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刀国学園
第59話
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僕は考えました。
アー君は順調に育っている。
この世界で生きて行くなら、学校生活を体験するのもいい経験なんじゃなかろうか。
もふもふ専用学科もあるらしいし、見てみたい、もふもふが授業を受ける光景を見てみたい!
そう言う訳で学校見学行ってみよー!
「アカーシャ忘れ物なぁい?」
「大丈夫、ぐずった時用のおやつ、汚れを拭く手ぬぐい、ジュースも持ったよ」
持ち物が僕より保護者っぽい。
「キーちゃんよーし」
「きゅるる」
「エム、ロー、ルド」
「「わおーーん」」
「シャムス、アー君」
『やーん、卵ちゃんといるー』
『給食が楽しみだな』
「そしてメインは俺」
「騎士様も行くんですね」
「僕も行く、キーちゃん卵お願いね」
「うるる」
騎士様に続き神薙さんも行くと言い出した、多分これは食堂狙いだね、しかしちょっと見学するつもりだったのに大所帯になっちゃったなぁ。
『卵ちゃん』
「ん、お願い」
手を伸ばしたシャムスに神薙さんが卵を渡す、かごには入っておらず布で包まれてもいない、しかも今ヒビの隙間から蛇の舌見えた。
君……もう出て来ようよ。
今日は双子が授業受けている風景みたいなーと思っていたんだけど、まだ入学していない事実に出発寸前に気が付きました!
まぁいいか。
どうやって移動するか、普通ならば悩むところだけど我らの騎士様がいるから問題ない。
「行くよ~」と言われて一歩踏み出したら学校が目の前にありました。便利だね。
…………いやしかし、どっかで見た事あるなーこの外観。
教会の総本山にあるから大聖堂みたいな外観に違和感はないはず、なんだろう、なーんか引っ掛かるんだよね。
キーンコーンカーンコーン
うわぁ懐かしい音、って思い出した! 地球にあった騎士様が理事長している学園の外観と全く同じなんだ!
あとどうでもいい情報として、女神様が開発したゲームのステージである学園もこの外観だったんだよね、学園中央にある礼拝堂で主人公が王子と結ばれるシーンはそれはそれは感動もの。と女神様が熱弁していたっけ。
「うわぁぁぁ遅刻するーーー」
「おい走れ! 母ちゃんに殺される!」
「えぇぇ、神薙様ぁ!? おはようございまーーーすーーー!」
とりあえず食堂に行こうと神薙さんが歩き出したので、皆でぞろぞろ歩いていたら遅刻寸前の子供が数人僕らを追い抜いて行った。
朝から元気だなぁ。
「おい走れって」
「どうせ遅刻だから食堂でご飯食べてから行くよ」
「今日は特別授業だって言われているだろ! って…………きゃーーー!」
マイペースな友達を急かしていた子がこちらに気付き、騎士様を見た瞬間顔を真っ赤にして悲鳴を上げた直後、ぶっ倒れた。
「うわゎ」
「あれまぁ」
「死んだ? ご飯?」
「神薙さん食べちゃ駄目!」
いいやこのまま連れて移動しよう。
ローに成犬になってもらい、その背に気絶した子供を乗せたら、もう一人の子が「いいなぁ」と羨ましがったので、ルドが変化して乗せてあげていた。優しいね。
ちなみにエムの背にはすでにアー君が乗っており、シャムスはキーちゃんの背に乗ってます。
『食堂残念ね』
『来たばかりだ、チャンスはまだある』
「お勧めは特別ランチ、デザートが日替わり」
『僕それ食べたい』
『今から行くべきだ』
「そうだよね」
なぜか彼はシャムスとアー君と会話が成立していた。
『僕ねシャムスって言うの』
『私はアルジュナ』
「僕レオナルド」
しかも友情が成立したようだ。
あれか、食いしん坊魂が共感したのだろうか?
友達が出来たのは良い事だ。
アー君は順調に育っている。
この世界で生きて行くなら、学校生活を体験するのもいい経験なんじゃなかろうか。
もふもふ専用学科もあるらしいし、見てみたい、もふもふが授業を受ける光景を見てみたい!
そう言う訳で学校見学行ってみよー!
「アカーシャ忘れ物なぁい?」
「大丈夫、ぐずった時用のおやつ、汚れを拭く手ぬぐい、ジュースも持ったよ」
持ち物が僕より保護者っぽい。
「キーちゃんよーし」
「きゅるる」
「エム、ロー、ルド」
「「わおーーん」」
「シャムス、アー君」
『やーん、卵ちゃんといるー』
『給食が楽しみだな』
「そしてメインは俺」
「騎士様も行くんですね」
「僕も行く、キーちゃん卵お願いね」
「うるる」
騎士様に続き神薙さんも行くと言い出した、多分これは食堂狙いだね、しかしちょっと見学するつもりだったのに大所帯になっちゃったなぁ。
『卵ちゃん』
「ん、お願い」
手を伸ばしたシャムスに神薙さんが卵を渡す、かごには入っておらず布で包まれてもいない、しかも今ヒビの隙間から蛇の舌見えた。
君……もう出て来ようよ。
今日は双子が授業受けている風景みたいなーと思っていたんだけど、まだ入学していない事実に出発寸前に気が付きました!
まぁいいか。
どうやって移動するか、普通ならば悩むところだけど我らの騎士様がいるから問題ない。
「行くよ~」と言われて一歩踏み出したら学校が目の前にありました。便利だね。
…………いやしかし、どっかで見た事あるなーこの外観。
教会の総本山にあるから大聖堂みたいな外観に違和感はないはず、なんだろう、なーんか引っ掛かるんだよね。
キーンコーンカーンコーン
うわぁ懐かしい音、って思い出した! 地球にあった騎士様が理事長している学園の外観と全く同じなんだ!
あとどうでもいい情報として、女神様が開発したゲームのステージである学園もこの外観だったんだよね、学園中央にある礼拝堂で主人公が王子と結ばれるシーンはそれはそれは感動もの。と女神様が熱弁していたっけ。
「うわぁぁぁ遅刻するーーー」
「おい走れ! 母ちゃんに殺される!」
「えぇぇ、神薙様ぁ!? おはようございまーーーすーーー!」
とりあえず食堂に行こうと神薙さんが歩き出したので、皆でぞろぞろ歩いていたら遅刻寸前の子供が数人僕らを追い抜いて行った。
朝から元気だなぁ。
「おい走れって」
「どうせ遅刻だから食堂でご飯食べてから行くよ」
「今日は特別授業だって言われているだろ! って…………きゃーーー!」
マイペースな友達を急かしていた子がこちらに気付き、騎士様を見た瞬間顔を真っ赤にして悲鳴を上げた直後、ぶっ倒れた。
「うわゎ」
「あれまぁ」
「死んだ? ご飯?」
「神薙さん食べちゃ駄目!」
いいやこのまま連れて移動しよう。
ローに成犬になってもらい、その背に気絶した子供を乗せたら、もう一人の子が「いいなぁ」と羨ましがったので、ルドが変化して乗せてあげていた。優しいね。
ちなみにエムの背にはすでにアー君が乗っており、シャムスはキーちゃんの背に乗ってます。
『食堂残念ね』
『来たばかりだ、チャンスはまだある』
「お勧めは特別ランチ、デザートが日替わり」
『僕それ食べたい』
『今から行くべきだ』
「そうだよね」
なぜか彼はシャムスとアー君と会話が成立していた。
『僕ねシャムスって言うの』
『私はアルジュナ』
「僕レオナルド」
しかも友情が成立したようだ。
あれか、食いしん坊魂が共感したのだろうか?
友達が出来たのは良い事だ。
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