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祭事
第145話
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あの後がこれまた大変だった。
神薙さんがねー、参戦しちゃったんだよ。
「加護欲しいの? 僕のもあげようか?」
そう言って一番近くにいたアカーシャに加護を与えようとしたので、これは僕が止めました。
「えー」
「子供達が全員大食いになったら養っていけません!」
金銭面ではなく料理作るのが追い付かないから!
「うん? 僕の加護ってそんな影響なの?」
『卵ちゃんと同じになるの? お揃い?』
「闇を操れるの!?」
なぜかアカーシャがノリノリなんだけど。
「んーん、僕は別に闇属性じゃないからなぁ」
「え」
『え』
子供達が驚きのあまり目を真ん丸にしている。
「属性持ちって事は弱点があるって事でしょ? 食べれる範囲が減っちゃう」
ここで闇属性とかなら弱点は聖属性や光属性になるけれど、神薙さんはどちらも丸呑みして消化してしまう、魂を腐らせる呪いさえもなんのその、毒なんて七味と同列扱いだ。
神聖系に関しては、自ら神域を作っているぐらいだから弱点とは程遠い。
何も知らない冒険者が年に数人、聖なるアイテムを片手に神薙さんに挑んでいるらしいけれど、彼らが生きたまま喰われるのはもはや刀国名物らしい。
物騒な名物だなぁ。
しかも喰われた冒険者の所持品から資産など、お金に換金出来るものは全てギルドに売り払われ、そのお金はその日のうちに屋台で使い切る。
家族が居た場合?
知りたくもない裏事情っていうかね……まぁ恨みに思う家族もいるのは当然だけど、その辺はドンの一族が暗躍して消しちゃうみたい。おっかないよね。
「じゃあ神薙さんの加護を貰うとどうなるのですか?」
「んー?」
アカーシャの質問に神薙さんがこてりと首を傾げた。
「なんでも食べれるように、なる。とか?」
疑問形だった。
「顎の力と消化力がアップして、龍の鱗も食べれるようになる」
『食べたい! 卵ちゃんと半分こ!』
『いやぁ私は今のままでいいかなぁ~』
『僕は今も食べれるです』
効果が特殊過ぎて反応がバラバラだ。
「猛毒を食べても毒にかからない」
「シャムスが状態異常無効持ってるので、うちの子に猛毒は効かないですよ」
シャムスが虫歯対策で獅皇さんに付けて貰ったものだけど、ダンジョン解禁になってからは中々役に立っているらしい。
あ、僕も火傷とかしなくなったかな?
「胃が無制限、たくさん食べれるようになる!」
「それ一番駄目なやつ!」
邪神の加護怖ぁぁぁぁ!!
ドリちゃんと僕が過労死しちゃう!
神薙さんがねー、参戦しちゃったんだよ。
「加護欲しいの? 僕のもあげようか?」
そう言って一番近くにいたアカーシャに加護を与えようとしたので、これは僕が止めました。
「えー」
「子供達が全員大食いになったら養っていけません!」
金銭面ではなく料理作るのが追い付かないから!
「うん? 僕の加護ってそんな影響なの?」
『卵ちゃんと同じになるの? お揃い?』
「闇を操れるの!?」
なぜかアカーシャがノリノリなんだけど。
「んーん、僕は別に闇属性じゃないからなぁ」
「え」
『え』
子供達が驚きのあまり目を真ん丸にしている。
「属性持ちって事は弱点があるって事でしょ? 食べれる範囲が減っちゃう」
ここで闇属性とかなら弱点は聖属性や光属性になるけれど、神薙さんはどちらも丸呑みして消化してしまう、魂を腐らせる呪いさえもなんのその、毒なんて七味と同列扱いだ。
神聖系に関しては、自ら神域を作っているぐらいだから弱点とは程遠い。
何も知らない冒険者が年に数人、聖なるアイテムを片手に神薙さんに挑んでいるらしいけれど、彼らが生きたまま喰われるのはもはや刀国名物らしい。
物騒な名物だなぁ。
しかも喰われた冒険者の所持品から資産など、お金に換金出来るものは全てギルドに売り払われ、そのお金はその日のうちに屋台で使い切る。
家族が居た場合?
知りたくもない裏事情っていうかね……まぁ恨みに思う家族もいるのは当然だけど、その辺はドンの一族が暗躍して消しちゃうみたい。おっかないよね。
「じゃあ神薙さんの加護を貰うとどうなるのですか?」
「んー?」
アカーシャの質問に神薙さんがこてりと首を傾げた。
「なんでも食べれるように、なる。とか?」
疑問形だった。
「顎の力と消化力がアップして、龍の鱗も食べれるようになる」
『食べたい! 卵ちゃんと半分こ!』
『いやぁ私は今のままでいいかなぁ~』
『僕は今も食べれるです』
効果が特殊過ぎて反応がバラバラだ。
「猛毒を食べても毒にかからない」
「シャムスが状態異常無効持ってるので、うちの子に猛毒は効かないですよ」
シャムスが虫歯対策で獅皇さんに付けて貰ったものだけど、ダンジョン解禁になってからは中々役に立っているらしい。
あ、僕も火傷とかしなくなったかな?
「胃が無制限、たくさん食べれるようになる!」
「それ一番駄目なやつ!」
邪神の加護怖ぁぁぁぁ!!
ドリちゃんと僕が過労死しちゃう!
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