模したパンももちろんあった、しかもこのシリーズのパンの中身は本人の好きなものを詰めてあるんだって。
アー君はチーズ、イネスは海老、近々エンラも増やされる予定らしいけど、当の本人があれもこれも全部美味しい!!状態で、好きなものがまだ確定していないらしいです。
そして気付いたら今日の行動をうやむやどころか、お土産貰った所でアー君が迎えに来てくれて帰宅するまでを詳細に語りつくしてしまった。カイちゃんの誘導術恐ろしい。
笑顔でお出迎えされた時から知ってた!!
「開封しないのも失礼でしょう、開けてみましょう」
「母様開けてみて」
カイちゃんとアカーシャが揃っている時点で僕に主導権が来るわけないですよね、すみません知らない間にテンションが上がっていたようです。
ほらほらと急かされて高級な包みを開封。
「ヘアブラシだ、わぁ嬉しいな」
部屋付きのドリアンが欲しがっていたけど、なかなか彼が納得する櫛が手に入らなかったんだよね。
「これ、数量限定のヘアブラシじゃない?」
「うんギレンからプレゼントされて僕も持ってる」
セレブな二人が言うにはお土産にもらったこちらのヘアブラシ、他国では王室御用達として有名なブランド物だそうです。
わぁ軽く受け取っちゃったけど、いいのかな、でも返品するのも失礼だし、ど、どうしたら。
「大丈夫、母様の地位的にお土産として受け取っても問題ないから」
「逆に母様に気に入られれば箔が付くから利点しかない」
使っていいか聞かれたので頷いたら、さっそくアカーシャがシャムスのブラッシングを始めた。
『気持ちいいの』
シャムスが僕の腕の中でうっとりしている。
可愛い、店員さんありがとう。
「本当に子持ちだったのか」
子供達に囲まれてキャッキャッしていたら、やっとお兄さんが座敷に入ってきた。
今までずっと玄関で質問攻めされていたのだろうか。
片腕には黒の才女さんを抱き、肩には黒ちゃんが乗っている。
仲良くなれたようで何よりです。
お兄さんを見る圧が凄い。
「ただいまー」
「おかえり」
「黒ちゃんのお嫁さんにお客さんだよ、あとこっちはお兄さんに買ってもらったお土産」
「……ママ、ちょっとお話が」
アイテムボックスからパンを取り出したらアー君に呼び出しを食らった。
お兄さんを邪神一家に任せると、アー君の先導で座敷に移動、笑顔のアカーシャとカイちゃんが僕を待っていました。ひぇ。
でも僕には心を和ませるアイテムがある!!
お膝に乗ってきたシャムス素早くワンコパンを渡す。ポイントは話が始まる前にどれだけうやむやに出来るか、です。
『おにいちゃん』
「わふ!」
「涼玉にはこっちね」
「ドラゴン!!」
「僕もいます! ここ知ってます、アー君と春日様がお金出したお店です」
「動物シリーズが豊富だったのってもしや」
「俺ここ知ってる、春日に連れて行ってもらったことある!」
「「ばぅばぅ!!」」
「お土産は買ったけど、家に帰る前に全部食べ終わっ――ぎょええええ」
あっ、エンラが三匹に押し倒されてベロベロの刑に処されている。
ちなみに三匹を模したパンももちろんあった、しかもこのシリーズのパンの中身は本人の好きなものを詰めてあるんだって。
アー君はチーズ、イネスは海老、近々エンラも増やされる予定らしいけど、当の本人があれもこれも全部美味しい!!状態で、好きなものがまだ確定していないらしいです。
そして気付いたら今日の行動をうやむやどころか、お土産貰った所でアー君が迎えに来てくれて帰宅するまでを詳細に語りつくしてしまった。カイちゃんの誘導術恐ろしい。
笑顔でお出迎えされた時から知ってた!!
「開封しないのも失礼でしょう、開けてみましょう」
「母様開けてみて」
カイちゃんとアカーシャが揃っている時点で僕に主導権が来るわけないですよね、すみません知らない間にテンションが上がっていたようです。
ほらほらと急かされて高級な包みを開封。
「ヘアブラシだ、わぁ嬉しいな」
部屋付きのドリアンが欲しがっていたけど、なかなか彼が納得する櫛が手に入らなかったんだよね。
「これ、数量限定のヘアブラシじゃない?」
「うんギレンからプレゼントされて僕も持ってる」
セレブな二人が言うにはお土産にもらったこちらのヘアブラシ、他国では王室御用達として有名なブランド物だそうです。
わぁ軽く受け取っちゃったけど、いいのかな、でも返品するのも失礼だし、ど、どうしたら。
「大丈夫、母様の地位的にお土産として受け取っても問題ないから」
「逆に母様に気に入られれば箔が付くから利点しかない」
使っていいか聞かれたので頷いたら、さっそくアカーシャがシャムスのブラッシングを始めた。
『気持ちいいの』
シャムスが僕の腕の中でうっとりしている。
可愛い、店員さんありがとう。
「本当に子持ちだったのか」
子供達に囲まれてキャッキャッしていたら、やっとお兄さんが座敷に入ってきた。
今までずっと玄関で質問攻めされていたのだろうか。
片腕には黒の才女さんを抱き、肩には黒ちゃんが乗っている。
仲良くなれたようで何よりです。
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