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家族が増えました
第398話
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大変な事になった。
なんでも女神様が盛大にやらかし、騎士様の使える人員ほぼ全て使って後始末をするらしい。
全員ではない理由はこの世界、いつスタンピードが起きるかわからないから、対応できる人材は残しておかないとまずいよね。
魔王様と一緒にタイガも騎士様を手伝うらしく、野菜を置いてラセンの所にすっ飛んでいった。
騎士様が「そんな暇ないよー」と声を掛けたけど聞いちゃいなかったね。
刀雲も出陣するらしい、せっかくだから騎士団を率いて参加して実力底上げするみたい。
もっとも王都の外側を守る山賊と海賊だけは強制ではなく、希望者だけが参加するようだ。
戦いを前にしているせいか、刀雲が盛って大変だった。
騎士様と雷ちゃんが見ているのも構わず濃厚なキスするんだもん、腰抜けちゃったよ。
しかも出発する寸前、帰ってきたら着てほしいと包みを渡されたんだよね、永久に封印したいけどどうしたものか。
もふもふズも一緒に出るから、街の守りが最低限になっちゃうみたいで、そのフォローの為に白ちゃんと黒ちゃん、ナーガが交代で街を見守るんだって。
期間中、悪いことすると謝罪も弁明の機会もなく問答無用で邪心一家の胃の中に直行です、それって普段より物騒なんじゃないかしら?
ナーガ大丈夫かな、消化機能強化出来たんだろうか。
他にはレイアさん、イネスとラーシャ、刀国所属のAランク以上の冒険者が参加するんだって。
物々しいな、えっ、女神様本当に何したの?
とりあえず今日の夕食は作り過ぎないように気をつけなきゃ。
グラタンはまた今度……って訳にはいかないか、人数分だけ作って、刀雲達が戻ったら改めてグラタンパーティしよう。
あっ、グラちゃんの事言い忘れた。
『雷ちゃんいない』
「今夜グラタンなのに……」
「まま、とーうんは」
「お仕事でしばらく帰って来れないって、寂しいね」
「ちゃみちぃ」
「帰って来るまで一緒に寝ていいか?」
「うん、皆一緒に寝ようね」
『きゃー!』
『くくく、この機会に母上と寝る日常を刷り込む!』
なぜだろうアー君が悪い笑みを浮かべているんだけど。
「ただいま。母様、刀羅と鬼羅が公務でしばらく国を開けるって」
「えっ、二人も行くの!?」
明らかに過剰戦力の気配がするんだけど、何を相手にする気なんだろう。
「俺も行きたかったなー」
「アー君は幼児だからね、ダメ……って雷ちゃん行ったね」
「あかーちゃ」
「シャムス、いい子で待ってようね」
「あい」
「お腹空いた」
「あれ、神薙さん。神薙さんは行かなかったんですか?」
「本体がここの土地に封じられてるから、あまり遠くに移動できないの。あと参加しても旨味が特にない」
そうか、てっきり一緒に行くと思ってたから油断した。
夕食の量はいつも通りに作ろう、うん。
神薙さんのお皿はどれがいいかな、取っ手の取り外しができるフライパンで作る。とか!
なんか違うな。
メニュー画面の新機能でグラタン皿購入出来ないかなぁ、いや待て、確かカニの甲羅が取ってあった覚えがある。
魔物のカニだからタカシガニの倍のサイズ、よしあれをグラタンのお皿に使おう。
アカーシャにシャムスとアー君を任せ、僕は調理場に急いだ。
ドリちゃんごめん、予定変更、神薙さん行かないみたい。
なんでも女神様が盛大にやらかし、騎士様の使える人員ほぼ全て使って後始末をするらしい。
全員ではない理由はこの世界、いつスタンピードが起きるかわからないから、対応できる人材は残しておかないとまずいよね。
魔王様と一緒にタイガも騎士様を手伝うらしく、野菜を置いてラセンの所にすっ飛んでいった。
騎士様が「そんな暇ないよー」と声を掛けたけど聞いちゃいなかったね。
刀雲も出陣するらしい、せっかくだから騎士団を率いて参加して実力底上げするみたい。
もっとも王都の外側を守る山賊と海賊だけは強制ではなく、希望者だけが参加するようだ。
戦いを前にしているせいか、刀雲が盛って大変だった。
騎士様と雷ちゃんが見ているのも構わず濃厚なキスするんだもん、腰抜けちゃったよ。
しかも出発する寸前、帰ってきたら着てほしいと包みを渡されたんだよね、永久に封印したいけどどうしたものか。
もふもふズも一緒に出るから、街の守りが最低限になっちゃうみたいで、そのフォローの為に白ちゃんと黒ちゃん、ナーガが交代で街を見守るんだって。
期間中、悪いことすると謝罪も弁明の機会もなく問答無用で邪心一家の胃の中に直行です、それって普段より物騒なんじゃないかしら?
ナーガ大丈夫かな、消化機能強化出来たんだろうか。
他にはレイアさん、イネスとラーシャ、刀国所属のAランク以上の冒険者が参加するんだって。
物々しいな、えっ、女神様本当に何したの?
とりあえず今日の夕食は作り過ぎないように気をつけなきゃ。
グラタンはまた今度……って訳にはいかないか、人数分だけ作って、刀雲達が戻ったら改めてグラタンパーティしよう。
あっ、グラちゃんの事言い忘れた。
『雷ちゃんいない』
「今夜グラタンなのに……」
「まま、とーうんは」
「お仕事でしばらく帰って来れないって、寂しいね」
「ちゃみちぃ」
「帰って来るまで一緒に寝ていいか?」
「うん、皆一緒に寝ようね」
『きゃー!』
『くくく、この機会に母上と寝る日常を刷り込む!』
なぜだろうアー君が悪い笑みを浮かべているんだけど。
「ただいま。母様、刀羅と鬼羅が公務でしばらく国を開けるって」
「えっ、二人も行くの!?」
明らかに過剰戦力の気配がするんだけど、何を相手にする気なんだろう。
「俺も行きたかったなー」
「アー君は幼児だからね、ダメ……って雷ちゃん行ったね」
「あかーちゃ」
「シャムス、いい子で待ってようね」
「あい」
「お腹空いた」
「あれ、神薙さん。神薙さんは行かなかったんですか?」
「本体がここの土地に封じられてるから、あまり遠くに移動できないの。あと参加しても旨味が特にない」
そうか、てっきり一緒に行くと思ってたから油断した。
夕食の量はいつも通りに作ろう、うん。
神薙さんのお皿はどれがいいかな、取っ手の取り外しができるフライパンで作る。とか!
なんか違うな。
メニュー画面の新機能でグラタン皿購入出来ないかなぁ、いや待て、確かカニの甲羅が取ってあった覚えがある。
魔物のカニだからタカシガニの倍のサイズ、よしあれをグラタンのお皿に使おう。
アカーシャにシャムスとアー君を任せ、僕は調理場に急いだ。
ドリちゃんごめん、予定変更、神薙さん行かないみたい。
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