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湯水のごとくお金を使おう

第605話

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(ひゃああぁあぁっ)

 響く絶叫。

(うおおお、鼻血っ、覗きが久々すぎて刺激強すぎたか? でも、私はこれを見るためにイツキを転生させたんだ。鼻血ごときに負けないっ、貧血になろうとも最後まで覗くぜ! ひょぉぉ、ゆっくりいくかと思ったら一気に奥まで! 最高だね! 寝ている嫁に容赦ないですねぇ刀雲さーんっ、睡姦ジャンルに目覚めそうだぜ! しっかしイツキも起きねぇな)

 興奮しすぎてどうやら鼻血が出た模様。
 最後まで覗いてないで世界平和のために仕事してください。

 あと僕が起きないのは貴女のせいです女神様。

(アカーシャに負けない腰使い! さすが親子! 今度アカーシャと絡んでくれねぇかな)

 刀雲にガッツンガッツン揺さぶられているんだけど、女神様が煩くて集中出来ない。

(おっと新しい体勢だ! S字攻めちゃう感じっすかーー!!)

 アー君に助けを求めたい。
 でもさすがに刀雲と繋がっている所に呼び出すのはちょっと、あと今頃夢の中で遊び倒している頃だから聞こえない可能性もある。

(体格差ウマーー! イツキちゃん、これは妊娠確定っすね! 元気な子を産めよ! そんでさ、次の子と刀雲が両サイドからイツキを攻めたりとか!! 熱い!)

 女神様が興奮すればするほど、刀雲の動きが激しくなるのは気のせいじゃない気がする。

(その怒張で孕ませちゃってください刀雲さん!)

「っく」

(ひゅーー!!)

 よし起きよう、気合で起きて……どうすればいいんだコレ?
 刀雲を止める?
 どうやって?

(おーっと出しながらそのまま動くとか卑猥! イツキの白い肌を蹂躙する褐色肌の刀雲、最高の酒の肴ですねぇっと! っぷは、美味い!)

 もうダメだろこの腐女神。
 騎士様に頼んでまた謹慎にしてもらうべきだろうか、でも反動が怖いな。

「父よ、晩酌でもどう、だ?」

 鍵は確かにかかってない。
 だが夜に両親の部屋にズカズカ入ってくるってどうなんだろう?

 ……今更だ!

(おーーっとここに来てタイガ選手登場! 親子丼、親子丼っすかね! だがそれでも止まらない刀雲の腰使い! いやらしいったらっ!)

 ガツンっと叩きつけるように刀雲が押し付けられ、体の奥に熱いものが注ぎこまれた。

「タイガ?」
「父よ……大丈夫か、少し、正気が危うい」
「分からない、ただいきなりムラッときてイツキから離れられないだけだ」

 この状況でも刀雲を心配してくれるタイガ優しい、ただ僕も刀雲も全裸で、下半身が繋がったままとかかなり間抜けな絵面な気がします。

「よし、分かった」

 もしかして僕を起こしてくれる?

「我も参加していいか?」

 違ったーーー!!
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