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可愛い子には旅をさせよ
第272話
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神薙さんに聞いてみた。
説明してもらうために4人前以上はあるパフェを用意、器も当然特製、容量的にバケツに近いけどそこはタイガが大活躍、歴史家もびっくりな芸術的な壺が完成。
樽プリンに次いで壺パフェの誕生です。
その他にも定番パンケーキ、アイス特盛付き。
レモンタルト、キウイを添えて。
抹茶ケーキ、ミルクホイップかけ。
などをテーブルの上に並べたら、目を輝かせて「なんでも聞いて」と言って貰えた。我が家の邪神様は頼りになるなぁ。
「白い神様?」
「はい、何でも異国の神らしいです、邪神に堕ちたのをアー君が浄化したら下僕になったみたいで」
喜んで足を舐めそうなぐらい心酔してました。
「アルジュナの浄化を受けて生き残るぐらいだから力のある神なのかもね、力を完全に使いこなしていないのも要因かもしれないけど」
ドM神、意外と強かったのね。
寝首かかれたりとかしないかなぁ。
構って欲しくてわざと寝首かく振りはしそうだけど……別の意味で心配になってきた。
騎士様はホイホイ拾い物をして周囲の胃を痛めているけれど、アー君が拾ったりする相手ってなんかこう、特殊性があるんだよなぁ。
性癖的な意味で。
世界観が腐っている弊害だろうか。
「食べていい?」
「どうぞどうぞ」
大きなスプーンを手に取った神薙さんが最初に狙ったのは山頂に輝くメロン、ふふふ情報料になるパフェに使うメロンですから普通のメロンではないですよ。
……ちょっと待って、カンペ読む。
何々、ドリちゃん情報によると「幻の最高等級『富士』 クラウンメロン」だそうです。
どうやって手に入れたんだろう。
「――っ、これ美味しい!!!」
ズガン
まさに歓天喜地
大喜びした神薙さんが天地に向かって咆哮をあげました。
獅皇さんも真っ青な邪神の咆哮、まぁ普通に天地が揺れ動きましたね。
はは……
テーブルの上には色とりどりのスイーツ、邪神の咆哮の直撃を受けて吹っ飛びましたとも。
パフェは神薙さんが瞬殺したけど他がねぇ……給仕していた僕に降り注ぎました。
べちょべちょ
それだけならいいのです、クリーン掛ければ綺麗になるし笑い話で終わるからね。
でもねその時僕の横に居たのはメロンで我を失った邪神様、いつのなら素早く助けてくれるドリアン達も、邪神の咆哮で気を失ってしまってて、助けてくれる人がいませんでした。
「おいしそう」
眼を爛々と光らせた神薙さんに押し倒された僕は思いました。
二度とあのメロンは出さない。
説明してもらうために4人前以上はあるパフェを用意、器も当然特製、容量的にバケツに近いけどそこはタイガが大活躍、歴史家もびっくりな芸術的な壺が完成。
樽プリンに次いで壺パフェの誕生です。
その他にも定番パンケーキ、アイス特盛付き。
レモンタルト、キウイを添えて。
抹茶ケーキ、ミルクホイップかけ。
などをテーブルの上に並べたら、目を輝かせて「なんでも聞いて」と言って貰えた。我が家の邪神様は頼りになるなぁ。
「白い神様?」
「はい、何でも異国の神らしいです、邪神に堕ちたのをアー君が浄化したら下僕になったみたいで」
喜んで足を舐めそうなぐらい心酔してました。
「アルジュナの浄化を受けて生き残るぐらいだから力のある神なのかもね、力を完全に使いこなしていないのも要因かもしれないけど」
ドM神、意外と強かったのね。
寝首かかれたりとかしないかなぁ。
構って欲しくてわざと寝首かく振りはしそうだけど……別の意味で心配になってきた。
騎士様はホイホイ拾い物をして周囲の胃を痛めているけれど、アー君が拾ったりする相手ってなんかこう、特殊性があるんだよなぁ。
性癖的な意味で。
世界観が腐っている弊害だろうか。
「食べていい?」
「どうぞどうぞ」
大きなスプーンを手に取った神薙さんが最初に狙ったのは山頂に輝くメロン、ふふふ情報料になるパフェに使うメロンですから普通のメロンではないですよ。
……ちょっと待って、カンペ読む。
何々、ドリちゃん情報によると「幻の最高等級『富士』 クラウンメロン」だそうです。
どうやって手に入れたんだろう。
「――っ、これ美味しい!!!」
ズガン
まさに歓天喜地
大喜びした神薙さんが天地に向かって咆哮をあげました。
獅皇さんも真っ青な邪神の咆哮、まぁ普通に天地が揺れ動きましたね。
はは……
テーブルの上には色とりどりのスイーツ、邪神の咆哮の直撃を受けて吹っ飛びましたとも。
パフェは神薙さんが瞬殺したけど他がねぇ……給仕していた僕に降り注ぎました。
べちょべちょ
それだけならいいのです、クリーン掛ければ綺麗になるし笑い話で終わるからね。
でもねその時僕の横に居たのはメロンで我を失った邪神様、いつのなら素早く助けてくれるドリアン達も、邪神の咆哮で気を失ってしまってて、助けてくれる人がいませんでした。
「おいしそう」
眼を爛々と光らせた神薙さんに押し倒された僕は思いました。
二度とあのメロンは出さない。
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