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湯水のごとくお金を使おう
第713話
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メニュー画面を展開、でも胃に優しいものってなんだろう?
お粥でいいかな?
それとも洋風にコーンスープとか?
がっついても良いように少し温めのコーンスープを一つと、玉子を落としたお粥も用意してみた。
「皆にも出してあげるからふんふんしない」
コーンスープを出した時点で集まっていたもふもふズに囲まれ、体に押し付けられた鼻先でぐりぐりされた。
可愛いけれどくすぐったい。
「功労賞にジャーキーも付けるから、どいてくださーい」
お中元だとミノタウロスから束で届けられた魔物肉のジャーキーだよ。
お返しは何がいいかな?
家出期間中に出会った子達から連日色々届くけど、全部食べ物系です。
霊峰からは柚子、仙桃、青りんご、蜜柑などが詰め込まれた果実詰め合わせ、トレントからはジャスミンティー、ドラゴンの群れからは絞めたてのワイバーンが一束。
お粥に入れた玉子もお中元で貰った鶏がうんだものです。
凄いんだよこの子、産む卵が全部金色なんだ!
朝一で採れたのを自ら神薙さんに差し出すぐらい賢い子だし、玉子も栄養満点、生き残るためにトラちゃん並みに必死になって子を差し出しだしてくれるんだ。全部食べてるけど!
疲労で倒れる前に数個ぐらい育てた方がいいかな?
ちなみにワイバーンは唐揚げにしてお弁当に詰め、アー君が騎士様に差し入れとして持って行ってくれた。
ラウルさんに取り上げられ、かぐやが一番に食べて、残りを皆で仲良く分けて食べたらしい。
多めに持たせて良かった。じゃなきゃ騎士様の口に入らなかった可能性もあるよね~。
「俺が持ってく」
「アー君ありがと」
もふもふズが離れないのでアー君が代わりを名乗り出てくれた。
スープとお粥を預けると、もふもふズのためにスープとジャーキーをせっせと出します。
このジャーキー、高ランクの魔物で作ったらしくて神薙さんにも好評、これを定期的に届ければ里への襲撃はなくなるかもしれない。
「レイアさんも何か胃に入れますか?」
「食べるより茶が飲みたい」
「ならジャスミンティーはどうですか? 貰いものですけど独特の香りのせいで子供受けがイマイチで減らないんです」
「じゃあそれで」
イメージがオシャレなお茶だからレイアさんが駄目だったら女神様に差し入れよう、でも匂いはともかくお茶自体は高級品なんだよね。
僕もこれはちょっと苦手、良い香りなんだけど、なんていうか芳香剤みたい?
ハーブティーを飲むレイアさんなら飲んでくれると思ってた!
ということで包みごとどうぞ!
「これはいい茶だな、今度姫との茶会で飲もう」
「姫?」
「国王の嫁、元の名前は捨てたっていうから姫って呼んでるんだよ。茶飲み友達になった」
捨てたっていうか思い出せないだけじゃ……まぁ、いいか。
「もっと飲みたいけど誰から貰ったんだ?」
「トレントです、少し前に生息域にお邪魔した時に仲良くなってお中元にもらったんです」
そういえば種も貰ったっけ、どこに植えようかな。
「これヘラもきっと気に入るだろうなぁ」
王妃様のお茶飲み友達のメンバーにヘラ母さんも入っているもよう、詳しく聞いたら他には魔王様の奥様、アカーシャ、巫女長、ネリちゃん、たまに冥府の女帝などが参加しているらしい。
メンバーがすげぇ。
あと何気にうちのアカーシャが参加しておる。
お粥でいいかな?
それとも洋風にコーンスープとか?
がっついても良いように少し温めのコーンスープを一つと、玉子を落としたお粥も用意してみた。
「皆にも出してあげるからふんふんしない」
コーンスープを出した時点で集まっていたもふもふズに囲まれ、体に押し付けられた鼻先でぐりぐりされた。
可愛いけれどくすぐったい。
「功労賞にジャーキーも付けるから、どいてくださーい」
お中元だとミノタウロスから束で届けられた魔物肉のジャーキーだよ。
お返しは何がいいかな?
家出期間中に出会った子達から連日色々届くけど、全部食べ物系です。
霊峰からは柚子、仙桃、青りんご、蜜柑などが詰め込まれた果実詰め合わせ、トレントからはジャスミンティー、ドラゴンの群れからは絞めたてのワイバーンが一束。
お粥に入れた玉子もお中元で貰った鶏がうんだものです。
凄いんだよこの子、産む卵が全部金色なんだ!
朝一で採れたのを自ら神薙さんに差し出すぐらい賢い子だし、玉子も栄養満点、生き残るためにトラちゃん並みに必死になって子を差し出しだしてくれるんだ。全部食べてるけど!
疲労で倒れる前に数個ぐらい育てた方がいいかな?
ちなみにワイバーンは唐揚げにしてお弁当に詰め、アー君が騎士様に差し入れとして持って行ってくれた。
ラウルさんに取り上げられ、かぐやが一番に食べて、残りを皆で仲良く分けて食べたらしい。
多めに持たせて良かった。じゃなきゃ騎士様の口に入らなかった可能性もあるよね~。
「俺が持ってく」
「アー君ありがと」
もふもふズが離れないのでアー君が代わりを名乗り出てくれた。
スープとお粥を預けると、もふもふズのためにスープとジャーキーをせっせと出します。
このジャーキー、高ランクの魔物で作ったらしくて神薙さんにも好評、これを定期的に届ければ里への襲撃はなくなるかもしれない。
「レイアさんも何か胃に入れますか?」
「食べるより茶が飲みたい」
「ならジャスミンティーはどうですか? 貰いものですけど独特の香りのせいで子供受けがイマイチで減らないんです」
「じゃあそれで」
イメージがオシャレなお茶だからレイアさんが駄目だったら女神様に差し入れよう、でも匂いはともかくお茶自体は高級品なんだよね。
僕もこれはちょっと苦手、良い香りなんだけど、なんていうか芳香剤みたい?
ハーブティーを飲むレイアさんなら飲んでくれると思ってた!
ということで包みごとどうぞ!
「これはいい茶だな、今度姫との茶会で飲もう」
「姫?」
「国王の嫁、元の名前は捨てたっていうから姫って呼んでるんだよ。茶飲み友達になった」
捨てたっていうか思い出せないだけじゃ……まぁ、いいか。
「もっと飲みたいけど誰から貰ったんだ?」
「トレントです、少し前に生息域にお邪魔した時に仲良くなってお中元にもらったんです」
そういえば種も貰ったっけ、どこに植えようかな。
「これヘラもきっと気に入るだろうなぁ」
王妃様のお茶飲み友達のメンバーにヘラ母さんも入っているもよう、詳しく聞いたら他には魔王様の奥様、アカーシャ、巫女長、ネリちゃん、たまに冥府の女帝などが参加しているらしい。
メンバーがすげぇ。
あと何気にうちのアカーシャが参加しておる。
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