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第三章 世界に降りかかる受難
第796話
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ここで驚くべきことが起きた。
なんとこの地の中心にあった枯れかけていた木、あれが動き出したのである。
世界樹っぽい存在になると思ったらトレントだった。びっくり。
ただ動いただけじゃない、全身を動かして周囲のトレントと息の合ったダンスを披露中。
動きがぴったりのトレントによるロボットダンス……異世界凄い、今までで一番衝撃を受けている。
「うおおお!! トレントに負けてたまるかぁぁぁ!!」
負けずとダンスに力を注ぐ涼玉、バックダンサーはドラゴンからひよこ豆に交代、豆をばら撒きながら激しいダンスを繰り広げている。
なんでひよこ豆が躍っているって分かるんだろう、頭が混乱してきたのよ。
なお、トレントとのダンスバトルで森が倍の勢いで成長しています。
そう言えばダンスバトルすると魔力がぶつかり合って大変なことになるよね、まぁここは元砂漠だし大丈夫だろう、今はトレントが蔓延る魔境だけどね。
砂漠のど真ん中で水脈がなかったもあり、この辺には人は暮らしていないようなので森が増え放題。
ある意味スタンピードみたいなものだよね、この状況。
こうして人跡未踏の神秘の森が爆誕したのである。
……ん?
何かどこかで聞いた事ある気がするな?
どこだっけ?
ドラゴンの鳴き声が大きくて思考がまとまらない。
でも歌を知ったドラゴンがいるならスカウトしたいなぁ、未来でもまだ寿命があったら是非とも涼玉の子分に誘いたいものである。
そう思いながら見上げたドラゴンの頭は七つありました。
どこの神話のドラゴンかな??
他にも白銀のドラゴンとか、人化して声量を最大に活用するドラゴンとかたくさん。
あちらのドラゴンさん、転生者かなってぐらい歌い慣れてます。
「おい、おいおい、ちびや」
「あい」
「なんかさ、魔力がすっげぇ勢いで練られてるけど、これ大丈夫なの!?」
「たぶん」
たとえ魔力がバーンっと爆発しても、全員が謎能力の影響を受けているから無傷だと思うよ。
でもひよこ豆がいるしなぁ、魔力をガンガン吸収して大地に戻しているのはひよこ豆である。
頼まなくても大地の再生を手伝ってくれる異世界最強のお豆さん。
「ひょー、さすがに疲れた! かあちゃ飯ぃー!」
「リザママお願いします」
「おぅすっかり忘れてたわ」
ぐんにゃりした涼玉がひよこ豆に運ばれてきた。
大地の再生に加え、トレントとダンスバトルをしたから疲労がいつも以上のようだ。
リザママが慌てて動き出すと、一緒にぽっかーんとしていたコヨーテ母さんたちも動き出した。
そう言えば森になっちゃったけどマンモス君は無事だろうか。
「リザママ、マンモス君はどうしたかな?」
「トレントの群れにビビッて肉だけ運んでから逃げた」
「あらー」
謎能力で強化されても怖いものは怖いらしい。
酷使するだけしてお礼し損ねちゃった。ごめんねマンモス君。
なんとこの地の中心にあった枯れかけていた木、あれが動き出したのである。
世界樹っぽい存在になると思ったらトレントだった。びっくり。
ただ動いただけじゃない、全身を動かして周囲のトレントと息の合ったダンスを披露中。
動きがぴったりのトレントによるロボットダンス……異世界凄い、今までで一番衝撃を受けている。
「うおおお!! トレントに負けてたまるかぁぁぁ!!」
負けずとダンスに力を注ぐ涼玉、バックダンサーはドラゴンからひよこ豆に交代、豆をばら撒きながら激しいダンスを繰り広げている。
なんでひよこ豆が躍っているって分かるんだろう、頭が混乱してきたのよ。
なお、トレントとのダンスバトルで森が倍の勢いで成長しています。
そう言えばダンスバトルすると魔力がぶつかり合って大変なことになるよね、まぁここは元砂漠だし大丈夫だろう、今はトレントが蔓延る魔境だけどね。
砂漠のど真ん中で水脈がなかったもあり、この辺には人は暮らしていないようなので森が増え放題。
ある意味スタンピードみたいなものだよね、この状況。
こうして人跡未踏の神秘の森が爆誕したのである。
……ん?
何かどこかで聞いた事ある気がするな?
どこだっけ?
ドラゴンの鳴き声が大きくて思考がまとまらない。
でも歌を知ったドラゴンがいるならスカウトしたいなぁ、未来でもまだ寿命があったら是非とも涼玉の子分に誘いたいものである。
そう思いながら見上げたドラゴンの頭は七つありました。
どこの神話のドラゴンかな??
他にも白銀のドラゴンとか、人化して声量を最大に活用するドラゴンとかたくさん。
あちらのドラゴンさん、転生者かなってぐらい歌い慣れてます。
「おい、おいおい、ちびや」
「あい」
「なんかさ、魔力がすっげぇ勢いで練られてるけど、これ大丈夫なの!?」
「たぶん」
たとえ魔力がバーンっと爆発しても、全員が謎能力の影響を受けているから無傷だと思うよ。
でもひよこ豆がいるしなぁ、魔力をガンガン吸収して大地に戻しているのはひよこ豆である。
頼まなくても大地の再生を手伝ってくれる異世界最強のお豆さん。
「ひょー、さすがに疲れた! かあちゃ飯ぃー!」
「リザママお願いします」
「おぅすっかり忘れてたわ」
ぐんにゃりした涼玉がひよこ豆に運ばれてきた。
大地の再生に加え、トレントとダンスバトルをしたから疲労がいつも以上のようだ。
リザママが慌てて動き出すと、一緒にぽっかーんとしていたコヨーテ母さんたちも動き出した。
そう言えば森になっちゃったけどマンモス君は無事だろうか。
「リザママ、マンモス君はどうしたかな?」
「トレントの群れにビビッて肉だけ運んでから逃げた」
「あらー」
謎能力で強化されても怖いものは怖いらしい。
酷使するだけしてお礼し損ねちゃった。ごめんねマンモス君。
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